山行記録: 笠ヶ岳 2024年7月

前日まで曇り予報でしたがいい意味で外れ、山頂まで晴れてとてもいい登山日和になりました。
10時過ぎに山頂に到着したので、アルプスを見渡せて槍もキレイに見えました。
11時にはガスがかかってきたのであまり持ちませんでしたが、気温もちょうどいいぐらいで絶好のコンディションでした。

下山時も何度も振り返り、最後まで景色を堪能しました。
最近はガスを見に行く山行が多く、降りるのがもったいないぐらいのコンディションに当たったのは久しぶりです。

笠ヶ岳山荘が荷揚げの関係でオープンが未定と公表されていましたが、すでにオープンしていました。
同じ事を話していて水を全部上げてきたという夫婦の方がいたので、あの荷揚げ～の文言は削除するかSNS等で小屋オープンの告知をしたほうがいい気がします。

ラーメンを食べましたが、粉っぽくて麺が正直微妙でした。
消毒雨水での調理になるからかもしれません。
カップラーメンのほうが良かったと思います。
今行けば賞味期限切れのジュースをかなり押されます。
ポカリは今月賞味期限切れなのでほぼ問題なく、格安なのでおすすめです。
コーラは半年くらい賞味期限が切れているのでもう炭酸がないかもしれないとの事でしたので、超格安でしたが遠慮しておきました。

笠ヶ岳山荘にかなり高齢の女性が勤務していましたが、あの方はこのルートを歩いて登ってきている事になります。
もうリスペクトしかありません。

急遽、天候のために山を変更したので、靴はミドルカットでソールがある程度硬い靴、靴下は薄いトレラン用で対応しました。
これが痛恨のミスで、隙間があるので結構ズレます。
登りは足に負担がかからないので問題なく歩けますが、下山では隙間があるため靴の中で足が動き、スレて足の皮が持たなかったです。
想定してはいたので定期的に休憩を取り、止まるたびに靴、ソール、靴下を少しでも日光に当てて乾かし、絆創膏を貼るなど足の治療をしながら歩きましたが、昼からは曇りでかつ風が弱くなかなか乾かなかったです。
足の対応にかなり時間を取られたので、休憩時間を合わせると登りより下りのほうが時間がかかっています。

靴下に合わせて靴もトレラン用に合わせておくほうが良かったかもしれないです。
ソールが厚いタイプで滑りにくければ対応できたと思うが、トレラン装備の登山者でスピードゴートを使っている人が杓子平に向かって下山中に滑りまくって尻もちをついてました。
単に疲労によるものかもしれないですが、岩が多い登山道なので靴の選択は慎重にしたほうがいいと思います。
靴下と靴の相性を再確認した山行でした。

笠新道は急登できついとよく言われていますが、個人的には急登のレベルはそうでもないと思います。
ただひたすらに長く、ロードが岩場中心のため疲労が溜まりやすく、登りがきつく感じてしまい、急登だと感じるせいだと思われます。
足場の関係上、帰りの下りのほうが疲労がたまるでしょう。
下りで転倒して座り込んでいる人もいました。

また水場が登山道入り口にあり、途中に給水ポイントがありません。
そのため全て担いで登る必要があります。

靴が岩場に対応しているかどうかで、笠新道の印象はずいぶん変わるのではないでしょうか。

この日、登っている登山者の方は、ほとんどアルパインブーツでした。
ローカットでもソールにある程度の硬さがあるものを使っていました。
さすが笠ヶ岳を目指すだけあって、よく分かっている登山者が多かったと思います。

あと登りでは1本もなかったのですが、下山中に壊れたトレッキングポールが3本バラバラに登山道に捨てられていました。
長距離で手を使わない登山道なのでポール使用者が多いルートですが、壊れてもザックに入れて持ち帰り、自宅で処分して欲しいと思います。
他のゴミは全く落ちていませんでしたので、富士山を登るような登山者とは意識が違う方ばかりだったと思うのですが、稜線のような場所でなく全て安全なロードにポールだけは捨てて行く理由が分かりません。
キャップだけ落ちているとかなら無意識で落ちるものなのでやむを得ないと思います。
ポールでしかも片方だけ、ジョイントの下部半分だけなどの状態でした。
まだ使えそうなポールも1本ありました。

すれ違いの状況から自分より後から下山、または翌日下山の人がほとんどと思われるので、もしかすると帰りにピックアップするつもりでデポしていた可能性もあり、そのまま置いてきましたが、さすがに3本全部デポ、後回収という事はなさそうです。
とても残念です。

https://yamahiker.com/2024/07/13/post-2187/