西黒尾根から登る。真夏の谷川岳
- GPS
- 06:16
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 1,365m
- 下り
- 788m
コースタイム
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 6:16
天候 | 晴々 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
近くてよい山。谷川岳。
夏の谷川岳。ちょうど1年前、夏の谷川岳を初めて登り、気に入って、紅葉の季節にもまた登り、今年の冬、雪化粧の谷川岳を登った。 この1年だけで夏山3回、冬山1回と合計4回も来てしまいました。過去3回ともロープウェイを駆使した天神平駅からのピストンでの山歩き。
そんな今日もまた同じ道を歩くのも芸がなかろう。と、ロープウェイ麓駅の谷川岳ベースプラザ739mから西黒尾根で日本三大急登を歩いて谷川岳山頂を目指してみます。久しぶりのひとり歩き。
上毛高原駅でバスに乗り換え、急いでバス停へ向かいます。なんとかバスに座れそうな順番にホッとする。その後もずらずらと列が伸びていき、バスは立ち客もぎっしりの満員で出発。前は座れなくて1時間立ちっぱなしのこともありました。
ロープウェイで登らずに自分の足で登る。帰りは天神尾根から天神平駅でロープウェイで下る計画で、高いロープウェイ代の片道分を浮かせる、、ではなく、7.8kmで1300m超を登る、かなりハードな山歩きが予想されます。
西黒尾根から登る人はどれくらいいるのだろう、、全然いない様なら天神平までロープウェイで、、という感じで、ちょっと日和かけました。
大半の登山者は天神平駅へ向かったのでしょう、こちらから登っていく人はまばらながら歩いていく人が見受けられ勇気をもらう。
ロープウェイの麓駅、谷川岳ベースプラザでトイレなど準備を整えて、再び外へ出てさらに上へと登っていく初めての道です。つづら折れの道を少しいくと西黒尾根登山道入り口が現れ、いきなりの急登へ入っていきます。暑い、しんどい、きつい。樹林帯の中のつらい登りを1時間45分、ようやく開けたところに出ました。
おぉ良いお天気。青空と日差しが気持ちよくも肌が痛い。
向こうに天神平駅が、同じ目線で見える。約2時間登って、ようやく向こうのスタート地点。天神平駅と同じレベルにいることに少しゲンナリしそうになる。
西黒尾根、ここからが本番なのでしょう。森林限界を超えた遮るものが何もない景色。向かう先が明け透けに見えているもその先はまだ長そう。長い鎖場や滑りやすい岩場というのはすでに情報を仕入れていたにしても、いざ取りつきにくい岩場を目の当たりにすると緊張感に包まれる。
時間も気にせずにはいられません。休むのもほどほどに続けて歩いていく。11時にラクダの背に到達。まだ目の前には登りの残りが見える。容赦無く日差しは照り、暑さで水の消費も早く、体力がジワジワと奪われていくのがわかる。
暑さとキツさと、ここまでしんどい山歩きは久しぶりかもしれません。足腰も痛くなってきて足もなかなか上がらない。ふうふう、ふうふう、と12時45分。肩の小屋と同じレベルにまで到達。
小屋には寄らず、このまま行ってしまおう。重たいカラダを引き摺りながら13時にトマの耳に到達。登り始めてから4時間。ほとんど休まずにやってきました。
この辺りになると天神尾根組と合流して人が一気に増え、安心感に包まれます。そしてオキの耳へ。
素晴らしい景色。青い空と緑の山々。雲の影が山肌を走りさらに景色に深みを与えている。
頑張った。頑張ったー。 と、肩の小屋に戻り休憩だ。もう登りはお腹いっぱい。少しの登りかえしでも辛くなる。
とはいえ、バテすぎたのかご飯を食べたい気持ちになれず、コーラと水を肩の小屋で購入して、コーラは下り用のカンフル剤として持ち上がったビールと入れ替えます。ビールはうまい。いくらしんどくてもビールはやめられない。しばし休憩。そして14時前下山開始。
ここから先は勝手知ったる気軽な下山道。まだ登ってくる人もいます。主に外国人。こんな時間からロープウェイに間に合うのだろうか。。など気にしつつも、ホッとしてきたのか急激にお腹が減ってきて天神平駅の
ビューテラスで何か食べよう、蕎麦かラーメンか、いやカレーか!など妄想しながら足速に下っていく。
15時20分。天神平駅に到着。達成感と充実感に包まれながらビューテラスを急ぐ。なんと食事は15時に終了していた。仕方がないのでまたビールで栄養補給。冷えたジョッキ生。おつかれ生です。
16時台のバスに乗れそうなのでロープウェイで下山します。
バスに乗ってしまえばクーラーが効いていて途中下車してお風呂ももう良いか、、とバスに揺られて寝てしまいます。それよりもお腹が減りすぎてとりあえず何か食べたい。。上毛高原駅近所のお蕎麦屋さんでようやく食事にありつけホッと一息。帰りの新幹線でもひたすら寝てしまい。。。軽い熱中症もあったのかもしれません。
やはり大好きな山、谷川岳を自分の足で登る。その醍醐味をお腹いっぱい味わえる西黒尾根の谷川岳山歩きでした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する