★舳倉島航路と能登半島への可能性 最新の道路事情と白米千枚田と建物解体作業進捗状況2024年8月中旬

- GPS
- --:--
- 距離
- 226km
- 登り
- 1,526m
- 下り
- 1,354m
コースタイム
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
3人が14日間孤立した輪島沖の「舳倉島」 上空から撮影(2024/01/18) https://www.youtube.com/watch?v=uSv5MzJEKf8 能登半島地震発生時に舳倉島にいた人は… (2024年5月1日) https://www.youtube.com/watch?v=-mzgWJeHR9Q 「輪島も島も全滅やな…」舳倉島の島民が地震後初めて帰島 津波の爪痕が4カ月たった今もそのままに(2024年5月1日) https://www.youtube.com/watch?v=yQco6kjlwmw 島の半分の高さまで押し寄せる…能登半島地震の津波 輪島市舳倉島で「最大6m超」と判明 県内で最も高く (2024年5月14日) https://www.youtube.com/watch?v=wH72dlSQFNo 1分間で約4m隆起か…能登半島地震での地殻変動量を大学准教授が調査 (2024/01/16) https://www.youtube.com/watch?v=M50ga68EeVU 最大4メートル隆起 海底地形調査に密着( 2024/05/09) https://www.youtube.com/watch?v=BZUwNGkdYO0 「何かが地盤を持ち上げている…異変」(2024/01/11) https://www.youtube.com/watch?v=eKb3BTdiGEM 海底隆起の海岸に迂回道路 国道249号 https://www.youtube.com/watch?v=chhHIrsx8sM |
| その他周辺情報 | 自然と文化に詳しいアウトドアデザイナー&登山ガイド 有吉について http://arukuecotour.com/ |
写真
直線区間でも車酔いするほどです。
取り急ぎ、走れるようにだけ復旧したという雰囲気が伝わります。
国道ならぬ酷道ですね。
そうはいっても他の道を利用するより、
移動時間が短いことは確かです。
禁止標識の内容と、海水のない港という目の前の現実とのギャップに驚く。
現場では、隆起した数字データ以上のものが感じられます。
この現実を一瞬で造ってしまうこの地球の凄さに圧倒されます。
かつての港に転がっている岩たちは、右隣の斜面崩壊から転がってきました。
震災前の輪島港には、係留の船がひしめき合っていました。
目の前の風景が全く変わってしまったことに、復旧までまだまだ時間がかかりそうだと解かりました。
舳倉島への航路が復旧したとして、震災前とは違うしくみになりそうな気がします。
倒壊家屋のがれき撤去作業が始まりだした様子です。
輪島塗の塗師家の多い地区です。輪島が舞台となった平成27年連続テレビ小説「まれ」では、夫になる圭太が修行した登録指定文化財の建物もあります。
感想
公益社団法人日本山岳ガイド協会認定登山ガイド ステージ気如
日本アウトドアトレーニング協会認定アウトドア登山トレーナー(JOTA-ORT)で、
アウトドアデザイナーの有吉寿樹です。
良いご縁に恵まれ、
能登半島と舳倉島へのガイド引率の可能性を探る機会をいただきました。
最新の道路事情と解体進捗状況2024年8月中旬です。
珠洲市内では、
倒壊家屋の解体作業が各地域で盛んにおこなわれており、
県外ナンバーの中型ダンプが盛んに行き交っており、
倒壊家屋の解体とがれき撤去作業が、本格的に行われていました。
一方、輪島市内では、
火災に見舞われた朝市地区のがれき撤去作業は、本格的に行われていましたが、
その他の地域では、倒壊家屋のがれき撤去作業の様子は、盛んではありませんでした。
輪島市内の西側沿岸、門前地区と輪島中心部を結ぶ国道249号線の中屋トンネルは、依然復旧工事中で通り抜けできません。
県道7号線と県道1号線で迂回するのが良いでしょう。
輪島市中心部から国道249号線沿いに珠洲方面へは依然通り抜けられません。
白米千枚田までは通れます。
白米千枚田の植え付けは半分ほど行われていました。
白い海岸隆起と黄緑の稲穂の色合いが、震災前の風景から変わっています。
白米千枚田の道の駅は、復旧の基地となって建物内部には入れません。
行商の方々が、建物外に出店しています。
外海に面した漁港の状況は、下記2024年2月中旬と何ら変わりありませんでした。
https://www.asahi.com/articles/ASS2K4RH5S2KUQIP00H.html
ブルーシートがあったり、屋根が潰れているのがほとんどの集落がある一方、ブルーシートの目立たない集落もあった。
広大な奥能登(珠洲、輪島、能登、穴水)に人口は、7万弱と小さい集落の点在。
人口の数字の割には、建物が多い印象なので、壊れた家も空き家が多いだろう。
徳田大津ジャンクションより北の
能登里山海道の高速道路は、
7月17日に全線対面通行で復旧したものの、
速度標識は時速40/hと、
本当にここは高速道路かと目を疑う風景です。
能登里山海道の高速道路の
道路状況は、法面大規模崩壊で、無理矢理、車線変更での急カーブと段差が連続し、
最高でもおそるおそる時速60/hしか出せません。
復旧道路の状況は、段差で車の揺れが連続し、
直線区間でも車酔いするほどです。
取り急ぎ、走れるようにだけ復旧したという雰囲気が伝わります。
国道ならぬ酷道ですね。
そうはいっても他の道を利用するより、
移動時間が短いことは確かです。
大規模な車線変更と段差の変形箇所が数多いので、元通りの里山海道にするには、相当の投資が必要な印象です。
今後の道路状況は、かなり長い間変わらないだろうことが解かりました。
能登半島の輪島市、珠洲市の外海に面した港は、3m以上の隆起のために、驚きの状況が続く。
禁止標識の内容と、海水のない港という目の前の現実とのギャップに驚く。
現場では、隆起した数字データ以上のものが感じられます。
目の前の小船の位置から、海がはるかに遠いという現実に頭が混乱しました。
この現実を一瞬で造ってしまうこの地球の凄さに圧倒されます。
かつての港に転がっている岩たちは、右隣の斜面崩壊から転がってきました。
舳倉島へのへぐら航路ターミナル。
周辺の舗装はひび割れ、傾いたままで、
復旧の見込みがまだまだ先で見通せないことが解かりました。
舳倉島へのへくら航路ターミナルに、震災翌日から変わらず、依然掲げられた欠航看板。
へぐら航路ターミナルは、人の気配が無く、建物には鍵がかけられたままです。
輪島港。
震災前の輪島港には、係留の船がひしめき合っていました。
目の前の風景が全く変わってしまったことに、復旧までまだまだ時間がかかりそうだと解かりました。
舳倉島への航路が復旧したとして、震災前とは違うしくみになりそうな気がします。
輪島港近くの伝統家屋通りで有名な鳳至上町通りは、倒壊家屋が多数残っていて、伝統景観が今後も復旧維持されるかどうか。
倒壊家屋のがれき撤去作業が始まりだした様子です。
輪島塗の塗師家の多い地区です。輪島が舞台となった平成27年連続テレビ小説「まれ」では、夫になる圭太が修行した登録指定文化財の建物もあります。
タンクローリーから直接車へ給油する機械を体験しました。
震災以後いまだ大活躍中です。
輪島市中心部と、間垣で有名な大沢集落を結ぶ県道輪島浦上線38号は、下山町細田集落付近で、がけ崩れの復旧工事のため、通り抜けはできませんでした。
海岸が、広く白くなっているのは、あまり動かない海底の岩場生物が、地震隆起で急に干上がったものだから、死んでしまって、体の成分の石灰質がそのまま残ったからです。
折重なるように生息していた生物が、長年にわたって分泌し続けた石灰分が厚く岩を覆った豊穣の海の証しでもあります。
帰路の飛行機で、能登半島の端っこ、北東端の禄剛崎灯台と狼煙漁港の空撮ができました。
禄剛崎を縁取る白い帯が、震災前は海底で、今は隆起した部分です。
隆起の広大さが解かりました。
自然と文化に詳しいアウトドアデザイナー&登山ガイド 有吉について
http://arukuecotour.com/
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