伊藤新道
- GPS
- 19:56
- 距離
- 56.6km
- 登り
- 3,211m
- 下り
- 3,216m
コースタイム
- 山行
- 8:56
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 9:42
- 山行
- 9:35
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 10:11
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
伊藤新道はバリエーション扱いとの事 竹村新道は南真砂岳から湯股岳まで笹払いがされていない、片側が切れ落ちているザレがあったりと注意 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
昨年復活した伊藤新道。
去年は行くタイミングが無かったので、今年行ってきました。
3時過ぎに七倉山荘駐車場着、準備を済ませて3時半頃出発。
湯俣登山口まで延々とヘッデンを点けて歩きます。
湯俣登山口から登山道となりますが、湯俣までは緩やかなアップダウンが少しあるだけで概ね平です。
湯俣山荘で伊藤新道通行届をタブレットで入力し、簡単なレクチャーを受けます。
手続き終了後出発し、更に奥に進みます。
吊橋を越え川岸に下りたら装備を整え伊藤新道スタートです。
私は短パン+沢ゲイター+沢ソックス+メガグリップのトレランシューズで入渓しました。
スタートからいきなり渡渉です。
ここはすぐ上に温泉が出てるせいか、あまり冷たさは感じませんでした。
少し登って行くと温泉がそこら中に湧き出ていて噴湯丘もあり、テンションが上がります。
伊藤新道は基本的に川岸を歩き、その先が進めないようなら渡渉して対岸に渡り、また川岸を歩くという事の繰り返しです。
渡渉箇所の選定と川岸のどこを歩くかのルーファイ次第のルートですが、沢登りでルーファイ経験した事がある人なら然程難しくはないと思います。
また、私は川の中を突っ切った方が楽だと思った箇所は川の中を進みました。
なので気が付いたらガンダム岩を通り過ぎていたようです・・・・
遡行するわけでも滝を登るわけでもなく、温泉地帯を越えると風景もかわりばえしないので、正直後半は飽きてきました。
10回以上渡渉し第五吊橋跡の着くと、そこから山パートになります。
脱渓して装備を解除し、替えのトレランシューズを持って来ているので靴と靴下を交換。
しかしここからが伊藤新道の真の地獄でした。
急登を登り避難小屋建設予定地を越え、赤沢に下り飛び石で渡渉してまた登り。
ここから標高2000m位までが足場の悪い急登につぐ急登で体力をごっそり持って行かれました。
標高2000mを超えると道がややなだらかになり、足場も良くなって歩きやすくなりました。
そこから第一庭園までは尾根道ですが、第一庭園からはトラバースとなります。
トラバースを歩いていると視界がひらけ、双六岳や三俣蓮華岳が見えるようになります。
トラバースを歩き切ると鷲羽岳への道と合流し、三俣山荘まではすぐとなります。
三俣山荘でテント泊受付を行い、テントを張って濡れた物を乾かします。
なお、三俣山荘の山荘前水場は枯れていますが、テント場の水場はじゃぶじゃぶ出ていました。
15時半頃から飲み始め、16時半頃就寝。
翌3時半頃から準備を始め、山荘前を4時40分前に出発。
ヘッデンを点けて鷲羽岳を目指します。
計算通りいいタイミングで着き、二ヶ月前と同じように鷲羽岳山頂で御来光を拝む事が出来ました。
そのまま裏銀座方面に向かい、真砂岳下の分岐で今回は竹村新道を下ります。
南真砂岳までは特に問題なく、今回の目的のうちの一つである南真砂岳山頂に立つことができました。
何気に百高山も残りわずか。
南真砂岳から湯股岳までは笹が刈り払われていない所があり、片側が切れ落ちたザレがあったりと注意が必要でした。
湯股岳から下は笹がしっかりと刈られていて、少し片側が切れ落ちている所もありましたが、基本的に整備されていて歩きやすい道でした。
竹村新道を下りきると晴嵐荘に着きます。
対岸に渡るには吊橋を渡ってジップラインに乗りますが、ここが今回の一番の核心部でした。
ジップラインを手繰り寄せビナで固定し乗り込もうとするが、大型ザックが引っ掛かってうまく乗れない。
仕方がないので、ザックを前に抱え乗り込みます。
ビナを解除し移動を始めますが、ザックを前に抱えた状態で頭上のロープを引っ張るのは、慢性的に右肩が痛い私にはめちゃくちゃ辛く、気を抜くとザックを落としてしまいそうで大変でした。
着岸まであと少しの所で腕に力が入らず、内心泣きそうになりながら数センチ動くごとに休憩を入れ、なんとか対岸へ辿り着きました。
ここは複数人で行って助け合うべきだと思いました。
丁度お昼時なので湯俣山荘前で休憩を取り、残っているパンを消費。
高瀬ダムまで林道を歩き、今回もタクシー代をケチって七倉まで舗装路を歩き下山しました。
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