早春の八ヶ岳横岳杣添(そまぞえ)尾根
- GPS
- 32:00
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 1,111m
- 下り
- 1,103m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 7:40
- 山行
- 1:30
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 1:40
天候 | 3/5 晴れのち曇り 3/6 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山者用駐車場〜2750m付近までは、特に危険箇所なし。 2750m付近〜三叉路まで急坂、滑落注意。(要ピッケル) 三叉路〜横岳山頂は特に危険箇所なし。 幕営適地は2300mより上の林の中に多数。 |
その他周辺情報 | 海ノ口自然郷内の駐車場傍、遊歩道入口に登山ポストあり。(用紙はありません。) |
写真
感想
金曜日夜に都内集合、道の駅南きよさとで仮眠。夜明けの海ノ口自然郷(別荘地)内の登山者用駐車場を目指す。直前の上り坂がアイスバーンの為、車にチェーンを装着。少し手間取ってAM5:30頃に駐車場に着いた。
ここの駐車場は、国土地理院の地図では別荘地の西端で登山道が始まる地点となっている。今はその先も開発されて別荘地が広がり、別荘地の真ん中に10台弱分の駐車場がある形になっている。既に3組ほどの登山者が出発準備をしていた。(当日、このルートに入ったのは我々を入れて4組のみ)
別荘地内の遊歩道を30分ほど進んで林道にぶつかる。林道沿いの橋を渡ったところに東屋と尾根に取りつく登山道があった。林の中に入ると凍った根雪の上に新雪が10cm位積っている。ルートはトレースと赤布があり明瞭。今回は6人用テント×2張り張れるスペースが必要で幕営適地を探しながら進む。木が多くなかなか適地が見つからない。出発より2時間ほど進んで2300M付近の斜面でルートから10M位離れた木立の中にテントを張ることになった。
急いでテントを張ってアタック開始。2600M付近で樹林帯を抜けた。横岳はガスで見えない、展望は期待できないようだ。先行したパーティが引き返して来た。聞くとラッセルがきつく稜線まで上がっても展望が無いことから引き返すとのこと。(この日、杣添尾根から稜線まで上がったのは我々のパーティだけだった様だ。)
トレースが無くなり男性陣を前に集めてラッセル開始。数日前に降ったらしい粉雪がひざ上まであり、斜面の為、雪が崩れて前に進めない。幸い少し進んだところから先は風で雪が吹き飛ばされていて硬い雪の上に乗ることができた。
横岳(三叉峰)直下は急坂。傾斜が急でスリップが怖い。(ここで、先行していた単独行の男性が途中から引き返してきた。)ハイマツ帯の上、クラストした雪の斜面をアイゼンを聞かせて登る。
急坂を登り終えて横岳(三叉峰)に到着したが、赤岳も硫黄岳もガスでまったく見えない。幸い気温は高めで風も弱い。眺望が無くどこにいるか分からないガスの中だが、逆に雪山らしい雰囲気は味わえた。横岳(奥の院)まで進んで集合写真を撮り直ぐに引き返す。
横岳(三叉峰)直下の急坂をバックステップ気味に慎重に降りる。降りきった所に集合して、ガスの横岳を眺めながらリンゴをかじって一息入れた。来た道を引き返す。途中、樹林帯にテントが一張りあった。幕営地点まで戻り、のんびり外で夕飯の準備をして夜は担いできたビールで乾杯。翌朝は雨が降る前に早立ちすることになった。
2日目はAM3:00起床。真っ暗な中、食当が準備してくれた豪華な朝食を食べてテントを畳んでAM5:00頃出発。1時間ほどで東屋まで戻り、別荘地を抜けてAM6:50頃、駐車場着。我々以外に車は1台のみ。このルートに入る人は少ないようだ。コンパクトに八ヶ岳稜線まで上がれるルートなのだが。
後は、帰りの温泉をどこにするか相談しながら、今回の山行を終えた。
2度目の杣添尾根!
しかし今回は積雪期なので、前回とは異なる景色に新鮮さを感じた。同じ場所でも季節により異なる顔で楽しませてくれる所が山の楽しさ!
積雪期とはいえ、気温はかなり高くて過ごしやすく、比較的楽な山行だった。
途中ラッセルが必要な箇所もあったが、複数のパーティの強みで弱気になる事無く山頂迄辿りつけた。
ガスが濃く眺望はなかったが、八ヶ岳ではこの様な事が多く残念だが仕方ない。
出来れば赤岳迄行きたかったが、また今度の楽しみにしたい。
お疲れ様でした。
様々な準備からラッセルまで、本当にありがとうございました。
寒がりの自分には厳禁としていた、初雪上テント泊を温かく堪能できました。
快晴の赤岳展望は次回ってことですね!
またの山行楽しみにしています。
春から、新生活になっていれば〜また報告させていただきます。
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