蓮華岳(判断を見誤った代償は大きい)


- GPS
- 09:02
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,590m
- 下り
- 1,627m
コースタイム
天候 | 晴れのち雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
到着時4時で半分ほどの空き 出発時、扇沢で気温マイナス1℃(この寒さがこの日の重大なことに繋がった) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口に登山ポストあり 針ノ木雪渓は大沢小屋からシール登行可能 針ノ木峠まで何とかシールで乗り上げる 針ノ木峠からはアイゼン装着によるシートラーゲン 大沢は当日滑落事故による死者が出ているように気温の低下による氷化が顕著 (大沢を下るのではなく、針ノ木峠へ戻る選択が必要であったと思う) この事故の前に自分も少し滑落して顔面を強打し、口の中を若干切った 戒めと反省のため恥ずかしながら記録する 他人ごとではない状況でした |
その他周辺情報 | 下山後の温泉は薬師の湯 700円のところJAF割引で600円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
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感想
ゴールデンウィーク中、この日しか自由な時間が取れず、何処へ滑りに行こうか悩んだが、雪不足の中、ここならまだそれなりに雪があるだろうと選択した。
しかし、急な冷え込みによる雪面の氷結が問題になった。
この時期は、快適なザラメ雪を滑れると思っていたが、この日だけ寒気が入り、気温が急に下がった。
朝の扇沢で氷点下近かったので、それより上部はもっと冷えていたはずだ。
行動開始時点ではそこまで考えていなかった。
針ノ木峠、蓮華岳山頂までは順調に進み、山頂にいた頃に西から厚い雲が近づいてくることが分かったため、急いで下ることを考えた。
滑走の準備を進めていると、雪が降ってきた。なんてこった。
この時点で大沢の滑走に何ら心配はしていなかった。(この判断が甘かった)
上部はデブリがないので、若干固くても滑走は快適で落ちていく。
途中で大沢を直接登ってくる3人パーティが見えた。(凄いところを登ってくるな〜とこの時点では感心していた)
先頭の方とお話してこの下の喉部はデブリも多いですよと教えてもらったが、この時点で氷結しているとは思いもよらなかった。
段々と滑るどころではなくなり、滑落しないように斜滑降していくだけになってきた。
慎重に下りるが、案の定1回少し滑落して何とか止まった。
雪面に顔が当り、口の中を切ってしまった。
慢心と油断が大敵だとあらためて山から教えてもらった。
それでもそれだけで済んだので、良しとしなければならなかった。
滑落して亡くなられた方もいたのですから。
喉部を過ぎるとようやく雪面がザラメとなり、安心して下りてきた。
大沢分岐の上部では雪上訓練の講習みたいなことがあちこちで行われており、普段と変わらない時間が流れていました。
亡くなられた方には心からご冥福をお祈り致します。
(人事ではありませんでした)
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