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Yamareco

記録ID: 8964734
全員に公開
山滑走
剱・立山

立山初滑り:最高の1日と高原バス終日運休

2025年11月20日(木) ~ 2025年11月21日(金)
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:35
距離
4.5km
登り
482m
下り
473m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:49
休憩
0:46
合計
4:35
距離 4.5km 登り 482m 下り 473m
10:37
5
10:48
8
10:56
11:03
3
11:11
11:21
130
13:31
13:50
5
13:55
13:56
36
14:32
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13
14:46
10
14:56
5
15:01
15:03
3
15:06
15:12
0
15:12
ゴール地点
11/20 室堂ターミナル9:50〜みくりが池温泉10:13-42〜雷鳥荘10:56-11:03〜浄土橋11:11-21〜雷鳥沢右岸尾根2550m12:54-13:19〜浄土橋13:31-50〜雷鳥荘14:32〜みくりが池温泉15:06
11/21 みくりが池温泉8:50〜室堂ターミナル9:20
天候 11/20 晴れ、11/21 風雪
過去天気図(気象庁) 2025年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
悪天時は高原バスは運休する可能性が高い。
長野側に下山する場合は、立山駅からの往復乗車券の復路分3290円が払い戻しとなり、扇沢駅までは無料で乗車できる。信濃大町駅15:16発に乗車できれば、大糸線・北陸新幹線経由で20:32に立山駅に戻れる。長野駅から北陸新幹線利用の場合は、早い時刻に立山駅に戻れるが、運賃は2倍近くになる。
その他周辺情報 亀谷温泉白樺の湯は週末のみの営業
立山吉峰温泉ゆ〜ランド
予約できる山小屋
雷鳥沢ヒュッテ
前夜に立山駅到着
雪が少し残っている
2025年11月20日 01:34撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
11/20 1:34
前夜に立山駅到着
雪が少し残っている
立山入山
2025年11月20日 09:58撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
11/20 9:58
立山入山
富山湾と能登半島
2025年11月20日 10:35撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
11/20 10:35
富山湾と能登半島
ファット板で来てしまったが...
2025年11月20日 11:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
11/20 11:20
ファット板で来てしまったが...
今宵の宿
2025年11月20日 10:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
11/20 10:39
今宵の宿
みくりが池と浄土山
2025年11月20日 10:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
11/20 10:40
みくりが池と浄土山
雷鳥沢へ
2025年11月20日 10:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
11/20 10:57
雷鳥沢へ
雷鳥沢野営場
2025年11月20日 11:06撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
11/20 11:06
雷鳥沢野営場
称名川は橋を渡る
2025年11月20日 11:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
11/20 11:10
称名川は橋を渡る
雷鳥沢右岸尾根を登る
初日は高所に体が慣れておらず、息が上がるので、まったりマイペースにて
2025年11月20日 12:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
11/20 12:56
雷鳥沢右岸尾根を登る
初日は高所に体が慣れておらず、息が上がるので、まったりマイペースにて
地獄谷
2025年11月20日 13:06撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
11/20 13:06
地獄谷
奥大日岳と遠くに白山
2025年11月20日 13:08撮影
11/20 13:08
奥大日岳と遠くに白山
白山から薬師岳方面
2025年11月20日 13:08撮影
11/20 13:08
白山から薬師岳方面
立山
2025年11月20日 13:08撮影
11/20 13:08
立山
シーズン初滑りはパウダー!
2025年11月20日 13:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
11/20 13:20
シーズン初滑りはパウダー!
いい感じ!
2025年11月20日 13:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
11/20 13:24
いい感じ!
下部はやや重めの雪だったが、滑りに支障はなし
2025年11月20日 13:28撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
11/20 13:28
下部はやや重めの雪だったが、滑りに支障はなし
称名川にかかる橋を落ちないように
2025年11月20日 13:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
11/20 13:35
称名川にかかる橋を落ちないように
関学ワンゲル部が設営中
2025年11月20日 13:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
11/20 13:55
関学ワンゲル部が設営中
みくりが池温泉へのきつい登り返し中に雲が出てきた。
2025年11月20日 14:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
11/20 14:57
みくりが池温泉へのきつい登り返し中に雲が出てきた。
温泉でひとっ風呂浴びたら、早速始める
2025年11月20日 16:17撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
11/20 16:17
温泉でひとっ風呂浴びたら、早速始める
夕食
2025年11月20日 17:35撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
11/20 17:35
夕食
おしながき
早めの就寝
血中酸素濃度は低かった
2025年11月20日 17:49撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
11/20 17:49
おしながき
早めの就寝
血中酸素濃度は低かった
朝食はビュッフェ形式で食べ過ぎる
血中酸素濃度は回復
2025年11月21日 06:06撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
11/21 6:06
朝食はビュッフェ形式で食べ過ぎる
血中酸素濃度は回復
朝からの悪天
高原バスは運行見合わせ中だったが、とりあえず室堂へ
2025年11月21日 08:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
11/21 8:57
朝からの悪天
高原バスは運行見合わせ中だったが、とりあえず室堂へ
待機
2025年11月21日 09:39撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
11/21 9:39
待機
結局、11時に終日運休となり、長野側へ下山することに
2025年11月21日 10:55撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
11/21 10:55
結局、11時に終日運休となり、長野側へ下山することに
黒部ダム
2025年11月21日 12:07撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
11/21 12:07
黒部ダム
たまたま一緒になった富山のテレマーカーTさんの奥さんがわざわざ富山から迎えに来てくれたので、同乗させていただく。
Tさんご夫妻に感謝!
2025年11月21日 14:23撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
11/21 14:23
たまたま一緒になった富山のテレマーカーTさんの奥さんがわざわざ富山から迎えに来てくれたので、同乗させていただく。
Tさんご夫妻に感謝!
道の駅小谷で遅めのランチ
2025年11月21日 15:03撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
11/21 15:03
道の駅小谷で遅めのランチ
17時過ぎに立山駅に到着し、無事車を回収。
Tさんご夫妻にお礼を言ってから、石川県へ移動。
2025年11月23日 17:35撮影
11/23 17:35
17時過ぎに立山駅に到着し、無事車を回収。
Tさんご夫妻にお礼を言ってから、石川県へ移動。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ バラクラバ 毛帽子 ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 針金 ガムテープ 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ビンディング スキー板 シール ヘルメット スノーソー

感想

昨年は積雪が少なく、行けなかった立山初滑り。今年は11月あたまに結構積雪し、直前の18日前後にも降雪があり、降雪明けの20-21で入山することにした。平日であるため、直前にもかかわらず、みくりが池温泉の予約も取れた。当初の天気予報では21日の午後に降雪の可能性があったが、まさか高原バスが運休するほど天気が酷くなるとは想定していなかった。

11/20
前夜に立山駅に到着し、快晴の朝を迎える。立山ケーブルカーは工事中のため、代替バスによる運行で、立山駅から室堂までは乗り換えなしの直通となり、実に楽であった。平日にもかかわらず、知っている顔も多く、皆さん降雪明けのThe Dayを狙ってとのこと。
室堂到着後は、まずは今宵の宿であるみくりが池温泉にチェックインし、余分な荷物を置いてから雷鳥沢方面へ滑りに行くことにした。すでに泊まり客によるシュプールが多数ついていたが、まだすき間はあり、シュプールの少ないところを狙うことにする。雷鳥荘前から早速、雷鳥沢野営場まで今シーズンの初滑り。シュプールは多かったが、よい雪であった。称名川は埋まりきっていないので、橋を利用して対岸に渡る。板1枚の危うい橋で、落ちないように渡るのはスリル満点であった。
雷鳥沢の右岸尾根を登るが、まだ体が高所に慣れていないためか、すぐに息が上がる。まったりマイペースで登ることにする。雷鳥沢までの移動途中で新雪中にズレやすい層があることは確認していたが、雪崩リスクを危惧していたが、南面である雷鳥沢は比較的積雪が安定しているようだった。すでに雷鳥沢の中や源頭部にもシュプールがついており、次々と滑走者が滑り下りてくる。
斜度が緩くなる2550m付近まで登り、そこから滑走することにした。雷鳥沢の中は新雪が溜まっていそうだったが、シュプールだらけだったので、尾根上のシュプールの少ない斜面を狙って滑ることにした。部分的に風で雪が飛ばされている箇所はクラストしていたが、そこを避ければ、柔らかい雪が溜まっていた。快適にテレマークターンも決まる。センター115mmのファット板で来てしまったが、そこまでの深雪ではないので、センター95mm程度のオールラウンド板でも十分に面白かったかもしれない。上から滑ってくる単独のスキーヤーが新雪のリスクをわかっていない人のようで、私のいるすぐ上を滑ってくる。この日は雪が安定しているからよいが、スラフでも人が流されることがわかっていないのだろうか。注意しようとも思ったが、斜面途中でもあり、やめておいた。
ボトムまで滑り下り、もう少し若いときであればもう一本というところだが、入山初日でパフォーマンスはよくないので、みくりが池温泉へ戻ることにする。雷鳥沢野営場では関学ワンゲル部が設営中であった。挨拶をしてから、息を切らしながら、雷鳥荘前の斜面を登り返す。
みくりが池温泉に戻って、早速ひとっ風呂を浴びるが、入浴後に血中酸素濃度の低さと血圧の急降下でめまいが生じてしまい、しばらく脱衣室にて座り込んでしまう。頭が白くなってしまい、自分のロッカー番号までわからなくなり、たまたま隣にいた人にロッカーの場所を確認してもらうほどであった。立山初日は要注意である。入浴後は、いつもこの時期に一緒になるRSSAのYさんと早速、乾杯となり、そのまま夕食時間まで飲んでいた。夕食後は残っているお酒を飲み干してから、早めの就寝となった。

11/21
翌朝は血中酸素濃度は回復し、体調も悪くはない。ビュッフェ方式の朝食は食べ過ぎる感がある。外は早くも降雪中であり、想定よりも悪い天気であり、高原バスの運行が危惧される。視界も不良であり、滑りも諦めざるを得なかった。本来であれば、2日目は調子がよいのでたいへん残念であった。とりあえずは室堂ターミナルにて待機するしかないので、チェックアウト時刻の9時までに室堂へ向けてみくりが池温泉を出た。
すでに積雪は10cm以上はあり、前日のトレースは消えていた。小屋前は風がなかったが、何もない場所では風が強く、風雪が顔に当たって痛いぐらいであった。問題なく室堂には着いたが、高原バスは相変わらずの運行見合わせ中であった。やがて10時の便の運休が決まる。それから12時までの便の運休が決まり、11時ぐらいに終日運休が決まった。さて、どうするかと迷う。もう1泊するか、長野側に下りて、公共交通機関にて立山駅へ車の回収に戻るかである。コスパと今後の予定を考えて、長野側に下りることにする。
窓口にて立山駅から室堂までの往復乗車券を払い戻してもらう。往復運賃7,380円のうち片道運賃4,090円を差し引いた3,290円が返金となった。これで扇沢までの乗車券を買い直すかと思ったが、なんと扇沢駅までは渡された無賃送還票で無料で行けるとのことだった。ポジティブに考えると、4,090円でアルペンルートの通り抜けができるのである。ちなみに立山駅から扇沢までの通り抜けの運賃は10,940円である。
長野側への下山は、たまたまみくりが池温泉で同宿だった富山のてマーカーTさんと一緒になる。Tさんの奥さんがわざわざ富山から扇沢まで車で迎えに来てくださるとのことで、嬉しいことに同乗させてもらえることになった。立山駅まで3時間ほどのドライブとなり、無事車を回収することができた。Tさん夫妻にはたいへん感謝であり、お礼を言って別れた。
11月の立山は高原バスが悪天に弱いので、富山側から入山する場合は天気をしっかり見極めないといけない。天気があやふやな場合は、運賃は高くはなるが、長野側から入山した方がよいだろう。今回は下山ではとんだことになったが、とりあえず天気と雪に恵まれた初滑りはできたし、Tさんと知り合えたこともあり、決して悪いことばかりではなかった。むしろ貴重な経験と出会いがあり、人生的にはむしろよかったのかもしれない。

記録はブログにもアップしています。
1日目
http://mamezou.cocolog-nifty.com/mamezoudiary/2025/11/post-eef053.html
2日目
http://mamezou.cocolog-nifty.com/mamezoudiary/2025/11/post-325820.html

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