南部の南のはて「貫ヶ岳」

2025年12月11日(木) [日帰り]

• GPS: 05:24
• 距離: 10.2km
• 登り: 792m
• 下り: 798m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:54
• 休憩: 0:27
• 合計: 5:21

距離 10.2km 登り 792m 下り 798m

6:47 スタート地点
6:51 6:57 樽峠登山口
7:56 8:01 貫ヶ岳南西尾根登山口
9:11 9:13 貫ヶ岳
9:37 9:38 焼山峠
10:04 10:05 晴海展望台
10:06 10:08 ワサビノ岳
10:28 10:31 十国展望台
10:37 10:38 平治の段
10:43 十国展望台
11:26 11:28 樽峠
12:01 12:07 樽峠登山口
12:12 ゴール地点

天候

晴れ一時曇り
南の風　0〜3m
見晴らしは良かった
寒からず暑からずの登山日和

アクセス

利用交通機関：

自家用車

県道号から道なりに林道に進み　貫ヶ岳西林道ゲート手前の路側に停めた
すぐ先に高ドッキョウ登山口駐車場が有る
トイレ無し

24時間営業のコンビニは国道52号沿いに有り10kmほど離れている
道の駅は同じ国道の交差点に有り9kmほど離れている
道中の県道沿い7kmほど手前に公衆トイレが有るが未確認

コース状況／危険箇所等

樽峠登山口から時計回りに　貫ヶ岳と平治の段(南貫ヶ岳)を歩いた

林道貫ヶ岳西線のゲートから　しばらく林道歩き　途中で崩落地の上から　安倍奥・七面山・白峰山などを望む

登りに使った貫ヶ岳西尾根は　道が無く薄い踏み跡とマークが数枚有るだけ　道標も林道からの取り付きも表示無し
登りなら　ひたすら高みを目指す

展望の無い貫ヶ岳山頂から　南貫ヶ岳まで尾根のよく整備された遊歩道を南下する
明瞭な道に道標はたくさん有る
少しづつ昇降を繰り返し　痩せ尾根もアクセントになる
展望が有るのは晴海展望台・十国展望台・南貫ヶ岳

南貫ヶ岳から樽峠登山口までは道標も豊富で　始めは尾根と平が交互する遊歩道　勾配がきつくなると丸太階段が続く
送電線の工事現場に出たら　迂回する林道を歩く
樽峠直下から　つづら折りの歩き易い登山道で一気に高度を下げる

貫ヶ岳から南貫ヶ岳までは広葉樹林
その他の大部分は杉や桧の植林
下藪は無い

その他周辺情報

8kmほど奥へ走って奥山温泉を利用した
さっぱりした浴感の温泉らしくないお湯を循環している
外来900円　町内500円
よそ者は歓迎されてないと実感する瞬間

写真

12/11 5:32

県道801号を奥へ
左折した後は道なり
直進で奥山温泉方向

12/11 5:35

樽峠登山口の案内が有る
送電線や伐採の車両も通る

12/11 6:59

貫ヶ岳西林道のゲート
手前を右で高ドッキョウ
登山口駐車場が有る
帰りは右から出てくる

12/11 7:03

すぐに舗装は終わる
振り返れば広い平地
百台停まる
そんなに来ないか
縦貫道の残土置き場？

12/11 7:18

崩落地にミツマタ群生
遠方の右は篠井山
左は十枚山

12/11 7:28

振り返れば
高ドッキョウ

12/11 7:43

篠井山の右奥は
白峰の北岳と間ノ岳

12/11 7:53

十枚山と高ドッキョウの
中程　緩やかな青笹山

12/11 7:56

貫ヶ岳西側の尾根は
2ヶ所取り付きが有る
奥の取り付きから登る

12/11 8:07

踏み跡は見当たらず
枯れた笹が残っている
数年前なら藪漕ぎだった

12/11 8:11

マークは数ヶ所有る

12/11 8:33

踏み跡が現れる
歩き易い

12/11 9:02

コフキイモ　違う
ホラフキン？
コフキタケか

12/11 9:08

尾根をひたすら
登れば
貫ヶ岳山頂に至る

12/11 9:10

山頂に出て振り返る
入口のマークは
赤いテープがひとつ

12/11 9:11

貫ヶ岳山頂
枝越しに霞む？富士山
20年遅かった

12/11 9:13

三角点有り
平治の段目指して右折する

12/11 9:25

カンアオイ
花は見当たらず

12/11 9:26

崩落地は登山道の
アクセント

12/11 9:35

木の間から富士山
右の方に雲が湧き出して
隠れる前にと
展望地に急ぐ

12/11 9:39

中沢登山口分岐

12/11 9:42

痩せ尾根もアクセント

12/11 9:58

広く緩やかな尾根道
登り下りを繰り返す

12/11 9:58

振り返れば
貫ヶ岳のシルエット

12/11 10:06

晴海展望台は
富士山の展望地
左は毛無山

12/11 10:02

富士山が隠れる前に
間に合った
右は白鳥山

12/11 10:12

いつまでも歩いていたい

12/11 10:27

十国展望台
十国も見えない

12/11 10:28

富士山の雲が少し増えた

12/11 10:28

南は　光る駿河湾
伊豆半島は雲の中なのか
見えない

12/11 10:31

十国展望台のすぐ先に
三叉路が有る
左の高みに寄ってみる

12/11 10:34

テーブルのような
風景盤が有る

12/11 10:34

南貫ヶ岳とある

12/11 10:37

平治の段？
マップに載ってなかった

12/11 10:38

輝く駿河湾
右奥は美保？

12/11 10:39

富士山を見納める

12/11 10:45

三叉路に戻って
樽峠方向へ進む

平治の段の位置がおかしい？

12/11 10:50

車道みたいなところ
タイヤの跡は
オフロードバイク？

12/11 10:54

尾根の左右で
太い桧植林と
広葉樹林が
分かれている

12/11 11:02

尾根の勾配が増すと
丸太階段が現れる

12/11 11:13

丸太階段が尽きると
貫ヶ岳登山道入口の看板

12/11 11:15

すぐ先に
送電線工事現場

12/11 11:16

工事現場の手前を右に下りる
迂回路に出た

12/11 11:17

この　平治の段も
位置がおかしい？

12/11 11:27

迂回路を進んで
樽峠直下で
登山口方向に分岐する

12/11 11:28

こまめな指導標が有る

12/11 11:56

カモシカ

12/11 11:59

壊れた橋の先が
高ドッキョウ登山口の
駐車場

12/11 12:16

黄葉最終盤

12/11 12:41

奥山温泉で汗を流した

撮影機器：

Canon EOS R8 Canon

感想

つうぶう

　山梨県南端　峡南の貫ヶ岳と平治の段(南貫ヶ岳)を歩いた。
南部町の主だった山　七つを登ったことになる。
山とは関係無いが、岩手県の南部藩のルーツが　ここだったと聞く。
南流する富士川に山が迫る谷あい　峡南の地から　奥州に進出して、一時は現在の岩手県と青森県を支配したのだから、経営者として卓見に優れていた。
谷間の狭い土地を見下ろす時、後に勃興する武田氏と今川氏の圧迫に　消滅の危機さえあっただろうと。

快適で見晴らしにすぐれた気候で　穏やかな山を存分に楽しむことができた。
林道歩きから　かすかな踏み跡と整備の良い遊歩道、アクセントに崩落地際の痩せ尾根まで有って変化に富む山歩きだった。