今年で2回目「大人達の東京行進」

- GPS
- 20:55
- 距離
- 70.6km
- 登り
- 292m
- 下り
- 354m
コースタイム
- 山行
- 18:38
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 18:49
| 天候 | 曇りのち雨 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
まず最初に、東京行進について簡単に説明しておきたい。
現在はSNSを通じて情報が断片的に拡散されやすく、行事の背景や趣旨が十分に伝わらないまま受け取られることも少なくない。
そのため、本記録では事実関係を整理した上で、個人的な体験として記しておく。
【東京行進とは】
東京行進は、防衛大学校の学生が横須賀の防衛大学校から千鳥ヶ淵墓園および靖国神社までを徒歩で移動し、参拝を行う行事である。
これは防衛大学校の公式行事ではなく、学生個人の意思によって参加される私的な学生行事である。
昭和37年頃、第一大隊の学生有志によって始められたことが由来とされている。
参加する学生は特別職国家公務員の身分にあるが、行進は土日の休日に実施され、参加は完全に自由意思である。
参拝もまた、個人の判断による私的参拝であり、学生全員が参加するものではない。
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さて、本題に戻る。
昨年に引き続き、愛知県の防大保護者有志を募り、東京行進を歩いた。
親として、学生たちの気持ちや決意を少しでも共有したいという思いと、歩きながら保護者同士の親睦を深められたらという願いから企画したものである。
日頃から歩くことは、健康づくりの面でも意義がある。
今回は、日本列島に寒波が訪れると報道されていた中での行進となった。
中盤に差し掛かる頃から雨が降り始め、参加者の体温を徐々に奪っていった。
この条件下では、ウェアや装備の選択が行進の快適さを大きく左右する。
本来であれば、時速4km程度でコンスタントに進み、適度な休憩を挟むのが理想だろう。
しかし実際の進行速度は約5.2km/hと速く、エネルギー消耗のスピードも想定以上に加速した。
その影響もあり、川崎周辺から徐々に失速する結果となった。
また、深夜帯は休憩可能な飲食店が少なく、必然的に次の休憩ポイントまでの距離が延びる。
そのためエネルギー補給の機会も限られ、判断力や精神面への負荷が増していった。
雨の影響もあり、体感的には昨年よりも明らかに寒さが厳しく感じられた。
体内グリコーゲンの消費が加速する状況下での行進は、体力だけでなく自己管理能力を強く求められる行程だった。
そのような中、参加されていたメンバーの娘さん(高校一年生)が最後まで懸命に歩く姿は、少なくとも私自身にとって大きな励みとなった。
本音に言えば、今回はとても辛かった。
雨による冷え、長時間歩行による疲労、そして速いペース。
どれか一つであれば耐えられても、すべてが同時に重なると、普通は心身ともに消耗が激しい。
それでもグループの中に身を置き、前に進むしかない状況は、普段の登山や単独行とはまったく異なるものだった。
ここまで辛く苦しい行進であったが、私の心の中ではなぜか楽しかった。
道中、埼玉県父兄会の方々(千葉県の保護者の方々も合流)との交流も大きな励みとなった。
(恐らくこの日、防大から靖国までを完歩した保護者は我々を含めて、30名を超えていたと思われる。)
また、埼玉県父兄会を率いてきた chichi63 氏(アメブロのペンネーム、防大63期の保護者)と、靖国で飲んだ甘酒も心に残った。
chichi63 氏とは、偶然にも同じ幼稚園の出身だったという奇遇には驚かされた。
今回の行進で経験したことのすべてが、忘れることのできない良い思い出となった。
私とともに歩いてくれた愛知県保護者メンバーには、特に感謝を申し上げたい。
なお、自身の低血糖・低体温、そして強度の疲労による体調不良で終盤に足を引っ張ってしまった点については、健康管理の至らなさによるものであり、弁解の余地はない。
これを一つの反省として、次回に向けた改善点の一つとして受け取っていただければ幸いである。
コメント
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barolo1965















大変お疲れさまでした😊
素晴しい企画ですね
今回2回目でしたですかね??
確か平地の舗装路歩きは山歩きとはまた違うと
前にお伺いした記憶があります
コンディションもあったでしょうが前回より苦労された感じですか?💦
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