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Yamareco

記録ID: 919370
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無雪期ピークハント/縦走
道東・知床

知床硫黄山

2016年07月18日(月) [日帰り]
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holstein425 その他3人
GPS
--:--
距離
13.1km
登り
1,598m
下り
1,608m
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
前半部のハイマツが若干うるさい他は、全体的によく整備が行き届いている。硫黄川から先の沢登り区間は、残雪のある箇所もない箇所も滑りやすいので、往復とも要注意。また頂上直下の分岐は案内板などがないので、見落とさないよう気を付けたい。
事前にメールで通行許可申請をしていたので、そのまま通過。
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事前にメールで通行許可申請をしていたので、そのまま通過。
広葉樹林の中をしばらく行く。
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広葉樹林の中をしばらく行く。
カムイワッカ湯の滝を右手に臨みながら。
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カムイワッカ湯の滝を右手に臨みながら。
オホーツク海は雲海に覆い尽くされている。
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オホーツク海は雲海に覆い尽くされている。
新噴火口まで来たところで、ヒグマに威嚇される。案の定、夕張岳のときのトラウマがフラッシュバックし、撤退を始める。
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新噴火口まで来たところで、ヒグマに威嚇される。案の定、夕張岳のときのトラウマがフラッシュバックし、撤退を始める。
単独行だと、本当にヒグマに対する耐性がなさすぎて情けなくなる。しかし、心がポッキリ折れてしまった。
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単独行だと、本当にヒグマに対する耐性がなさすぎて情けなくなる。しかし、心がポッキリ折れてしまった。
そんな下山途中、すれ違った北見山岳会の皆さんにお誘いをいただいて、なんとご一緒させていただけることになった。本当に心強かったです。ありがとうございました!
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そんな下山途中、すれ違った北見山岳会の皆さんにお誘いをいただいて、なんとご一緒させていただけることになった。本当に心強かったです。ありがとうございました!
気を取り直して再出発。ハイマツの廊下をぐいぐい登って行く。
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気を取り直して再出発。ハイマツの廊下をぐいぐい登って行く。
隣りの硫黄川に下りて、
隣りの硫黄川に下りて、
沢登り区間のスタート。
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沢登り区間のスタート。
途中から水流が現れる。
途中から水流が現れる。
エゾコザクラの群落が見事だった。
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エゾコザクラの群落が見事だった。
雪渓が現れたり、
雪渓が現れたり、
消えたりの繰り返し。
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消えたりの繰り返し。
ウコンウツギもたくさん咲いていた。
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ウコンウツギもたくさん咲いていた。
上の方ではイワブクロも。
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上の方ではイワブクロも。
分岐直前から始まるガレ尾根。晴れたら絶景なんだろうな。
分岐直前から始まるガレ尾根。晴れたら絶景なんだろうな。
エゾノツガザクラとアオノツガザクラのコラボ。
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エゾノツガザクラとアオノツガザクラのコラボ。
ここのお花畑は感動した!
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ここのお花畑は感動した!
ラストの岩登りは特に慎重に。
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ラストの岩登りは特に慎重に。
首が痛くなるほどの傾斜だ。
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首が痛くなるほどの傾斜だ。
無事に登頂。一人では絶対にここまで来れなかった。感謝!
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無事に登頂。一人では絶対にここまで来れなかった。感謝!
流れる雲の合間から第一前衛峰・知円別岳方面。
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流れる雲の合間から第一前衛峰・知円別岳方面。
自然の力を改めて思い知る。
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自然の力を改めて思い知る。
ハイオトギリというらしい。初めて見た。
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ハイオトギリというらしい。初めて見た。
下山も気を抜けない。
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下山も気を抜けない。
縦走路方面にちょっと寄り道して、シレトコスミレを探しに行った。
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縦走路方面にちょっと寄り道して、シレトコスミレを探しに行った。
ひえ〜、さっきまであそこの上にいたのか…。
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ひえ〜、さっきまであそこの上にいたのか…。
固有種のシレトコスミレ。想像以上に小さくて可憐だった。
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固有種のシレトコスミレ。想像以上に小さくて可憐だった。
周囲にはミネズオウも。
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周囲にはミネズオウも。
高山植物を堪能して、下山開始。
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高山植物を堪能して、下山開始。
行きで一度は撤退しようと思った新噴火口まで戻ると、遠目に遊覧船が望めた。
行きで一度は撤退しようと思った新噴火口まで戻ると、遠目に遊覧船が望めた。
北見山岳会の皆様、本当にありがとうございました!
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北見山岳会の皆様、本当にありがとうございました!

感想

ヒグマに威嚇されて一度は撤退を決意しましたが、親切な方々に助けられて無事に登頂することができました。一瞬でしたが雄大な知床の山々の眺望と、ピークを迎えた高山植物を見ることができ、素晴らしい山行でした。
今回の山行に同行させていただいた、北見山岳会のKB様・KD様・YM様、本当にありがとうございました。

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コメント

お疲れ様でした!
クマに遭遇しながらも、硫黄山に登頂できて何よりです。
鞍部にシレトコスミレ咲いていたんですね。
今年は例年に比べ開花の時期が遅れているのでしょうかね?

昨年8月に私も三ツ峰のテン場付近でクマに遭遇しました。
その距離約5メートルで、遭遇時クマは立ち上がって吠えました。
一瞬パニック状態になりましたが、それ以上クマが威嚇することはなく、後ずさりしながらその場を離れました。
鈴を鳴らし笛を吹きながら歩いていたので、まさか遭遇するとは思いませんでした。
サシルイ岳までもう少しだったので、とりあえず待ってみましたが2時間経っても
クマがその場から離れなかったので、結局断念して帰りました。
2016/7/18 23:29
Re: お疲れ様でした!
>ktuokkahbさん
すれ違った別の登山者の方にシレトコスミレの群生の場所を教えてもらい、見に行くことができました。知円別岳手前の「中の廊下」にもスポットがあるようです。
6月の天気の影響で、時期は少し遅れているのかもしれません。

こちら側がどれだけ警戒していても、ヒグマに遭遇してしまうリスクはゼロにはできませんよね…。ktuokkahbさんにとっては、サシルイ岳目前で断念せざるを得なかったのは残念だったかもしれませんが、落ち着いた行動を取ってご自身で判断されたのは流石の一言に尽きると思います。
この日の前日にも、羅臼岳で登山者がヒグマに追いかけられる騒動があったようです。どこの山でもそうですが、「ヒグマの生息地に人間がお邪魔している」という意識を忘れずにいたいですね。
2016/7/19 7:16
その節はお世話になりました。(夕張岳)
以前は投稿していなかったけど今年ユーザー名を改名しました。
あれから花見たさに夕張岳へ3回行っていますが、行く数日前からヒグマに関する本を読まなければいいのに読んでしまって後悔する自分がいます。
一人で登るって覚悟のいることだけど、やはりフラッシュバックして怖気づく自分もいて、ましてまた今回もヒグマに遭遇し威嚇されたなら尚更と思います。
たぶんあの恐怖感は近くで遭遇した人しかわからない感覚と思いますが…
私は年齢重ねた分、余計に慎重になっている自分がいるけれど、でも大自然の中に身を置き、ちっぽけな存在でもあり、自分の足で軌跡を残せるのも凄いことだと思うし、遭遇するかもしれない確率は高いのになぜ山に登るんだろうと最近思っています。でも人の少ない山に行きたくなる自分は何だろう?…

いつもholstein425さんのレコは、自分は行けないかもしれないけど楽しみしていますよ!それではまた
2016/7/23 0:10
Re: その節はお世話になりました。(夕張岳)
>taka0101さん改めsoramariさん
ご無沙汰しています。こちらこそ、夕張岳のときはお世話になりました!
山って不思議な魅力を持っていますよね。至近距離でヒグマに遭遇して、恐ろしい経験をしたはずなのに、何故かまた行きたくなってしまう…。ヒグマも含めて山は危険が多く存在する場所なのに、その中で大自然への畏敬の念を抱きながら一体感を感じていたいという思いが、自分を山へ向かわせているような気がします。
ただ、あのときの経験が、以降の自分の行動に良い具合に抑制をかけているのは確かだと思います(笑) そういった意味でも、良い体験ができたのかな〜と前向きに解釈していますが。

またどこかの山でお会いしたときは、どうぞよろしくお願い致します。
2016/7/23 17:58
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