[ネパール・ヒマラヤ] エベレスト街道
- GPS
- 512:00
- 距離
- 112km
- 登り
- 6,016m
- 下り
- 6,026m
コースタイム
10:00 Lukla-13:05 Ghat-14:20 Phakudin
2/25
8:15 Phakudin-9:50 Monjo-10:10 Jorsare-15:00 Namche
2/26
Namche レスト日
2/27
9:00 Namche-10:55 Hotel EVEREST VIEW-12:55 Namche
2/28
9:00 Namche-10:09 Samsing-11:50 Namche
13:20 Namche-15:00 Lodge HIMALAYA-16:30 Namche
3/1
8:00 Namche-10:20 Kenjoma-10:30 Sanasa-11:14 Tashinga-11:31 Phunki Thanga-13:56 Tengboche
3/2
8:15 Tengboche-8:31 Debuche-10:10 Pangboche-12:50 Shomare-13:50 Orsho-14:40 Tsuro-15:56 Dingboche
3/3
8:20 Dingboche-11:15 Chukhung-13:03 Dingboche
3/4
8:50 Dingboche-11:40 Pokalde 4990m地点-13:15 Dingboche
3/5
8:00 Dingboche-9:40 Dusa-11:13 Thukla-15:40 Lobche
3/6
6:00 Lobche-11:00 Gorakshep-13:30 Kalapatthar-14:06 Gorakshep-16:10 Lobche
3/7
7:35 Lobche-8:27 Thukla-9:07 Phulung Karpo-9:33 Pheriche-10:48 Shomare-11:50 Pangboche-12:40 Debuche-13:25 Tengboche-14:20 Phunki Thanga-15:56 Sanasa-16:13 Kenjoma-17:40 Namche
3/8
8:05 Namche-9:34 Jorsare-10:00 Monjo-12:06 Phakdin-16:30 Lukla
3/9
Lukla フライト待ち
3/10
7:20 Lukla-7:58 Kathmandu
天候 | 2/24 晴れのち雨 25 曇りのち雪 26 曇り時々雪 27 快晴 28 快晴 3/1 晴れのち曇り 2 晴れ時々曇り 3 晴れのち曇り時々雪 4 曇り時々雪 5 晴れ 6 快晴 7 快晴 8 晴れのち曇り 9 曇りのち雨時々雪 10 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
飛行機
中部国際空港-上海-成都-ラサ-カトマンズ TARA AIR カトマンズ-Lukla |
コース状況/ 危険箇所等 |
エベレスト街道は随所にロッジがあり、コース整備も完璧な観光道で、危険な個所はほとんどありません。 ただし、高山病対策は絶対に必要。 個人差はかなりありますが、カラパタールを目指せば誰でもほぼ確実に発症します。 ぶっちゃけ、僕はカトマンズからLuklaまでの飛行機の時点でかかりました(笑) Namcheに到着する日と、Lobcheに到着する日は特にかかりやすいようです。 NamcheとDingbocheで高所順応の日をそれぞれ一日設けました。 他に行動中、自分たちが気を付けたことは、 ^貽に2〜3リットル以上の水を飲む ◆ゝ抃討30分に一回は取り、かなりゆっくりなペースで登る 毎日パルスオキシメーターでSpO2を測る 以上の3点でした。 また、もしもの時に備えてガイド・ポーターを雇っておくと安心です。 |
写真
感想
今回は日本山岳会の下部組織、東海学生山岳連盟主催の企画で、
21日間に及ぶネパール・ヒマラヤトレッキングに参加しました!
名トレッキングスポット、エベレスト街道を歩き、
最終地点カラパタール[Kalapatthar]・5545mを目指します。
以下、記録 兼 感想
2/21
15時に中部国際空港を出発し、上海を経由して中国の成都で一泊。
2/22
今度はラサを経由して、11時にネパール・カトマンズに上陸。
現地ネパール人のG氏と合流し、ホテルへ向かう。
ここでの拠点はタメル地区にあるフジホテル。
http://www.fujiguesthouse.com/aboutus-j.php
清潔感のある部屋に、日本語の通じるオーナーさん。
トレッキング中に不要な荷物も預かって頂き、大変お世話になった。
午後に現地エージェントのコスモトレックさんへ。
カトマンズ・ルクラ[Lukla]間の航空券を手配して頂き、ついでにJAC東海がデポしていたイエティの冬用シュラフをお借りした。
お隣にはmont-belもあった。
ちなみにネパールは、毎日14時間の計画停電を実施中。
ホテルや店にも依りますが、日中はケータイやカメラの充電ができない。
3週間後、まさか日本に帰ってからもこの言葉を聞くことになるとは思わなかった…。
2/23
カトマンズ滞在日。
ちょろっとカトマンズ観光をしつつ、トレッキングの準備にかかる。
ネパール観光局でTIMS許可証を取得し、食料・装備の買い出しへ。
スニッカーズ、一本25ルピー。水、一リットル20ルピー。
ネパールは全体的にモノが安い。
登山用品もストック、一本450〜800ルピーと正規品ではなくても、十分使えるものがかなり安く買える。
クラクションが絶えず鳴り響き、野良犬やサルが走り回るカトマンズでの生活にだいぶ慣れてきた。
夜パッキングを済ませ、ヒマラヤへの期待を膨らませながら布団に入った。
2/24 [晴れのち曇り]
6時過ぎにフジホテルを出発し、空港へ向かう。
もともと6:15発のフライトだったが、霧が出ているため飛行機が飛ばず。
パイロットの視覚が頼りのこの飛行機は、天候不良で最悪一週間近く飛ばないこともあるらしい。
本当にヒマラヤへ行けるのか一気に不安になったが、どうしようもないので朝食を食べつつ天候の回復を待つ。
9時、メンバーの思いが通じたのか日の光が差し始める。
遂にカトマンズを飛び立った。
20人位しか乗れない小さな飛行機は、ジェットコースターに乗っているようなふわっとした感覚がずっと続き、かなりスリリング。
しかし、だんだんと近づいてくるヒマラヤの山々に興奮した。
10時、ついに憧れのヒマラヤに降り立つ。
空港のある村、Luklaを出発し、いよいよトレッキングを開始した。
ドゥードゥ・コシ川[Dudh Koshi River]に沿ってPhakudinを目指す。
整備された石畳の道を、いくつかの集落を通りながら歩いた。
巨大な白い山々、ヤク・ゾッキョの群れ、マニ車やマニ石、大きな荷物を背負ったポーター達…。
目に映るものすべてが新鮮で、日本の山とは全く違う雰囲気に感動した。
14時、Phakudinに到着し、ロッジを手配。
荷物を置いて、高度順化のために近くの寺院まで登りに行った。
標高3000m弱のPemachholing Monastryまで片道約30分。
夜、ロッジでの夕食は初めてのダルバート。
ダルという豆のスープをご飯にかけて食べる。めっちゃウマい。
たいていのロッジでは無料でおかわりができて(半ば強制的に皿に入れられて)、満足感十分だ。
2/25 [曇りのち雪]
朝食はTibetan Bread。
外はカリカリ、中はふんわりの素朴なこのパンは、今トレッキングの定番メニューとなった。
曇り空で天気が心配される中、Namcheを目指して出発。
歩きやすい道をアップダウンを繰り返して、標高2835mのMonjoへ。
途中にいくつか滝があったが、水量は少なかった。
MonjoでTIMSの審査があり、Jorsaleでも軍隊による審査があった。
橋を何度か渡り、Bhote Koshi Riv.とDudh Koshi Riv.の合流点に着く。
だんだん雪が降り出してきた。
ここからNamcheまで500mアップの急坂で、今コースの最初の難関である。
荷物の重さの所為か何人かのメンバーが遅れ始め、おまけに雪はどんどん強くなって気力と体力を奪っていった。
天気が良いとここで最初のエベレストが見えるポイントがあるが、雪とガスでそれどころではない。
およそ2時間弱でNamcheの端にあるTea Houseに到着し、ひとまず暖をとる。
本来はトレッカー向けではなく現地のシェルパたちが使うような店だが、快く迎えてくれた。
しばらく経っても雪は止む気配がなく、すでに20僂らい積もっている。
大半のメンバーは季節外れの大雪に憔悴しきっており、仕方なく自分と隊長、G氏の3人でNamcheの宿を探しに行った。
Namche Bazarは、エベレスト街道中最大の村。
円形の斜面に作られたたくさんの建物は、すっかり雪化粧して幻想的な雰囲気を醸し出していた。
今回の宿はHotel KAMAL。
”KAMAL”とは「ハス(蓮)」の意味らしい。
4回建てのきれいなホテルだった。
2/26 [曇り時々雪]
本来この日は高所順応日だったが、メンバーの一人、Aが微熱と激しい頭痛を訴えたため、今後の行程について朝から会議。
結局、G氏に付き添ってもらって二人は一度Jorsaleまで戻ることになった。
残りのメンバーは朝食後からレスト。
バザールを見に行ったり、食料を買い足したり、Namche Bakeryで他の日本人トレッカーと談笑したり…。
この村は暇をつぶせる場所に事欠かない。
前日たまった疲れをしっかり癒すことができた。
2/27 [快晴]
今日の天気は最高。朝食後、高所順応に出発。
溶けだした雪はアイスバーンとなっており、足元はかなり滑りやすかった。
村の北にある木製の小さなゲートを出ると、石で舗装された道が続く。
逆光のタムセルク[Thamserku 6608m]がカッコいい。
多くのトレッカーとすれ違った後、登りきったところで一気に視界が開けた。
今トレッキング初のエベレスト[Everest 8848m]、ローツェ[Lhotse 8516m]、アマダブラム[Ama Dablam 6812m]が姿を現す。
しばらくは撮影大会となった。
そこからは広くなだらかな道が続く。
ほとんどアップダウンは無く、30分ほどでHotel Everest Viewに着いた。
一回泊まってみたいけどちょっと高級。
http://www.himalaya-kanko.co.jp/hev/hev.htm
外人トレッカーたちと一緒に大展望のテラスで一服した。
素晴らしい景色に満足して下山。
13時にはホテルに戻ってきた。
また昨日下山していたAが復活し、G氏と共に夕方には合流できた。
2/28 [快晴]
今日も天気は快晴。
病み上がりのAをホテルに残し、Thamoの村を目指して高所順応トレへ。
昨日の稜線歩きと違い、緩やかな木陰の道をゆく。
ルート上に雪はほぼ残っておらず、1時間ちょっとでSamsingという集落に着いた。
Thamoは意外と遠く、午後の高所トレに間に合いそうになかったのでここで引き返した。
結局、Namcheとの標高差はほとんどなし。
昼食後、今度は全員で高所トレへ。
昨日と同じルートをゆっくり登る。
時間の都合で今日はEverest Viewまでは行けず、坂を登りきった所のロッジで引き返した。
帰ったら、隊員のMが無駄に持ってきていた日本米をホテルの方が炊いてくれていた。
久しぶりに食べる日本の米はウマい。
カレーにはピッタリだったが、ダルには合わなかった。
就寝前にチェックアウトと朝食の注文を済ませておいた。
4日滞在したHotel KAMALでの最後の夜だ。
3/1 [晴れのち曇り]
6時に起床して、Hotel KAMALでの最後の朝食をとる。
Tibetain Bread with honeyはぜひ一度食べてほしい。
名残惜しくも8時にNamcheを出発し、一路Tengbocheに向かう。
右側が切れ落ちたほぼ平坦な道がしばらく続き、
Kenjoma、Sanasa、Tashingaを通過して、谷を下り切ったらPhunkithankaに辿り着いた。
橋を渡ればTengbocheまでの600mアップの急坂となる。
自分がペースメーカーとなり、15〜20分おきに休憩・水分補給して登る。
天気の良い今日はNamcheの時ほど精神的に辛くなかった。
2時間半でTengbocheに到着。
巨大な寺院のあるTengbocheの、Gomba Lodgeに宿を決めた。
部屋は狭く、ほぼベッド二つ分のスペースしかないが、一人100ルピーなら十分だ。
母屋でCheese Vegetable Soupを飲んで一息ついた。
15時半から高所順応で近くのストゥーパへ。
標高差は80mほどしかなかった。
3/2 [晴れ時々曇り]
Tengbocheからゆっくり下ってDebucheへ。
途中、Mがカメラをホテルに忘れてきたことに気付いて取りに戻り、45分のロス。
彼が戻って来る頃には足元の雪・氷が解け、泥沼になっていた。
Phangbocheまでは緩やかなアップダウンが続くが、
今度はAが先行し過ぎて一人でPhangboche上部の集落に行く道へ行ってしまう。
Phangbocheを抜けた後に無事合流できたが、30分ほどロスした。
PhangbocheからShomare間は緩い登りで、アマダブラムがよく見えた。
Shomareで昼にラーメンを食べた後、またゆっくり登り始める。
ここで出会ったメス犬は、なんと後にカラパタールで再会することになった。
Orshoからしばらく下って、橋を渡ると最後の登り。
昨日のTengbocheに比べれば大したことはなく、ワンピッチでDingbocheに辿り着いた。
3/3 [晴れのち曇り時々雪]
朝食後、水筒の準備で出発が若干遅れる。
ミネラルウォーターが高くなってきたので、タトパニ(お湯)をプラティパスに入れていくことにしたからだ。
午前中は雲はあるものの天気は良く、今までとは見え方の違うアマダブラムが格好良かった。
DingbocheからChhukhungへはひたすら緩い登りが続く。
今日は軽装のため、少しペースが速い。
1時間くらい歩くと残雪が多くなり、一部凍結して滑りやすかった。
Chhukhungはロッジが数軒しかない小さな村で、背後にローツェ南壁が迫る。
JAC東海の旗を掲げて皆で記念撮影を行い、足早に下山した。
自分とD、Nには高山病の症状が出る。
DingbocheのロッジでBoiled PotatoとGarlic Soupの昼食をとり、バファリンを飲んでから、高山病に良くないとは知りつつも昼寝をした。
自分が寝ている間に、他のメンバーが明日の行動水を作っておいてくれた。
3/4 [曇り時々雪]
朝からMが発熱。
今日はLobcheまで進む予定だったが、彼を安静にさせるためDingbocheで停滞。
残り5人は高所順応を行うため、Dingbocheの西にある尾根を登る。
比較的急な傾斜が続き、一部雪が残っていた。
ガスってはいるものの、アマダブラムやタウツェ、アイランド・ピークは迫力がある。
4800mあたりでAがバテ、隊長と共に下山。
頂上まで行けば5050mだったが、残りの3人も体力・天候を考慮して4990m地点で引き返した。
下山中から軽い頭痛を感じた。
3/5 [晴れ]
Mが無事に復活し、8時にDingbocheを出発。
緩やかなアップダウンを繰り返し、Dusaを経てThuklaに向かう。
残雪や、凍った川の渡渉があった。
タウツェ・チョラツェが左手側に大きく聳え立ち、圧倒的な存在感を放つ。
多くのトレッカーとすれ違い、橋を渡るとThuklaに到着。
レストランで昼食を済ませ、Lobcheに向けて出発。
最初はモレーンの登りで、あちこちに巨岩がゴロゴロ。
北アルプスの黒部五郎岳を思い出した。
一旦登りきると、エベレストで命を落としたシェルパたちの石碑が並んだ場所へ。
そこから先はクーンブ氷河を歩くこととなり、ほぼ平坦な道が続く。
残雪がだんだん万年雪へと変わり、いつの間にか辺り一面真っ白になっていた。
まだかまだかと歩き続け、15時半にようやくLobcheに到着。
3/6 [快晴] Kalapatthar Attack!!
夜、高山病のためか、妙な息苦しさを感じてほとんど眠れず。
寝たり起きたりを繰り返してるうちに4時半のアラームが鳴った。
リビングでメンバーと顔を合わせると、Dが頭痛を訴えた。
どうやら高度に馴化しきれていないらしい。
話し合いの結果、Dと付き添いのG氏をロッジに残し、5人でカラパタールを目指すことにした。
日の出前でも明るくなってきており、ヘッドランプは不要。
しかし気温はかなり低く、手先足先が冷える。
クーンブ氷河は一面の雪原で、踏み抜くと膝下くらいまでハマった。
何度かアップダウンを繰り返し、日が出えてくると暑くなってきた。
3時間くらい歩いたころ、Nが胸のあたり(肺か心臓?)の痛みを訴え、ペースを大幅に落とす。
Gorak Shepまで30分くらいのところで撤退を決め、引き返し始めた。
しばらく歩くと復活したDとG氏が追いついてきた。
8時にLobcheを出発したらしい。
G氏に励まされ、Nも復活。
改めて7人全員でカラパタールを目指した。
11時にGrak Shepに到着し、Hotel Himalayan Lodgeで昼食。
1時間後、アタック装備でいよいよカラパタールに取りついた。
急な傾斜が続き、風がかなり強くて肌寒い。
正面には綺麗な三角形をしたプモリ、右側にはヌプツェの横からだんだんエベレストが見えてくる。
しかし、約200m上がった所でやはりNは限界が来たらしく、残念ながらここで写真を撮って下山となった。
もう満足したというA、MもG氏と共に下山。
自分を含めた3人でカラパタールの山頂へ向かう。
頂上まであと150mという所で、今度はDがダウン。
一人で下すわけにもいかないので、一人先行する隊長を残し、自分はDと一緒に下山することを決めた。
結局、頂上を踏むことはできなかったものの、カラパタール周辺の眺めは圧巻。
Phumori,Everest,Lotse,Ama Dablamが目の前に聳え立つ。
世界の最高峰をこの目とカメラにしっかり焼き付けて来た。
14時にGorak Shepに戻る。
ミルクティーを飲んで一服した後、Lobcheに向けて出発。
しかし、しばらく歩くとトラブル発生。
なんだか狂犬病持ちっぽい犬にからまれ、追われ始めた。
休憩もままならず、凄まじいハイペースで下山。
コースタイムより45分も早くLobcheに帰還した。
3/7 [快晴]
さっさと朝食を済ませて7時半にLobcheを出発、下山開始。
帰るだけとなれば気持ちが軽くなったのか、かなりのハイペースで下っていく。
正直、そんなに元気があるならカラパタールで使ってほしかった。
今まで歩いてきた道を懐かしみながらアップダウンを繰り返す。
Thukla〜Pheriche間、Tengboche〜Phunkithanga〜Kenjoma間がきつかった。
両足が靴擦れで痛い。
夕方、久しぶりにNamcheに帰ってきた。
Hotel KAMALは内装がリフォームされていてびっくりした。
3/8 [晴れのち曇り]
Hotel KAMAL最後の朝食は、もちろんTibetain Bread with honey。
出発直前、オーナーからショール(?)を一人一枚ずつ贈呈される。
今回の旅では本当にお世話になりました。
村の端でTIMSのチェックを済ませ、名残惜しくもNamcheを出発。
行きの時は予想外の降雪で苦戦した急登も、下りはあっさりだった。
アップダウンを繰り返し、Luklaを目指す。
懐かしのPhakdin Star Lodgeで昼食をとる。
そこからは登りが多く、靴擦れの足には結構応えた。
出発から8時間半でLuklaに到着。
夜はビール、ワインとCheese Rum Steakで盛り上がった。
3/9 [曇りのち雨時々雪]
5時半に起床し、早々に朝食を済ませるも、天候不良で飛行機が来ず。
11時半まで待つも、結局フライトはすべてキャンセルになった模様。
まあ、ヒマラヤではよくあること。
スタバでグダグダして一日つぶした。
3/10 [晴れ]
待ちに待った飛行機が到着。
14日間のトレッキングの日々を思い返しつつ、ついにヒマラヤを後にした。
30〜40分でカトマンズの喧騒に戻る。
フジホテルで2週間ぶりにシャワーを浴びてリフレッシュ。
こうして、長いようで短かったヒマラヤトレッキングは幕を閉じた。
3/11 〜 12
カトマンズ観光。
3/13
現地ネパール人G氏とあっさり過ぎるお別れ。
今回の旅では、何から何まで本当にお世話になった。
どうもありがとうございました。
11時の便でネパールを飛び立ち、ラサを経由して成都へ。
3/14
成都より上海を経由し、14時半に中部国際空港へ帰ってきた。
[総括]
生まれて初めての海外の山旅は、刺激的なことばかりだった。
素晴らしい景色に出会えただけでなく、エベレスト街道はシェルパ族の生活道でもあるため、異文化で暮らす人々の生活を垣間見ることもできた。
また、日本では経験できない5000mという高度は思っていたよりも過酷なものだった。二日に一回は頭痛に悩まされ、メンバー全員の体調が万全になる日はほとんどなかった。高山での登山の厳しさを身をもって学ぶことができた。
しかし、全体を通して振り返ってみると、登山としてはかなり物足りない気がした。
それはカラパタールの山頂を逃したというのもあるが、それ以上に、今までは夢のようにずっと遠い存在であった巨大なヒマラヤの山々を、実際に間近で見ることによって、アマダブラムや、アイランド・ピーク、それにエベレストに自分も登ってみたいと思ったからだ。
今回の山旅を通して、また自分の登山の視野が広がった。
今後は日本の山だけでなく、海外の山にもどんどん挑戦していきたい!
コメント
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カラパタールへの挑戦、大変だったみたいですね。大人数だと次々に誰かが体調を壊すのは判る気がします。
実は新婚旅行にネパールに行き、ゴーキョピークにも登りました。途中までカラパタールへの道と同じなので懐かしかったです。
こちらも皆さんと同じで、まずかみさんが、ナムチェバザールに着く前から風邪を引いて、高山病にもかかってダウン。暫くナムチェで滞在してから、ゴーキョピークに向かったのですが、次に私に風邪が移り、ゴーキョピークの手前では高山病にもかかって大変でした。
ゴーキョピークには登りましたが、風邪が治って元気なかみさんの後を、その時風邪がピークの私が死ぬ思いでついて行きました(;^_^A アセアセ
あれがもっと大人数で、順番に体調をくずした事を想像すれば皆さんの状態になりますね ところで僕らも皆さんと殆ど同じ時期(16年前)に行ったのですが、ナムチェで雪は降らなかったですね。もちろんその先は雪に埋もれていましたが。。。時期的には珍しいのでは無いでしょうか。まだ天気は晴れて安定している頃だと思います。
Futaroさん コメントありがとうございます。
大人数だからこそ楽しいこともあるのですが、全員のコンディションを維持するのはやはり難しいですね。現地で出会った、ある日本人トレッカーによると、
「欧米人の隊は仲間を置いていく
日本人の隊は仲間を待つ」
だそうです。
登頂は逃しましたが、最後まで全員でヒマラヤを歩けたのは良い思い出になりました。
ゴーキョに行かれたんですね!
僕らも当初の計画では、カラパタールの後にチョラ・パスを越えて、ゴーキョピークまで行く予定でした。今度また機会があれば、挑戦してみたいと思います。
ネパールは10月から5月までは乾季で、雨や雪に降られたとしても小降り程度だろうと思ってましたので、あそこまで本格的に降られるとは予想外でした
現地ネパール人に聞いても、この時期にナムチェで20兪宛紊泙農僂發襪里歪舛靴い茲Δ任后
カラパタールの後にチョラ・パスを越えて、ゴーキョピーク、やりたいコースですよね
僕らの場合は新婚旅行でも有ったので、その案は却下して、チトワン国立公園や、カトマンズの丘のハイキングの方に時間を振り分けました。
こちらも結構良いのでネパールに次回行く事が有れば、旅程に入れてみて下さい。野生のサイや像がキャンプ場にも現れるので、アフリカみたいですが、雪をいただいたヒマラヤの山々が見えるのがネパール的です。
カトマンズの旅行会社で手配すれば安いですよ。夜行バスで現地の人やバックパッカーと同乗です。
ただ16年前はもっと治安が安定していて、一人でトレッキングをしても不安は感じませんでしたけど、最近は政情が以前より不安定なので、ガイドやポーターを雇った方が安全そうですね。
実際はどうでしたか?
とても素晴らしいトレッキングでしたね。
昨年家内と同じ頃行って来ました。家内が軽い高山病に
なったためにシャンボチェのピンジョウロッジに滞在して写真撮影をメインにしてきました。
ゴーキョピークが目標だったので心残りですがまたいつか挑戦してきます。
http://www.geocities.jp/hyakumeizan2345/tokushuuryokouki/21_2_15_nepal_gongori/21_2_15_nepal_gongori.html
私たちの記録も良かったらご覧ください。
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