猿倉-白馬大雪渓-白馬岳頂上宿舎-清水岳-不帰岳-祖母谷温泉『2011年7月16日(土)〜18日(月/祝)』
- GPS
- 48:36
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 1,839m
- 下り
- 2,492m
コースタイム
【▲7月16日(土)▲】
『猿倉(標高1230m/7:38/登山開始)-白馬尻(8:40/25分休憩)-
白馬大雪渓の真ん中(10:47)-葱平下部(11:40/30分休憩)-
葱平(ねぶかびら/12:25)-第二雪渓(12:55)-お花畑避難小屋(13:17)-
白馬岳頂上宿舎(標高2730m/14:36/初日登山終了)』
【▲7月17日(日)▲】
『白馬岳頂上宿舎(標高2730m/5:15/2日目登山開始)-
祖母谷分岐(標高2770m/5:23)-裏旭岳(標高2733m/5:48)-
小旭岳直下(標高2636m/6:40)-清水平(標高2585m/7:06)-
清水岳(標高2589m/7:23)-猫又峠(8:46)-不帰岳避難小屋(9:05/35分休憩)-
百貫ノ大下り(標高1548m/12:01)-祖母谷林道(13:43/15分休憩)-
祖母谷温泉(標高780m/14:08/2日目登山終了)』
【▲7月18日(日)▲】
『祖母谷温泉(標高780m/7:34/徒歩)-欅平(標高599m/8:14/全行程終了)』
天候 | 『7月16日(土)』:晴れのち曇、日中の頂上宿舎は10℃、深夜は8℃ 『7月17日(日)』:晴れ、早朝の頂上宿舎8℃、祖母谷は25℃ 『7月18日(月)』:晴れ、早朝の祖母谷は20℃、日中の魚津駅は30℃以上 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
/圭-白馬(JR中央本線・篠ノ井線・大糸線/5250円) <快速ムーンライト信州号/快速列車指定席券510円> 白馬駅-猿倉(アルピコ交通バス/980円) 【★復路★】 −以-宇奈月(黒部峡谷鉄道/普通車/1660円) 宇奈月温泉-新魚津(富山地方鉄道宇奈月線/900円+100円<特急券>) 5津-新宿(東京都区内)(6200円/直江津・北越急行線経由) <魚津-越後湯沢/特急はくたか号(JR西日本・北越急行)/自由席/1290円> <越後湯沢-大宮/MAXとき号/上越新幹線/2520円> 【●往路詳細●】 新宿23:54-5:40白馬6:15<臨時バス>-6:50猿倉 <JR中央本線・JR篠ノ井線・JR大糸線・アルピコ交通バス> 【●復路詳細●】 欅平9:16-10:38宇奈月(宇奈月温泉)11:00-11:27新魚津(魚津)12:08- 13:54越後湯沢14:02-14:54大宮15:00-15:28新宿 <JR北陸本線・北越急行線・JR上越新幹線・JR湘南新宿ライン> アルピコ交通バス(旧:川中島バス)(白馬駅-白馬八方-猿倉) http://www.alpico.co.jp/access/hakuba/sarukura/ 白馬岳頂上宿舎(白馬村営/白馬村振興公社) http://annai.hakuba.jp/content/view/53/64/ 祖母谷温泉小屋(山小屋) http://www.geocities.jp/oyu_web/t1482.html 黒部峡谷鉄道(関西電力グループ)(欅平-宇奈月) http://www.kurotetu.co.jp/ 富山地方鉄道(宇奈月温泉-新魚津or電鉄富山) http://www.chitetsu.co.jp/ 北越急行線(直江津-犀潟-六日町-越後湯沢) http://www.hokuhoku.co.jp/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
〜感茣崟崟登山道:危険箇所は無し。 白馬大雪渓:落石に注意。 I垉岳〜祖母谷温泉は赤破線なみの樹林帯のヤブ道につき道迷い注意。 |
写真
感想
【★感想と解説★】
今回は北アルプス後立山連峰の百名山の白馬岳が目的ではなく、白馬岳頂上宿舎から祖母谷温泉(ばばだにおんせん)への超ロングルートに興味がありましたので行ってみました。ちなみに白馬岳には過去に昨年も一昨年も5年前も登っておりますので、今回はどうでもよかったです。まず初めに猿倉から1時間ほど樹林帯のショボ山を登って白馬尻へ行きまして、白馬尻では四本歯の軽アイゼンを装着して約500名程の登山者と一緒に白馬大雪渓を登りました。とにかく人が多過ぎて雪渓はほぼ渋滞でしたが、渋滞が原因で休みながらゆっくり登れましたので、2時間ほどで葱平の下部に着く事が出来ました。ここから再びアイゼンを装着して第二雪渓(約200m)を登るとお花畑避難小屋に到着し、左側に杓子岳を見ながら1時間ほど登ると白馬岳頂上宿舎です。ここの小屋は白馬岳直下の白馬山荘に比べると人気(にんき)が無いので、7月16日の夜は私一人でタタミ2畳分を確保できました。話によるとこの日の白馬山荘はタタミ2畳に3人で寝ていたようです。
翌日は朝5:15に出発し、祖母谷分岐から白馬三山にお別れをして、旭岳直下の雪田を越えて左側に立山連峰を見ながら裏旭岳や清水岳(しょうずだけ)へと向かいました。清水岳までは高原の花畑で眺望も最高で、天気も良好でしたので、立山連峰や遠く穂高連峰や富士山や清水岳直下のオレントメン谷の最深部まで見る事が出来ました。そして花畑と小さな雪田が多くて、ニッコウキスゲやクルマユリなどの高山植物の群落がそこかしこに見られました。清水岳からの下りは雪田と花畑のアルプスの雰囲気でしたが、猫又峠の手前くらいから樹林帯に入り無展望のショボ山になり、標高も2000m前後になってきましたので気温が上がり、まさに夏の関東の低山のような雰囲気でした。不帰岳避難小屋は樹林帯の中にありまして室内は低温サウナのように暑く、付近はヤブが繁茂しておりましたので虫が多かったですが、ここは小屋に水場がありますので夜間に泊まる場合は快適でしょう。
そして不帰岳避難小屋からが正念場で7本ほどの沢や雪渓をロープで横断したり巻いたりし、沢を渡ると、「ここが北アルプスか!!」と思わせるほどのヤブ道で、標高が1500mを切ると暑さはハンパじゃなくなり、途中で水が無くなりまして、沢の水を飲みながら祖母谷へ向かいました。さらに標高1000mを切ると完全に低温サウナ状態で、疲労と暑さと空腹との勝負で最後は気合でヤブ道を抜け出して、林道に出て、標高780mの祖母谷温泉に着きました。標高2770mの祖母谷分岐から標高780mの祖母谷温泉までは標高差1990m(約2000m)で、アルプスからショボ山への雰囲気で趣があります。
祖母谷温泉は黒部峡谷の秘湯で、露天風呂や内湯がありますが、内湯は超白濁の硫黄泉で、露天風呂は湯ノ花たっぷりの透明の硫黄泉です。ちなみにここは山小屋なので全て相部屋です。そして山屋と観光屋の結節点でもあります。そしてテントを張って連泊湯治する事も可能です。夜は星が綺麗で、月灯りの中で入湯する露天風呂は最高の至福です。そして本日の早朝は黒部峡谷鉄道の始発(9:16)に乗るために欅平駅までの祖母谷川沿いの林道を徒歩で下って欅平から乗車して帰路に就きました。今回の総括はアルプスとショボ山を味わえるロングルートの祖母谷ルートを少し甘く見ておりました。アルプス部分は涼しかったが、ショボ山部分はクソ暑く、祖母谷温泉は想像以上に遠かった(^^;!!
【■宿泊した小屋■】
7月16日(土):白馬岳頂上宿舎(素泊6300円)
7月17日(日):祖母谷温泉小屋(素泊5250円)
【▲登山者数情報▲】
 ̄鄙辧素鯒録:約200名
白馬尻〜白馬岳頂上宿舎:約500名
G鯒漏拂詐綵票法僧旭岳:約20名
の旭岳〜清水岳:5名
ダ郷絣戞蘇垉岳避難小屋:3名
ι垉岳避難小屋〜百貫ノ大下り:2名
百貫ノ大下り〜祖母谷温泉:0名
祖母谷温泉〜欅平:8名
【★参考までに(本年10月は『唐松岳〜祖母谷温泉』をやりました)★】
白馬八方-八方尾根-唐松岳頂上山荘-唐松岳-餓鬼山-祖母谷温泉-欅平
『2011年10月08日(土)〜2011年10月09日(日)』 <Yamaotoko7>
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-140247.html
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