記録ID: 1993342
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
八ヶ岳・本沢温泉から天狗を経て渋の湯へ
2019年08月24日(土) ~
2019年08月25日(日)
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 11:42
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,290m
- 下り
- 1,004m
コースタイム
1日目
- 山行
- 2:35
- 休憩
- 2:03
- 合計
- 4:38
11:00
11:08
29分
(R)
13:22
13:28
19分
(R)
15:09
2日目
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 2:40
- 合計
- 7:00
7:10
7:16
19分
(R)
7:48
7:59
18分
(R)
10:53
11:04
14分
(R)
13:12
13:20
20分
(R)
13:40
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
本沢温泉まで入るには、マイカーなら本沢入口まで(四駆ならさらにその先のゲートまで)入って、2時間林道を歩けば本沢温泉の小屋に着く。(ゲートからだと1時間程度?) 公共交通機関を利用する場合は、小海線の小海駅から稲子湯までのバスを利用する。小海駅始発の8:03発は稲子登山道入口にしか行かない。東京からの新幹線始発に接続するように、小海駅9:36発が稲子湯まで行くが、しらびそ小屋を目指す人はみどり池入口で降りる。回り込むように稲子湯に入るので、終点の一つ手前で降りると徒歩時間が15分くらい短縮できる。下山の場合は稲子湯まで歩いて汗を流してからバスに乗るのが一般的だろう。写真02を参照。 小海駅から稲子湯まで800円。松原湖駅入口は、松原湖駅から歩道を少し登って5分ほどだったと思う。そこからだとバス賃は600円。 http://www.koumi-town.jp/office2/archives/tourism/jikokuhyou/post-158.html (2)渋の湯 渋の湯は、中央線の茅野駅からバスで1時間ほどで、バス賃は1150円。日に3往復しか運行されていない。アルピコ交通は、だんだんダイヤが不便になっていて、麦草峠線は早朝便がなくなってしまった。ただ、登山者が多いときには臨機応変に増便を出してくれるなど、ありがたい。今後も頑張ってほしい。 https://www.alpico.co.jp/access/suwa/ (3)参考 佐久側から入山して、茅野側に下山する場合、自分がよくやるのは、茅野駅近くのビジネスホテルに前泊し、登山初日の朝に小淵沢、清里を経由して、小海まで鉄道で移動する。小海に9時前に着くので、小海駅9:36発のバスまでに、トイレや買い物もできる。(駅併設のスーパー「アルル」も9時から営業しているようだ。) 登山以外の荷物があれば、茅野駅のコインロッカーに入れておくこともできる。(二日分の利用料金になるが…) |
コース状況/ 危険箇所等 |
〔目次〕 1.みどり池入口〜本沢温泉 2.雲上の湯 3.本沢温泉〜天狗 4.天狗〜黒百合平 5.黒百合平〜渋の湯 1.みどり池入口〜本沢温泉 みどり池入口は、アクセスのところで説明したとおり、回り込むようにバスが入ってくるので、登山道の方向感覚が狂うように思う。よく指導標識を見てバス停から入っていく。ゲートの手前で白駒池に向かうルートが右に入っていく。ゲートまで進むと、ゲート横に登山ポストがある。ゲートを入って1分ほど林道を進むと、右へみどり池・しらびそ小屋へのルートがある。 みどり池入口のバス停付近には20台くらい停められそうな駐車スペースがあった。ドコモの電波は確認しなかった。稲子湯が圏内なら届くのか? 登山道に入って、しばらくは林の中のなだらかな斜面を登っていく。最初に分かれた林道と合流し、また登山道に入る。再び林道に合流して、しばらく林道を進むと、登山道が案内されている。入口に「登山道崩壊のためみどり池へはこちらから」と小海町の案内板が出ていた。沢の左岸の道が崩壊しているようで、右岸に立派なう回路が付けられている。このう回路は、ジープなら走れるくらい広い道がどこまでも続いた。 バス停を出発して1時間ほどで、「こまどり沢」というポイントに着く。通行止めとなっている左岸の道が沢を渡って合流していたが、ロープが張られて進入禁止になっている。「こまどり沢」で気にくくられていた案内板には「みどり池までがんばって40分。稲子湯までなんとなく1時間。」と書かれていた。センスがいいなぁ。 こまどり沢を過ぎると、本格的な登山道になり、道も普通の登山道クラスの細さで、傾斜もきつくなる。ただ、30分ほどで林道に登り詰め、指導標にはしらびそ小屋まで2分とあった。がんばり過ぎた!? 林道合流地点から2分じゃ着かなかったが、3、4分でしらびそ小屋が見えてきた。その手前にキャンプ指定地があり、10張くらいの広さだと思う。 みどり池のほとりにしらびそ小屋が立っていて、喫茶を利用させてもらった。小屋の中のテーブルでコーヒーを飲みながら窓外を見ると、リスの餌付けのひまわりの種が置いてあった。自分が出発して10分ほどでリスが現れたらしい。小屋前のみどり池は静かな池で、奥には天狗岳の崖が見えている。しらびそ小屋はドコモ圏内。 しらびそ小屋を出発して数分で、本沢温泉と中山峠との分岐に出る。本沢温泉の方へ進むと、湿地帯に入る。木道が設置されていたり、小川の渡渉ポイントがあったり。湿地帯を過ぎると、次第に登山道は標高を上げるようになる。ほぼトラバースのコースかと思いきや、100mほど標高を稼がされた。登り詰めて少し下り始めると、まもなく眼下に林道が見えてくる。本沢入口から本沢温泉に入る林道である。最後は50mほど下って林道に合流する感じである。 林道に合流したポイントの標識では、本沢温泉まで徒歩10分とあった。ほぼ水平な道を行くと、本沢温泉のキャンプ指定地があり、水場もあった。そこから小屋まではちょっと坂を上がる感じで、最後は疲れる。次第に建物が見えてきて、本沢温泉の玄関に着く。 本沢温泉は、沢筋にある小屋なので、美味しい水が豊富に出ている。ルート脇にも水が流れっぱなし、小屋内の洗面所でも流れっぱなし。トイレもきれいである。内湯は金属泉でオレンジ色。ドコモは圏内。一人だったので予約せずに行ったら、ちょっと怒られた。 2.雲上の湯 本沢温泉から雲上の湯までは、登り10分ほど。夏沢峠へのルートをしばらく進む。30秒ごとに「露天→」「雲上の湯」と札が出ている。5分ほど歩くと夏沢峠への道と分岐する指導標に出る。分岐を左へ進むと、一度樹林の中に入るが、すぐに開けて沢の縁を進むルートになり、硫黄臭が強く感じられるようになる。まもなく、湯舟が見えてくる。 露天風呂しかなく、脱衣所もなく、砂利のルート上で脱いで入ることになる。(出たあと、足の砂を払って靴下を履くのが大変。) 湯舟も小さく4、5人が入れる程度。奥には硫黄岳の爆裂火口が見えていて、ロケーションとしては最高である。硫黄臭ぷんぷんの泉質で、白濁しているが女性は水着で入る人が多い。 3.本沢温泉〜天狗 本沢温泉の朝食は6時からと、やや遅い。朝を弁当にする人もいる。自分の今回の行程は長くないので、6時の直食をいただいてから出発する。小屋を出てすぐに右に曲がり、本沢温泉の建物の裏側に入る感じ。入口に「白砂新道」の案内がある。登山道に入り、沢沿いをトラバース気味に進む。眼下にはまだ本沢温泉の建物が見える。途中で沢を渡渉し、本格的な登りに入る。樹林の中だが、結構な急登になる。30分ほど汗をかくと、木々の間から硫黄岳の爆裂火口が見えてきたりする。2300mを過ぎたあたりで一瞬下りがあるが、すぐに登り返しが始まる。 1時間を経過して、次第に低木帯になり、すぐに森林限界を越える。斜面の先に稜線が見えている感じだが、稜線にある分岐指導標は見えなかった。三度四度折り返して登り詰めると、八ヶ岳の主脈稜線に着く。指導標があって、周辺も平で広い。茅野側の展望もあるほか、根石岳と、西天狗・東天狗が間近に見える。 分岐から東天狗までは、岩場を登るルートであり、佐久側には崖もあるので、注意が必要である。ただ、鉄製の金網足場やクサリが付いているので、難易度としては高くない。分岐から15分ほどで東天狗の山頂に着く。 東天狗は八ヶ岳の南部も北部も見える、見晴のよい山頂である。山頂一帯が岩場で、平らなところはないものの、山頂やや下も含めて、かなりの人数が休憩できる山頂である。東天狗はドコモ圏内。 西天狗は目前に見えているが、一度下ってから登り返すので、片道20分ほどかかるし、急登である。メインザックを東天狗の山頂やや下に置いて、サブザックで往復した。両天狗のコルはコマクサの群生地だが、さすがに終わっていた。 西天狗の山頂は平らで広いが、周辺がハエマツになっていて、背伸びしないと平らなところは蓼科山などは見えないかな。山頂の南側のハエマツ向こうに少し小さな広場もあって、赤岳・阿弥陀岳や南アルプス(北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳など)を見るなら、その広場からである。今回確認しなかったが、西天狗もドコモは圏内である。 4.天狗〜黒百合平 天狗から黒百合平までは、東天狗の山頂やや下からルートが付いている。西天狗からだと、ほぼ東天狗を登り返さないといけない。(冬場は、雪の上を歩けるので、コルから直接進むのかもしれない。) 東天狗から岩の多いルートを下っていくと、10分少々で天狗の奥庭ルートの分岐に着く。以前に奥庭の方へ下ったことがあるが、岩の登り降りが多く、体力を消耗したことを覚えており、今回も中山峠経由のルートを選んだ。分岐の先は怒涛の下りで、かなりの傾斜を下っていく。登ってくる人たちは大変である。ただ展望はよく、眼下にしらびそ小屋の屋根も見え、奥には縞枯れの山肌や蓼科山、ニウなどが見える。 途中から時おり樹林の中に入って、また展望の利くところに出て、という感じになる。かなり下ったところに広い休憩スペースがあり、そこから10分で中山峠に着く。中山峠は、以前に来たときドコモの電波がかろうじてきていたと思う。 中山峠から黒百合平までは、木道を5分進むと着く。林の中を進んで、開けたところがキャンプ指定地で、黒百合ヒュッテの建物もその先に見える。トイレは200円。ドコモは圏内。(以前着たときには電波が弱かったが、今回はバリバリ4Gが来ていた。) 水の補給は小屋泊かテント泊の人だけで、それ以外の人はペットボトルを購入ということになる。軽食サービスのビーフシチューやカップケーキなどが有名。 5.黒百合平〜渋の湯 黒百合平からの下山は、渋の湯か唐沢鉱泉である。渋の湯は、案内標識によっては「奥蓼科登山口」となっていたりするので、気を付けたい。黒百合平を出て、すぐにうっそうとした林の沢ルートを下っていく。大きな岩が多く、滑りやすい道を慎重に下っていく。時おり、木の橋や、金属網の足場がある。また、増水時には沢の中心からやや外れたところにあるう回路もある。コースタイム45分で唐沢鉱泉と渋の湯の分岐に出る。沢を横切る感じのポイントで、沢の向こうに広い休憩スペースがある。 唐沢鉱泉の分岐からはほんのちょっとだけ登り返すが、すぐに水平道になり、次第に下りになる。ここも岩の多い下りで、スピードはあまり出ない。唐沢鉱泉分岐から20分弱で、パノラマコースと渋の湯の分岐に出る。広い分岐である。パノラマコースは「八方台」という展望台が案内されている。渋の湯の方は、奥蓼科登山口となっていたが、誰かが「渋の湯」と小さく書いていた。 分岐を過ぎると、ひたすら下りになる。黒百合平から分岐までに比べれば、かなり歩きやすい道になっている。30分弱下ると、また分岐に着く。直進すれば、等高線に垂直に下る急坂で、その先に高見石へのルートが続くが、渋の湯にも行ける。分岐で左に折れると、斜面をトラバース気味に下っていき、ルートが右旋回すると渋御殿湯の建物が見えてくる。最後は、先ほどの道と合流し、川にかかる橋を渡って登山口に着く。橋のところに登山ポストがある。そこから砂利道を100mほど進めば渋御殿湯の玄関前であり、バス停「渋の湯」もある。 渋の湯で入浴しない方のためのトイレは、バス停から茅野方面へ少し歩いたところ、橋を渡った先に公衆便所がある。渋御殿湯付近は、ドコモは弱いが3Gの電波が来ていた。 |
その他周辺情報 | 渋御殿湯 http://www.gotenyu.com/fare.html 日帰り入浴は1000円と少し高いが、泉質は最高。 ただし、温かい湯舟は普通の水を沸かしただけで、温泉成分の湯舟は冷泉である。かなり冷たく、入るのにちょっと大変だった。フロント前にジュース・ビールの自販機がある。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
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