黒法師岳と日本最南端2000mの地☆シブロク歩道↑登高尾根↓

2019年12月11日(水) [日帰り]

• GPS: 09:02
• 距離: 21.0km
• 登り: 2,448m
• 下り: 2,447m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:23
• 休憩: 0:33
• 合計: 8:56

6:52 戸中川林道ゲート
7:25 7:25 休憩小屋
7:39 7:39 上足毛沢橋
10:38 11:01 バラ谷の頭
11:20 11:21 上西平山
12:25 12:27 黒法師岳
12:54 12:59 等高尾根下降点
14:22 14:23 黒法師岳登山口
14:26 14:27 休憩小屋
14:59 14:59 上足毛沢橋
15:12 15:12 休憩小屋
15:46 15:46 戸中川林道ゲート
15:48 ゴール地点

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新東名浜松浜北ICから約50km。水窪ダムを目指して進む。
水窪ダムを過ぎたら、分岐を右へ。未舗装の戸中川林道へ。
比較的フラットダートで、乗用車でも走りやすいと思う。
戸中川林道通行止めゲート前は、駐車禁止。
その手前の路肩が広くなってる箇所に止めるか、
森林伐採中の看板がある広場みたいになってるところに止めるか。
明確にここが駐車場所ですというのは、無い。

最寄りの公衆トイレは、水窪ダムにあり。
小屋型、水洗、水道あり、TPあり。24時間利用可能。無料。
通年利用可能かは不明。少なくとも、この日は使えた。
トイレの近くに駐車場もある。

コース状況／危険箇所等

ゲート前からは、未舗装の戸中川林道歩き。4kmほど。
シブロク歩道は、不明瞭まではいかないけども、分かり辛い箇所もあるので、
登りで使ったほうが無難。登りなら、特に不安になる箇所はなし。

尾根に出て、麻布山からの登山道と合流すると、笹が濃くなる。
かき分ければ明瞭な踏み跡が出てくるけど、かなり厄介。
丈は膝辺りから頭のてっぺんくらいまでと様々。
たまに踏み跡を見失ったら、直感で登る。
バラ谷の頭までは、登りで身の丈ほどの猛烈な笹薮漕ぎ。
この辺りは整備されてる様子は無い。

バラ谷の頭は、展望良好。
バラ谷の頭山頂標識から、南へ薄い踏み跡を100mほどたどると、
本邦最南2000mの地。

バラ谷の頭からは、踏み跡程度の笹原の急斜面のくだり。
黒法師岳との鞍部周辺は広い尾根筋で、無数のケモノ道の惑わされながら、適当に歩く。
黒法師岳に取りつくと、身の丈ほどの深い笹原の急斜面で最後の難所。
踏み跡は、ケモノ道程度になり、不明瞭気味。

黒法師岳山頂は木々に覆われて展望なし。
くだりは、等高尾根へ。山頂近くにある分岐のすぐ先辺りは、崩落個所のキワを歩く。
キワの先は、少しばかり不明瞭。登りで等高尾根を使わなかった時は、
等高尾根への分岐を見落として、丸盆岳方面へ行ってしまう可能性あり。
丸盆岳へは、不明瞭な踏み跡程度の笹原が続いていた。

等高尾根に入ると、すぐに眺望無し。
ザレて滑りやすい急斜面をひらすら林道までくだるだけ。
戸中川林道に出たら、あとはただ戻るだけ。

累積標高差が、2700mくらいになってますけど、
実際には1500mくらいだと思います。
谷近くの林道歩きが長いので、誤差が大きいのだと思います。

参考ですけど、黒法師岳には、西に前黒法師山（1782m）と東に前黒法師岳（1943m）がある。紛らわし。

その他周辺情報

▼黒法師岳バッジ
　調べた限りなし。ネットでは通販してる。

▼その他
　○近藤酢店（延命酢）
　　https://www.kondousuten.co.jp/

写真

12/10 23:58

新東名の浜松浜北ICを出てから、戸中川林道へ向けて走っていると、不穏な看板が。結局、そっちには行かないので、問題なかった

12/11 5:53

水窪ダム（みさくぼだむ）にある公衆トイレ。夜間使用可能。近くに駐車場もある

12/11 6:20

戸中川林道の通行止めゲート前。このゲート前には、駐車はご遠慮くださいとのことだったので、少し戻ったところの路肩に駐車した。この辺りの路肩は広い

12/11 6:51

ゲート脇に登山ポスト。明確に駐車場所が定かでないわりには、ここにポストがあったりする。タクシーでここまで入ることを想定しているのだろうか。タクシーでここまで来たら、ごっつい料金をとられそうだ

12/11 6:51

岩場を好むカモシカは、
用心深く 慎重だ。
登山ポストのボックスを開けると書いてあります

12/11 6:53

ゲートの先。いきなり、分岐。右へ行きます。外気温は3度。あたたけー。12月とは思えない。異常気象だ

12/11 6:58

こんな感じで、距離が出てます

12/11 7:15

清滝
退屈な林道歩き

12/11 7:49

シブロク歩道に到着した。ここまで4キロあります。ずっと、ゆるやかな登り。車でも走れそう

12/11 8:02

シブロク歩道は、かなり渋い登山道

12/11 8:13

途中にある小屋が目印

12/11 8:25

シブロク歩道は、不明瞭ではないけども、分かり辛い箇所あり

12/11 8:40

似たような小屋がまたあった

12/11 8:47

麻布山からのルートと合流する手前あたりが不明瞭。写真の通り

12/11 9:16

なんか、見えているのは、黒法師岳だと思う

12/11 9:28

麻布山との分岐

12/11 9:28

こっから、尾根

12/11 9:58

笹原出てきた

12/11 10:07

丈は目の高さから、くるぶしまでと様々

12/11 10:34

バラ谷の頭。この日、一番の眺望はここから

12/11 10:34

ほれ。黒法師岳の右肩に富士山も

12/11 10:34

北東のほう

12/11 10:35

えーわからん岳

12/11 10:35

富士

12/11 10:35

黒法師岳ずむ

12/11 10:35

丸盆岳ずむ

12/11 10:35

えー

12/11 10:35

北のほう

12/11 10:36

はて

12/11 10:36

なんでしょう

12/11 10:36

登ったことはあると思うけど

12/11 10:36

どれが、どれだか分かりません

12/11 10:37

足元は、サラサラパラパラと、小石が音を立てて落ちていく。崩壊している山なのか

12/11 10:40

バラ谷の頭から、本邦最南2000mの地へ向かいます。この笹原を南へ進むと、すぐ

12/11 10:42

これ。本邦最南2000mの地。ここより、南には日本には、標高2000mを越える山は無いってか

12/11 10:43

南に目を向ければ、どれもこれも、全てが自分の目線より下か

12/11 10:53

あれは、麻布山だろうか

12/11 10:56

バラ谷の頭に戻ってきた。黒法師岳は、ここから眺めないと、かなり寂しい印象の山になるかもしれない

12/11 11:05

この笹原。この辺りの丈はくるぶしより少し上

12/11 11:09

上西平山へ向けてくだります

12/11 11:11

この辺りの眺めはよい

12/11 11:12

雪はこのところの異常気象で溶けてしまったようだ

12/11 11:13

水場があるのか

12/11 11:16

上西平山の周辺は広い尾根なので、直感で登ります

12/11 11:31

上西平山山頂付近から黒法師岳

12/11 11:34

最後の登り

12/11 11:39

笹との格闘

12/11 11:39

振り返っても、どこを歩いてきたのか分からないくらいの笹藪

12/11 11:45

バラ谷の頭

12/11 12:03

黒法師岳山頂。視界なし

12/11 12:04

噂のバッテン三角点。黒法師岳は、一等三角点百名山でもある

12/11 12:28

さ。何も見えない山頂は長居は無用なので、下山します

12/11 12:28

眺めはよいけど、風も強い

12/11 12:30

あれが丸盆岳か。素敵な山じゃないの

12/11 12:30

南アルプスが見えます

12/11 12:31

この崩壊地のキワを歩きます

12/11 12:32

あぶねんじゃね

12/11 12:34

この日、最後の富士

12/11 12:41

なんか、不明瞭

12/11 12:54

等高尾根への分岐。登りで等高尾根を使ってないと、この分岐は分かり辛いかもしれない

12/11 12:54

等高尾根分岐付近から黒法師岳。ここからだと、なんとも言えない山にしか見えない。やっぱり、バラ谷の頭から眺めないと

12/11 12:56

丸盆岳へは、笹原。整備された登山道は無いみたい

12/11 12:57

丸盆岳。時間はあるけど、どうせ、笹薮漕ぎになりそうなので、パス

12/11 12:57

丸盆岳の隣の山。この辺りの山は崩壊が多いね

12/11 13:02

弁当転がし
等高尾根に入ると、視界は無いうえに、かなりの急傾斜

12/11 13:39

市川戻り
意味も由来も分かりません

12/11 13:45

ヤレヤレ平

やれやれだぜ、、、等高尾根

12/11 14:23

特に見るモノも無く、戸中川林道の黒法師岳登山口に出た。登高尾根の写真は3枚だけ

12/11 14:35

黒法師岳登山口から通行止めゲートまで6キロくらいかな

12/11 15:15

けっこう、立派な滝だけど、真ん中くらいで林道で分断されている。分断されなきゃ、かなりの落差と思う

12/11 15:44

ゲート近くには、森林管理署か何かの小屋。トイレが見える。勝手に使うわけにはいかないけど

12/11 16:14

車に飛び乗って移動していると、な、なんじゃあ、こりゃあ。いつの間にか、ウマが設置されてる。朝は無かったけど

12/11 16:15

ふむふむ。確かにここの手前500mくらいに、こぶし大の石が20個くらい散乱してる箇所があったけど。あれだけで、一般車通行止めになるのか。なんなら、戻ってどかしてあげてもよかったけど。2分くらいで終わるし

12/11 16:15

もう一個のウマの注意書き。ま、このレコが公開された頃には、もう過ぎてますけどね

12/11 16:39

水窪ダムに戻ってきました。ここには、公衆トイレと自販機と駐車場があります

12/11 16:39

これが駐車場所。トイレまで30mくらい

12/11 17:07

水窪にあるスーパーやまみちで、食料の買い出し。店名がいい。やまみちだで

12/11 18:28

静岡県浜松市まで移動して、スーパーこでら赤佐店でさらに買い出し。かなり、地元密着な品揃え。以下、こでらで買った物

12/11 19:22

浜松市なので、うなぎを食べたかったけど、浜名湖産は￥2000だったので、こちらになった。次こそは、浜名湖産うなぎを食べるぞ

12/11 19:22

そして、なぜか五平餅。セクシーな半額シールに、半額王子もご満悦だ

12/11 19:32

浜松市といえば、餃子だった気がするので、餃子。こでら自家製でうまいじゃん

12/11 22:59

土産。静岡だからやっぱり川根茶と延命酢。延命酢は、みかんの酢。調べてみると、かなり面白いモノのようだ。こういうのが見つかるから、地元スーパー巡りはやめられん

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

感想

藪犬☆mogless

南アルプス深南部にある難峰4座のうちの1つ、、、と勝手に思ってる黒法師岳。どこから登っても、距離と標高差が大きいので、後回しになってました。先日、大無間山に登ってからというもの、今年中にもう1座くらいは、南アルプス深南部の山に登ろうと考えていたもんで。

では。どこから登るか。寸又峡か。麻布山か。戸中川林道からか。どこから登ってもタフなトレイル。しかしながら、最短路の往復はしたくない。となると、シブロク歩道を使って周回できる戸中川林道からとなりました。ま、本邦最南端2000の地にも行ってみたかったというのがありますけど。

で。シブロク歩道は、どうも、ルートが分かり辛いような気配だったので、先に難所をパスするために、登りで使うことに。日没時間切れで歩くのは、シブロク歩道よりも、戸中川林道のほうがいい。

バラ谷の頭まで、ほぼ眺望なし。というより、満足な眺望が得られるのは、本コースでは、バラ谷の頭の山頂のみ。ここから、黒法師岳の眺めが素晴らしい。黒法師岳山頂部は、眺望絶無。本峰最南端2000mの地は、南側のみ視界が開けていた。行くだけで満足。

バラ谷の頭をくだって上西平山を過ぎてしまうと、ろくな眺望が無かったりする。頑張って丸盆岳に行けば別ですけども、単に等高尾根の往復では、この山の印象はかなり薄いモノになってしまうのではないかと思った。バラ谷の頭を経由し、本邦最南端2000mの地を訪れたことで、私にとっては黒法師岳が印象深い山となった。

○東海遠征1日目　黒法師岳☆シブロク歩道↑登高尾根↓
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○東海遠征2日目　久能山東照宮
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○東海遠征3日目　山伏・大谷嶺・八紘嶺周回
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