富良野岳〜上ホロカメットク山(お花畑と強風の稜線歩き)
- GPS
- 07:50
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,164m
- 下り
- 1,148m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ(強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
十勝岳温泉駐車場から富良野岳分岐 前日の雨のため登山道が一部沢のようになっている場所もありましたが歩きやすい道でした。 駐車場にトイレと入山者名簿があります。 富良野岳から上ホロカメットク山 尾根沿いのなります。 三峰山付近は岩場がありますが問題はありません。 上ホロカメットク山の下に避難小屋がありトイレもあります。 かみふらの岳から十勝岳温泉駐車場 かみふらの岳直下はかなりの急坂&階段(通称300階段)になっていてかなり大変でした。 |
写真
感想
今年の夏休みは北海道の富良野岳を登ってきました。
小学校からの30年来の友達であるLiparisさんは大学生のときに北海道に移住し今では美瑛町で農家をしています。
今回は彼を頼って初の北海道遠征登山を行いました。
日記にも書きましたが北海道へは8月13日から15日までの3日間行ってきました。
3日間の内容はこちらを参照してください。
http://www.yamareco.com/modules/diary/13595-detail-38969
2日目が今回のメインイベントでLiparisさんお勧めの富良野岳から上ホロカメットク山までを縦走してきました。
車でLiparisさんと登山口のある十勝岳温泉まで行き、約40台駐車可能な無料駐車場に停めました。
前日の雨が残っていたせいか1/3程度しか停まっていませんでした。
登山道の入り口で入山者名簿を記入し、歩き始めます。
安政火口の手前までは一般の観光客の人たちも歩くような広い整備された道ですが、火口手前で一旦沢に降り登り返すあたりから細い登山道になっていきます。
D尾根を巻きしばらく行くと富良野岳と上ホロカメットク山の分岐に出ます。
この辺りから前日の雨が登山道まであふれていて沢の中を歩いているような感じです。
正面には富良野岳が見えてくるらしいのですが雲が低くなかなか見えません。
足元にはウメバチソウやエゾオヤマノリンドウ、チングルマなどの高山植物も増えてきました。
ここでやっと雲が晴れ始め山頂はまだ見えませんが富良野岳が少し見え始めました。
ここからは等高線沿いにトラバースして最後の直登を越えるとやっと稜線上に出てきましたが、稜線上に出たとたんに下から突風が吹きつけてきて、とても寒くなってきましたが、徐々に雲は切れてきました。
分岐のあとは細かい火山性の砂礫を登るため強風と相まって少し歩きづらいですがしばらくいくと尾根のかげに入り歩きやすくなりますが、稜線上に上がると相変わらずすごい強風です。
分岐から800mほどで富良野岳へ到着しました。
風のおかげで雲はほとんどなくなり、北西方向には十勝岳やさらに奥の大雪山系、南西方向には夕張山地の芦別岳や夕張岳、北側の麓には美瑛の街、南側の麓には原始ヶ原の湿原などがとてもよく見えました。
山頂にはほかにも何人もの登山者の方がいてお互い写真をとりあったりしていました。
ここからは強風吹きすさぶ稜線上を三峰山を通り上ホロカメットク山まで向かいます。
途中の三峰山あたりでピィピィとナキウサギの声が多く聞こえるようになりましたが残念ながら姿は見られませんでしたが、一瞬でしたが登山道を横切るキタキツネを見ることができました。
三峰山の山頂からは2羽の鳥が上空を飛んでいるのが見え、鳥に詳しいLiparisさんによるとたぶんハイタカではないかということでしたが近くまでは来なかったため詳しくはわかりませんでした。
ちなみにLiparisさんは北海道の動植物、特に鳥類と植物には詳しくいろいろ教えてもらいました。
三峰山の次のピークはかみふらの岳になりますがこの山の名前は平成になってから付けられたものでそれまではただの分岐点だったそうです。
かみふらの岳から上ホロカメットク山まではごつごつとした岩場を越えていきます。
上ホロカメットク山まで来ると十勝岳が目の前に見え山肌に残雪があるのまで分かりました。
頑張れば十勝岳まで行けるそうですが今日は一旦、上ホロ小屋までおりて休憩を取り折り返すことにします。
ちなみにこの舌を噛みそうな上ホロカメットク山はアイヌ名のペナクシホロカメットクヌプリからきたもので、ペナクシ「上」ホロカメットク「逆さ川(河口と反対方向に流れる川)の奥」ヌプリ「山」という意味があるそうですがいまいちよくわかりません。
上ホロ小屋には学生のパーティがいてけっこう混んでいたので、小屋から少し下った水場の上の広場で休憩を取りました。
食事を終え休んでいると、十勝岳のほうからヘリコプターが飛んできて上空を「何度も旋回していて、なにかあったのかと見ていましたがいつのまにか見えなくなってしまいました。
今度は十勝岳のほうから黒い雲が上がってきたのでそろそろ下山の準備をすることにしました。
帰りは上ホロカメットク山の南東側にあるイワギキョウのお花畑のなかの巻き道を通りかみふらの岳の分岐からD尾根沿いに下山しました。
かみふらの岳あたりからまた風が強くなり始めしかもかなりの急坂とそのあとにある通称300階段が疲れた足に追い打ちをかけるようでとてもきつかったです。
富良野岳との分岐まで戻ってくるとあとは幾分なだらかな道になります。
ここにはすでに赤くなっているウラジロナナカマドもありましたが、ほんの一部分だけでした。
駐車場の手前では目の前を何か小さな動物が横切り、草むらの中に入っていったのでのぞいてみるとエゾシマリスが食事中でした。
無事に駐車場までたどり着き入山者名簿に下山時刻を記入して今日の山登りは終了です。
最後に駐車場わきの温泉宿「凌雲閣」で富良野岳の山バッジを買って帰りました。
初めての遠征登山でしたがLiparisさんの協力もあり、初めての稜線歩きも体験できてとてもよかったです。
うわ〜〜キレイ
青空だね〜〜〜
良かったね〜〜〜
気持ちよかったでしょう
原始ヶ原を横切って富良野岳に登ったことがあります。
上から見るときれいだけど、ものすごいぬかるみでね、
長靴履いて行ったんだけど、ギリギリまで泥に埋まる状態で何時間も歩いた〜〜
あれはなかなかすごかった
上ホロ小屋にも泊まった事あります。
なんだか懐かしく拝見しました。
北海道、行きたいな〜〜〜〜〜
しかし、やっぱり健脚ですねえ
tekutekugoさんこんにちは(^-^)/
いつもは奥多摩の山ばかりなのでこういう山は初めてでとても面白かったです。
稜線上はものすごく風が強く大変でしたが(´・_・`)
Liparisさんに原始ヶ原にも登山道があるとは聞いていたのですが、あの中を歩かれたんですね( ̄□ ̄;)!!
さすがでございますo(≧▽≦)o
北海道にもまた行ってみたいですが、いつになるでしょうσ(^_^;)
とりあえずは近くの2000m級を目指そうと思いますp(^_^)q
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する