北穂高岳(涸沢テント泊)
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- GPS
- 14:52
- 距離
- 33.8km
- 登り
- 1,737m
- 下り
- 1,634m
コースタイム
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 4:15
- 合計
- 10:19
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 5:45
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 5:51
天候 | 上高地〜横尾晴れ、横尾〜小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小梨平・熊襲撃テント場閉鎖。 登山道・一部群発地震と雨で崩落注意、箇所ありで注意。熊出没注意。 |
その他周辺情報 | バス、小屋、店舗はマスク着用。 |
写真
装備
個人装備 |
オニドーム2
折畳みストック
ジェットボイル
カッパ
アタックザック
|
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感想
2年ぶりの上高地、生憎の週間天気で槍などの縦走は断念した。前回やり残した北穂高へ。涸沢いくだけでもよかったので。
さて上高地バス乗り場の2階でモーニング。小梨平は熊襲撃でテント場は閉鎖。北穂から戻って2泊くらいして岳沢から前穂高をいくとか風呂入ってのんびりの予定が狂ってしまった。まあ3日目に徳沢で泊まるか岳沢小屋までいくか余力があれば考えようと一路涸沢へ。
徳沢まではすぐで問題なし。だが徳沢ー横尾間が長かった。こんな距離とかあったっけかと、夜行バスでなぜか一睡もできなかった身にはきつく感じた。これからの安全を考え、横尾で昼寝することにした。700円の料金を払って幕営。14時までに出発できなければ泊まり、できたら撤収して涸沢へいこうと考え、しばし昼寝。12時半に起きて13時半頃にさあ涸沢へ。テント代もったいないけどチップトイレ2度使用したから。
横尾ー本谷橋までもきつく感じた。道も岩ゴロゴロのせまい林道みたいなとこ通ったり、こんな歩きづらいとこあったっけと。やがて霧雨からポツポツと。難儀しつつ本に橋へ。
本谷橋でカッパを着る。本谷橋、川辺の橋なくなったね。雨ふってたので休憩する人も山側に隠れるように。ゆっくりいる環境でないのですぐに出発。
そしていきなりの急登からしばらくすると疲労で吐きそうになり、やはり横尾でゆっくり1泊して休もうかと、いま戻ればテント代払ってあるので再幕営に問題なし。
しばし考えたが落ち着きを取り戻し、テントもツエルトも食料もあるしいざとなったらビバークも可能と考えゆっくりいこうと進んだ。まああんなとこでビバークしてたらみっともないけどね。
Sガレ場へ。ここまでが長かった。人も多くいたがみな疲れ果ててあちこちで休んでいた。岩にザックが置かれっぱなしと思って近づいたらおばあちゃんだった。疲れて寝転がっているようだった。心配してこんにちは〜と声をかけたら起き上がった。おばあちゃんにはここはきついだろうよ。こちらもゆっくり安全に。長い登りだが涸沢でゆっくりできると考えれば気も楽になったけどね。もしかして涸沢テント泊はこれが最後かもしれないと思った(体力的とか縦走とか考えたらね)。
さて涸沢はこの時期にしてはテント少なかったような。受付を済ませ、幕営。過去にここでバスの予約した記憶があるが、au終始安定せず、通話はできるが通信はできずの状況だった。通信できると思ったから本体に保存などはしてなく夜は暇だった。景色も山頂はほぼ終始雲に包まれていた。奥穂や涸沢の槍も雲に隠れてみえないよ。残念。
フリーズドライの食事を済ませ、今回はご飯とカレー、牛丼など。みそ汁付き。この組み合わせならなんとかあまりおいしくないドライごはんも食べられます。特にみそ汁は必須。リゾットだの五目飯はまずくて避けたほうがいい。
翌朝6時頃北穂へ出発。ヘルメットは最初から最後まで装着。涸沢小屋からの急な登りにすぐ疲れてきた。いつまで続くんだよと何度おもったことか。やがて山腹をトラバースみたくなってからまた急登。大岩ゴロゴロの急登を登り、南陵取り付けへ。途中、ドサっとした音がして見上げたら下りで転倒してる人が、すれ違う時大丈夫ですかと声をかけた。カッパの膝の部分が切れてて出血がみえた。大事な程ではないだろうと思ったがこちらも気を付けないと。
さて南陵取り付けすぐには噂の梯子、だが梯子そのものは短く、なんてことはないがその手前が乾徳山レベルのクサリ。下りの人を待って並んでいた女性がお先にどうぞというので登る。まあ登りは足掛かりもあるのでクサリはあまり使わなかった。しかし足掛けのボルトみたいなのって倒れたりしたら刺さったりかえって危ないんじゃねとか思ったけど。梯子は八ヶ岳ゲンジー梯子の4分の一くらいじゃないか大した梯子ではない。だが注意を。下りはクサリ使います。
さらにさらに急登が続き、長い岩稜が続く。雨もしとしとしたところでなにやら番号がふってある岩場へ。なんだとおもったらテン場なんだね。岩と岩の隙間の平地に幕営するのだろう。誰もいかなったけど。ここって小屋、山頂からかなり離れたところにあるようで。このあたり大岩とかあって天気よければ絶景だとおもうんだけどあいにく残念でしたね。
テン場をすぎてもうすぐとさらに登ります。クサリとかありますが慎重にいけば平気なレベルです。そしてやっと分岐に到着。そこから北峰までもちょっと登りあります。大岩の下を横切り、ああここも天気よければ圧巻な景色なんだろうと。
やっと山頂に到着。景色は望めず。あー残念。またの機会ですね。そしてほんとに山頂直下に北穂高小屋ある。この小屋こじんまりとしてなんかいい感じ。おそらく近い将来泊まることになるかも。
山頂でお約束のチリトマト。そして大キレットちょっと偵察したかったけど、小屋直下の急な下りからで視界不良で戻るの大変だしこの天気じゃ俯瞰できないと思うし、行くのはやめました。これもまたの機会に。そして下山。行く人はこの下山は登りよりも慎重に下って下さい。南陵取り付けから上のカッパ脱いで折り畳みストック使用しました。
ゆっくりと涸沢小屋へ到着。雲の下は降ってないんだね。小屋のテラスでソフトクリームを食す。この後、テラスからペットボトル落としてしまいます。見下ろしたらどこへ消えたのか当然取りにいけず。過失ではあるもののポイ捨てみたくなってしまったけど。
この時、テント撤収後が多く、この時期にしては閑散となった。夕方人が続々また人が来ましたけどね。その際に外人が隣に幕営し、うるさかったので空いたスペースにテントを移動。一晩中騒がれる可能性あったので。夜は涸沢でも雨降りました。翌朝も雨だったけど。雨がやんだ時にテント撤収。さあこれからどうするか。
変更予定では徳沢で一泊して徳沢ー岳沢へ。岳沢一泊後に前穂高とか色々考えたが、いっても景色は望めないと思うし、翌日も小梨平閉鎖されているし余裕もない。つらつら考えつつ横尾へ。そしてやはりバスを予約して帰ることにしました。もうちょっと滞在したかったけど。まあ久しぶりの涸沢・穂高、いろいろ難儀はしたけどれど北穂高岳いけてよかったと思いましたが。
ちなみに上高地へ降りてまともな食事をとろうと河童橋前の食堂へ。ここの山賊焼定食はあまりおいしくなかったよ。1720円もするんだけどね。でも量は多いのでお腹空いてるときはいいかも。
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