三峯神社〜雲取山〜三ツドッケ(天目山)【都県境歩き最終回】
- GPS
- 13:56
- 距離
- 37.4km
- 登り
- 2,833m
- 下り
- 3,278m
コースタイム
三峯神社【1033】-【1042】三峯神社鳥居【1042】-【1053】妙法ヶ岳分岐【1053】-【1054】霧藻ヶ峰【1201】-【1210】お清平【1210】-【1340】白岩小屋【1344】-【1459】大ダワ【1505】-【1526】雲取山荘【1616】-【1640】雲取山【1656】-【1711】雲取山荘
2日目行程
雲取山荘【0506】-【0520】大ダワ【0520】-【0605】芋ノ木ドッケ【0610】-【0655】桂谷ノ頭【0655】-【0728】長沢山【0732】-【0804】水松山【0804】-【0913】行福ノタオ【0913】-【0947】酉谷山【0948】-【1000】酉谷峠【1003】-【1046】七跳山【1046】-【1111】大栗山【1111】-【1143】三ツドッケ(天目山)【1147】-【1159】一杯水避難小屋【1202】-【1312】東日原
天候 | 両日とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:東日原〜奥多摩駅(290円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
地図は、山と高原地図2013年版奥多摩を使用。 登山道のコンディションは良く、危険と思われる箇所は特にありませんでした。 地図中、長沢背稜の桂谷ノ頭、水松山、大栗山のポイントについて。 ●桂谷ノ頭:文字の消えた道標に、手書きで「桂谷ノ頭」とあります。 見落としがちと思われ、長沢山を目標に置いた方が良いです。 ●水松山:水松山への上り案内に気付きませんでした。 コースタイム中の水松山は、天祖山への分岐点の通過時間を記載してます。 ●大栗山:大栗山のポイントは、気付きませんでした。 この先のハナド岩付近に道標があり、手書きで「ハナド岩」とあります。 こちらを確認ポイントとした方が良いです。 これらのポイントは、踏み跡がしっかりと残っているので、それを辿れば問題ないです。現在地を知るときに、上記3ポイントが分かりにくいと思われるので記載しました。 |
写真
感想
今回は都県境を歩く最終編と位置付け、雲取山から三ツドッケ(天目山)を歩くことにした。
これまで、この都県境歩きの際、一人ではとても寂しかったので、今回も山仲間のMRAに同行をお願いした。
1日目
【三峯神社から雲取山】
スタート地点をどこにするか。MRAは東京方面からやって来るので、奥多摩・鴨沢がスタート地点となるかと思っていた。しかし、MRAより三峯神社から登ろうと提案があり、三峯神社をスタート地点とした。
西武秩父にて待ち合わせをしたが、平日にも関わらず多くの登山者が三峯神社行きのバスに乗り込んだ。途中、三峰口駅でも乗客を乗せたが、幸いにも皆座ることが出来た。三峯神社に到着し、早々に準備を済ませて出発。
霧藻ヶ峰、お清平までは順調に来れたが、この先の白岩山まではキツかった。何度か登っているのに、こんなにキツかったっけか?。MRAに遅れを取りながら、白岩山に到着。そこで、4頭の鹿の群れに遭遇。人に慣れているようで、逃げる様子はない。休憩がてら写真撮影。
白岩山から山荘までは、楽な道程との記憶がある。大ダワに到着し、山荘までのルートは女道を選んだ。
山荘に到着。受付を済ませ、少し横になった。平日だし1部屋を貰うことができるかと思っていたのだが、多くの登山者で賑わい相部屋となった。幸いにも紳士的な方々だったので良かった。
しばしの休憩後、明日は雲取山に上がるつもりはないので、雲取山に上がることにした。
気になったのは山頂の避難小屋。そこも多くの登山者で賑わっているのだろうと思っていたら、誰一人登山者はいなかった。
山荘に戻り、1730からの夕食を摂り、1800過ぎには寝に入った。何度か目を覚ますこともあったが、珍しく朝まで寝ることが出来た。僕は良く眠れたのだが、MRAに確認したところ、大いびきをかいていたようだ。相部屋の方にもご迷惑を掛けたようで、申し訳ありませんでした。
2日目
【夜明け】
4時起床。トイレに用を足しに行く。空は大分明るく、今日も良い天気だ。
そういえば、今回で4度目の雲取山だが、これまでご来光を拝んだ記憶がない。
山荘前には、朝早いというのに多くの人が集まっていた。5時半過ぎに日の出かと思っていたら、4時半過ぎに日の出だそうだ。急いでカメラを取って来る。
東の空に一直線に雲が掛かっているかと思っていたら、その雲の間から朝陽が昇って来た。久しぶりにご来光を拝んだ。
日も昇ったので、5時半出発の予定を30分繰り上げて5時出発にした。
出掛けに山バッヂ(400円)と飲料(400円)を購入。
【芋ノ木ドッケまで】
山荘から大ドッケまで、今日は男坂を下ることにした。途中、両神山とその向こうに浅間山が観える。
大ドッケに到着。ここから芋ノ木ドッケの分岐までは、緩やかに坂道を上がって行く。やがて、分岐地点に到着。ここから勾配は急になり、芋ノ木ドッケまで一気に登る。
芋ノ木ドッケまでは、随分と時間を要した。しっかりと寝たつもりだが、心臓がバクバクと脈を打ち、どうにも調子が上がらない。
芋ノ木ドッケでは、登り途中に抜いて行った叔父さんが休んでいた。この先のルート状況を聞いて見た。多少のアップダウンはあるけれど、ここから先はルンルンの道だよと教えてくれた。
【酉谷山まで】
芋ノ木ドッケから進んで直ぐに、三叉路の分岐が現れる。真っ直ぐ北に進めば、三峰山方面の白岩山へ。酉谷山方面は、東北東に進む。
分岐からは、下り続けるので一瞬、二軒小屋尾根に入ってしまったのではないかと少し不安になった。大きく下った後、桂谷ノ頭、長沢山へと登り返す。この間がしんどかった。しかし、長沢山を過ぎれば、先の叔父さんが教えてくれた通りルンルンの雰囲気の山道であった。
長沢山を下ると、目の前のピークを巻く、北側に付けられたルートを行く。それを行くと水松山への登り手前で天祖山との分岐に当たる。この水松山だが、山頂へと導く標識に気付くことは出来なかった。果たしてあったのだろうか?。
天祖山分岐から酉谷山方面への道は、南斜面に付けられた道を行くこととなる。ルンルン道の始まりだ。
途中、ヘリポートがあり、北方面の景色が広がった。更に進むと、行福ノタオに到着。酉谷山山頂に向う分岐点だ。ただ、標識には「行福ノタオ」とはなく、「酉谷山々頂」と酉谷山への分岐を示していた。
ここからは、酉谷山山頂を目指した。この登りは、キツかったなぁ…。キツかった登りの割りに山頂からの展望は恵まれず、直ぐに酉谷峠へと下り始めた。眼下に酉谷避難小屋が確認できたが、避難小屋の様子を観に行く事はしなかった。何故なら、今にもバテそうで、とても小屋から登り返す気になれなかったからだ。
【三ツドッケ(天目山)まで】
酉谷避難小屋を後にすると、ルンルンの道はまだまだ続く。途中、道が崩落した箇所には木道が掛けられているが、それもしっかりとしていて安心だ。しかし、このルンルン道、進行方向の左は斜面、右は谷。そんな道を進んで行くため、無意識の内に斜面寄りに左足を下ろして歩いて来た。気付けば、左足首に微妙な痛みが出始めた。
微妙な痛みを抱えたまま、七跳山直下の七跳尾根との分岐に到着。標識にもあったが、この尾根を下った先の小川谷林道は、3/11の震災による崩落のため通行不可とあった。七跳尾根を進まないように、注意して下さい。
更に進むと大栗山直下のポイントとなるが、それを示す標識は見落としたのだろうか気付かなかった。ポイントはまだかと思っていると、道標が現れた。それには手書きで「ハナド岩」と書かれていた。地図に書かれている通り、南方面の展望が良かった。
ここから十数分行くと、三ツドッケ(天目山)山頂へと導く標識が現れる。ここからは、山頂を目指すルートを行く。急な登りではあったが、どうにか山頂に至った。山頂からは、霞んではいるが富士山も望むことが出来た。
三ツドッケ到着時点で11:45。ここから一杯水避難小屋まで下り、ヨコスズ尾根を下るのだが、急げば東日原13:30発のバスに間に合うという微妙な時間。
ここまで来るのにMRAには、次発の14:50のバスに乗ろうと言って来たのだが、この時間に到着出来たので欲が出た。MRAに13:30発のバスを目指す事を告げた。
正直、僕は暑い中での登りが苦手だ。それ故に、この時間に三ツドッケに到着するとは思ってなかった。もう少し早く登りをこなしていたら、もっとゆとりを持って下ることが出来たのだが…。
それでも今の時間からならば、地図に示された1時間30分で下り切れる。一杯水避難小屋から東日原まで一気に下った。
何とか下り切れたのだが、疲れ切った体で1時間30分は少々キツいかもしれない。
予定通りに13:30発のバスに乗り、奥多摩駅に到着。時間も未だ早い。そこで「もえぎの湯」(750円)で汗を流すことにした。温泉は登山客だけでなく、多くのお客さんで賑わっていた。賑わい過ぎていて、次は寄らないな…。
その後、奥多摩駅前の商店にて山バッヂ(今回の山行とは関係ないが以前登った川苔山、御前山)(450円2個)を購入。
ホリデー快速おくたま号にて立川まで戻り、慰労会の後に帰宅。
【総括】
今回の山行により、雲取山から青梅市安楽寺までの都県境歩きが完了した。
天気にも恵まれ良い山行が出来た。ただ、芋ノ木ドッケから三ツドッケまでの間、眺望はなかった。良い天気の中、勿体ない気もしたが、実際歩いて見ないと景色の良し悪しは分からないしなぁ。
僕には都県境歩きという目標があったが、それに付き合ってくれたMRAには感謝だ。あんがとさん。
さて、次は何処に行こうか…。
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