1839峰:感動とサバイバル感
- GPS
- 26:25
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,833m
- 下り
- 1,534m
コースタイム
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:02
- 山行
- 15:50
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 16:30
- 山行
- 4:39
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 4:41
天候 | 1日目:小雨降ったり止んだり、午後から晴れ 2日目:快晴、午後からガスの中、夕方から雨 3日目:雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ぼんやりと「いつか行けるといいなぁ」と思っていた1839峰。
一昨年、会の先輩(60代女性)が1泊2日ソロでピークを踏んで来たことを知り「ワタシも行ってみたい」から・・・
年々体力の衰えを実感していることもあり「今年は是非行きたい」へ変わった。
ウン十年前に1839峰へ行ったことがあるという今回のパーティのリーダーNさん。
「まさか、もう一度、ココへくるとは思っていなかった」と宣っていた。
〔1日目〕
まずは、超軽量ザックを購入し装備品とパッキングを工夫し、我ながらよくぞココまでコンパクトにできたな?と自画自讃。
地図を見て想像は付いていたが、沢から尾根に向かい取り付きから急登が続く続く・・・
テン場では重いザックをさっさと降ろし、雨や露でべしょべしょになった服を乾かし皆で、持ち寄ったつまみをアテに「大人のジュース」とココからの風景を存分に堪能した♫
〔2日目〕
am1時にスタート、暗闇の中、ハイマツ林を進む。途中で日の出、朝焼けなどを眺めているうちに、のんびり過ぎて、登頂のタイムリミットを超えてしまった。
行けるメンバーと残るメンバーで分かれる案も出たが、どうせなら皆でピークを踏もう!と意志を固め4人で登頂。自分独りなら、もっともっと山頂に留まっているところだが、ココは往路・復路共に時間がかかるのは明らか、程々に山頂を後にする。ところが、暑さとハイマツ漕ぎ諸々によりメンバーの体力は消耗、益々その歩みは遅くなり、テン場へ戻る頃には天候が激変し、ガスガス・爆風となってしまう。メンバー全員体力に余力があれば違ったかもしれないが、消耗しきったメンバーも居る中でこの悪天候の中、下山することは危険と判断し、もう1泊ビバークすることにした。
テントはこの爆風でポールの一部に亀裂が入るが応急措置し、細引きロープで飛ばされないようテンションをかけ再設営。翌日は陽が明けたら早々に出発することとし早々に就寝し体力回復に務めた。
〔3日目〕
案の定、前夜から雨が降り出し目が覚めると床一面浸水、慌ててエマージェンシーシートに包まり保温、雨水を煮沸・濾過し飲料水確保するが、こんな時じゃなきゃ絶対口に出来る代物でないのは確かだ。
雨は止む気配をみせないが、このままココに居ても良いことはない。明るくなるのを待ち下山開始。荷物の殆どが水浸しとなり登り時よりもザックが重くなっている(気がする!?)が、登り返しがほぼ無いのが救いだった。
最終的に、誰も怪我することもなく無事帰る事が出来たので、楽しい思い出となった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいお天気で良かったですねー。
黒い塊⁉︎
えーヒグマやん!Σ(゚д゚lll)
素晴らしい景色とは裏腹に常に危険と隣り合わせなのが実にサバイバル感があっていいですね💦
小雨が降ったり止んだりの天気の中からスタートしたのですが、それでもテン場に着いた頃から晴れてくれて、翌日の1839峰アタック時まで快晴でよかったと思います。おかげで夕陽・朝焼け・日の出、モルゲン・ピークから辺りの山々の眺望も良かったし〜。
でもでも、日の出を堪能するために途中で留まっていた時間が長すぎたと反省です。タダの長距離でなくずーっとハイマツと戦いながらの行程であり、テン場まで戻る行程は行きとほぼ変わらない程の時間がかかることをもっと真摯にとらえておくべきでした。ピークは、予定していたタイムリミットより2時間も遅くなり、しかもその間に気温はかなり上がり自身の持っていた温度計では30度近くまで上がっていました(多少の誤差があると思いますが)。夜中からのスタート、暑さ、ハイマツ・長距離で体力消耗は激しく、テン場まで戻る行程は思っていた以上に時間を要しました。途中で2組(単独男性、2人組の男性)とスライドしましたが彼らはとても体力があると思います。と言うか、ワタシ達は(特にワタシも含め女性陣は)体力不足を痛感しました。時間が予定以上に要したため熱中症様の症状が仲間に出始めたこと、途中から天候の急変(爆風のちに雨も)もあり、ビバークすることにしたのですが、爆風のため一部破損したテントを再設営するところからが今回のサバイバル気分でした。必死でしたので画像に残す事は出来ませんでしたが、色々思うところがある山行でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する