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Yamareco

記録ID: 403738
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

厳冬期なのにあったかい?? 赤岳〜硫黄岳縦走

2014年02月03日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
11:12
距離
21.5km
登り
1,880m
下り
1,871m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

4:50美濃戸口〜 5:40美濃戸山荘〜 7:30行者小屋〜 9:10中岳、阿弥陀岳分岐〜 9:50竜頭峰分岐〜 10:00赤岳山頂〜 10:40地蔵の頭〜 12:15横岳山頂〜 12:50硫黄岳山荘〜 13:15硫黄岳山頂〜 13:30赤岩の頭〜 14:10赤岳鉱泉〜 15:25美濃戸山荘〜 16:00美濃戸口
天候 朝のうち晴れその後曇り
過去天気図(気象庁) 2014年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
八ヶ岳山荘に登山ポスト有り。美濃戸口からすぐの林道のヘアピンカーブ部がツルツルに凍結していて歩くのが大変な状態。そこ以外は美濃戸山荘まで問題なし。南沢から行者小屋までアイゼン無しで歩くつもりだったが、所々凍結箇所があり特に登りで苦労したので途中で装着、危険箇所は無くトレースをたどれば迷うことはない。
文三郎尾根は、ストックで登り始めたが途中でアイゼンに持ち替えた。ここから見る阿弥陀岳は朝日を浴びてかっこいい。写真を撮りながら少しずつ休憩できるので急登の辛さも和らぐ(笑)
赤岳山頂からの眺めは少し霞んでいたが、富士山や南アルプスが綺麗であった。特に権現岳越しに見える北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳は素晴らしい。

赤岳から地蔵の頭への下りは、気温が高めのせいか稜線でも雪が柔らかいように感じる。

稜線の縦走路は横岳奥ノ院までは慎重に進めば特に問題なし。横岳の先に数箇所注意が必要な場所あり。今回はトレースが残っていたのでありがたかった。
台座の頭を越えて硫黄岳山荘までの下りは特に風が強かった。それまでも時々台風姿勢で風をやり過ごすことはあったが、ここの風は台風姿勢を取るとしばらく動けない状態。確かにこの場所は極端に雪が着いていないので普段から強風が雪を飛ばしてしまうのであろう。
硫黄岳への登りはケルンの陰で風をよけ休みながら頂上へ。この辺りからガスが出始める。赤岩の頭までは快適、風も弱まり危険箇所は無し。

赤岩の頭から赤岳鉱泉への下りは、ちょうど雪庇を割って進むかんじなので、トレースがないと迷うかもしれない。所々シリセードの痕跡多数あり。

赤岳鉱泉からの北沢も快適に歩きことができた。アイゼン無しでも問題ない状態。

厳冬期の八ヶ岳なのに、気温がずっと氷点下にならないあたたかい1日であった。稜線上の風裏で太陽があたる場所なら手元の温度計で+5度の時もあったくらい。
アプローチの林道もシャーベット状の滑りやすい状況、車が滑った後がたくさん残っていた。

風邪が治り切らない体調で約11時間の行動、1日しっかり遊ばせていただいた。
美濃戸口駐車場
2014年02月03日 04:50撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 4:50
美濃戸口駐車場
ここを左へ進む
2014年02月03日 04:51撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 4:51
ここを左へ進む
林道はこんな感じ
この後、凍結したヘアピンカーブが待っています
2014年02月03日 05:11撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 5:11
林道はこんな感じ
この後、凍結したヘアピンカーブが待っています
今回は右の南沢へ進む
2014年02月03日 05:40撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 5:40
今回は右の南沢へ進む
トレースはこんな感じ
2014年02月03日 05:53撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 5:53
トレースはこんな感じ
行者小屋手前、横岳の稜線が目の前に
2014年02月03日 07:09撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 7:09
行者小屋手前、横岳の稜線が目の前に
行者小屋から
2014年02月03日 07:32撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 7:32
行者小屋から
行者小屋から
2014年02月03日 07:33撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 7:33
行者小屋から
行者小屋から 阿弥陀岳
2014年02月03日 07:54撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 7:54
行者小屋から 阿弥陀岳
文三郎尾根の階段は雪の中
2014年02月03日 08:14撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 8:14
文三郎尾根の階段は雪の中
文三郎尾根からの中岳と阿弥陀岳
2014年02月03日 08:18撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 8:18
文三郎尾根からの中岳と阿弥陀岳
阿弥陀岳
2014年02月03日 08:27撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
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2/3 8:27
阿弥陀岳
中岳
2014年02月03日 08:27撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
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2/3 8:27
中岳
登ってきた文三郎尾根を上から見下ろすとこんな感じ
2014年02月03日 08:28撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
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2/3 8:28
登ってきた文三郎尾根を上から見下ろすとこんな感じ
硫黄岳左に赤岩の頭が見える、あそこから下ります
2014年02月03日 08:29撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
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2/3 8:29
硫黄岳左に赤岩の頭が見える、あそこから下ります
阿弥陀岳、凛々しい!
2014年02月03日 09:03撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
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2/3 9:03
阿弥陀岳、凛々しい!
文三郎尾根、分岐までの最後の登り
2014年02月03日 09:03撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 9:03
文三郎尾根、分岐までの最後の登り
中岳、阿弥陀岳への分岐
2014年02月03日 09:10撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 9:10
中岳、阿弥陀岳への分岐
またまた阿弥陀岳
2014年02月03日 09:12撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
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2/3 9:12
またまた阿弥陀岳
キレット分岐
2014年02月03日 09:33撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
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キレット分岐
竜頭峰の分岐
2014年02月03日 09:49撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 9:49
竜頭峰の分岐
分岐から阿弥陀岳方向
2014年02月03日 09:52撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
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2/3 9:52
分岐から阿弥陀岳方向
富士山
2014年02月03日 09:55撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
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富士山
赤岳山頂
2014年02月03日 10:03撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
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赤岳山頂
これから進む稜線
2014年02月03日 10:04撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 10:04
これから進む稜線
2014年02月03日 10:05撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 10:05
権現岳越しの北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳
2014年02月03日 10:08撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
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2/3 10:08
権現岳越しの北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳
地蔵の頭への下り
2014年02月03日 10:18撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 10:18
地蔵の頭への下り
山頂を振り返る
2014年02月03日 10:22撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
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2/3 10:22
山頂を振り返る
地蔵の頭のお地蔵さん
2014年02月03日 10:41撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
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地蔵の頭のお地蔵さん
赤岳と富士山
2014年02月03日 11:15撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
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赤岳と富士山
阿弥陀岳と赤岳
2014年02月03日 12:00撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
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2/3 12:00
阿弥陀岳と赤岳
横岳山頂
2014年02月03日 12:15撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
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横岳山頂
横岳からの下り
この後数箇所注意が必要
2014年02月03日 12:20撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 12:20
横岳からの下り
この後数箇所注意が必要
多分、今回の核心部分
2014年02月03日 12:20撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
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2/3 12:20
多分、今回の核心部分
写真ではわかりづらいが結構斜度がある
雪面に四つん這いになりアイゼンの前爪を効かせながら手はアックスのピックを雪面に突き刺して慎重に下る
2014年02月03日 12:22撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
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2/3 12:22
写真ではわかりづらいが結構斜度がある
雪面に四つん這いになりアイゼンの前爪を効かせながら手はアックスのピックを雪面に突き刺して慎重に下る
鎖を使えばOK
2014年02月03日 12:25撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 12:25
鎖を使えばOK
先行者がトレースをつけてくれていました
ラッキー
2014年02月03日 12:26撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 12:26
先行者がトレースをつけてくれていました
ラッキー
硫黄岳山荘への下り
体ごと飛ばされそうな強風
雪がほとんどありません
2014年02月03日 12:43撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 12:43
硫黄岳山荘への下り
体ごと飛ばされそうな強風
雪がほとんどありません
これだけ広い稜線、ガスが出ると方向感覚がなくなるだろーなぁ
ケルンがあると本当心強い
2014年02月03日 12:59撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 12:59
これだけ広い稜線、ガスが出ると方向感覚がなくなるだろーなぁ
ケルンがあると本当心強い
硫黄岳爆裂火口
2014年02月03日 13:16撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 13:16
硫黄岳爆裂火口
硫黄岳山頂
2014年02月03日 13:17撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 13:17
硫黄岳山頂
赤岩の頭
2014年02月03日 13:29撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 13:29
赤岩の頭
雪庇を突っ切って下る
2014年02月03日 13:30撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
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雪庇を突っ切って下る
赤岩の頭から見る硫黄岳
2014年02月03日 13:31撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 13:31
赤岩の頭から見る硫黄岳
赤岳鉱泉への下りはこんな感じ
シリセードの痕跡多数有ったが、僕は歩く派なのでひたすら歩きます.
2014年02月03日 13:36撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 13:36
赤岳鉱泉への下りはこんな感じ
シリセードの痕跡多数有ったが、僕は歩く派なのでひたすら歩きます.
赤岳鉱泉アイスキャンディー
昨日イベントがあったはず
2014年02月03日 14:39撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 14:39
赤岳鉱泉アイスキャンディー
昨日イベントがあったはず
美濃戸山荘まで戻ってきた
2014年02月03日 15:24撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
2/3 15:24
美濃戸山荘まで戻ってきた
美濃戸口の駐車場
さぁ帰ろっと〜♪
2014年02月03日 16:03撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
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2/3 16:03
美濃戸口の駐車場
さぁ帰ろっと〜♪
撮影機器:

感想

稜線に出たら風はあるものの寒くない。厳冬期のなのにこんなにあたたかくっていいの?って感じ(笑)

参考までに
ドライレイヤー Finetrack フラッドラッシュアクティブスキン ロングスリーブ
ベースレイヤー icebreaker ACTIVE BASE LAYER 260 M TECH TOP HALF ZIP
この上にGORE-TEX PROのハードシェル
行者小屋から先はこのレイヤリングで行動しました。

美濃戸口から美濃戸までの林道は四輪駆動で最低地上高が確保されたRVが必要だと思います。
気温が低くてトラクションが良い状態であれば可能性は上がりますが、対向車が来た場合等路肩でスタックでもしようものなら他人も迷惑をかけることになるので慎重に判断した方が良いでしょう。

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