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Yamareco

記録ID: 4689210
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍

北アルプス 槍穂縦走 (新穂高ルート)

2022年09月15日(木) ~ 2022年09月17日(土)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
26:54
距離
37.1km
登り
3,885m
下り
3,884m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:49
休憩
4:25
合計
12:14
距離 14.3km 登り 2,205m 下り 298m
6:05
13
6:18
30
6:48
39
7:27
7:28
69
8:37
5
8:42
8:43
50
9:33
10:08
150
12:38
12:44
85
14:09
17:28
4
17:32
17:55
7
18:02
2日目
山行
10:25
休憩
3:42
合計
14:07
距離 12.5km 登り 1,523m 下り 1,502m
3:34
6
3:40
3:49
14
4:03
42
4:45
4:50
21
5:11
5:12
32
5:44
10
5:54
5:58
10
6:08
6:39
10
6:49
7:17
3
7:20
7:23
14
7:37
7:38
23
8:01
34
8:35
14
8:49
6
8:55
10:17
103
12:00
12:13
126
14:19
14:50
1
14:51
14:52
44
15:36
15:43
92
17:15
17:21
20
3日目
山行
4:23
休憩
0:36
合計
4:59
距離 10.3km 登り 179m 下り 2,118m
8:00
85
9:25
9:26
14
9:40
9:58
12
10:10
52
11:02
11:03
34
11:37
11:48
25
12:13
11
12:24
4
12:28
12:33
12
天候 1日目:晴れのち曇り
2日目:晴れ
3日目:晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2022年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新穂高温泉からスタート
コース状況/
危険箇所等
○新穂高〜槍平小屋  →問題なし
○槍平小屋〜南岳   →とんでもない急登
○南岳〜槍ヶ岳    →特に問題なし
○大キレット     →言うまでもなく高難度のルート
○北穂高山荘〜穂高山荘→マップによっては破線部のルート。特に涸沢岳への登りはルート見極め知識が必要かと。
○穂高山荘〜新穂高  →白出沢出合まではガレた岩場を下る。浮石多く、ルートも不明瞭。新穂高まではフツーの林道なので安心。
その他周辺情報 新穂高温泉、奥飛騨温泉など
予約できる山小屋
槍平小屋
新穂高の登山口
2022年09月15日 05:59撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 5:59
新穂高の登山口
良い天気だ
2022年09月15日 06:12撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 6:12
良い天気だ
ちょっとした巻き道
2022年09月15日 06:25撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 6:25
ちょっとした巻き道
滝谷避難小屋
2022年09月15日 08:32撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 8:32
滝谷避難小屋
沢の近くを歩く
2022年09月15日 08:35撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 8:35
沢の近くを歩く
渡渉ポイント
2022年09月15日 08:36撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 8:36
渡渉ポイント
ジャンダルム?
2022年09月15日 08:37撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 8:37
ジャンダルム?
携帯の電波は届くらしい
2022年09月15日 08:39撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 8:39
携帯の電波は届くらしい
良い感じの木橋
2022年09月15日 09:23撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 9:23
良い感じの木橋
槍平小屋。槍ヶ岳方面と南岳方面の分岐でもある
2022年09月15日 09:26撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 9:26
槍平小屋。槍ヶ岳方面と南岳方面の分岐でもある
南岳方面へ。ここから急登の始まり。
2022年09月15日 10:20撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 10:20
南岳方面へ。ここから急登の始まり。
森林限界を超えたが、途中から不明瞭な場所も・・・
2022年09月15日 12:51撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 12:51
森林限界を超えたが、途中から不明瞭な場所も・・・
ピークはまだ先
2022年09月15日 13:30撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 13:30
ピークはまだ先
南岳小屋に到着。睡眠不足と急登により瀕死の状態だった。
2022年09月15日 14:03撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 14:03
南岳小屋に到着。睡眠不足と急登により瀕死の状態だった。
南岳方面
2022年09月15日 14:03撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 14:03
南岳方面
大キレット方面
2022年09月15日 14:03撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 14:03
大キレット方面
大キレット。明日はここへ突入するのか。
2022年09月15日 15:28撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 15:28
大キレット。明日はここへ突入するのか。
どの方向に行っても危険だらけじゃねーか!
2022年09月15日 15:55撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/15 15:55
どの方向に行っても危険だらけじゃねーか!
テント設営も終わり、夕食前に散歩。南岳に登ってみた。
2022年09月15日 17:27撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 17:27
テント設営も終わり、夕食前に散歩。南岳に登ってみた。
夕日が沈んでいく・・・
2022年09月15日 17:43撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/15 17:43
夕日が沈んでいく・・・
ガス状態が晴れて槍ヶ岳も見えるようになった。
2022年09月15日 17:45撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/15 17:45
ガス状態が晴れて槍ヶ岳も見えるようになった。
今度は大キレット側に登ってみた。テント場とともに槍ヶ岳も見えた。
2022年09月15日 18:06撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/15 18:06
今度は大キレット側に登ってみた。テント場とともに槍ヶ岳も見えた。
早朝3:00過ぎに起床し、槍ヶ岳方面へ。南岳から槍ヶ岳が見えた!
2022年09月16日 03:40撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/16 3:40
早朝3:00過ぎに起床し、槍ヶ岳方面へ。南岳から槍ヶ岳が見えた!
星と槍。とてもきれいだった。
2022年09月16日 03:40撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/16 3:40
星と槍。とてもきれいだった。
大喰岳山頂で御来光を迎える
2022年09月16日 05:23撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/16 5:23
大喰岳山頂で御来光を迎える
朝陽に染まっていく槍ヶ岳と山荘
2022年09月16日 05:24撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/16 5:24
朝陽に染まっていく槍ヶ岳と山荘
おー、モルゲンロート
2022年09月16日 05:27撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/16 5:27
おー、モルゲンロート
槍の穂先に人が居るっぽい
2022年09月16日 05:32撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/16 5:32
槍の穂先に人が居るっぽい
槍ヶ岳山荘まで移動。その大きさに圧倒された。
2022年09月16日 05:47撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/16 5:47
槍ヶ岳山荘まで移動。その大きさに圧倒された。
実際に登ってみた。快晴で360度素晴らしいパノラマだった。
2022年09月16日 06:12撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/16 6:12
実際に登ってみた。快晴で360度素晴らしいパノラマだった。
これから戻る南岳方面
2022年09月16日 06:12撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/16 6:12
これから戻る南岳方面
槍ヶ岳山荘の物資を運ぶヘリも来た!
2022年09月16日 07:02撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/16 7:02
槍ヶ岳山荘の物資を運ぶヘリも来た!
またいつか!
2022年09月16日 07:22撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/16 7:22
またいつか!
南岳に戻り、テントを撤収し、いよいよこの旅のメイン・大キレットへ向かう。写真は今回の装備。
2022年09月16日 10:01撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/16 10:01
南岳に戻り、テントを撤収し、いよいよこの旅のメイン・大キレットへ向かう。写真は今回の装備。
緊張するなぁ
2022年09月16日 10:09撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/16 10:09
緊張するなぁ
大キレットへ突入。序盤は下りだが、一気に急降下。
2022年09月16日 10:33撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/16 10:33
大キレットへ突入。序盤は下りだが、一気に急降下。
ハシゴもある
2022年09月16日 10:39撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/16 10:39
ハシゴもある
南岳方面を振り返る。これはこれで良い感じの山だ。
2022年09月16日 11:23撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/16 11:23
南岳方面を振り返る。これはこれで良い感じの山だ。
大キレットの名所、長谷川ピークに到着。ここまでの所要時間は、1時間45分程度。ザックの重さを考えたら上々かと思った。
2022年09月16日 11:46撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/16 11:46
大キレットの名所、長谷川ピークに到着。ここまでの所要時間は、1時間45分程度。ザックの重さを考えたら上々かと思った。
下から覗いたの図。降りてきたけど、登るのはシンドイだろうなぁ
2022年09月16日 12:03撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/16 12:03
下から覗いたの図。降りてきたけど、登るのはシンドイだろうなぁ
A沢のコルに到着。A沢のAってなんだろう?
2022年09月16日 12:13撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/16 12:13
A沢のコルに到着。A沢のAってなんだろう?
北穂高岳までマップで見ると近いんだけど、高度差が・・・。近くて遠い北穂高。
2022年09月16日 12:55撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/16 12:55
北穂高岳までマップで見ると近いんだけど、高度差が・・・。近くて遠い北穂高。
残り200mらしいが、ここから結構登るのよね
2022年09月16日 13:35撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/16 13:35
残り200mらしいが、ここから結構登るのよね
ピヨピヨ鳴いているのが聞こえたので辺りを見回すと、なんと雷鳥の親子を発見!子の方は草むらに隠れてしまったが、親鳥はご覧の通り。ラッキーだった。
2022年09月16日 14:06撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/16 14:06
ピヨピヨ鳴いているのが聞こえたので辺りを見回すと、なんと雷鳥の親子を発見!子の方は草むらに隠れてしまったが、親鳥はご覧の通り。ラッキーだった。
北穂高小屋がようやく見えた。長かったぁ。
2022年09月16日 14:11撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/16 14:11
北穂高小屋がようやく見えた。長かったぁ。
北穂高小屋で少々休憩し出発。北穂高岳山頂はすぐでした。
2022年09月16日 14:45撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
9/16 14:45
北穂高小屋で少々休憩し出発。北穂高岳山頂はすぐでした。
穂高岳山荘へ向かうルートはかなり厳しい。
2022年09月16日 15:47撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/16 15:47
穂高岳山荘へ向かうルートはかなり厳しい。
最低コル。いろいろな意味で最低なルートだね。ここは。
2022年09月16日 16:08撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/16 16:08
最低コル。いろいろな意味で最低なルートだね。ここは。
穂高岳の前に、この涸沢岳を登るのだが、大キレット以上に強烈だった。
2022年09月16日 16:14撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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9/16 16:14
穂高岳の前に、この涸沢岳を登るのだが、大キレット以上に強烈だった。
何とか涸沢岳に到達。
2022年09月16日 17:18撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/16 17:18
何とか涸沢岳に到達。
穂高岳山荘がみえてきた。よく見ると右側の方にジャンダルムが見えたりすごい場所だ。
2022年09月16日 17:22撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
9/16 17:22
穂高岳山荘がみえてきた。よく見ると右側の方にジャンダルムが見えたりすごい場所だ。
穂高岳山荘に到着。ここは人気なのか、すごい数の宿泊者がいた。テント場も良い感じの場所はすでに埋まっているし。
2022年09月16日 17:35撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/16 17:35
穂高岳山荘に到着。ここは人気なのか、すごい数の宿泊者がいた。テント場も良い感じの場所はすでに埋まっているし。
テント設営し、夕食を食べ、しばし天文鑑賞。
2022年09月16日 19:56撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
9/16 19:56
テント設営し、夕食を食べ、しばし天文鑑賞。
テント設営した場所が風の抜けやすい場所だったせいか、強風に煽られまくった。おかげで御来光前に自然に起きれた。
2022年09月17日 05:26撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
9/17 5:26
テント設営した場所が風の抜けやすい場所だったせいか、強風に煽られまくった。おかげで御来光前に自然に起きれた。
涸沢岳
2022年09月17日 05:29撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/17 5:29
涸沢岳
赤く染まる穂高岳と山荘
2022年09月17日 05:35撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/17 5:35
赤く染まる穂高岳と山荘
涸沢カール
2022年09月17日 05:41撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/17 5:41
涸沢カール
テントを撤収し出発。今日は白出沢を下るルート。山荘の情報ではお勧めしないルートな案内だったが、実際浮石や落石、不明瞭なルートなどもあり、緊張感は強いられるところだった。
2022年09月17日 07:56撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
9/17 7:56
テントを撤収し出発。今日は白出沢を下るルート。山荘の情報ではお勧めしないルートな案内だったが、実際浮石や落石、不明瞭なルートなどもあり、緊張感は強いられるところだった。
下山途中から振り返り。山荘がラスボスの要塞のようだ。
2022年09月17日 07:56撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/17 7:56
下山途中から振り返り。山荘がラスボスの要塞のようだ。
「アブナイヨ」ではなく、「アビナイヨ」だと?岐阜の方言なのか?
2022年09月17日 08:33撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/17 8:33
「アブナイヨ」ではなく、「アビナイヨ」だと?岐阜の方言なのか?
途中に滝のような沢があったり
2022年09月17日 09:53撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/17 9:53
途中に滝のような沢があったり
穂高平小屋に到着。なんとかき氷の旗が。食べませんでしたけど、コーラが美味しかった。
2022年09月17日 11:44撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
9/17 11:44
穂高平小屋に到着。なんとかき氷の旗が。食べませんでしたけど、コーラが美味しかった。
奥穂高温泉郷・中崎山荘。温泉に入るかどうか迷ったが、結局帰りにまた汚れることになるので止めた。
2022年09月17日 12:21撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/17 12:21
奥穂高温泉郷・中崎山荘。温泉に入るかどうか迷ったが、結局帰りにまた汚れることになるので止めた。
無事に下山しました
2022年09月17日 12:52撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
9/17 12:52
無事に下山しました

感想

この時期にまとまった休み(夏休み的な)を取得できたので、北アルプスへ行く事に。
東京方面からだと上高地を起点とするルートが一般的だが、あえて混雑しているであろうルートは避け、少し遠いが比較的空いているであろう岐阜県側から登ることに決めた。
週の頭の予報では、木、金、土、日と全日、登山はC判定の天気。せっかくの夏休みが台無しになりそうな絶望的な状況だったが、台風はなぜか逸れてくれたので予報は一転して4日間ともA判定に覆った。ただ週明け以降も別の台風の影響で悪化しそうな感じ。日曜に関しては悪化が早まりそうな気がしたので、木〜土曜の3日間でチャレンジすることにした。

水曜日の退勤後、自宅で2時間程度仮眠して出発。

■1日目(新穂高〜槍平小屋〜南岳小屋)
AM 5:50頃にスタート。まずは新穂高から槍平小屋へ向かう。林道のような道なので歩きやすく、スイスイ進む。天気は晴れており、少し気温が高いかな?と感じた。途中、沢を渡る箇所があったりと、単調にはならず、しかも上り勾配も緩かったので気分良く歩けた。

槍平小屋で眠気が襲ってきたので、30分程小屋のデッキで仮眠。
少し眠気が覚めたので南岳新道経由で南岳小屋へ。このルートは勾配がキツいうえに災害の影響なのか階段が破損していたり、ところどころ荒れていた。ピーク近くになると急登なうえ、ルートが不明瞭な箇所や浮石も多く、さらに厳しい状況だった。寝不足もあってか、ペースは乱れまくった。

息も絶え絶えな状態で、何とか14:00過ぎに到着。

山頂付近はガスガスな状態で、眺望はイマイチ。ひとまずテントを設営してからしばらく休憩。夕方になり晴れてきたので、翌日に通る予定の大キレット方面を覗いたり、南岳に登って槍ヶ岳方面を見たりと、散歩しながらゆっくり過ごした。
夕食後、寝不足もあったので19時過ぎ頃には就寝。


■2日目(南岳小屋〜槍ヶ岳〜南岳小屋〜大キレット〜北穂高小屋〜穂高岳山荘)
AM 3:00過ぎに起床。外に出ると満天の星空。素晴らしい。この時間に起きたのは、槍ヶ岳へ登頂する為。目的は大キレットだったけど、せっかくなので踏んでおこうと思って。月は明るく、下界は雲海の様子。今日は良い天気になりそう。
南岳を登ると雲一つない槍ヶ岳の姿がきれいに見えた。それとともにそこまでの稜線もはっきり見えた。結構遠いな・・・と感じた。

大喰岳山頂付近で夜明を迎える。御来光はここから。太陽の光が山々を赤く染めていく。その美しい光景を見ながら、目的の槍ヶ岳直下の山荘まで到着。さすがは人気の山。多くの登山者で賑わっていた。幸いなことに槍穂先への登り口は混みあっておらず、スムーズに登頂。山頂からは360度の大パノラマ。遠くは富士山、南アルプス、八ヶ岳など、自分にとって馴染みの山々が望めた。しばらく山頂にいると続々登山者が登ってきたので、そそくさと退散。下り終わった頃には登り口は渋滞していた。早く登って正解だった。

槍ヶ岳山荘でコーラを購入し一服。その後、AM 7:00過ぎに再スタート。歩いてきた稜線を辿り、南岳小屋まで戻る。結構長い道のりで、アップダウンもそれなりにあった。AM 9:00頃に南岳小屋に到着。テント場は自分のテントだけになっていた。一息入れてからテントを撤収し、いよいよ今回の登山のメインである大キレットへ。
序盤の下りは噂通りの急降下。基本的にガレており、落石させないように細心の注意を払って下る。幸いにも先行者はいないので、変なプレッシャーを感じず、自分のペースで進めた。下りが一旦終わると、一時的に緩やかな稜線を歩く良い道があったりも。長谷川ピークまで通過が厳しい場所は少なく、目の前の北穂高岳と左右のカール?を望みながら気持ちのよいハイクができた。12:00頃、長谷川ピークに到着しここで一息入れる。ここまでのすれ違いは5人。意外とチャレンジャーが多い印象だった。長谷川ピーク以降は岩稜帯をひたすら登っていく場所が多かった。垂直気味に登る箇所も増え、ペースも上がらず。早朝に槍ヶ岳までピストンしたのが今頃効いてきたのか、疲労感を感じることも増えた。決して焦ってはいけない場所なので、「時間はまだ余裕がある」と言い聞かせ、場面ごとに一息を入れつつ慎重に歩を進める。

"飛騨泣き"まで到達したが、ここからほぼ垂直の登り箇所が増えてきて、さらに進みが悪くなる。とにかく焦らずに進むということを念頭に落ち着いて進める。岩稜帯を見上げるとようやく北穂高小屋が見えてきた。もうすぐ終わり。途中、「ピヨピヨ」と鳴いている生き物がいた。周辺を見渡すと、なんと雷鳥の親子がいた!しかも 目の前2〜3m近くにいたので、模様まではっきり確認できた。写真撮ろうとしたら遠ざかってしまったが、何とか押さえることができた。雷鳥の親子の姿に和んだ後、14:20頃、北穂高小屋に到着。大キレットの通過時間は4時間10分程度。4時間は切りたかったので残念だが、これが自分の最大限の実力かと。

北穂高小屋で有名なデッキで大キレットを眺めながらしばし休憩。隣に居合わせたご夫婦はそのデッキでビールを飲んでいた。ゴクリと喉が鳴る。羨ましいがまだ先もあるので断念。ここにはテン場もあるので泊まるという選択もできたけど・・・。

小屋を出発後、すぐに北穂高岳山頂に到着。進む先を見ると、なんだか急峻な岩場が続いてるんですが・・・。ひとまず進んでみたが、特に涸沢岳の登りは大キレットと遜色ないハードなルートだった。岩場を登ったり降りたりと繰り返すうちに左手の人差し指が攣り始めた。握力もかなり落ちてきている様だ。ここも改めて慎重に進む。陽はだいぶ傾いたが、まだ全然明るい。下界を見下ろすと、涸沢カールから見える涸沢ヒュッテには色とりどりのテントが並ぶテン場が見えた。いつか泊まってみたい。そんなことを思いながら、ようやく穂高岳山荘には17:40頃到着。ギリギリまだ明るい時間だった。テン場は良い感じの場所はすでに埋まっていた。とりあえず残りの場所で良さげな場所を選らび設営。約14時間の活動は久々に堪えた。


■3日目(穂高岳山荘〜白出沢出合〜新穂高)
早朝に穂高岳へ登るかどうか悩んだが、今回は大人しく下山することにした。白出沢出合へのルートは山荘の案内にもルート不明瞭、落石等が多数あることから、掲示物で注意喚起されていた。朝食後にテントを撤収し、AM 8:00頃出発。山荘の裏手から一気にカールを下るような道で、かなりでかい岩がゴロゴロしていた。浮石も多く慎重に進む。しかし、どんなに慎重に進んでいても結局転んでしまった。尻もちついた程度なのでケガはないが、序盤から酷い道を選んだものだと後悔。さすがは地図上で破線部分のルートだ。荷継小屋跡辺りでカール部分というか岩場はおしまい。その先は登山道っぽいシングルトラック。ただ道幅は狭く、すぐ隣は崖というロケーションが続く。下には沢が流れていたり。白出沢出合には、AM 11:00頃に到着。ここから新穂高までは林道歩き。実質的なビクトリーロードだった。途中、穂高平小屋がオープンしており、先客がかき氷を食べていた。ここまでほぼ休憩しなかったので、コーラを購入し一服。先客の方達互いの登山話で盛り上がった。この小屋の先に巻き道があることを話し、一緒にそこへ進むことになった。その後は再び林道を下り、PM 12:30頃、新穂高登山指導センターに到着。ケガもなく無事に下山できた。

その後は松本で蕎麦と名物の山賊焼きを食べ帰京。

3日通して天気は崩れることなく、初の北アルプスで素晴らしい稜線歩きができて大変満足できた。
未踏の穂高周辺については、特に難所と言われているジャンダルムなどを研究したうえで、もう少し自分自身のレベルを上げてから挑んでみたいと思った。

最後に、今回は岐阜・高山側からのスタートということもあってか稜線に上がるまでは、私と同じ関東圏の人に出会うことはなく、地元の東海圏や西日本側の人々との交流ができたという貴重な体験も。皆さん総じて言っていたのは、3000m級の山が近い関東が羨ましいと。確かに恵まれてる環境だな、と感じた次第。

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