坊主岳〜仏谷縦走
- GPS
- 06:28
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,476m
- 下り
- 1,468m
コースタイム
7:20 三角点
8:30 坊主岳山頂
9:30 キレット
10:30 仏谷山頂
13:00 登山口
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年02月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
坊主岳・仏谷ともは登山口までのアクセスは良い。登山届は無い。 どちらとも冬季(積雪期)に登ったほうが無難。 坊主岳は一般的にお勧め、眺望も良い。 仏谷は一般向けではありません。縦走も同じ。 |
写真
感想
以前から気になっていた2山であったが、積雪期に登ろうと思い、自宅から近すぎるのか、どういう訳かなかなか達成できなかったが、中ア北端の坊主岳・仏谷をようやく登って来ることができた。
登山口は、自宅から車で20分で行くことができる何ともお手軽な山(行く前にはそう思っていた)である。
この山は、中ア北端の山塊の中に位置し、稜線続きには200名山の経ヶ岳(あまり知られていない?)がある。
夏は、笹藪が相当深いようなので、一般的には積雪期に主に登られることが多いようである。
当日は、快晴とはいかないが、星も出ていて、気温も低く、まずまずの天気である。
日帰りザックにわかんをくくりつけ、アイゼンとストックを持って出発した。
程なく登山口、支度をして6:40に登り始めた。
坊主岳へはいきなりの急登、登り出し5分でアイゼンを装着、結局下山時まで外すことはなかった。
山頂を除きほとんどは樹林帯で、上部は笹藪が茂っているが、この日は、気温も低めで、雪は締まっていて歩きやすい。
八合目辺りからは大きく視界が開け、御嶽、乗鞍、木曽駒を望むことができる。
程なく山頂に到着すると、開けた山頂部と、360°の展望が迎えてくれる。
広く、なだらかな山頂も良いが、眺望も素晴らしい。槍穂、八ヶ岳、中ア主峰群、御嶽、乗鞍が一望出来る。
東に目をやると、仏谷(2.184)への稜線がはっきり見える。あそこまで大体2時間弱か・・。
時間も早いので迷うことなく仏谷への稜線に足を踏み出す。もちろんトレースなどある訳なく、目印も無いが、ルートはくっきり見えているので不安は無い。
中程を過ぎると尾根は次第に痩せ、傾斜も増してくる。吊尾根の最終部ではピッケルを持ってこなかったことを後悔した。
積雪期の縦走は前爪付アイゼンとピッケルは必携である。なんとか灌木を掴んで攀じ登ったが、これは予想外であった。
このルートの縦走は踏み跡も見当たらず、見た目以上に大変なので、縦走される方は心して。
なんとか目測通り2時間ぎりぎりで仏谷山頂まで到達することができたが、かなり疲れた。
仏谷の山頂は坊主岳と違い、とてもコンパクトな山頂であった。坊主岳よりも標高が高いにもかかわらず、
まばらに木も生えている。しかし、山頂からの眺望は(山頂下部のほうが眺望は良い)坊主岳とはまた違った角度で見ることができた。槍穂もこちらのほうがはっきり見えた。
この時間になるとだんだん風も出てきたので、身体が冷えないうちに早々に山頂を後にする。
仏谷の山頂下部にはかなり広い平坦地がある。夏場はどんな状況になっているかはわからないが、一面の雪原が、広がっている。
ここからはルートを変えて登山口まで下ることになるが、この下りはわかりにくい。何度も道間違えをした。
笹藪の下りは、基本尾根通しなのだが、尾根が見分け難く踏み跡はほとんどなし、おまけに目印もたまに薄いテープが残っている程度の為、
何度も間違えて大変な目にあった。(トラバースでもとに戻ろうと思っても深い笹藪にはまり身動きが取れなくなるため、結局笹の急斜面の登り返しをする羽目になったことが何度かあった)
しかしなんとか無事登山口に辿り着くことができた。
坊主岳は予想以上に良かった。反して、仏谷は、大変手強い山であった。
去年から山行にはGPSを持ち歩くようになったが、今日ほど役に立ったことは初めてだ。
コメント
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静かでいいですね。奈良井から登ったんですね。そのコースは知りませんでっした。地図を見て
夏季は笹藪の山のようですが、今は一面の雪原です。
樹林帯を抜けてからの眺望は見事です。
晴れた日に是非!
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