黒岩山・鬼怒沼山トレッキング(女夫渕in/out) ※本年27回目
- GPS
- 11:23
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,609m
- 下り
- 1,616m
コースタイム
- 山行
- 9:50
- 休憩
- 2:09
- 合計
- 11:59
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<女夫渕〜南東尾根〜黒岩山> 前半はかなりの急登、中盤(1520m〜)の尾根歩きは細かいアップダウンで標高を稼げない我慢の区間、後半(1650m〜)は急登のヤブ漕ぎで体力消費が激しい。全行程に渡り、頻繁なルートファインディングは必須で、安易な巻道選択は即時にコース外れを誘発するため、愚直なほどに急斜面や尾根を外さずに直登していく。ヤブ区間もヤブが薄い区間を現地判断で瞬時に選択しつつ、尾根直登を続ける。ピンクテープや明大ワンダーフォーゲル部のオレンジ布が随所にある。私達は、後半のヤブ漕ぎ区間はヒルやマダニ対策で、首を含め顔面以外、一切肌を露出しない対策を実施。また、未明時間帯は、クマ対策でホイッスルや定期的な発声によりこちらの存在を知らせるアクションを実施。 <一般道合流点〜黒岩山> 全般的に倒木が多く、くぐったり、またいだり、体力消費が大きい。山頂に近づくにつれヤブ漕ぎが多くなり、ピンクテープは随所にあるものの総じて道は不明瞭。往路(登り)より、復路(下り)のほうがピンクテープを見失いやすいため、頻繁なルートファインディングが必要。 <一般道合流点〜小松湿原の水場〜鬼怒沼山〜鬼怒沼湿原> 全般的に倒木が多く、くぐったり、またいだり、体力消費が大きい。ピンクテープは頻繁にあるが、ヤブが成長して道がわかりづらい区間が多く、頻繁にルートファインディングしたほうがよい。鬼怒沼山は登山道の分岐点から片道5分ほど。小松湿原の水場は登山道から見える範囲にあり、パイプから冷水を汲めるが、土が混じっており、浄水カートリッジや濾紙で濾す必要あり。 <奥鬼怒湿原〜日光澤温泉〜女夫渕> 日光澤温泉までは下り一辺倒の一般登山道だが、木階段や根っこで脚をつまづかないよう注意。日光澤温泉からしばらく舗装路(奥鬼怒スーパー林道)を歩き、手白澤温泉分岐(三叉路)で左折して加仁湯へ下る。舗装路を直進してしまうと、徒歩の場合は大幅な遠回りになってしまうため要注意。加仁湯から先は途中まで舗装路で、八丁の湯過ぎからトレイル歩きとなり、後半は鬼怒川沿いに進んでいく。終始樹林帯のため、晴天日でも直射日光が当たることは少なく、快適に歩き通せる。 |
その他周辺情報 | 道中、日光澤温泉で日帰り入浴(600円)。入浴後も、日光澤温泉〜女夫渕までは1時間強追加で歩き通す必要あり。 |
写真
感想
なんといっても貸し切り状態の日光澤温泉 露天風呂が最高でした
◆ 計画
栃木百名山で難易度高めとされる鬼怒沼山・黒岩山。主に距離の長さが理由のようです
女夫渕からの鬼怒沼経由ピストンでも良いかなと思いつつ、ひたすら距離が長くて心が削られそうだな、、と思っていたところにhappygoさんから黒岩山の南東尾根バリエーションルートを使った周回コースのお誘いを頂き今回の山行が実現しました
問題は天候です。うまく二人の都合がついて好天も見込めるタイミングを狙うハードルが高めなので梅雨前の実施は難しいかなと思っていましたが、関東地方の梅雨入りがズルズル遅れていくなかでチャンスが巡ってきました
逆にこれ各所の渇水大丈夫なのかな?と心配になるぐらい梅雨の気配が薄い昨今です・・・
◆ 山行
下山後の予定との兼ね合いで14時すぎの下山を目指しました
今回はショートカットルートを使いますがそれでも長行程なのでスタート時間を調整して午前2時スタート、標高1650mから上の本格的な藪漕ぎ区間へ差し掛かるのは5時前後で、その頃には明るくなって陽光のある状態で藪突入できる想定です
ヘッドランプをつけて一番最初の尾根に取り着くところは結構苦労しました
特に、下山してみるとよくわかるのですが、暗闇の往路ではどうしても視界がない中で道を探すので必要以上に勾配の急な斜面から登り上げていました
途中は小中規模の藪を抜けながら急坂をどんどん登っていきます。
この序盤急坂区間が結構長く、全体の3〜4割の標高差をここで稼げます
その後は1650m区間までじわじわと100mほど標高を上げる長い尾根歩きです
そこを抜けると いよいよ 藪の急登区間です
ここの藪は事前レコにあるとおり下向きに生えているので結構攻撃力が高く、トップ写真にあるとおりhappygoさんは顔を負傷、私も太ももへキツめの一発を受けてその後山頂にて🩹を貼りました
そういえば、南東尾根のレコでよく見かける飯盒は見落としました
下山に掛かるとまず来た藪をしばらくそのまま戻るのですが、往路と復路では視点が違う分か 小さな道迷いを何度かして「これ怪しいね?」「怪しいですね??」と声を掛け合って引き返しました。
今回のCT比で最も時間的に苦労したのがこの区間だと思います
のぼってきた南東尾根との分岐点を抜けるとしばし尾根歩きです
レコを読むと倒木が多いと書かれており、確かに鬼怒沼山から先の黒岩山区間は倒木だらけ、どこを歩いてもよさそうに思えますがピンクテープでガイドされている区間をつなぐのが歩きやすいです
これに慣れると鬼怒沼よりも下の部分で倒木を見たらむしろ正規登山道のように錯覚してふらふらと寄ってしまったのでだいぶ頭が倒木に支配されていたのだと思います
倒木区間の途中でなんとYAMAPユーザーのTさんと遭遇してテンション上がりました。
栃木百名山97・98座目とのことで(うち3座 私もご一緒しました)しばらく前に一緒に登ったときよりもさらに一段と頼もしい空気が出ていました。
この時点ではhappygoさんが同日に縦走する可能性のあった根名草山・温泉ヶ岳へTさんが先週登ったとのことだったので、残雪の状況を伺って別れました。
このハードルの高い山での思いがけぬ遭遇という幸運は嬉しいものです
鬼怒沼まで到着後はのんびりのひとときを過ごしました。
逆さ鬼怒沼山は結構好きなタイプの山岳アクティビティーでした
近隣で雄大な山を見るとテンション上がるもので、「燧ヶ岳へ登りたいな」という気持ちが今回も高まりました
下山時間に余裕があれば入りたいという気持ちが山行中徐々に高まっていった日光澤温泉、我々が着いたときには貸し切り状態でした。
ざっくり13時前には撤収と打ち合わせて外湯堪能しました。
個人的には人生で一・二を争うとんでもない開放感のなかの良い湯でした
我々の撤収時には加仁湯の日帰りプランの空き時間で回ってきた人や下山してきた人で混雑気味になりました
日帰り温泉では露天風呂の上湯・下湯2箇所を利用できますが いずれも混浴なので結構気を使う時間帯もありそうです
硫黄系の温泉フレーバーを身にまとって引き続き下山しました
加仁湯や八丁の湯までの送迎バスは結構賑わっているようでした
◆ トラブル
登りの中盤でサングラスを無くしました
藪で使うためにザックから取り出した直後にどこか変なところへ置いてしまったのだと思います。
気付いたときにはもうかなり歩いていたので取りには戻れず
南東尾根の藪を抜けきったあたりで先日の錫ヶ岳に続いてスマホを藪に落としました
幸い気付いたのが早めで、もう一台のスマホが検出しているテザリング用のWi-Fi電波がまだギリギリ通じる範囲内です
Wi-Fiテザリングの電波強度表示と時計のスマホ探し機能で探しました
2分ほど引き返したところで電界強度が上がってきたので、スマートウォッチの「スマホを探す」機能で遠隔にてスマホ本体から音を鳴らして発見に至りました。
かなり幸運です
藪歩き中はポケットのジッパーを確実に閉じていましたが、藪をほぼ抜けきったところで油断してジッパーを開けっ放しにした途端の落下でした
今年2月の厳冬期(2/17)、まだ今冬のレポが上がり始める前に踏破した大佐飛山。その頃は”栃百四天王”なるフレーズは知りませんでした。大佐飛山へのアタックは、実は1泊2日で男鹿岳までを目指す壮大な計画でしたが、15kgの重荷を担いだスノーハイクがつらすぎて、雪中テン泊での大佐飛山ピストンとなりました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6472035.html
その際、私のテント横を朝3時過ぎに通り過ぎ、私の翌日(2/18)に大佐飛山へ登頂されたymvさん。このニアミスがきっかけで、その後にヤマレコを介して連絡を取り合うようになりました。
同じ頃に大佐飛山に踏破された方のレポ(ヤマレコ、ヤマップ)を読んでいると、”栃百四天王”というフレーズを頻繁に見かけるようになり、皇海山+四天王(大佐飛山、男鹿岳、錫ヶ岳、黒岩山)が栃百の難山として、栃百チャレンジャーに話題の山であることを知りました。現在、縁あって栃木県で働いているため、三百名山でもある男鹿岳には元々登る予定でしたが、当時は「しゃくがたけ」と読んでいた錫ヶ岳や黒岩山も登ったろう!と思ったのが3月頃だったと思います。
男鹿岳は、今冬悲喜こもごも4回の断念・敗退を経て、4/7についに福島側(栗生沢)から登頂を果たしました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6564772.html
そして錫ヶ岳。ymvさんとの初コラボのフィールドとして、トータル11時間かけて、5/11に登頂を果たしました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6788022.html
そして、四天王ラスト1座の黒岩山は、再びymvさんとのコラボでアタックすることに!三角形の二辺をピストンする標準的な「女夫渕⇔鬼怒沼⇔黒岩山」コースでは面白くないので、早々に南東尾根を使った反時計回りでの三角形1周プランで計画しますが、ヤマレコでのピンポイント検索でも南東尾根利用は年間何例も出てこず、今年のレポも4月残雪期の2件のみで直近は皆無。今回は、後半のヤブ漕ぎ区間(標高1650m〜)でヘッデン不要となるよう調整した結果、2時スタートとしました。梅雨入り前の晴れ間を狙いたいと思っており、気候的にも絶好のThe Dayとなりました。
女夫渕駐車場から15分ほど、”鬼怒の中将乙姫橋”を越えてすぐ、標高1140m付近で、右側より南東尾根に取り付きますが、入山地点は「え、ここ?」と思えるほどの急登です。まさに斜面よじ登りからバリルートの南東尾根はスタートします。
標高1520m付近の尾根入口までの約50分は急登続きで、時に幹や強靭なヤブで身体を引き上げながら、足場を確保しつつ、よじ登っていきます。道中何度も「登山道」っぽく見える巻道らしき緩傾斜の道が見えますが、心を鬼にして全無視し、愚直なほどに急斜面を外さず直登していくのが正解です。頻繁なルートファインディングにより、斜面を外さないよう心掛ける必要があります。また、ツキノワグマとの出会い頭での衝突を避けるため、ホイッスルや発声を繰り返し行いました。
標高1520m付近で尾根入口に達すると、それまでの急登が嘘のように緩やかになり、アップダウンの繰り返しばかりで全然標高が上がらない我慢の区間が延々1時間ほど続きます。その間、何度も「登山道」っぽく見える巻道らしき緩傾斜の道が入り乱れますが、頻繁なルートファインディングにより、斜面を外さないよう心掛ける必要があります。
1648P辺りがヤブ漕ぎ開始の号砲が鳴る手前となり、ここでヒル・マダニ対策として蒸し暑いのを覚悟でソフトシェルを羽織り、首まで完全防護して身支度を整えます。ここから1時間強が南東尾根の核心部とも言える、急登のヤブ漕ぎ(平泳ぎ)が始まります。尾根を外さないよう頻繁にルートファインディングを行いつつ、少しでもヤブが薄い所を現地判断で即断即決して登っていきますが、激ヤブに突っ込まざるを得ない箇所も数多あり、遭難と紙一重です。ソロでの挑戦は色々とリスクがあるため、可能な限り”ヤブ慣れ”したルートファインディング力に長けた仲間と登ることをオススメします。かく言う私も、2016年の登山開始時から愛用し、サコッシュに括り付けていたEpsonウォッチ(MZ-500)をヤブの中で知らないうちに紛失してしまいました。ymvさんも錫ヶ岳のヤブ突破時と同様、今回も一時期スマホを紛失したようですが、ハイテクを駆使して今回もヤブ内から落としたスマホを見つけだしていました。この他、ヤブパンチが顔面を直撃し、目の少し下を負傷しました。ヤブ漕ぎでは目を守るためにサングラスやゴーグルを装着し、ザック外付けを含め、極力身体周りに物を見に付けないことが王道ですね。
当初計画では黒岩田代へ立ち寄る予定でしたが、ヤブ漕ぎでかなり体力を浪費したため、黒岩田代は断念し、一目散に北上し、一般登山道との合流を目指すことにしました。南東尾根取付きから3時間半。標高2020mでついに南東尾根を登りきり、一般登山道へ合流することができ、女夫渕、鬼怒沼、黒岩山を三角形の頂点とすると、一般ルート(ニ辺)と比して圧倒的な最短ルート(一辺)でここまで来ました!その後は、ゆる登山になると思ったら大間違い!!倒木が数多あり、かつ山頂部に近づくにつれ、再びヤブ漕ぎが始まります。多数群落するミツバオウレン、イワナシを愛でながら、少しずつ着実に登っていくより他ありません。
朝7時前、スタートから4時間半。ついに栃百四天王(大佐飛山、男鹿岳、錫ヶ岳、黒岩山)最後の一座となる黒岩山へ初登頂!三角形のニ辺を歩き通す場合より1〜2時間は時短できたと思います!そして、晴れ予報と違い高曇り模様でしたが、遠望が見渡せるレベルで、360度のパノラマビューがドーンと広がっていました!日光連山〜高原連山〜男鹿連山〜那須連山〜尾瀬連山と続き、尾瀬の奥には6月中旬にしてまだまだ白い越後山脈群が連なっていました!この眺望を見られると、苦しかった南東尾根ハイクアップが報われる気がします♪本当は、200mほど先にあるはずの三県境まで足を運ぶ計画でしたが、山頂以北はヤブしか見えず、復路も長いため、現地判断で断念。
下山開始すると、同じ道を戻るだけなのに、二人の眼を持ってしてもふとした拍子にピンクテープを見失い、計3回ほどプチルートロスト。都度直近でピンクテープを見た箇所まで愚直に登り返し、ダメージを最小限に抑えることができました。ヤブ道の鉄則は「そのうち正規ルートに合流するだろう」的な希望観測を排除し、正しいポイントまで引き返す(登り返す)勇気が必要ですね。
小松湿原水場を過ぎ、黙々と下山の最中、ymvさんの栃百仲間が逆方向から登ってきて偶然の再会となりました。栃百仲間の連帯感って、すごいですねー。みな同じ時期に同じような山へ登っており、ヤマレコ/ヤマップを介して”人類みな兄弟”的な連帯感をすごく感じます(笑)。私は栃百の難山(四天王)だけをつまみ食いしているだけですが、その一端に触れられている気がします♪。
その後、黒岩山から2時間25分で眺望のないと言われる栃百・鬼怒沼山へ登頂!予測に反して、樹間より日光白根山と錫ヶ岳を眺めることができましたが。そして、黒岩山から3時間弱、黒岩山山頂と並ぶ本日のメインディッシュと言える、標高2020m、関東屈指の高層湿原たる鬼怒沼湿原に到達です。大小50近い池塘から構成されていて高山植物の宝庫でもあります!今年初めてみるチングルマ、自身初見となるヒメシャクナゲをはじめ、タテヤマリンドウやワタスゲなど色とりどりのお花や池塘が数多あり、リトル尾瀬のような風情でした。少し湖面にさざ波が立っていましたが、逆さ鬼怒沼山も撮り収めることができ、撮れ高100%の湿原ウォークを楽しむことができました♪
鬼怒沼を超えると、後は消化試合モードの黙々としたトレイル下り。一切の眺望もなく、道中のオロオソロシの滝辺りが唯一の癒やしポイントでしょうか。そうそう、元々は日光澤温泉でymvさんと別れ、そこから根名草山、温泉ヶ岳を経由して、金精峠から金精トンネルまで下りて、湯元温泉まで歩き通す予定でしたが、メンタル(時計ロスト)、フィジカル共にかなり疲弊しており、鬼怒沼湿原から黙々と下りながら、そのロング山行計画は断念する決意(=ymvさんと一緒に女夫渕まで戻る決意)を下します。
鬼怒沼湿原(南端)より1時間、何年来も来たいと願っていた日光澤温泉へ到達!女夫渕温泉から1.5時間ほど歩かないと辿り着けない”関東最後の秘湯”の異名がある名湯で、混浴の露店風呂2種もうちら二人で貸切状態でした。風呂上がり後に、男性1、女性2が受付をされていたので、タイミング的にもバッチリでしたねー♪。ymvさんは、下段の白濁硫黄泉に浸かりながら「人生1,2を争う名湯」と感動していました!
風呂上がり後も1時間強のウォークが残っているのが玉にキズですが(笑)、標高差のあまりない一般登山道を黙々と進むだけ。この辺一帯を奥鬼怒温泉と呼ぶようですが、確かにパンピーは車乗り入れができず、女夫渕から1時間以上歩かないと辿り着けないロケにあるため、関東最後の秘湯と呼ばれるのは納得です。
最終的に、日光澤温泉より1時間5分、鬼怒沼山から2時間50分、黒岩山から5時間15分、トータル9時間45分で、女夫渕駐車場まで帰還しました。黒岩山は三角形の二辺をピストンする標準的な「女夫渕⇔鬼怒沼⇔黒岩山」コースで攻める方が多いようですが、南東尾根を使って反時計回りに一筆書きで周回する上級コースは黒岩山山頂部を除き、同じ道を二度通らないため新鮮で、達成感が大きいですね!
栃百四天王を完登し終えた今、私的な印象を以下に記します。なお、四天王より上位に君臨する皇海山は、2017年に今は閉鎖された群馬側(皇海橋)から既登ですが、今夏、ymvさんと栃木側から登り直す予定です。しかも一般人があまり取り付かないトリッキーな登山口より。乞うご期待♪
★大佐飛山(今年2/17登頂)
ド変態以外は夏季登頂は不可能で、2/下〜4/上が登山適期。軽装備で臨めば日帰り可能で挑戦者の9割は日帰りと思われる。所要時間はトレース有無や雪質に大きく左右される。達成度(充実感)、総合難易度ともに、やはり四天王イチか。
★男鹿岳(今年4/7登頂)
福島側(栗生沢)から登る場合は、北西尾根登山口までのロングウォークとなる大川林道(正式名は黒磯田島線)の通過所要時間により難易度が激変する。全体所要時間は大佐飛山以上に、トレース有無や雪質に大きく左右される。私の登頂日は林道の残雪はほぼなくなり、一方で北西尾根にはいい感じで残雪が残るベストDayと言え、四天王では最も楽に登頂できた。総合難易度は4位か。
★錫ヶ岳(今年5/11登頂)
湯元温泉から登ったが、どこから登っても山頂は遠い。私の登頂日は「残雪3割、ヤブ4割、Mix3割」といった感じで、今年なら4/中〜下の「残雪8割、ヤブ2割」(推定)の頃がベストDayか。ヤブの出方次第で難易度は激変するが、テクニカルに難しい箇所はあまりなく、総合難易度は3位か。
★黒岩山(今年6/15登頂)
どこから登っても山頂は遠い。その中でも女夫渕からの南東尾根(バリルート)が最短ルートと思われる。長時間のヤブ漕ぎができるフィジカル、メンタル、テクニカルなスキルが必要。残雪が残り、ヤブ漕ぎの労が減る4/下頃がベストDayと言えるか。本日の下山時疲労度合いから判断し、総合難易度は2位か。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
最近この尾根の記録が多いですが、詳細なレコを拝見するに大変な藪漕ぎ区間があるのですね。
しかし、お二人とも対策されていて流石です。
笹薮の急登は区間が短いものなら自分も経験ありますが、かなり消耗しますよね。
自分の黒岩山は前日に日光澤温泉に投宿して温泉とビールを堪能。
翌朝4時前に出発しましたが、漆黒の闇に押しつぶされそうでした。
ようやく明るくなってきた時はほっと胸をなでおろしたものです。
日光澤温泉で朝食の代わり作って貰ったおにぎり。
朝日が差し込む鬼怒沼を独り占めで食べたのは良い思い出です。
下山はゴザ池源頭部から林道に抜ける当時の流行りルートで降りようとしましたが、
明確なルート入口を見つけられませんでした。
万が一途中で登り返す事態になると体力的にも厳しいし、
また単独故に致命傷になりかねないと判断して結局正規登山道のピストンとなりました。
錫ヶ岳も長かったですが、黒岩山も遠い遠い山でした。
燕巣山から湯沢峠へは下りで通過したことがあります。
下りの順目なので自分レベルでも通過出来ましたが、下に隠れている倒木の海に手こずりました。
登りは逆目なので、自分に体力では到底無理だと思いましたが、レコを見るとたまに登っている方がちらほら。凄いなぁと思います。
happygoさんも是非!
日光澤温泉で温泉&ビールを堪能、良いですね! 日光澤温泉は今回立ち寄ってみて想像以上に私の好きな温泉だったので、短時間滞在だったのが悔やまれます
そして 朝日が差し込む鬼怒沼を独り占めで朝ご飯! 気持ち良さそうですね。
シンとした鬼怒沼でのまったりした時間、広々とした空間で風を心地よく感じる時間、どちらをイメージしても素晴らしいものだっただろうと想像できます
> 下山はゴザ池源頭部から林道に抜ける当時の流行りルートで降りようとしましたが
このルートは知りませんでした。
加仁湯のちょっと先のトンネルまで抜けてこられるのですね。
ひたすら長いルートをピストンで歩くよりも確かに選んでみたくなる道であると感じます
調べてみると、なるほど今年も歩かれている方がいらっしゃいますね。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6908886.html
当時も今も道が酷いようです
happygoさん沢ってなかなかココいいですよ〜って紹介しずらいのですが(ルートがなくて高巻きのLv説明がムズぃ?)
kikiコレから多分沢に行くかと思うんで?YAMAPのぞいてみて下さいね?
藪の跳ね返り?お気をつけて下さいね?それ同じことしまして💦目から流血しましたょ(笑)
happygoさんの顔面負傷を見て、kikiさんも怪我されてたよなぁ その後大丈夫だったかな、とぼんやり思い出しながら歩いていました
それをきっかけにkikiさんと男鹿岳で同タイミングになった際のことを思い出し、スノーシューなどスノーギア類
およそ登山1年目・雪山始めたてと思えないしっかりした装備で臨まれていたのも含めて
「kikiさん(好奇心の幅・深さ・突破力が)とんでもねえ方です」という話をしていました
勝手に話題にしてすみません 🫣
SAWAPの季節ですね。お気をつけて!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する