農鳥岳、間ノ岳

2024年07月08日(月) ~ 2024年07月10日(水)

• GPS: 19:39
• 距離: 28.2km
• 登り: 3,324m
• 下り: 3,468m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:36
• 休憩: 0:48
• 合計: 4:24

8:47 奈良田第一発電所
9:22 9:23 森山橋
9:49 9:50 早川水系発電所取水口
10:31 10:31 大古森沢出合
12:24 13:12 大門沢小屋
13:13 宿泊地

2日目

• 山行: 11:08
• 休憩: 0:54
• 合計: 12:02

4:16 宿泊地
6:49 7:00 大門沢下降点
7:41 7:45 農鳥岳
8:17 8:18 西農鳥岳
8:56 9:07 農鳥小屋
10:24 10:40 間ノ岳
11:44 11:48 農鳥小屋
12:36 12:36 西農鳥岳
13:04 13:09 農鳥岳
13:41 13:44 大門沢下降点
16:19 大門沢小屋

3日目

• 山行: 2:59
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:59

16:19 大門沢小屋
7:42 7:43 大古森沢出合
8:13 8:13 早川水系発電所取水口
8:35 8:35 森山橋
9:17 9:17 大門沢ゲート
9:21 9:21 奈良田第一発電所
9:22 ゴール地点

天候

初日曇り時々晴れ　二日目曇り霧、爆風、雨　最終日曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

奈良田～広河原　崩落の為通行止め。バス運休

コース状況／危険箇所等

林道～樹林帯　緩やか。大門沢小屋から尾根　急登。尾根から岩稜帯

その他周辺情報

奈良田駐車場の側に温泉あり

写真

7/8 8:49

ゲートを越える

7/8 9:05

雲が流れて行く

7/8 9:14

登山者用の休憩所

7/8 9:19

ここから登山道

7/8 9:22

丈夫な吊り橋を渡る

7/8 9:50

ホタルブクロ

7/8 9:51

この吊り橋は揺れて怖い

7/8 10:07

水が豊富

7/8 10:31

丈夫な丸木橋

7/8 10:32

朽ちかけた丸木橋

7/8 10:34

砂利道をトラバース

7/8 10:45

超えて行く

7/8 10:52

気持ちの良い樹林帯

7/8 11:35

蛍

7/8 11:45

流れが強い

7/8 11:47

コアジサイ

7/8 11:47

ヤマアジサイ

7/8 11:53

登山道が水浸し

7/8 12:03

水辺は涼しい

7/8 12:04

岩を潜る

7/8 12:06

トリアシショウマ

7/8 12:06

ヒヨドリバナの蕾

7/8 12:08

大門沢小屋まであと少し

7/8 12:15

ヤマイグチ

7/8 12:20

丈夫な丸木橋

7/8 12:33

富士山が見えている

7/8 13:13

大門沢小屋到着

7/8 13:28

お昼ごはんは棒ラーメン

7/8 15:26

ハナミズキかな？

7/8 15:36

トリアシショウマ

7/8 15:36

ケゴンアカバナ

7/8 15:38

ウシハコベ

7/9 4:05

夕暮れの富士山

7/9 4:20

ヘッデン付けて登山二日目スタート

7/9 4:22

渡渉、水場

7/9 4:36

カラマツソウ

7/9 4:37

日が昇ってきた

7/9 4:49

夜明けの富士山

7/9 4:54

源流

7/9 4:58

タカネナデシコ

7/9 4:59

タカネグンナイフウロ

7/9 5:00

オトギリソウ

7/9 5:06

ゴゼンタチバナ

7/9 5:56

岩場の急登

7/9 6:00

ツマトリソウ

7/9 6:06

ミヤマシャクナゲ

7/9 6:11

雲が増えてくる

7/9 6:12

ツマトリソウ群生

7/9 6:14

マイズルソウ

7/9 6:16

ナナカマド

7/9 6:16

ナナカマド

7/9 6:18

7/9 6:19

コケモモ

7/9 6:20

稜線まであと少し

7/9 6:22

キバナシャクナゲ

7/9 6:23

アオノツガザクラ

7/9 6:25

ミヤマキンポウゲ

7/9 6:27

マイズルソウ

7/9 6:31

カラマツソウ

7/9 6:37

ウラジロヨウラク

7/9 6:42

ミヤマキンポウゲ、テガタチドリ

7/9 6:51

美しいが天気下り坂の予感

7/9 6:51

稜線、風が強い

7/9 6:51

雲が飛んで来る

7/9 7:07

ガスが湧いてきてしまった

7/9 7:08

まだ道ははっきり見える

7/9 7:13

コイワカガミ群生

7/9 7:24

チングルマ

7/9 7:24

ミネズオウ

7/9 7:25

ガスが濃くなる

7/9 7:35

ツガザクラ

7/9 7:35

タカネヤハズハハコ

7/9 7:36

チングルマの種

7/9 7:37

ハクサンイチゲ

7/9 7:42

農鳥岳登頂

7/9 8:01

雪渓が残っている

7/9 8:20

西農鳥岳登頂

7/9 8:45

7/9 8:45

7/9 8:46

印がありがたい

7/9 8:48

雷鳥に出会えた

7/9 8:54

お花畑

7/9 9:17

間ノ岳へ向かう

7/9 10:10

岩に映えるツガザクラ

7/9 10:16

道標、斜めになっている

7/9 10:16

ガスで見通しが悪い

7/9 10:25

農鳥沢の分岐

7/9 10:25

間ノ岳登頂

7/9 10:59

爆風の中引き返す

7/9 10:59

立っているのもキツイ

7/9 11:10

信じられない程の爆風

7/9 11:10

7/9 11:30

7/9 11:42

農鳥小屋まで戻って来れた

7/9 11:51

呼吸もやっと

7/9 11:52

マイズルソウ群生

7/9 11:52

タカネナナカマド

7/9 12:17

イワベンケイ

7/9 13:05

7/9 13:12

爆風に耐えるハクサンイチゲ

7/9 13:28

ミネズオウ群生

7/9 13:28

キバナシャクナゲ

7/9 14:38

樹林帯に戻ってきた

7/9 14:38

急勾配を下って行く

7/9 15:22

シモツケソウ

7/9 15:32

下界は晴れている

7/9 15:35

クルマバソウ

7/9 15:59

キンモンガ

7/9 15:59

トリアシショウマ

7/10 5:28

最終日、テント撤収

7/10 6:20

お世話になりました

7/10 6:22

7/10 6:25

丸木橋

7/10 6:34

鉄パイプの足場

7/10 6:37

丸木橋

7/10 6:42

見た目より歩きやすい

7/10 6:44

ここから道に流れ込んでいる

7/10 6:46

川と化した道

7/10 6:58

気持ちの良い樹林帯

7/10 7:03

7/10 7:03

7/10 7:14

7/10 7:14

7/10 7:19

7/10 7:25

カツラの樹林帯

7/10 7:27

苔むした朽木

7/10 7:39

登り返し

7/10 7:42

渡渉

7/10 7:42

7/10 7:45

足元注意でトラバース

7/10 7:50

7/10 7:53

川沿いまで下ってきた

7/10 7:56

7/10 7:57

エゾハルゼミが鳴いている

7/10 8:00

7/10 8:07

ゴロゴロだが歩きやすい

7/10 8:08

7/10 8:10

砂防ダムまで戻ってきた

7/10 8:11

凄い激流

7/10 8:11

揺れる

7/10 8:15

7/10 8:17

7/10 8:19

7/10 8:24

ここから林道歩き

7/10 8:32

7/10 8:34

しっかりした吊り橋

7/10 8:35

とにかく水が豊富

7/10 8:38

足取りは軽い

7/10 9:08

7/10 9:35

オオタカの幼鳥

感想

キャニオン

当初は広河原から北岳に登る予定だったが奈良田から広河原行きのバスが土砂崩れの為運休になっていて予定変更し、大門沢小屋にテント泊して北岳を目指す事に
奈良田の駐車場から大門沢登のゲートまでは大型ダンプが行き来しているがガードマンさんがいるので危険はない
ゲートから砂防ダムまでは30分弱で吊り橋を二つ渡って登山スタート
水が豊富な川沿いの道を進む、川沿いの道はなだらかな樹林帯で涼しく歩きやすい
川から離れると徐々に斜度が上がり岩を越えたりざれ場のつづらおりがあったり渡渉箇所もありと少し険しい
大門沢小屋までは眺望は無いが小屋とテント場からは富士山を望める。農鳥小屋にテントを張りたかったが時間的にキツイので大門沢小屋にテント泊する事に。日没まで時間があったので昼寝したり河原を散策したりして日没まえに夕食にして明日に備えて初日終了

二日目は北岳を目指して4時スタート。日の出前の森の中は暗く足元が見にくいのでヘッデン付を付けて上って行く
二つ目の沢を越えた辺りで明るくなり急登スタート、階段状の岩や木の根を登って行き振り返ると富士山がよく見える、この時点では雲は多いが晴れている。この辺から今回の目当ての一つ高山植物が咲いていて立ち止まっては撮影を繰り返す
稜線直下の道は手を使いよじ登ったりロープ場があったり険しい
稜線に出るとまず黄色い金属製のケルンが目立つ、これには鐘が付いていて安全祈願に鳴らしてみる。
そして風が強いが進めない程ではないと判断して雨具を羽織りまずは農鳥岳を目指す
大門沢分岐から農鳥岳までの道はなだらかでピークが風避けになっているので歩きやすい。農鳥岳から西農鳥岳までは反対の斜面に出るので風が当たるし道もよじ登る箇所があるので若干険しい。西農鳥岳から農鳥小屋までは結構下るし吹きさらしなので帰りが思いやられる。小屋の出前のなだらかな場所で雷鳥と遭遇、三羽の子連れで強風のなか餌を啄む姿が愛らしくテンションが上がる。雷鳥とお別れをし少し進むと山肌に張り付くように農鳥小屋がある、小屋には小屋番さん1人だけ、テント場は広い。ここで小休憩して間ノ岳を目指すがこの辺りでバランスを崩される程の強風が吹き荒れる
間ノ岳までの道はなだらかで高山植物の楽園、立ち止まっては撮影を繰り返しなから取り付きに付く頃には湿気た風が重く雨具の表面に水滴が付く
なんとか間ノ岳登頂するも強風が吹き荒れ時間も押している為北岳は諦めてここで引き返すことに
この時は戻れば風も弱くなって行くだろと思っていて日常ではない爆風を楽し見ながら農鳥小屋まで戻るがそれが間違いだと思い知る。風は更に強まり時にしがみ付かなければ倒される程の風圧。そんな中高山植物は花を散らす事なく揺れていてその力強さを目の当たりにした。
西農鳥岳から農鳥岳までの道のりは真っ直ぐ立てない程の爆風で時々屈んで耐えなければならない程で、『遭難』のふた文字が頭を過ぎる
農鳥岳を越えて大門沢分岐の黄色いケルンが見えた時には助かったと思ったほどだった。写真も撮る暇が無かった
尾根からの下りは急だが風がないので天国に思えた。下りながら見える下界が晴れているのがもどかしく感じた
大門沢小屋に着き、テント泊の手続きをしていると小屋番のひとから「農鳥小屋までの間で男の人とすれ違いませんでしたか？」と、自分達はすれ違ってはいないのでルート変更だと良いのだが
小屋でビールを買い夕食を取り早々に就寝

最終日は駐車場まで樹林帯を下るだけなので足取りも軽い、この日は稜線は悪天候予報で登ってくる人もなし。
下山後は奈良田温泉に浸かってつかれを癒やし帰路に着く

爆風で怖い思いもしたが農鳥岳、間ノ岳登頂も果たし、高山植物を見て雷鳥にも会う事が出来て良い山行だった。が
やはり晴れが良いな