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Yamareco

記録ID: 7187051
全員に公開
雪山ハイキング
十和田湖・八甲田

逆川岳 横岳

2021年05月06日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:20
距離
8.2km
登り
636m
下り
635m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:45
休憩
0:28
合計
4:13
距離 8.2km 登り 636m 下り 635m
9:49
10:07
6
10:13
31
10:44
10:54
68
12:02
29
12:31
ゴール地点
社会的にも個人的にもCOVID-19とどう付き合っていくか?
そんなことを考えさせられる日々です。
登山には2018年も2019年も5回ずつ登っていましたが、
2020年は1回しか登りに出掛けませんでした。
一方で運動不足も良く無いですし、
時々登らないとスキルの低下も心配です。
恐らく誰もいないだろうという想定で、
リスクを充分考慮して今年も大型連休に残雪登山をしました。

積雪期初心者の方でもチャレンジできる山だと思います。
何より八甲田連峰の美しさに目を奪われます。
個人的にもこれまで登った山の中でもベスト登山でした!
但し初心者の方はソロ登山にはリスクがあるため、
出来る事なら誰かと一緒に登ると良いと思います。
天候
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
城ヶ倉大橋西側駐車場に駐車可
コース状況/
危険箇所等
終始雪面を徒行するため特定ルートはありません。雪解けによって沢が形成されているなど、臨機応変にルートを開拓する必要があります。
その他周辺情報 酸ヶ湯温泉など八甲田エリアには温泉が沢山あります。
但し今回は帰宅して自宅でシャワーを浴びました。
「逆川岳と横岳方向眺望」
世の中大型連休が明けた5/6(木)は天気予報も良かったため、
早起きして早朝に城ヶ倉大橋の東側駐車場に到着しました。
トイレとベンチがあり向こう側に上路アーチ式としては日本一支柱間が長い橋が見えます。
向こうの山並みがこれから登る山で、
なだらかな頂上部が見えます。
奥の左側が逆川岳(さかさがわだけ)で右側が横岳(よこだけ)になります。
但しこの写真の位置からそれぞれ頂上点は見えません。
一般的な山のイメージでは尖った山頂なのでしょうけれど、
今回はどちらの山もなだらかな頂上部で稜線の向こう側に頂上があります。
「逆川岳と横岳方向眺望」
世の中大型連休が明けた5/6(木)は天気予報も良かったため、
早起きして早朝に城ヶ倉大橋の東側駐車場に到着しました。
トイレとベンチがあり向こう側に上路アーチ式としては日本一支柱間が長い橋が見えます。
向こうの山並みがこれから登る山で、
なだらかな頂上部が見えます。
奥の左側が逆川岳(さかさがわだけ)で右側が横岳(よこだけ)になります。
但しこの写真の位置からそれぞれ頂上点は見えません。
一般的な山のイメージでは尖った山頂なのでしょうけれど、
今回はどちらの山もなだらかな頂上部で稜線の向こう側に頂上があります。
「登山口」
(写真は下山した後に撮影したものですが)
城ヶ倉大橋の西側駐車場に車を停めて目の前の残雪から登り始めます。
今回は標高720mのこちらからMAX1350m程まで標高差630m程です。
写真奥にトイレが見えますがその裏側からアプローチしていきます。
薮がちになっていますが、
トイレの裏側から登っても結局暫くは薮漕ぎで登行していくことになり、
スタートは少し苦労します。

雪面状況に対応できるよう車にワカンとアイゼンを積んできました。
軽アイゼンでも良かったのかもしれませんが、
標高を上げると凍結している可能性があったので本アイゼンをザックに入れて持っていくことにします。
重量を考慮すると悩むところでしたがリスク的には本アイゼンひとつあれば大丈夫と自分を納得させます。
「登山口」
(写真は下山した後に撮影したものですが)
城ヶ倉大橋の西側駐車場に車を停めて目の前の残雪から登り始めます。
今回は標高720mのこちらからMAX1350m程まで標高差630m程です。
写真奥にトイレが見えますがその裏側からアプローチしていきます。
薮がちになっていますが、
トイレの裏側から登っても結局暫くは薮漕ぎで登行していくことになり、
スタートは少し苦労します。

雪面状況に対応できるよう車にワカンとアイゼンを積んできました。
軽アイゼンでも良かったのかもしれませんが、
標高を上げると凍結している可能性があったので本アイゼンをザックに入れて持っていくことにします。
重量を考慮すると悩むところでしたがリスク的には本アイゼンひとつあれば大丈夫と自分を納得させます。
「序盤の急傾斜」
登り始めて10分で薮を抜けて急傾斜に入りました。
大型連休中は継続してなだれ注意報も発令されているので今回は終始意識していましたが、
朝でもあり凍っているわけでもなく泥濘んでいるわけでもありません。
アイゼンを装着しなくてもハイカットの登山ブーツでつぼ足登行していきます。

写真は見上げているところですが、
トラバースしながら斜めに登っていく形になります。
谷側はかなり落ち込んでいて滑落するとかなり落ちてしまいそうですが、
一応樹木があるので谷底まで落ちてしまうという程ではありません。
ストックを使いつつ足元を確認しながら慎重に登っていきます。
「序盤の急傾斜」
登り始めて10分で薮を抜けて急傾斜に入りました。
大型連休中は継続してなだれ注意報も発令されているので今回は終始意識していましたが、
朝でもあり凍っているわけでもなく泥濘んでいるわけでもありません。
アイゼンを装着しなくてもハイカットの登山ブーツでつぼ足登行していきます。

写真は見上げているところですが、
トラバースしながら斜めに登っていく形になります。
谷側はかなり落ち込んでいて滑落するとかなり落ちてしまいそうですが、
一応樹木があるので谷底まで落ちてしまうという程ではありません。
ストックを使いつつ足元を確認しながら慎重に登っていきます。
「雪解け沢」
急傾斜をクリアした先は小さな沢があり雪解け水がなかなかの勢いで流れています。
少し回り込んで撮影しましたが浸食されて切れ込みの深さもそこそこあります。
最初は写真の上流側を右から左に飛び越えようかと思ったのですが、
足を踏み外すと厄介なことになりそうです。
かといってそろりと沢に降りて登り返すのも面倒です。
沢に沿って上流側に進んでベターな方法を考えることにしました。
「雪解け沢」
急傾斜をクリアした先は小さな沢があり雪解け水がなかなかの勢いで流れています。
少し回り込んで撮影しましたが浸食されて切れ込みの深さもそこそこあります。
最初は写真の上流側を右から左に飛び越えようかと思ったのですが、
足を踏み外すと厄介なことになりそうです。
かといってそろりと沢に降りて登り返すのも面倒です。
沢に沿って上流側に進んでベターな方法を考えることにしました。
「踏み抜かなければ渡れる?」
数十メートルほど上流側へ辿ると雪に覆われた沢の部分に出ました。
写真の右から左に渡りたいわけですが、
沢底へは降りやすいところなのでストックで慎重に雪面を確認します。
どうやら踏み抜いたり崩れたりしないようなので慎重にここを渡って対岸を登り返しました。

今回は山の北西面を登っていくのでまだ朝の早い時間なら気温も低くリスクは大きくありません。
自分は小柄体型なのでこういう時はメリットでしょう。

但し下山時に同じ所を渡らなくて済むようにルートは考慮する必要があるでしょう。
結果的に上手くこの沢を通らずに下山出来たのは臨機応変にルート選択できたからかもしれません。
「踏み抜かなければ渡れる?」
数十メートルほど上流側へ辿ると雪に覆われた沢の部分に出ました。
写真の右から左に渡りたいわけですが、
沢底へは降りやすいところなのでストックで慎重に雪面を確認します。
どうやら踏み抜いたり崩れたりしないようなので慎重にここを渡って対岸を登り返しました。

今回は山の北西面を登っていくのでまだ朝の早い時間なら気温も低くリスクは大きくありません。
自分は小柄体型なのでこういう時はメリットでしょう。

但し下山時に同じ所を渡らなくて済むようにルートは考慮する必要があるでしょう。
結果的に上手くこの沢を通らずに下山出来たのは臨機応変にルート選択できたからかもしれません。
「緩斜面」
登り始めて30分で標高850mを越えました。
今回は序盤が傾斜もあって最もキツいところですが、
後はなだらかなダラダラ続く緩斜面を直登していくことになります。
この辺りはブナなど落葉樹の林になっており風もさほど感じず黙々と登っていくことになります。
空の青さがやる気を起こさせてくれます。
「緩斜面」
登り始めて30分で標高850mを越えました。
今回は序盤が傾斜もあって最もキツいところですが、
後はなだらかなダラダラ続く緩斜面を直登していくことになります。
この辺りはブナなど落葉樹の林になっており風もさほど感じず黙々と登っていくことになります。
空の青さがやる気を起こさせてくれます。
「アオモリトドマツの林」
緩斜面を黙々と直登してきました。
登り始めて70分ほどで標高1000mを越えたところです。
この辺りになると植生が変わってアオモリトドマツ(正しくはオオシラビソ)の針葉樹林になってきます。
傾斜はずっと変わらず樹木の間を縫って直登していく事になります。
あまり樹木の根元近くを通ると踏み抜くことがあるので、
少し先の樹木の中から目標を見定めて登っていきます。
「アオモリトドマツの林」
緩斜面を黙々と直登してきました。
登り始めて70分ほどで標高1000mを越えたところです。
この辺りになると植生が変わってアオモリトドマツ(正しくはオオシラビソ)の針葉樹林になってきます。
傾斜はずっと変わらず樹木の間を縫って直登していく事になります。
あまり樹木の根元近くを通ると踏み抜くことがあるので、
少し先の樹木の中から目標を見定めて登っていきます。
「湿地帯」
登り始めて80分程で標高1100m付近です。
大分頂上に近くなってきました。
積雪期で雪原になっていますが無雪期は湿地帯になっているため樹木がありません。
この山で春にバックカントリースキーヤーが訪れるのはこんな雪面が多くあるからです。
中にはスノーボードを背負って登ってくる人もいるようですが、
なるほどワイルドに自然と戯れるには絶好のロケーションですね。
空の青さが雪面に反射して眩しいです。
ここへ来て日焼け止めを塗っておくべきだったと後悔しました。
「湿地帯」
登り始めて80分程で標高1100m付近です。
大分頂上に近くなってきました。
積雪期で雪原になっていますが無雪期は湿地帯になっているため樹木がありません。
この山で春にバックカントリースキーヤーが訪れるのはこんな雪面が多くあるからです。
中にはスノーボードを背負って登ってくる人もいるようですが、
なるほどワイルドに自然と戯れるには絶好のロケーションですね。
空の青さが雪面に反射して眩しいです。
ここへ来て日焼け止めを塗っておくべきだったと後悔しました。
「逆川岳頂上標識と八甲田大岳」
登り始めて85分で逆川岳の頂上に到着しました。
台地状になっておりどこがピークなのか分からず少し探しましたが、
結局スマホで地図を見ながら三角点を探し出しました。
積雪しているので三角点そのものは見えません。
地図ですぐそばと思われる木立に標識が掲げられていました。
樹木の隙間から向こうに見えているのが青森第二の高峰八甲田山(大岳)です。
「逆川岳頂上標識と八甲田大岳」
登り始めて85分で逆川岳の頂上に到着しました。
台地状になっておりどこがピークなのか分からず少し探しましたが、
結局スマホで地図を見ながら三角点を探し出しました。
積雪しているので三角点そのものは見えません。
地図ですぐそばと思われる木立に標識が掲げられていました。
樹木の隙間から向こうに見えているのが青森第二の高峰八甲田山(大岳)です。
「逆川岳頂上標識」
地元有志が取り付けたと思われる頂上プレートですが、
油性ペンで板切れに記しただけのようで、
風化して殆ど読めなくなっています。
やはり冬は北西からの風雪が厳しいところなのだろうと思います。
そもそも標高と現実の頂上は別であることがあります。
逆川岳の頂上は実際にはもう少し高いところもあったりして明確に頂上とは言えないと思います。
あくまでもここは三角点があるところという意味です。
それでもこうやって標識があると何より証拠写真を撮ることが出来るので有り難いです。
「逆川岳頂上標識」
地元有志が取り付けたと思われる頂上プレートですが、
油性ペンで板切れに記しただけのようで、
風化して殆ど読めなくなっています。
やはり冬は北西からの風雪が厳しいところなのだろうと思います。
そもそも標高と現実の頂上は別であることがあります。
逆川岳の頂上は実際にはもう少し高いところもあったりして明確に頂上とは言えないと思います。
あくまでもここは三角点があるところという意味です。
それでもこうやって標識があると何より証拠写真を撮ることが出来るので有り難いです。
「逆川岳頂上から横岳眺望」
逆川岳の頂上で写真を撮るなどしたら休憩せずに次の横岳へ向かいます。
写真の左奥に丘状のピークが見えますがそこへ向かいます。
明確には見えているピークが頂上ではないのですが、
方向的にはそちらですので進路を南西に取ります。
相変わらず空が青く風も思
「逆川岳頂上から横岳眺望」
逆川岳の頂上で写真を撮るなどしたら休憩せずに次の横岳へ向かいます。
写真の左奥に丘状のピークが見えますがそこへ向かいます。
明確には見えているピークが頂上ではないのですが、
方向的にはそちらですので進路を南西に取ります。
相変わらず空が青く風も思
「むつ湾眺望」
逆川岳から横岳へ向かう途上も湿原なのですが広い雪原になっています。
確かにバックカントリーにはうってつけの場所と言えるでしょう。
空と海の境界が写真では分かり難いですが、
北を望むとむつ湾が拡がって青森市街地が見えます。
八甲田連峰の北西端にある田茂萢岳(たもやちだけ)が見え肉眼では八甲田ロープウェーの山頂駅が見えます。
但し強風のためなのか運航しているゴンドラは一度も見掛けませんでした。
或いは八甲田スキー場が大型連休5/5(祝)で営業を終了したことも影響していたかもしれません。
「むつ湾眺望」
逆川岳から横岳へ向かう途上も湿原なのですが広い雪原になっています。
確かにバックカントリーにはうってつけの場所と言えるでしょう。
空と海の境界が写真では分かり難いですが、
北を望むとむつ湾が拡がって青森市街地が見えます。
八甲田連峰の北西端にある田茂萢岳(たもやちだけ)が見え肉眼では八甲田ロープウェーの山頂駅が見えます。
但し強風のためなのか運航しているゴンドラは一度も見掛けませんでした。
或いは八甲田スキー場が大型連休5/5(祝)で営業を終了したことも影響していたかもしれません。
「櫛ヶ峰と横岳」
登り始めてから2時間弱で横岳へ向かっているところです。
左側に北西面が切れ落ちた山容の櫛ヶ峰(くしがみね)が見えてきました。
横岳から櫛ヶ峰までは直線距離で2.5kmで、
八甲田の登山愛好家なら縦走するルートですが、
多くの愛好家はテレマークスキーを利用しているようなのでそれが苦にならないようです。

横岳の南東面も切れ落ちていて雪庇が雪崩れ落ちています。
この写真ではさほどの雪崩には見えませんが、
個人的な印象ではかなりの角度で崖になっているように思え、
縁に沿って行くのが最短コースではあるものの、
ソロでそんなリスクを負うことは出来ないため、
樹木寄りに登行していきました。
「櫛ヶ峰と横岳」
登り始めてから2時間弱で横岳へ向かっているところです。
左側に北西面が切れ落ちた山容の櫛ヶ峰(くしがみね)が見えてきました。
横岳から櫛ヶ峰までは直線距離で2.5kmで、
八甲田の登山愛好家なら縦走するルートですが、
多くの愛好家はテレマークスキーを利用しているようなのでそれが苦にならないようです。

横岳の南東面も切れ落ちていて雪庇が雪崩れ落ちています。
この写真ではさほどの雪崩には見えませんが、
個人的な印象ではかなりの角度で崖になっているように思え、
縁に沿って行くのが最短コースではあるものの、
ソロでそんなリスクを負うことは出来ないため、
樹木寄りに登行していきました。
「高田大岳と横沼」
途中で振り返って見た景色です。
手前に縁があるのが分かりますが雪庇になっていると崩れる恐れがあるので少し緊張します。

左側に八甲田連峰があり奥に綺麗な三角錐の高田大岳(たかだおおだけ)が見えます。
青森の標高順では一位が津軽地方の岩木山で、
二位が八甲田山(大岳)、三位が高田大岳になります。

写真中央下に雪原が見えますが横池という池が氷結して積雪しています。
東西300m程ある湿地帯の池ですがアクセスする道路などがないのでプチ幻の池とでも言いましょうか、
冬季縦走で訪れる登山者しか目にしないかもしれません。
「高田大岳と横沼」
途中で振り返って見た景色です。
手前に縁があるのが分かりますが雪庇になっていると崩れる恐れがあるので少し緊張します。

左側に八甲田連峰があり奥に綺麗な三角錐の高田大岳(たかだおおだけ)が見えます。
青森の標高順では一位が津軽地方の岩木山で、
二位が八甲田山(大岳)、三位が高田大岳になります。

写真中央下に雪原が見えますが横池という池が氷結して積雪しています。
東西300m程ある湿地帯の池ですがアクセスする道路などがないのでプチ幻の池とでも言いましょうか、
冬季縦走で訪れる登山者しか目にしないかもしれません。
「横岳最後の登り」
登り始めてから2時間15分程で標高1280m付近まで登ってきました。
残り標高50m強ですが八甲田は降雪期に北西面から強風が吹くので、
南東面に雪が沢山積もっていて傾斜がキツくなってきました。
見通しは良いのですが目標が把握しづらく気合いを入れ直さないと足が重いです。
ヒィヒィ言いながら頻繁に息を整えつつ登っていきます。
「横岳最後の登り」
登り始めてから2時間15分程で標高1280m付近まで登ってきました。
残り標高50m強ですが八甲田は降雪期に北西面から強風が吹くので、
南東面に雪が沢山積もっていて傾斜がキツくなってきました。
見通しは良いのですが目標が把握しづらく気合いを入れ直さないと足が重いです。
ヒィヒィ言いながら頻繁に息を整えつつ登っていきます。
「八甲田連峰を背景に横岳頂上」
登り始めて2時間25分で横岳の頂上に到着しました。
逆川岳からは40分でした。
見事な北八甲田連峰全景です。
振り返ったときのこの景色が全ての疲れを忘れさせてくれます。
敢えて世の中の連休明けを狙った上に、
天候も考慮してこの日を選んだことの幸運も感じました。
誰もいない貸切の山頂で暫しこの景色に魅せられました。
「八甲田連峰を背景に横岳頂上」
登り始めて2時間25分で横岳の頂上に到着しました。
逆川岳からは40分でした。
見事な北八甲田連峰全景です。
振り返ったときのこの景色が全ての疲れを忘れさせてくれます。
敢えて世の中の連休明けを狙った上に、
天候も考慮してこの日を選んだことの幸運も感じました。
誰もいない貸切の山頂で暫しこの景色に魅せられました。
「横岳頂上標識」
こちらにもプレートがありましたが実はここが頂上ではありません。
恐らくバックカントリースキーヤーに分かり易くするため一番崖に近い樹木に掲げたと思われます。
(背景が八甲田連峰になるように掲げたとも思います)
そもそもかなりの積雪がある所ですから無雪期には気付かないプレートだと思います。
樹木のてっぺんに掲げておけば積雪期に見ることが出来ると考えられたのかな?

プレートには1339Mと記されていますが、
横岳は頂上に三角点がなくリアルにはこの樹木の北西側に最高点があり、
尚且つその最高点の更に先に三角点が設置されています。
その三角点の標高が1339.57mなので明確には山の標高はもう少し高く、
しかもこの標識の地点も1339mではありません。
積雪してこともあってGPSではこの地点で1351mでした。

いずれにせよ写真が頂上制覇の証拠にはなりますし、
先の写真のように振り返った絶景を背景にして集合写真を撮ったらテンションが上がるのは間違いないでしょう。
太陽の位置からしても良い写真が撮れるわけですから。
「横岳頂上標識」
こちらにもプレートがありましたが実はここが頂上ではありません。
恐らくバックカントリースキーヤーに分かり易くするため一番崖に近い樹木に掲げたと思われます。
(背景が八甲田連峰になるように掲げたとも思います)
そもそもかなりの積雪がある所ですから無雪期には気付かないプレートだと思います。
樹木のてっぺんに掲げておけば積雪期に見ることが出来ると考えられたのかな?

プレートには1339Mと記されていますが、
横岳は頂上に三角点がなくリアルにはこの樹木の北西側に最高点があり、
尚且つその最高点の更に先に三角点が設置されています。
その三角点の標高が1339.57mなので明確には山の標高はもう少し高く、
しかもこの標識の地点も1339mではありません。
積雪してこともあってGPSではこの地点で1351mでした。

いずれにせよ写真が頂上制覇の証拠にはなりますし、
先の写真のように振り返った絶景を背景にして集合写真を撮ったらテンションが上がるのは間違いないでしょう。
太陽の位置からしても良い写真が撮れるわけですから。
「横岳三角点と思われるところ」
頂上標識がある所で証拠写真などを撮ってからリアルな最高点を迂回して三角点があると思われる所までやって来ました。
暫くスマホの地図を見ながら三角点の柱があると思われる所を探したのですが、
残念ながら手掛かりはありませんでした。

今回は逆川岳と横岳と二つの三角点を訪れましたが、
どちらも三等三角点です。
積雪期には三角点を見つけるのはほぼ無理ですし、
青森では三角点が実際の最高点ではない位置に設置されていることが多い印象です。
「横岳三角点と思われるところ」
頂上標識がある所で証拠写真などを撮ってからリアルな最高点を迂回して三角点があると思われる所までやって来ました。
暫くスマホの地図を見ながら三角点の柱があると思われる所を探したのですが、
残念ながら手掛かりはありませんでした。

今回は逆川岳と横岳と二つの三角点を訪れましたが、
どちらも三等三角点です。
積雪期には三角点を見つけるのはほぼ無理ですし、
青森では三角点が実際の最高点ではない位置に設置されていることが多い印象です。
「下山開始」
今回の目的は達成したので下山します。
登り始めて2時間45分です。
折り返して逆川岳に戻るのではなくショートカットして直接登山口へ戻ることにします。

横岳の北面は湿地帯になっていますが積雪して緩斜面になっています。
むつ湾方向を望むと気温が上がってきたからか雲の様子も少し変わった気がします。
写真中央の小高い丘のような山が靄山(もややま)です。
青森市からほど近いスキー場やキャンプ場がある山です。

靄山の手前に城ヶ倉大橋があるはずなのですがこの位置からでは見えません。
つまり城ヶ倉大橋の駐車場から逆川岳も横岳も頂上は見えない位置にあることが分かります。
「下山開始」
今回の目的は達成したので下山します。
登り始めて2時間45分です。
折り返して逆川岳に戻るのではなくショートカットして直接登山口へ戻ることにします。

横岳の北面は湿地帯になっていますが積雪して緩斜面になっています。
むつ湾方向を望むと気温が上がってきたからか雲の様子も少し変わった気がします。
写真中央の小高い丘のような山が靄山(もややま)です。
青森市からほど近いスキー場やキャンプ場がある山です。

靄山の手前に城ヶ倉大橋があるはずなのですがこの位置からでは見えません。
つまり城ヶ倉大橋の駐車場から逆川岳も横岳も頂上は見えない位置にあることが分かります。
「城ヶ倉大橋が見えてきた」
25分の昼休憩の後急いでいるわけでは無いものの良いペースで降ります。
10分程で稜線の向こうに城ヶ倉大橋が見えてきました。
標高1300m付近です。
「城ヶ倉大橋が見えてきた」
25分の昼休憩の後急いでいるわけでは無いものの良いペースで降ります。
10分程で稜線の向こうに城ヶ倉大橋が見えてきました。
標高1300m付近です。
「谷筋を迂回」
等高線図を見ると写真の左側は谷筋になっており、
往路で雪解け沢があったので、
復路は慎重に筋合いを予め避けることにしました。
樹林帯の手前に円弧を描くようにトラバース迂回します。
頻繁にスマホの地図と実情を見比べつつ下ります。
「谷筋を迂回」
等高線図を見ると写真の左側は谷筋になっており、
往路で雪解け沢があったので、
復路は慎重に筋合いを予め避けることにしました。
樹林帯の手前に円弧を描くようにトラバース迂回します。
頻繁にスマホの地図と実情を見比べつつ下ります。
「雪解け沢上部」
昼休憩後35分で標高1050m付近まで降ってきました。
この辺りは落葉樹帯になってきました。
写真中央は沼のように見えますが雪解け沢の最上部になるようです。
左側を下ろうと思っていたのですが、
途中で沢を渡らずに済むよう右側に進んで下っていきます。
「雪解け沢上部」
昼休憩後35分で標高1050m付近まで降ってきました。
この辺りは落葉樹帯になってきました。
写真中央は沼のように見えますが雪解け沢の最上部になるようです。
左側を下ろうと思っていたのですが、
途中で沢を渡らずに済むよう右側に進んで下っていきます。
「下山完了」
昼休憩後65分、
登り始めて4時間20分で城ヶ倉大橋西駐車場に到着しました。

橋の手前に電光掲示板があり風速表示があります。
この時は9mですからそこそこ強い風が吹いているわけですが、
横岳の頂上以外はそれ程風が強いという印象はありませんでした。
ここでは気温が12度ですから青森なら温かい気温にも感じます。
空もよく晴れていてベストとまでは言えないまでも、
ベターな登山日和だったと思います。
「下山完了」
昼休憩後65分、
登り始めて4時間20分で城ヶ倉大橋西駐車場に到着しました。

橋の手前に電光掲示板があり風速表示があります。
この時は9mですからそこそこ強い風が吹いているわけですが、
横岳の頂上以外はそれ程風が強いという印象はありませんでした。
ここでは気温が12度ですから青森なら温かい気温にも感じます。
空もよく晴れていてベストとまでは言えないまでも、
ベターな登山日和だったと思います。
「改めて登った山を見返す」
帰宅する前に城ヶ倉大橋の東駐車場で改めて一枚撮りました。
COVID-19の事を考慮すると山に足が向きにくいですが、
マイナーで人が登りそうもない山を天候次第で登れば良いとも思います。
天候次第で登れる山も色々あるような気がします。
「改めて登った山を見返す」
帰宅する前に城ヶ倉大橋の東駐車場で改めて一枚撮りました。
COVID-19の事を考慮すると山に足が向きにくいですが、
マイナーで人が登りそうもない山を天候次第で登れば良いとも思います。
天候次第で登れる山も色々あるような気がします。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖トレーナー タイツ ズボン 靴下 フリースグローブ レインウェア ゲイター ハイカットブーツ 22Lザック 輪カンジキ 12爪アイゼン 昼ご飯 行動食 ペットボトル茶 ホットコーヒーボトル ウッドマグ レジャーシート ヘッドランプ 日焼け止め スマホ 時計 サングラス タオル ストック ミラーレスカメラ 三脚 ウェアラブルカメラ
備考 風が強かったのでレインウェアの上着をウィンドブレーカーとして着用しました

感想

登山口から数百メートルは北東側に深く落ち込んだ崖の際を登行する危険ゾーンです。
逆川岳から横岳へのルートも落ち込みの縁を通っているように見えますが、
リスクはそれ程でもないです。
横岳の頂上標識があった地点が南東端の角の部分で、
三角点はそこから少し北西になります。
頂上は風が強いため少し下って樹木の陰で昼休憩を取りました。

昼休憩後は真っ直ぐ駐車場に下山しても良いのですが、
横岳中腹の緩斜面は湿地帯になっており、
谷筋でもあるので迂回し、
逆川岳の緩斜面を谷筋に沿って下山しました。
積雪期終盤の登山なので雪面状況を認識しつつルートを設定するのが良いと思います。

雪山は足元が安定しておらず滑りやすいのでストックは必需品です。
アイゼンは持っていきましたが、
これが1.2kgと少し負担になります。

裏面がビニールのウール製一人用シートはお気に入りの逸品です。
濡れた地面や雪面でも体温を逃がすことなく座れるので重宝しています。

シーズンインに長い距離では無いものの、
運動不足か少し疲れたので温泉には立ち寄らず、
帰宅してシャワーを浴びて昼寝しました。

ウェアラブルカメラを装着して雪面状況などを撮影しました。
バックカントリーの参考にもなるかと映像編集したヴィデオですので、
お時間があればご覧ください。


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山滑走 十和田湖・八甲田 [日帰り]
城ヶ倉大橋〜くの字湿原スキールート
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
3/5

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