日光・那須・筑波
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基本情報
場所 | 北緯37度06分04秒, 東経139度59分57秒 |
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分岐 | |
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登山口 | |
駐車場 | 15台 |
トイレ | 無料 |
展望ポイント |
山の解説 - [出典:Wikipedia]
殺生石(せっしょうせき)は、栃木県那須郡那須町の那須湯本温泉付近に存在する溶岩である。付近一帯に火山性ガスが噴出し、このガスにより鳥獣が命を落とす事例が古来知られてきた。「殺生」とは仏教における五戒のひとつで「いきものの命を奪う」意。松尾芭蕉が『おくのほそ道』でこの地を訪れていることなどで知られ、国指定名勝となっている(2014年〈平成26年〉3月18日指定)。
なお伝承上、この石に起源を持つと伝えられている石が全国にいくつかあり、それらの中に「殺生石」と呼ばれているものがあるほか、那須の殺生石同様に火山性ガスが噴出する場所で「殺生石」と呼ばれる石があるとする文献もある。しかし単に「殺生石」といえば那須の殺生石を指すことが多い。
付近一帯は硫化水素、亜硫酸ガスなどの有毒な火山ガスが絶えず噴出しており、「鳥獣がこれに近づけばその命を奪う、殺生の石」として古くから知られた名勝であった。松尾芭蕉も訪れ、『おくのほそ道』にその様子が記され、「石の香や 夏草赤く 露暑し」と詠んだ。
現在一帯は「殺生石園地」と呼ばれ、観光客が多く訪れる名所となっている。ただしガスの噴出量が多い時は立ち入りが規制される。
2022年3月5日に殺生石が二つに割れていることが確認された。割れる数年前よりひびが確認されていたため、那須町は「自然に割れた可能性が高い」との見解を述べている。
2022年12月7日には、殺生石の近くでイノシシ8頭(成獣3頭、幼獣5頭)の死骸が見つかった。群れで行動中に、特に硫化水素や亜硫酸ガスの発生が多いとされる殺生石の右奥付近で横たわっていたという。死骸は翌日に環境省と那須町職員により回収され焼却処分された。これまでもタヌキやキツネの死骸は見つかっていたがイノシシは初であった。ガスの有毒性については、人間ならば近づかなければ問題はないが、幼児やペット連れは注意してほしいと以前から看板を設置して注意喚起している。
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