シュレックホルン(Schreckhorn)
最終更新:ベルクハイル
基本情報
標高 | 4078m |
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場所 | 北緯46度35分23秒, 東経08度07分05秒 |
シュレックホルン(“Schreckhorn”;4078m)は、スイス中部、ベルナーオーバーラント(“Berner overland”)山群の一峰である。
ベルナーオーバーラント山群を細かく分ける区分では、東部ベルナーオーバーラント山群(アール山群(“Aar Massif”)とも呼ぶ)に属する(文献1)、(文献2)、(文献3)、(文献4)。
シュレックホルンやラウターアールホルンを含む、東部ベルナーオーバーラント山群(アール山群)は、北西―南西走向の主稜線をもち、いくつかの高峰が主稜線上に並んでいる。
その北西端には、メッテンベルグ(“Mattenberg”;3104m)があり、グリンデルワルトの谷に面しているので、この山はグリンデルワルトからは目立つ山である。そこから南西方向へと延びる主稜線沿いには、クラインシュレックホルン(“Klein Schrechorn”;3495m)、このシュレックホルン、そしてその南東約1.5kmには、このの山群の代表といえるラウターアールホルン(”Lauteraarhorn”;4042m)がある。
シュレックホルンの西側は、”Ober Ischmeer”と呼ばれる小規模な氷河の谷となっている。また北東側は、上グリンデルワルト氷河(“Ober Grindelward Glacier”)があり、南東側には、ラウターアール氷河(”Lauteraar Glacier”)の源頭部がある(文献4)。
この山は周辺を氷河と高峰に囲まれた位置にあるが、グリンデルワルト周辺(例えばフィルスト(“First”)からも、その鋭い頂上部を望むことができる。
また、ヨーロッパアルプスの4000m峰としては、最も北に位置する峰でもある(文献2)、(文献3)。
シュレックホルンは、その東西の斜面が氷河によって削られ、特にグリンデルワルト側から見ると、巨大なオベリスクのように、鋭い岩峰として見える、印象的な高峰である。
(文献1)では、「この山は、ベルナーオーバーラント山群の4000m峰のうち、最も険しく、最も難しく、ほとんどが岩でできている難峰である。また奥深い山なので、交通手段が発達した現代でも、とてつもないアプローチを必要とする。シュレックホルンはアルプス中、最も高度な山である」と評している。
地質学的には、シュレックホルンは、片麻岩(Gneiss(英)/Gneise(独))によって形成されている(文献1)、(文献3)。
シュレックホルンの初登頂は、1861年8月に、 L. Stephen, U. Kaufmann, C. Michel , P. Michel による4人パーティによって、南東稜を使うルートにより、達成された(文献2)。
シュレックホルンへの一般的な登攀ルートについて、(文献1)に基づいて説明する。
アプローチはグリンデルワルトからで、フィングシュティーク(“Pfingstegg”)までロープウエーを使って上がり、そこからスタートする。
そこから谷沿いに南東方向へと登高し、途中から下アイスメーア氷河(“Unter Eismeer”)沿いに登高し、シュレックホルンの南の直下にある、シュレックホルン小屋
(”Schreckhoren Hutte“;2520m)に至り、一泊する。
小屋からはすぐ裏手から始まるシュレックホルン南西稜を登攀する。部分的に氷雪斜面のある岩稜である。南西稜をそのまま登攀して、シュレックホルンの頂上に至る。
出発地点のフィングシュティークからシュレックホルン小屋まで、登りで約5−6時間、標高差は、約1200m。
シュレックホルン小屋からシュレックホルン山頂までの南西稜は、登りで約7−8時間、標高差は、約1600m。
シュレックホルン南西稜の、登攀ルートの難易度は、フレンチグレードで、AD(+)。
岩場のピッチグレードは、供銑掘
※ 本稿は、「アルプス4000m峰登山ガイド」(リヒャルトゲーデケ著、島田訳、山と渓谷社刊(1997))の「シュレックホルン」の項(文献1)
ウイキペディア英語版の、“Schreckhorn” の項(文献2)、
ウイキペディア ドイツ語版の、“Schreckhorn ”の項(文献3)、及び
スイスの公的なインターネット地形図(Swiss Topo)(文献4)
を参照して記載した。
※ ウイキペディア英語版の、シュレックホルン(“Schreckhorn”)の項
https://en.wikipedia.org/wiki/Schreckhorn
※ ウイキペディア ドイツ語版の、シュレックホルン(“Schreckhorn”の項
https://de.wikipedia.org/wiki/Schreckhorn
※ スイスの公的なインターネット地形図(Swiss Topo)のサイト
https://map.geo.admin.ch/
ベルナーオーバーラント山群を細かく分ける区分では、東部ベルナーオーバーラント山群(アール山群(“Aar Massif”)とも呼ぶ)に属する(文献1)、(文献2)、(文献3)、(文献4)。
シュレックホルンやラウターアールホルンを含む、東部ベルナーオーバーラント山群(アール山群)は、北西―南西走向の主稜線をもち、いくつかの高峰が主稜線上に並んでいる。
その北西端には、メッテンベルグ(“Mattenberg”;3104m)があり、グリンデルワルトの谷に面しているので、この山はグリンデルワルトからは目立つ山である。そこから南西方向へと延びる主稜線沿いには、クラインシュレックホルン(“Klein Schrechorn”;3495m)、このシュレックホルン、そしてその南東約1.5kmには、このの山群の代表といえるラウターアールホルン(”Lauteraarhorn”;4042m)がある。
シュレックホルンの西側は、”Ober Ischmeer”と呼ばれる小規模な氷河の谷となっている。また北東側は、上グリンデルワルト氷河(“Ober Grindelward Glacier”)があり、南東側には、ラウターアール氷河(”Lauteraar Glacier”)の源頭部がある(文献4)。
この山は周辺を氷河と高峰に囲まれた位置にあるが、グリンデルワルト周辺(例えばフィルスト(“First”)からも、その鋭い頂上部を望むことができる。
また、ヨーロッパアルプスの4000m峰としては、最も北に位置する峰でもある(文献2)、(文献3)。
シュレックホルンは、その東西の斜面が氷河によって削られ、特にグリンデルワルト側から見ると、巨大なオベリスクのように、鋭い岩峰として見える、印象的な高峰である。
(文献1)では、「この山は、ベルナーオーバーラント山群の4000m峰のうち、最も険しく、最も難しく、ほとんどが岩でできている難峰である。また奥深い山なので、交通手段が発達した現代でも、とてつもないアプローチを必要とする。シュレックホルンはアルプス中、最も高度な山である」と評している。
地質学的には、シュレックホルンは、片麻岩(Gneiss(英)/Gneise(独))によって形成されている(文献1)、(文献3)。
シュレックホルンの初登頂は、1861年8月に、 L. Stephen, U. Kaufmann, C. Michel , P. Michel による4人パーティによって、南東稜を使うルートにより、達成された(文献2)。
シュレックホルンへの一般的な登攀ルートについて、(文献1)に基づいて説明する。
アプローチはグリンデルワルトからで、フィングシュティーク(“Pfingstegg”)までロープウエーを使って上がり、そこからスタートする。
そこから谷沿いに南東方向へと登高し、途中から下アイスメーア氷河(“Unter Eismeer”)沿いに登高し、シュレックホルンの南の直下にある、シュレックホルン小屋
(”Schreckhoren Hutte“;2520m)に至り、一泊する。
小屋からはすぐ裏手から始まるシュレックホルン南西稜を登攀する。部分的に氷雪斜面のある岩稜である。南西稜をそのまま登攀して、シュレックホルンの頂上に至る。
出発地点のフィングシュティークからシュレックホルン小屋まで、登りで約5−6時間、標高差は、約1200m。
シュレックホルン小屋からシュレックホルン山頂までの南西稜は、登りで約7−8時間、標高差は、約1600m。
シュレックホルン南西稜の、登攀ルートの難易度は、フレンチグレードで、AD(+)。
岩場のピッチグレードは、供銑掘
※ 本稿は、「アルプス4000m峰登山ガイド」(リヒャルトゲーデケ著、島田訳、山と渓谷社刊(1997))の「シュレックホルン」の項(文献1)
ウイキペディア英語版の、“Schreckhorn” の項(文献2)、
ウイキペディア ドイツ語版の、“Schreckhorn ”の項(文献3)、及び
スイスの公的なインターネット地形図(Swiss Topo)(文献4)
を参照して記載した。
※ ウイキペディア英語版の、シュレックホルン(“Schreckhorn”)の項
https://en.wikipedia.org/wiki/Schreckhorn
※ ウイキペディア ドイツ語版の、シュレックホルン(“Schreckhorn”の項
https://de.wikipedia.org/wiki/Schreckhorn
※ スイスの公的なインターネット地形図(Swiss Topo)のサイト
https://map.geo.admin.ch/
山頂 |
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付近の山
- [1.1km] ラウターアールホルン(4042m)
- [3.7km] メッテンベルク(3104m)
- [5.4km] ヴェッターホルン(3962m)
- [5.9km] フィンスターアールホルン(4274m)
- [6.1km] グロースフィッシャーホルン(4049m)
- [6.2km] ヒンターフィッシャーホルン(4025m)
- [7.2km] グロースグリュンホルン(4044m)
- [8.8km] アイガー(3970m)
この場所を通る登山ルート
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「シュレックホルン」 に関連する記録(最新10件)
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