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ラッギンホルン(Lagginhorn) / Lagginhorn

最終更新:ベルクハイル
南東側から望むラッギンホルン(中央)と、フレッチホルン(奥)(wiki de) 写真一覧へ ラッギンホルン西部中腹(からと思われる) 写真一覧へ フレッチホルン、ラッギンホルン、ヴァイスミース
登山中、背後には岩峰・ラッギンホルン
基本情報
標高 4010m
場所 北緯46度09分25秒, 東経08度00分11秒
カシミール3D
ラッギンホルン(“Lagginhorn”;4010m)は、スイス中南部、ヴァリスアルプス(Wallis alps/Valais alps)山群のうち、ザース渓谷(”Saastal”)の東部を区切る、ヴァイスミース山群(「東部ヴァリス山群」ともいう)の一峰。

位置的には、ヴァイスミース(“Weissmies”;4017m)から北へと続く稜線上にある山であり、ヴァイスミースから約4kmの場所に位置する。また、ラッギンホルンから更に北へと続く稜線上には、フレッチホルン(“Fletschhorn”;3993m)が位置している(文献2)、(文献4)。
ラッギンホルンの西側は、ザース渓谷(“Saastal”)の谷が南北に延びており、ザース渓谷側から登攀ルートがある。逆にその東側は、ラッギン渓谷(“Laggintal”)となっている(文献4)。

この山の山容は、特にザース渓谷側から見ると、幅広い山頂部を持ち、ザース渓谷側は、ラッギンホルン氷河(“Lagginhorn Glacier” )に覆われた大きな岩壁となっていて、特徴的な山である。またその東面にも小さな氷河を持っている(文献3)。

ラッギンホルンの初登頂は、1856年8月に、 E. L. Ames, F. Andenmatten , J. J. Imseng, と他に3名のメンバーおよび3名のガイドによる、9人パーティにより、現在のノーマルルートを使って達成された(文献1)、(文献2)、(文献3)。

ラッギンホルンへの一般的な登攀ルートについて、(文献1)に基づいて説明する。
一般的な登攀ルートは、ザースフェーからのロープウェイを利用してヴァイスミース山群の中腹にあるヴァイスミース小屋(”Weissmies hutte”;2726m)に至り一泊する。
小屋からは、岩稜(西南西稜)を登って山頂に至る。
ロープウェイ終点のホーザース(“Hohsaas”;3100m)から、トラバース気味に進んでヴァイスミース小屋からの登山ルートに合流し、その後、上記の岩稜に取りつくルートも使われる。
ヴァイスミース小屋から登りで約4−5時間。ホーザースから登りで約3−4時間。

登攀ルート難易度は、フレンチグレードで、PD。 
岩稜部のピッチグレードは、ほとんどがグレード気如一部、グレード兇魎泙燹


※ 本稿は、「アルプス4000m峰登山ガイド」リヒャルト・ゲーゲテ著、島田 訳、山と渓谷社 刊 (1997)の「ラッギンホルン」の項(文献1)
ウイキペディア英語版の、”Lagginhorn” の項(文献2)、
ウイキペディア ドイツ語版の、“Lagginhorn”の項(文献3)、及び
スイスの公的なインターネット地形図(Swiss Topo)(文献4)
を参照して記載した。


※ ウイキペディア英語版の、ラッギンホルン(“Lagginhorn”)の項

  https://en.wikipedia.org/wiki/Lagginhorn

※ ウイキペディア ドイツ語版の、ラッギンホルン(“Lagginhorn”)の項

 https://de.wikipedia.org/wiki/Lagginhorn

※ スイスの公的なインターネット地形図(Swiss Topo)のサイト

 https://map.geo.admin.ch/
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