入道ヶ岳(にゅうどうがだけ) / 高山
三重県
最終更新:ヤマレコ/YamaReco
鈴鹿にそびえる椿大神社の御神体
入道ヶ岳は三重県の山です。鈴鹿山脈に属しており、また鈴鹿セブンマウンテンのひと山に数えられます。当該7座においては最南に位置し、高さは唯一1000mを下回ります。
標高は三等三角点が設置されたポイントの906mとされていますが、最高地点のそれは915mです。
椿大神社の御神体
東麓には椿大神社(つばきおおかみやしろ)が鎮座し、入道ヶ岳はこれの御神体として崇められています。神社はおよそ二千年の歴史を誇り、全国の猿田彦大神を祀る神社の総本宮とされています。
山上の一角、入道ヶ岳最高点あたりに椿大神社奥宮が据えられています。
ぽつんと立つ鳥居が印象的
山頂部は広々とした平原で、開放感に溢れています。
三等三角点のそばには、椿大神社の大きな鳥居が立ちます。茫洋な草地にアクセントを効かせ、威厳ある存在感を放ちます。
眺望は良く、鎌ヶ岳、御在所岳、雲母峰(きららみね)など鈴鹿の山々や、伊勢湾を見晴らします。
イヌツゲとアセビの群生地もあり、三重県の天然記念物に指定されています。アセビの森の登山道は、張り出した枝に覆われまるでトンネルのようです。春は小花が鈴なりに咲き、華やかさが加わります。
椿大神社から3つの登路
入道ヶ岳の代表的な登山口は、椿大神社です。公共交通機関でアクセスでき、3つのコースを選べる点で多くの登山者が利用します。
3本の道はそれぞれ「北尾根コース」「井戸谷コース」「二本松尾根コース」と名付けられています。
北尾根コースと二本松尾根コースは尾根に沿った道です。比較的歩きやすく、登山初心者によく選ばれています。
片や井戸谷コースは、谷に付けられた道です。渡渉箇所や、ガレ場もあります。
同コースは険しい面もありますが、フクジュソウの花が見られることで知られています。早春は、明るい黄色の花が登山者の目を楽しませます。
鎌ヶ岳も目指せる宮妻峡
入道ヶ岳は北麓の宮妻峡から入山することもできます。
ここから伸びる道は「新道コース(宮妻新道)」と呼ばれています。
宮妻峡を渡渉で横切った後、尾根に取り付いて入道ヶ岳を目指します。
宮妻峡は、鎌ヶ岳の入山口としても利用されており、周回しながら入道ヶ岳と併せて目指すことが可能です。鈴鹿セブンマウンテンを2山攻略できるため、まずまず人気の行程です。ただし両山を繋ぐ鎌尾根は、左右が切れ落ちた険しい道です。十分な登山経験や技量を備えて踏み入ることが求められます。
登山口 |
北尾根登山口(椿大神社愛宕社鳥居) 宮妻峡キャンプ場 入道ヶ岳池ヶ谷登山口 |
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周辺の山小屋 |
※無人の避難小屋のみ 北尾根避難小屋(※2023年12月現在、老朽化のため立入禁止) 井戸谷避難小屋 二本松避難小屋 |
基本情報
標高 | 906m |
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場所 | 北緯34度58分25秒, 東経136度26分01秒 |
三等三角点「入道岳」906.1m
最高点はここではなく奥宮
鳥居と三角点があり展望に優れている
最高点はここではなく奥宮
鳥居と三角点があり展望に優れている
山頂 | 三等三角点「入道岳」 |
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分岐 | 北尾根, 二本松尾根, 磐座尾根 井戸谷 |
展望ポイント |
山の解説 - [出典:Wikipedia]
入道ヶ岳(にゅうどうがたけ)は、三重県鈴鹿市にある標高906 mの山である。鈴鹿山脈に属し、鈴鹿セブンマウンテンおよび近畿百名山の1つに数えられている。その中では比較的登りやすい山である。山頂付近はなだらかな草地(笹原)が広がっている。山頂付近のアセビの群落は、1962年(昭和37年)2月14日に、三重県指定の天然記念物)に指定されている。平らな広い山頂からは、伊勢湾と御在所岳、鎌ヶ岳などの山並みを望むことができる。またこの山は椿大神社(つばきおおかみやしろ)の御神体で山頂に鳥居、山頂から北西約300mに奥の宮に祠が祭ってある。春期(5月)と秋期(11月)に行われる大祭で禊の終わった白装束の信者が、自然の恵みに感謝を込めるために以下の北尾根道を登って奥の宮に御参りするお祭りがある。
付近の山
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この場所を通る登山ルート
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07:1813.2km1,532m4
54 15
2024年11月18日(日帰り)