私は山を初めてすぐの頃から、ツェルトを使っていますが、いままで性能を十分発揮させていませんでした(笑) と言うのも、ほとんどテントの様に、ポールもフライもペグも全部持って使用していたのです。(まぁテントもツェルトも同義語なんですが)
ツエルトで装備を軽くするために使用するのであれば、森林限界以下では、ポールもペグも(天気が悪ければ、フライは欲しいかな)持って行かなくても細引きがあれば設営できるということです。ある程度場所は選ばなければなりませんが。また、キャンプ指定地とか決められた場所では、地面が硬かったり、立木がなかったりする事がありますのでそのような時には、適時、ポールやペグが必要になる事もあります。キャンプ指定地以外の場所で自分で好きな場所に張るのであれば、ポールもペグも不要か、現場で調達、あるいは立木にロープをかけて設置することが出来ます。以下に示す小技は自分で考えたり、人から知恵を得たりしたものを自分なりにまとめて記入しました。少しでも役に立てば幸いです。
ツエルトで装備を軽くするために使用するのであれば、森林限界以下では、ポールもペグも(天気が悪ければ、フライは欲しいかな)持って行かなくても細引きがあれば設営できるということです。ある程度場所は選ばなければなりませんが。また、キャンプ指定地とか決められた場所では、地面が硬かったり、立木がなかったりする事がありますのでそのような時には、適時、ポールやペグが必要になる事もあります。キャンプ指定地以外の場所で自分で好きな場所に張るのであれば、ポールもペグも不要か、現場で調達、あるいは立木にロープをかけて設置することが出来ます。以下に示す小技は自分で考えたり、人から知恵を得たりしたものを自分なりにまとめて記入しました。少しでも役に立てば幸いです。
ツェルトの選び方での注意
ツェルト選びで是非注意してほしいのが、サイズです。どのように利用するかによってサイズ選びも変わるのですが、日帰り登山の緊急避難用として考えた場合は、最小サイズで選べば良いのですが、積極的にテントの様に使用したいと思った場合には、ある程度の大きさが必要になってきます。横になって寝ることが出来る長さと、座って食事ができる高さが無いと非常に使い勝手が悪くなります。
たとえば私の場合、身長が167cmで標準体型なのですが、あぐらをかいて食事をするのに必要な高さが100cm位が必要で、高さが90cmの極小サイズのツェルトでは頭が当たってしまい(座高には個人差がありますので参考程度に考えてください)、設置場所によっては、食事をするのも背中を丸めて摂ることになり、食事がのどを通りません(笑)。
長さ的には何処のメーカーも190~200cm位あるので、大丈夫でしょう。幅は好みや体型に合わせて選択すればよいでしょう。メーカ―各社から出ていますので、大いに悩んで選択してほしいと思います。(一番下に各メーカーのツェルトサイズ一覧を載せました。)
たとえば私の場合、身長が167cmで標準体型なのですが、あぐらをかいて食事をするのに必要な高さが100cm位が必要で、高さが90cmの極小サイズのツェルトでは頭が当たってしまい(座高には個人差がありますので参考程度に考えてください)、設置場所によっては、食事をするのも背中を丸めて摂ることになり、食事がのどを通りません(笑)。
長さ的には何処のメーカーも190~200cm位あるので、大丈夫でしょう。幅は好みや体型に合わせて選択すればよいでしょう。メーカ―各社から出ていますので、大いに悩んで選択してほしいと思います。(一番下に各メーカーのツェルトサイズ一覧を載せました。)
すでに高さ90cmのツェルトを持ってる人も大丈夫(追記部分)
前の項目で、ツェルトを選ぶ時に、高さが90cmだと頭が当たってしまうと書いたのですが、すでに買って持っている人は、買い替えなくても済むように、高さを嵩上げする方法を考えてみました。
四隅、ペグ固定用ループに、プラス細引き
普通のペグを使う時には、気にならないのですが、ペグを持たず、拾った小枝などで代用するときは、付属のループでは ペグ用の小枝が通らなかったり、引っかかったりするので、ループにそれより一回り大きなループで細引きを作っておくと、素早く設営出来て、撤収時も楽に外せます。また、より長い細引きを付ければ、石や立木に固定して河原のようなガレ場では、ペグ自体が射さらないのでそのよう利用します。
底割れ部分に、マジックテープを縫い付ける
一般的なツエルトの底は割れていて、紐で縛って固定するようになってます。元気な時ならいいんですけど、疲れていると紐縛るのさえ、結構面倒です。寒い時とか、手がかじかんでいると、とても億劫で、イライラしますね、マジックテープを縫い付けておくとかなり便利で素早く固定できます。
紐を縛ったままの人もいると思いますが、やはり底が開くと便利です。重いザックを、狭い入口から出し入れするのは面倒で重労働ですが、底が開けば、入る時は上から被せ、出るときは底を開いて、上から剥がすだけで、ザックを移動しなくて済みます。さらに、出入口の底部や、出入口を開いた状態で固定する部分にも、マジックテープを付けておくと便利です。
紐を縛ったままの人もいると思いますが、やはり底が開くと便利です。重いザックを、狭い入口から出し入れするのは面倒で重労働ですが、底が開けば、入る時は上から被せ、出るときは底を開いて、上から剥がすだけで、ザックを移動しなくて済みます。さらに、出入口の底部や、出入口を開いた状態で固定する部分にも、マジックテープを付けておくと便利です。
人間が考えることは同じ
以前、入口にポールがあると、出入りがし難いので、ポールを2本にして、ウィンパー型テントの様にしてみたのですが、実はそのようなツェルトはすでに、80年代には、存在していました。さらに、底割れ部分をファスナーにしてみたらいいかなと漠然と考えていたのですが、それもすでに存在していました。それは、荻窪の駅のそばにある、マウントフレンドという山とスキーの専門店のオリジナル商品で、以前は山と渓谷にも1ページ広告がしばらくは出ていたのですが、最近は広告が掲載されていなかったので、まだ、やっているのか気になっていましたが、先日行ってみると、まだやっていました!で、そのツェルトですが、ゴアテックスのタイプと、2~3人用の少し大きめの物が若干、在庫していました。広告が出なくなってからずいぶん経っているので、今ある在庫も、少々古くなっている物の様です。気になる方は、なるべく早く現地へ。もちろん、私は関係者ではありませんが、このような個性的なお店は、是非次世代にも引き継いでもらいたいなと思います。
吹き流しに、針金を挿入して通気性の向上を図る
ツエルトの前後に通気用の吹き流しが付いていますが、通常、風が無いと下に垂れ下がって、閉じてしまいます。 吹き流しを閉じるための紐が通っている部分に、針金を通して輪っかの状態で固定できるようにすれば、空気の流れが出来て通気性が向上します。針金の先端はペンチなどで丸めておくと、布地を痛めにくくなると思います。さらに針金は錆びないステンレス製をお勧めします。多少曲げ辛くなりますが、錆びないので長く使用できます。ただし、撤収するときには外した方が良いです。
両頂点に細引き2本固定
これは普通にやっている事かもしれませんが、ポールで立てる時には、この2本を地面にペグで固定しますが、立木に固定する場合は 1本あれば十分なのですが、設置したい場所にちょうど良く、立木が無い場合があるので、この時、2本の細引きをツエルトの正面、あるいは背面、180度の範囲で届く立木に固定するわけです。極端に言えば、正面の真横方向に立木があっても、どうにか張ることが出来ます。 2本の長さ、角度を調整して、なるべく自分の意図する場所にツェルトが来るようにしましょう。太めの木の棒をポールの代用にすることもできますが、手っ取り早く立木に固定してしまう方が多いです。
サイドリフターがない時は自分で、追加
メーカーに寄るのですが、サイドリフターがあるのと、無いのでは、居住空間の広さが断然違いますし、横風を受けるとかなり狭くなってしまいます。寝ている時には気にならないかも知れませんが、食事を作っている時などはかなり狭く。壁に触れていると濡れてしまう場合もありますので、サイドリフターが無い場合には、自分で追加しましょう。追加するには、ナイロンテープを二つ折にして、側面の真ん中に縫い付ければOKです。強度が心配ならば、裏地を付ければ問題ありませんが、自己責任でお願いします。
応急的にサイドリフターを付ける方法があります。側面布地の真ん中に、パチンコ玉ぐらいの大きさの小石、またはドングリの実等を内部から押さえて、外から細引きを縛って、一時的にサイドリフターとする方法です。写真参照
応急的にサイドリフターを付ける方法があります。側面布地の真ん中に、パチンコ玉ぐらいの大きさの小石、またはドングリの実等を内部から押さえて、外から細引きを縛って、一時的にサイドリフターとする方法です。写真参照
各辺の頂点にマーカーあるいは記入
収納袋が小さいので、別の物を用意
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こりゃすごいツエルト情報だ。
過去いろいろ検索しているが、こんな適格でまとまった情報他にない。
すごいです。
ただ、わたしの持っているMtdaxのairツエルトが表に書いてないのが残念。
iga_1966さん、コメントありがとうございます。
Mtdaxのツェルトもごく最近、存在を知ったのですが、すでに販売されてなく、表に追加することはしませんでした。申し訳ありません!
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