(はじめに)
前の8-10章では、北海道中央部の山々のうち、火山性の山々である、大雪山系、十勝連峰、及びトムラウシ山について、火山の形成史を中心に説明しました。
この章では、前章では取り上げなかった非火山性の地質を持つ山々、及び古い火山からなる山々、具体的には東大雪山系と北大雪山系の山々の地質について、説明します。
この章では、前章では取り上げなかった非火山性の地質を持つ山々、及び古い火山からなる山々、具体的には東大雪山系と北大雪山系の山々の地質について、説明します。
1)東大雪山系;ニペソツ山とその周辺
ニペソツ山(標高:2013m)は、東大雪山系を代表する名峰で、三百名山の一つでもあります(文献3)。特に東側斜面が切れ落ちた独特な山容は、大雪山系や十勝連峰の山々とはだいぶ違い、ユニークな山でもあります。
さてニペソツ山は、見た目ではあまり想像できませんが、実は火山岩でできた第四紀火山です。(文献1―a)によると、ニペソツ山が第四紀火山であることが解ったのは比較的新しく、1976年とのことです。
(文献1-a)によると、その火山としての活動の歴史は、約70万年前に始まるようですが、本格的な火山としての活動は、約20万年前の数万年間に集中的に活動したと推定されています。なお(文献2-a)では、約40万年前からの活動としています。
火山活動によってできたニペソツ山の山体は、その後、山の東部(ニペソツ東壁と呼ばれる部分)が山体崩壊を起こして現在のような山容になった、と推定されています。
また登山道沿いにある、小天狗岳(1681m)、天狗岳(1888m)も、それぞれ、同じような時期に活動した小型の火山です。
なお(文献2-a)によると、ニペソツ火山は、元々の形態としては小型成層火山です。
(文献1-a)によると、ニペソツ山の火山活動が落ち着いたのち、その南側で火山活動が続き、丸山(1692m)とよばれるピークを中心にした丸山火山の活動が、始まっています。
丸山火山は現世でも活動的で、最新の活動は1898年の水蒸気爆発(噴火)です。そのため(文献4)では、丸山火山は「活火山」と認定されています。
また、大雪山系などと同様、ニペソツ山付近も古い基盤岩(地質)が比較的標高の高いところまで高まっていて、そのうえに乗っかっている火山であり、いわば上げ底式の火山です。
産総研「シームレス地質図v2」で確認すると、ニペソツ山の西側は、「日高帯」に属すると思われる、白亜紀後期~古第三紀 始新世(約86~48Ma)の付加体型地質(メランジュ相)が、標高 約1400m付近まで分布しています。
またニペソツ山の東側も、新第三紀 中新世~鮮新世(約7~2.6Ma)の火山性地質が、標高 約1400m付近まで分布しています。
なお、ニペソツ山を構成する地質(火山岩)は、(文献1-a)では、安山岩~デイサイト質火山岩とされています。
(文献2-a)では、安山岩質、産総研「シームレス地質図v2」では、安山岩、玄武岩質安山岩、とされています。
※ “Ma“ は、百万年前を意味する単位
さてニペソツ山は、見た目ではあまり想像できませんが、実は火山岩でできた第四紀火山です。(文献1―a)によると、ニペソツ山が第四紀火山であることが解ったのは比較的新しく、1976年とのことです。
(文献1-a)によると、その火山としての活動の歴史は、約70万年前に始まるようですが、本格的な火山としての活動は、約20万年前の数万年間に集中的に活動したと推定されています。なお(文献2-a)では、約40万年前からの活動としています。
火山活動によってできたニペソツ山の山体は、その後、山の東部(ニペソツ東壁と呼ばれる部分)が山体崩壊を起こして現在のような山容になった、と推定されています。
また登山道沿いにある、小天狗岳(1681m)、天狗岳(1888m)も、それぞれ、同じような時期に活動した小型の火山です。
なお(文献2-a)によると、ニペソツ火山は、元々の形態としては小型成層火山です。
(文献1-a)によると、ニペソツ山の火山活動が落ち着いたのち、その南側で火山活動が続き、丸山(1692m)とよばれるピークを中心にした丸山火山の活動が、始まっています。
丸山火山は現世でも活動的で、最新の活動は1898年の水蒸気爆発(噴火)です。そのため(文献4)では、丸山火山は「活火山」と認定されています。
また、大雪山系などと同様、ニペソツ山付近も古い基盤岩(地質)が比較的標高の高いところまで高まっていて、そのうえに乗っかっている火山であり、いわば上げ底式の火山です。
産総研「シームレス地質図v2」で確認すると、ニペソツ山の西側は、「日高帯」に属すると思われる、白亜紀後期~古第三紀 始新世(約86~48Ma)の付加体型地質(メランジュ相)が、標高 約1400m付近まで分布しています。
またニペソツ山の東側も、新第三紀 中新世~鮮新世(約7~2.6Ma)の火山性地質が、標高 約1400m付近まで分布しています。
なお、ニペソツ山を構成する地質(火山岩)は、(文献1-a)では、安山岩~デイサイト質火山岩とされています。
(文献2-a)では、安山岩質、産総研「シームレス地質図v2」では、安山岩、玄武岩質安山岩、とされています。
※ “Ma“ は、百万年前を意味する単位
2)東大雪山系;ウペペサンケ山とその周辺
ウペペサンケ山(標高:1848m)は、ニペソツ山の南側にそびえる山で、これも三百名山に選ばれている山です(文献4)。(文献5)によると、長さ 約4kmにもわたる東西に長い頂上稜線を持つ、特徴的な山です。
さてウペペサンケ山も見た目では解りにくいのですが、実はニペソツ山と同じく、第四紀火山です。
(文献1)、(文献2)とも、ウペペサンケ山についての具体的記載がなく、火山としての活動史は不明です。産総研「シームレス地質図v2」では、ウペペサンケ山を形成している火山岩の年代は、第四紀 ジュラシアン期(約260~180万年前)としており、それだとかなり古い火山といえます。
なお(文献2―b)の図2.5.2によると、ウペペサンケ山の東側にある糠平湖(ぬかびらこ)を含む一帯は、古いカルデラ火山によってできた凹地(糠平カルデラ)であり、そのカルデラ壁にできたのが、前述のニペソツ山、丸山、そしてウペペサンケ山のようです。
また(文献2-b)によると、糠平湖の南側は、然別(しかりべつ)火山群と呼ばれる溶岩ドーム群で、上記の山々と同様、糠平カルデラの周辺部に数万年前に形成された火山群です。
さてウペペサンケ山も見た目では解りにくいのですが、実はニペソツ山と同じく、第四紀火山です。
(文献1)、(文献2)とも、ウペペサンケ山についての具体的記載がなく、火山としての活動史は不明です。産総研「シームレス地質図v2」では、ウペペサンケ山を形成している火山岩の年代は、第四紀 ジュラシアン期(約260~180万年前)としており、それだとかなり古い火山といえます。
なお(文献2―b)の図2.5.2によると、ウペペサンケ山の東側にある糠平湖(ぬかびらこ)を含む一帯は、古いカルデラ火山によってできた凹地(糠平カルデラ)であり、そのカルデラ壁にできたのが、前述のニペソツ山、丸山、そしてウペペサンケ山のようです。
また(文献2-b)によると、糠平湖の南側は、然別(しかりべつ)火山群と呼ばれる溶岩ドーム群で、上記の山々と同様、糠平カルデラの周辺部に数万年前に形成された火山群です。
3)東大雪山系;石狩岳とその周辺
東大雪山系は、狭義の「石狩山地」とも呼ばれますが、その代表といえるのがこの石狩岳(1967m)です。石狩岳を含む山塊は「石狩連峰」とも呼ばれます(文献5)。この名前は、北海道第一の大河である石狩川の源流部にそびえる山なので、その名が付いたものです(文献4)。また三百名山の一つでもあります(文献4)。
さて、石狩岳の地質はというと、ニペソツ山やウペペサンケ山とは異なり、古い地質からなる非火山性の山です。そのためか、表大雪山系の火山性の山々とは異なり、かなり険しい山容をしています。
産総研「シームレス地質図v2」で確認すると、石狩岳とその周辺は、白亜紀後期から古第三紀 始新世(約86~48Ma)の付加体型地質(メランジュ相)で出来ています。北海道中央部の山々のうち、非火山性の山としては最高峰でもあります。
この白亜紀から古第三紀にかけての付加体型地質は、8-3章で説明した「日高帯」に属すると考えられますが、産総研「シームレス地質図v2」で確認すると、十勝平野の北西部(十勝川上流部の東大雪湖付近)から、石狩岳付近を通り、北大雪山系の東側(JR石北本線の白滝駅付近)まで、幅が約20~30km、延長が約60kmの帯状の分布を示しています。そのうち、石狩岳とその周辺部が最も標高の高い部分となります。
産総研「シームレス地質図v2」で確認すると、この地質帯には、メランジュ相付加体の他、新第三紀 中新世に貫入した深成岩体(閃緑岩:せんりょくがん)や、付加体起源と推定される玄武岩体も点在しています。
石狩岳に近い、ユニ石狩岳(1756m)や、音更山(おとふけやま:1932m)は、山頂部が上記の閃緑岩でできています。
※ “Ma“ は、百万年前を意味する単位
さて、石狩岳の地質はというと、ニペソツ山やウペペサンケ山とは異なり、古い地質からなる非火山性の山です。そのためか、表大雪山系の火山性の山々とは異なり、かなり険しい山容をしています。
産総研「シームレス地質図v2」で確認すると、石狩岳とその周辺は、白亜紀後期から古第三紀 始新世(約86~48Ma)の付加体型地質(メランジュ相)で出来ています。北海道中央部の山々のうち、非火山性の山としては最高峰でもあります。
この白亜紀から古第三紀にかけての付加体型地質は、8-3章で説明した「日高帯」に属すると考えられますが、産総研「シームレス地質図v2」で確認すると、十勝平野の北西部(十勝川上流部の東大雪湖付近)から、石狩岳付近を通り、北大雪山系の東側(JR石北本線の白滝駅付近)まで、幅が約20~30km、延長が約60kmの帯状の分布を示しています。そのうち、石狩岳とその周辺部が最も標高の高い部分となります。
産総研「シームレス地質図v2」で確認すると、この地質帯には、メランジュ相付加体の他、新第三紀 中新世に貫入した深成岩体(閃緑岩:せんりょくがん)や、付加体起源と推定される玄武岩体も点在しています。
石狩岳に近い、ユニ石狩岳(1756m)や、音更山(おとふけやま:1932m)は、山頂部が上記の閃緑岩でできています。
※ “Ma“ は、百万年前を意味する単位
4)北大雪山系;ニセイカウシュッペ山とその周辺
「北大雪山系」とは、登山ガイドブックである(文献5)では、石狩川の作る渓谷によって、大雪山を含めた表大雪山系と隔てられた地域の山域です。広域的に見ると、更に北東側の北見山地と連続しているように見えますが、途中にJR石北本線が、上川盆地からオホーツク側に抜ける谷状地形があり、そこが一応の、北見山地との境目といえます。
(文献5)では登山対象の山としてニセイカウシュッペ山(1883m)と、武利岳(むりいだけ:1876m)が取り上げられていますが、その他にも1500m以上の山がいくつかあります。
ニセイカウシュッペ山は、産総研「シームレス地質図v2」で確認すると、火山性の地質で形成されており、第四紀 カラブリアン期(約180―77Ma)の年代を示す安山岩、玄武岩質安山岩の溶岩でできています。また(文献1―b)や(文献2-b)によると、約120万年前(約1.2Ma)に活動中心があった、安山岩質の古い火山とされています。形態は元々は成層火山であったと推定されています。山麓部には当時の大規模火砕流堆積物が台地を形成しています。ニセイカウシュッペ火山を含む北大雪山系の火山群は、(文献1-b)によると、約100万年前以降は活動を停止しています。
ニセイカウシュッペ山は古い火山なので、火山としての原地形ははっきりせず、地形図を見ると、かなり浸食が進んでいる様子です。ガイドブックである(文献5)によると、頂上付近は険しい山稜となっており、展望の良い山のようです。
武利岳は、ニセイカウシュッペ山から東に約15kmほど離れたところにある山です。
産総研「シームレス地質図v2」で確認すると、この山の地質は火山性の地質ではなく、東大雪山系の石狩岳と同様、白亜紀後期から古第三紀始新世にかけての付加体型地質(メランジュ相)で形成されています。場所的には石狩岳とは約20km離れていますが、地質分布からみると、石狩岳―武利岳と連続している、付加体型地質に含まれます。ガイドブックである(文献5)によると、8合目以上の一帯が岩稜地帯となっており、興味深い山です。
※ “Ma“ は、百万年前を意味する単位
(文献5)では登山対象の山としてニセイカウシュッペ山(1883m)と、武利岳(むりいだけ:1876m)が取り上げられていますが、その他にも1500m以上の山がいくつかあります。
ニセイカウシュッペ山は、産総研「シームレス地質図v2」で確認すると、火山性の地質で形成されており、第四紀 カラブリアン期(約180―77Ma)の年代を示す安山岩、玄武岩質安山岩の溶岩でできています。また(文献1―b)や(文献2-b)によると、約120万年前(約1.2Ma)に活動中心があった、安山岩質の古い火山とされています。形態は元々は成層火山であったと推定されています。山麓部には当時の大規模火砕流堆積物が台地を形成しています。ニセイカウシュッペ火山を含む北大雪山系の火山群は、(文献1-b)によると、約100万年前以降は活動を停止しています。
ニセイカウシュッペ山は古い火山なので、火山としての原地形ははっきりせず、地形図を見ると、かなり浸食が進んでいる様子です。ガイドブックである(文献5)によると、頂上付近は険しい山稜となっており、展望の良い山のようです。
武利岳は、ニセイカウシュッペ山から東に約15kmほど離れたところにある山です。
産総研「シームレス地質図v2」で確認すると、この山の地質は火山性の地質ではなく、東大雪山系の石狩岳と同様、白亜紀後期から古第三紀始新世にかけての付加体型地質(メランジュ相)で形成されています。場所的には石狩岳とは約20km離れていますが、地質分布からみると、石狩岳―武利岳と連続している、付加体型地質に含まれます。ガイドブックである(文献5)によると、8合目以上の一帯が岩稜地帯となっており、興味深い山です。
※ “Ma“ は、百万年前を意味する単位
(参考文献)
文献1)日本地質学会 編
「日本地方地質誌 第1巻 北海道」朝倉書店 刊 (2010)
文献1-a)
文献1)のうち、第8部「火山」の項、
8-3-3節 「ニペソツ火山群」の項
文献1-b)
文献1)のうち、第8部「火山」の項、
8-3-1節 「鮮新世から中期更新世の火山」の項
文献2)小畔(※)、野上、小野、平川 編
「日本の地形 第2巻 北海道」 東京大学出版会 刊 (2003)
文献2-a)
文献2)のうち、2-5章「石狩山地の古い火山群と大雪・十勝・然別火山群」、
2-5―(2)節 「北見・石狩山地の古い成層火山・溶岩ドーム」の項、
及び、2-5-(3)節 「丸山火山」の項
文献2-b)
文献2)のうち、2-5章「石狩山地の古い火山群と大雪・十勝・然別火山群」、
2-5―(4)節 「然別火山」の項
※ 「畔」は本来は旧字体
文献3)気象庁ホームページのうち、
「日本活火山総覧(第4版) Web掲載版」の「北海道」の項
https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/souran/menu_jma_hp.html
2021年8月 閲覧
文献4)
「日本三百名山 登山ガイド 上巻」 山と渓谷社 刊 (2000)
文献5)
ヤマケイ アルペンガイド「北海道の山」山と渓谷社 刊 (2000)のうち、
第2部「大雪山系」の各項
「日本地方地質誌 第1巻 北海道」朝倉書店 刊 (2010)
文献1-a)
文献1)のうち、第8部「火山」の項、
8-3-3節 「ニペソツ火山群」の項
文献1-b)
文献1)のうち、第8部「火山」の項、
8-3-1節 「鮮新世から中期更新世の火山」の項
文献2)小畔(※)、野上、小野、平川 編
「日本の地形 第2巻 北海道」 東京大学出版会 刊 (2003)
文献2-a)
文献2)のうち、2-5章「石狩山地の古い火山群と大雪・十勝・然別火山群」、
2-5―(2)節 「北見・石狩山地の古い成層火山・溶岩ドーム」の項、
及び、2-5-(3)節 「丸山火山」の項
文献2-b)
文献2)のうち、2-5章「石狩山地の古い火山群と大雪・十勝・然別火山群」、
2-5―(4)節 「然別火山」の項
※ 「畔」は本来は旧字体
文献3)気象庁ホームページのうち、
「日本活火山総覧(第4版) Web掲載版」の「北海道」の項
https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/souran/menu_jma_hp.html
2021年8月 閲覧
文献4)
「日本三百名山 登山ガイド 上巻」 山と渓谷社 刊 (2000)
文献5)
ヤマケイ アルペンガイド「北海道の山」山と渓谷社 刊 (2000)のうち、
第2部「大雪山系」の各項
このリンク先の、8-1章の文末には、第8部「北海道の山々の地質」の各章へのリンクを付けています。
第8部の他の章をご覧になりたい方は、どうぞご利用ください。
第8部の他の章をご覧になりたい方は、どうぞご利用ください。
【書記事項】
初版リリース;2021年8月20日
△改訂1;文章見直し、リンク先修正、書記事項追記(2021年12月27日)
△最新改訂年月日;2021年12月27日
△改訂1;文章見直し、リンク先修正、書記事項追記(2021年12月27日)
△最新改訂年月日;2021年12月27日
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