目次
1.はじめに
2.野鳥撮影の基本的な心構え
3.野鳥撮影のコツ
2.野鳥撮影の基本的な心構え
3.野鳥撮影のコツ
1.はじめに
10月も中旬になり各地の山では紅葉も真っ盛り、木々も花を落とし実をつけてきてました。木の実を狙い野鳥たちもやってくる季節になりレコにも野鳥写真がちらほらと。
これから木々も葉っぱを落とし、いよいよ野鳥撮影のシーズンに入っていきます。
野鳥撮影を始めた方、これから始めたいと思っている方、自分には無理と思っている方、どうせ高価なバズーカレンズがいるんでしょと思っている方。(いえいえ撮り方によっては標準ズームレンズやコンデジでも撮影できます。最後に出てくるライチョウの撮り方ならスマホでも使えます。)
そんな方に自分が野鳥を撮る時に実践しているコツを紹介します。
ぜひ参考にして挑戦していただきレコに野鳥写真をちりばめて頂ければと思います。
また、既に野鳥写真を撮っているバーダーさんで自分はこんな方法で撮っているなどあればコメント頂ければ幸いです。
これから木々も葉っぱを落とし、いよいよ野鳥撮影のシーズンに入っていきます。
野鳥撮影を始めた方、これから始めたいと思っている方、自分には無理と思っている方、どうせ高価なバズーカレンズがいるんでしょと思っている方。(いえいえ撮り方によっては標準ズームレンズやコンデジでも撮影できます。最後に出てくるライチョウの撮り方ならスマホでも使えます。)
そんな方に自分が野鳥を撮る時に実践しているコツを紹介します。
ぜひ参考にして挑戦していただきレコに野鳥写真をちりばめて頂ければと思います。
また、既に野鳥写真を撮っているバーダーさんで自分はこんな方法で撮っているなどあればコメント頂ければ幸いです。
2.野鳥撮影の基本的な心構え
本題に入る前に野鳥撮影の基本的な心構えから。
特に難しいことではなく当たり前の基本ルールは守りましょうということです。
(1)ルールは守ろう
登山道や公園などは歩道や入ってもいい場所から撮影してください。決して立ち入り禁止区域には入らない。
(2)おおらかな気持ちで
野鳥は生き物です。習性もあれば個性もあります。自分の思った通りには行動してくれません。1日探してほとんど撮影できないこともあります。撮影できればラッキーくらいの気持ちでイライラしない様に。イライラすると鳥も察してやってきません。
(3)場所を独占しない
公園などではジョギング、散歩、子供連れ、ペット連れ等の野鳥には全く興味がない人もたくさん通ります。野鳥がいい撮影ポイントに留まって絶好のシャッターチャンスだったけど、前から人が来て飛んで逃げていった!なんてことは日常茶飯事の野鳥撮影あるあるです。
決して腹を立てず運が悪かったと思って受け流してください。
ごくたまにですが、レアな野鳥が現れたタイミングで、大声を出して走ってきた子供達に一喝する大人のバーダーさんを見かけます。気持ちは分かりますが、公園などは皆が使うものなので実にみっともないです。
内心チッ!とは思いますが(笑)運が悪かったと思い笑顔でやり過ごしてください。
子供などがその場所で動かない場合はあきらめて、自ら動いて場所を変えましょう。
このおおらかな心構えが次に記載する撮影のコツの上達に結びついていきます。
特に難しいことではなく当たり前の基本ルールは守りましょうということです。
(1)ルールは守ろう
登山道や公園などは歩道や入ってもいい場所から撮影してください。決して立ち入り禁止区域には入らない。
(2)おおらかな気持ちで
野鳥は生き物です。習性もあれば個性もあります。自分の思った通りには行動してくれません。1日探してほとんど撮影できないこともあります。撮影できればラッキーくらいの気持ちでイライラしない様に。イライラすると鳥も察してやってきません。
(3)場所を独占しない
公園などではジョギング、散歩、子供連れ、ペット連れ等の野鳥には全く興味がない人もたくさん通ります。野鳥がいい撮影ポイントに留まって絶好のシャッターチャンスだったけど、前から人が来て飛んで逃げていった!なんてことは日常茶飯事の野鳥撮影あるあるです。
決して腹を立てず運が悪かったと思って受け流してください。
ごくたまにですが、レアな野鳥が現れたタイミングで、大声を出して走ってきた子供達に一喝する大人のバーダーさんを見かけます。気持ちは分かりますが、公園などは皆が使うものなので実にみっともないです。
内心チッ!とは思いますが(笑)運が悪かったと思い笑顔でやり過ごしてください。
子供などがその場所で動かない場合はあきらめて、自ら動いて場所を変えましょう。
このおおらかな心構えが次に記載する撮影のコツの上達に結びついていきます。
3.野鳥撮影のコツ
お待たせしました。ここから本題です。
今巷で話題で人気の「鬼滅の刃」のパロディ風に「鳥撮の鏡(ちょうさつのレンズ)」として紹介していきます。
今巷で話題で人気の「鬼滅の刃」のパロディ風に「鳥撮の鏡(ちょうさつのレンズ)」として紹介していきます。
全集中の呼吸
この後説明する全ての「型」の基本となる呼吸法(=撮影術)です。
(1)鳥アンテナを立てる
小鳥といえど何かしらの気配はあります。目で見て動いているものはないか、耳を研ぎ澄まし鳴き声、動く音、木等をつつく音、羽ばたく音、枯葉の上を歩く音などを聞き鳥の存在を見つけます。声や音の大きさで近くにいるのか遠くにいるのかもわかります。
お花撮影する人も知らず知らずのうちにお花アンテナを立ててますよね。それと基本は同じです。
小鳥といえど何かしらの気配はあります。目で見て動いているものはないか、耳を研ぎ澄まし鳴き声、動く音、木等をつつく音、羽ばたく音、枯葉の上を歩く音などを聞き鳥の存在を見つけます。声や音の大きさで近くにいるのか遠くにいるのかもわかります。
お花撮影する人も知らず知らずのうちにお花アンテナを立ててますよね。それと基本は同じです。
(2)野鳥撮影用カメラ設定
鳥が現れてからあわててカメラ設定をしているとすぐに居なくなってしまいます。
予め野鳥撮影用の設定にしておくか、今のカメラは設定内容を登録できボタン一つで呼び出せるので野鳥モードを登録しておくのも手です。ちなみに自分が使っているソニーα6000では以下の様に設定しています。
鳥が現れてからあわててカメラ設定をしているとすぐに居なくなってしまいます。
予め野鳥撮影用の設定にしておくか、今のカメラは設定内容を登録できボタン一つで呼び出せるので野鳥モードを登録しておくのも手です。ちなみに自分が使っているソニーα6000では以下の様に設定しています。
(3)忍耐力
そして一番大切なのがこれ。
鳥はこちらから近づくと逃げます。動きはゆっくり焦らず、向こうから近づいてくれたり、姿を現してくれるのを根気よく待ちます。
我々人間に置き換えてみると良く分かります。
そして一番大切なのがこれ。
鳥はこちらから近づくと逃げます。動きはゆっくり焦らず、向こうから近づいてくれたり、姿を現してくれるのを根気よく待ちます。
我々人間に置き換えてみると良く分かります。
鳥も同じです。人間が近づいてくると怖いのです。いかに鳥に恐怖を与えないかが「全集中の呼吸」の極意です。できるだけゆっくり動き、鳥を驚かせない様にして近づき撮影します。
(4)観察力
これは経験がものを言いますが、まずは自然の一部となって鳥の動きをよく観察して下さい。長く観察していると行動パターンが分かってきたりします。出現しそうな場所、次行動しそうなパターンが読めれば先回りしてべストポジションで撮れることもあります。
あのセリフがピッタリです。「注意深く観察して行動しろ・・・だぜ! 見るんじゃあなくて”観る”、聞くんじゃあなくて”聴く”ことだ」(分かる人だけ笑って下さい)
三脚立てている鳥撮隊(バーダーさん)は結構詳しいので最初は聞いてみるのもありです。自分はまだ識別できませんが、声を聴いただけでキビタキの警戒音だ!とかオオルリの地鳴きだ!とかを教えてくれます。
しかし、自分で行動パターンを読み、誰も見つけてないポイントでうまく撮影できた時の喜びはひとしおです。この野鳥観察も含めて撮影を楽しめる様になれば「全集中の呼吸」に近づきます。
これは経験がものを言いますが、まずは自然の一部となって鳥の動きをよく観察して下さい。長く観察していると行動パターンが分かってきたりします。出現しそうな場所、次行動しそうなパターンが読めれば先回りしてべストポジションで撮れることもあります。
あのセリフがピッタリです。「注意深く観察して行動しろ・・・だぜ! 見るんじゃあなくて”観る”、聞くんじゃあなくて”聴く”ことだ」(分かる人だけ笑って下さい)
三脚立てている鳥撮隊(バーダーさん)は結構詳しいので最初は聞いてみるのもありです。自分はまだ識別できませんが、声を聴いただけでキビタキの警戒音だ!とかオオルリの地鳴きだ!とかを教えてくれます。
しかし、自分で行動パターンを読み、誰も見つけてないポイントでうまく撮影できた時の喜びはひとしおです。この野鳥観察も含めて撮影を楽しめる様になれば「全集中の呼吸」に近づきます。
それでは実際の型(=撮影術)を紹介します。
鳥の呼吸 壱ノ型「一歩一撮」(いっぽいっさつ)
自分が最も良く使うオーソドックスな型です。
この型は人間を見ても逃げない鳥。例えばジョウビタキ、ルリビタキなどのヒタキ類。シジュウカラ、ヤマガラ等のカラ類。など、または食事等に夢中で警戒心が薄くなっている鳥に使える型です。
逆にこの型の弱点は、警戒心が強く人間が見えたとたん逃げていく鳥には使えません。
また、鳥撮隊(バーダーさん)が集まって三脚を立てている場所では禁止の型です。怒られます。
以下に具体的に例を示しながら説明します。
この型は人間を見ても逃げない鳥。例えばジョウビタキ、ルリビタキなどのヒタキ類。シジュウカラ、ヤマガラ等のカラ類。など、または食事等に夢中で警戒心が薄くなっている鳥に使える型です。
逆にこの型の弱点は、警戒心が強く人間が見えたとたん逃げていく鳥には使えません。
また、鳥撮隊(バーダーさん)が集まって三脚を立てている場所では禁止の型です。怒られます。
以下に具体的に例を示しながら説明します。
ところで、これだけ近づいても逃げないとは?鳥は人間に気付いてないのでしょうか?
いえいえ、人間から鳥が見えるということは当然鳥からも見えています。
鳥はここまでは近づいても安全に逃げれると思う危険エリアセンサーを体内に持っています。
この危険エリアは鳥の種類や個体によっても違うしその時の状況によっても違うので何mと具体的に定義はできません。
私の説では、ゆっくり近づくことでこのエリアを錯覚させて狭くすることができると考えています。
いえいえ、人間から鳥が見えるということは当然鳥からも見えています。
鳥はここまでは近づいても安全に逃げれると思う危険エリアセンサーを体内に持っています。
この危険エリアは鳥の種類や個体によっても違うしその時の状況によっても違うので何mと具体的に定義はできません。
私の説では、ゆっくり近づくことでこのエリアを錯覚させて狭くすることができると考えています。
この時は望遠を持って行っていないのでAPS-Cセンサの105mm(157mm相当)を使ってこの大きさで撮れました。望遠がなくてもこの様に撮影できるのです。
この壱ノ型を使って撮影した他の野鳥写真です。
ー鳥の呼吸 壱ノ型「一歩一撮」まとめー
<使う場面>
・逃げない(動かない)鳥を見つけた時。餌に夢中、その場所が気に入っている等など
・人間を見ると飛んで逃げてしまう鳥には使えない。
・鳥撮隊(バーダーさん)が三脚を立ててる場所ではこの型は使うのはやめましょう。
<動作>
・動かない鳥を見つけたらこちらもまずは止まる。
・少しずつゆっくりと刻んで近づく。
・少し近づき1枚、また少し近づき1枚を繰り返す。
途中逃げられたとしても一歩一撮することで写真は残る。
・背景(構図)を考えながら回り込んでから近づくとベター
<使う場面>
・逃げない(動かない)鳥を見つけた時。餌に夢中、その場所が気に入っている等など
・人間を見ると飛んで逃げてしまう鳥には使えない。
・鳥撮隊(バーダーさん)が三脚を立ててる場所ではこの型は使うのはやめましょう。
<動作>
・動かない鳥を見つけたらこちらもまずは止まる。
・少しずつゆっくりと刻んで近づく。
・少し近づき1枚、また少し近づき1枚を繰り返す。
途中逃げられたとしても一歩一撮することで写真は残る。
・背景(構図)を考えながら回り込んでから近づくとベター
鳥の呼吸 弐ノ型「壁翳一線」(へきいんいっせん)
どこかで聞いた様な型ですが気にしないでください。気のせいです(笑)。
文字通り、壁などの翳(陰)に隠れた鳥の死角を一直線に進み鳥との距離を一気に詰める技です。
この型は多少動く鳥にも使えますが、シチュエーションとしてはそれほど多くはありません。
しかし成功すれば結構なクオリティで撮れます。
これも具体例を示しながら説明します。
文字通り、壁などの翳(陰)に隠れた鳥の死角を一直線に進み鳥との距離を一気に詰める技です。
この型は多少動く鳥にも使えますが、シチュエーションとしてはそれほど多くはありません。
しかし成功すれば結構なクオリティで撮れます。
これも具体例を示しながら説明します。
この弐ノ型を使った他の写真です。
鳥が向こうを向いたタイミングでも近づけるのでは?と思われるかもしれませんが、鳥は目が左右側面についているので真後ろでも近づいくることが分かります。
必ず何か壁になるものに鳥が隠れたタイミングで近づくのがポイントです。
必ず何か壁になるものに鳥が隠れたタイミングで近づくのがポイントです。
−鳥の呼吸 弐ノ型「壁翳一線」まとめ−
<使う場面>
・逃げないが動く鳥を見つけた時。餌を探してゆっくり動き回っている場合など。
・人間を見ると飛んで逃げてしまう鳥には使えない。
・鳥が餌を探して物陰(木や枝等)に隠れたタイミング。
<動作>
・鳥が完全に隠れたタイミングで動き出す。
・次に顔を出すタイミングを見計らい静かに音を立てずかつ速やかに距離を詰める。
・こちらから物陰を覗く様な動きはNG。鳥が驚いて逃げてしまう。
・出てくる場所を予測してカメラを向けてじっと待つ。
<使う場面>
・逃げないが動く鳥を見つけた時。餌を探してゆっくり動き回っている場合など。
・人間を見ると飛んで逃げてしまう鳥には使えない。
・鳥が餌を探して物陰(木や枝等)に隠れたタイミング。
<動作>
・鳥が完全に隠れたタイミングで動き出す。
・次に顔を出すタイミングを見計らい静かに音を立てずかつ速やかに距離を詰める。
・こちらから物陰を覗く様な動きはNG。鳥が驚いて逃げてしまう。
・出てくる場所を予測してカメラを向けてじっと待つ。
鳥の呼吸 参ノ型「不動待機」(ふどうたいき)
この型は鳥撮隊(バーダーさん)が良く使っている型で最もオーソドックスな型。
文字通り、鳥が現れるポイントで「動かず好機(シャッターチャンス)を待つ」型です。要は待ち伏せ。
この型は待つだけなんで簡単でしょ!と思われる方がいるかと思いますが、実は一番難しいです。
鳥が現れるポイントを見つける必要があります。
水場だったり、木の実がなっている餌場だったり、偶然見つけるのはなかなか困難で、やはり何日か通って鳥の行動パターンを観察することが必要。当然1週間もすれば行動パターンはまた変わってきますので旬の期間を逃さず見つける必要があります。
だいたいは良く通っていると思われる鳥撮隊から情報を仕入れると教えてくれたりします。
しかし自分でポイントを見つけた時は特別感もありうれしいものです。野鳥をよく観察することでこの辺は出そうかな?とか、鳥が集まっているところの木の実などを確認し、好みの実を覚えておく。
同じ木の実を見つければそこにも来る可能性があります。
そういったことを繰り返していくといろいろ分かってきます。これも「全集中の呼吸」の1つです。
文字通り、鳥が現れるポイントで「動かず好機(シャッターチャンス)を待つ」型です。要は待ち伏せ。
この型は待つだけなんで簡単でしょ!と思われる方がいるかと思いますが、実は一番難しいです。
鳥が現れるポイントを見つける必要があります。
水場だったり、木の実がなっている餌場だったり、偶然見つけるのはなかなか困難で、やはり何日か通って鳥の行動パターンを観察することが必要。当然1週間もすれば行動パターンはまた変わってきますので旬の期間を逃さず見つける必要があります。
だいたいは良く通っていると思われる鳥撮隊から情報を仕入れると教えてくれたりします。
しかし自分でポイントを見つけた時は特別感もありうれしいものです。野鳥をよく観察することでこの辺は出そうかな?とか、鳥が集まっているところの木の実などを確認し、好みの実を覚えておく。
同じ木の実を見つければそこにも来る可能性があります。
そういったことを繰り返していくといろいろ分かってきます。これも「全集中の呼吸」の1つです。
それではこれも具体例を示しながら説明します。
近所の公園の森林でヒレンジャクを見かけました。
なかなか警戒心が強く少し近づくと飛んで逃げて行ってしまいます。
緊急事態宣言期間中で遠くに行けなかったので数日通って観察していると、いつも決まった水場に降りている事がわかってきました。
近所の公園の森林でヒレンジャクを見かけました。
なかなか警戒心が強く少し近づくと飛んで逃げて行ってしまいます。
緊急事態宣言期間中で遠くに行けなかったので数日通って観察していると、いつも決まった水場に降りている事がわかってきました。
この参ノ型を使った他の写真です。
◆子育て風景撮影での注意点◆
なお、子育て風景は親はヒナを見捨てて逃げないので一番撮りやすい場面ではありますが、巣の前で長時間待ち伏せするのはやめましょう。親鳥が警戒して餌を持ってこなくなり、最悪は子育てを放棄する場合もあります。
できれば巣に行くまでに親が一旦経由するだろう木の枝等を狙ってください。
ヒナをどうしても撮りたい場合はできるだけ短時間(数分)で分割にして間を空けて、親がヒナに餌を上げれる時間を作ってあげてください。
なお、子育て風景は親はヒナを見捨てて逃げないので一番撮りやすい場面ではありますが、巣の前で長時間待ち伏せするのはやめましょう。親鳥が警戒して餌を持ってこなくなり、最悪は子育てを放棄する場合もあります。
できれば巣に行くまでに親が一旦経由するだろう木の枝等を狙ってください。
ヒナをどうしても撮りたい場合はできるだけ短時間(数分)で分割にして間を空けて、親がヒナに餌を上げれる時間を作ってあげてください。
−鳥の呼吸 参ノ型「不動待機」まとめー
<使う場面>
・鳥が良く集まる場所、または注意深く観察してポイントを見つけて待ち伏せをする。
・水場/餌場/巣など
ただし、巣の場合は子育てを邪魔しない様に短時間にする。
<動作>
・とにかく通って観察する。
水場に来る時間帯、餌場で何を食べているか?
・待ち伏せポイントからはカメラだけが見えて体が隠せる位置がベスト。
※なお、下記の様なケースも撮り方は同じであるが「鳥の呼吸」とは言えず単なる「待ち伏せ」になるのでこの−鳥撮の鏡−「鳥の呼吸」からは除外させて頂きます。
(決してダメという意味ではないです。長い時間はかけられない人。面倒で手っ取り早く撮影したい人や初心者の方はまずはここから始めてみるのも全然OKです。)
・鳥撮隊(バーダーさん)が三脚を立てている場所を見つける。
・鳥撮隊(バーダーさん)から情報入手する。
・ネイチャーセンターなどに設置された餌場に行く。
<使う場面>
・鳥が良く集まる場所、または注意深く観察してポイントを見つけて待ち伏せをする。
・水場/餌場/巣など
ただし、巣の場合は子育てを邪魔しない様に短時間にする。
<動作>
・とにかく通って観察する。
水場に来る時間帯、餌場で何を食べているか?
・待ち伏せポイントからはカメラだけが見えて体が隠せる位置がベスト。
※なお、下記の様なケースも撮り方は同じであるが「鳥の呼吸」とは言えず単なる「待ち伏せ」になるのでこの−鳥撮の鏡−「鳥の呼吸」からは除外させて頂きます。
(決してダメという意味ではないです。長い時間はかけられない人。面倒で手っ取り早く撮影したい人や初心者の方はまずはここから始めてみるのも全然OKです。)
・鳥撮隊(バーダーさん)が三脚を立てている場所を見つける。
・鳥撮隊(バーダーさん)から情報入手する。
・ネイチャーセンターなどに設置された餌場に行く。
鳥の呼吸 拾ノ型「雷鳥友達」(らいちょうともだち)
四字熟語にしただけやんっ!というツッコミはご容赦ください。ネーミングセンスがないのは分かってます(笑)
文字通りライチョウ専用の型。他の鳥では使えません。なので肆ノ型〜玖ノ型を飛ばし拾ノ型としました。
この型は比較的簡単です。雷鳥に出会えさえすればスマホでも撮れます。
ライチョウは長い間高山を生き抜いてきた鳥で、人間を恐れません。至近距離に近づいてくる場合もあります。ライチョウに向かって「君の友達だよっ」と態度で示せば怖がらず近寄ってきてくれます。
それではこれも具体例を示しながら説明します。
文字通りライチョウ専用の型。他の鳥では使えません。なので肆ノ型〜玖ノ型を飛ばし拾ノ型としました。
この型は比較的簡単です。雷鳥に出会えさえすればスマホでも撮れます。
ライチョウは長い間高山を生き抜いてきた鳥で、人間を恐れません。至近距離に近づいてくる場合もあります。ライチョウに向かって「君の友達だよっ」と態度で示せば怖がらず近寄ってきてくれます。
それではこれも具体例を示しながら説明します。
ー鳥の呼吸 拾ノ型「雷鳥友達」まとめー
<使う場面>
・雷鳥が餌を探しながら歩いている(動き回っている)
・ヒナや幼鳥がいる時は動きも遅いので狙い目
<動作>
・追うのではなく先回りして向こうから寄ってくるのを待つ。
・立った姿勢でなくしゃがんでライチョウ(友達)目線で待つ。
急に立ったりしたら怖がり離れていく。
・優しい目で友達をアピール(*^^*)
・大きな声を出さない。静かにして驚かせない様にする。
当然移動すときも音を立てずゆっくりと。動作もゆっくり。
<使う場面>
・雷鳥が餌を探しながら歩いている(動き回っている)
・ヒナや幼鳥がいる時は動きも遅いので狙い目
<動作>
・追うのではなく先回りして向こうから寄ってくるのを待つ。
・立った姿勢でなくしゃがんでライチョウ(友達)目線で待つ。
急に立ったりしたら怖がり離れていく。
・優しい目で友達をアピール(*^^*)
・大きな声を出さない。静かにして驚かせない様にする。
当然移動すときも音を立てずゆっくりと。動作もゆっくり。
最後に
野鳥撮影のコツ −鳥撮の鏡− 「鳥の呼吸」。いかがだったでしょうか?
総じて言えるのは撮影技術というよりは、時間をかけてじっくり観察して待つ心の余裕が大事といったところでしょうか。
忙しい現代人ですが、野鳥を観察しながらゆっくり過ごすのも贅沢な時間。嫌なことも忘れられるひと時です。
参考にしていただき、素敵な野鳥写真を撮影して頂ければと思います。
自分も引き続き修行(撮影)を続け、「肆ノ型」〜「玖ノ型」も編み出し、いずれは鳥柱(とりばしら)を目指そうかなあ(笑)
長文失礼しました。最後までお付き合いいただきありがとうございました。
総じて言えるのは撮影技術というよりは、時間をかけてじっくり観察して待つ心の余裕が大事といったところでしょうか。
忙しい現代人ですが、野鳥を観察しながらゆっくり過ごすのも贅沢な時間。嫌なことも忘れられるひと時です。
参考にしていただき、素敵な野鳥写真を撮影して頂ければと思います。
自分も引き続き修行(撮影)を続け、「肆ノ型」〜「玖ノ型」も編み出し、いずれは鳥柱(とりばしら)を目指そうかなあ(笑)
長文失礼しました。最後までお付き合いいただきありがとうございました。
2023年9月25日追記
野鳥撮影のコツ教えます(その2)ー鳥撮の鏡 飛翔編−をリリースしました。
野鳥撮影のコツ教えます(その2)ー鳥撮の鏡 飛翔編−をリリースしました。
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Gen★chanさんの記事一覧
- 野鳥撮影のコツ教えます(その2)−鳥撮の鏡(ちょうさつのレンズ)飛翔編− 65 更新日:2023年09月25日
- 野鳥撮影のコツ教えます−鳥撮の鏡(ちょうさつのレンズ)− 160 更新日:2021年10月19日
- ヤマレコMAPの設定とGPS精度の関係 123 更新日:2020年12月29日
※この記事はヤマレコの「ヤマノート」機能を利用して作られています。
どなたでも、山に関する知識や技術などのノウハウを簡単に残して共有できます。
ぜひご協力ください!
楽しい記事ありがとうございます。
私は飛びものも狙うのでシャッタースピード稼ぐスタイルでやってます。
ISOは3200もザラ。
三脚も使わないので被写界深度を稼いで歩留まりを上げるためにF9まで絞ってます。
不動待機の型はものすごく苦手です。年に一回やるかやらないか。
鳥撮り屋さんとつるむのが苦手なうえに、待つのが無理な性格ですので
餌付けについて書かれていますが、野鳥保護の観点から見れば餌付け(とさえずりの音声を流す誘い出し)はNGだと思います。
庭先にメジロを呼びたいとかならまだしも、野鳥写真のネタにされやすい渡り鳥は初年度のことが多く、餌付けは次の年を生き延びるための経験として悪影響を及ぼす可能性があります。成鳥であっても捕食動物にマークされやすくなるなどの影響があります。
こんばんは
コメントありがとうございます。
飛翔する野鳥の写真は凄いな!と思い拝見していました。
最近はあまり見かけませんが・・
やはり絞りをF9.0まで絞って被写界深度を深くして撮っていたんですね。
飛翔する鳥に合わせるのは相当難しいと思います。三脚では無理でしょう。
今回のノートは鳥に近づくための技術なので、純粋な撮影技術としてはmomijiosamuさんの足元にも及びません。
いずれかはマスターして「鳥の呼吸」の型にいれたいですね(笑)
自分もあまりつるむのは好きではないのでどちらかというと、自分でポイントを見つけるのが好きです。
待つのはいくらでも待てますが。
餌付けについては、餌付けというよりは、既に確立された餌場(金剛山等)でのカラ類の手乗りをイメージして書いたのですが、確かに誤解を受ける書き方でした。いずれにしろ野生動物に人間がエサを与えるのはいいことではないですね。
カラ類の手乗りは自分もやるのでやめろとは書く資格はないので「餌でおびき寄せる」記載は削除させていただきました。ご指摘ありがとうございます。
これからの季節、飛翔する野鳥の写真期待しています。
私も登山をしながらあわよくば鳥をもという人間で、たまに中型バスーカー
持って登山するとよく声かかけられたりします。
鳥の呼吸 壱ノ型「一歩一撮」(いっぽいっさつ)
無関心を装いつつ鳥の行動を伺いながらちょいちょい接近。ひとりの時はよく使います。
鳥の呼吸 参ノ型「不動待機」(ふどうたいき)
気の短い自分が最も苦手とする型です。
鳥の呼吸 弐ノ型「壁翳一線」(へきいんいっせん)
確かにこれもあります!コマドリさんなど隠れるのが得意な鳥さんに対して距離を詰めたい時に使います。
鳥の呼吸 拾ノ型「雷鳥友達」(らいちょうともだち)
なんとか毎年会えてるので友達になれた・・・と勝手に思ってます。
確かにほとんどのケースで100〜200mmぐらいで十分な距離まで
来てくれますね。
私の使う鳥の呼吸を。 伍ノ型「皐月出陣」
木々がの葉が開き、ハルゼミの大合唱前は夏鳥GETの大チャンス。
私も鳥柱になれるよう精進いたします。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
やはり同じ様なことやられている方がいるんですね。
登山時はやはり時間が限られるので「参ノ型」はちょっと使えませんね。
あまり粘ると「頭灯(ヘッデン)下山」になってしまうので。
「皐月出陣」ですか!
確かに5月になると餌になる虫が多くなり子育ても始まるので出現率が高くなりますね。
冬の渡り鳥が残っている場合もあるので夏鳥と両方楽しめる季節ですね。
ノートで紹介しているヒレンジャクも実はGW中の5月撮影でまだ残ってくれていました。
今年はオオルリが撮れなかったので来年はぜひ撮りたいです。
お互い精進しましょう(笑)
場所を載せちゃってますが、良くないと思います
こんばんは
それほどの希少種ではないのと、場所は広い範囲で特定できないのであまり気にする必要はないと思いますが、記事には特に不要な情報なので場所情報は削除させてもらいました。
ご指摘ありがとうございました。
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