とにかく、楽に登りたいという私。
ちょっと工夫を凝らしています。
全くいままで呼吸などのことを考えたことがない人向けですので、理論派さん、ベテランさん向けではありませんのでご了承下さいね。
あ、もっといい方法知っている方いらしたら是非是非教えて下さいね。
「ふくしきこきゅう」のおはなしです。
腹式呼吸…変換するとこうなるのね。
ま、確かにこれも大切。
男性は元から腹式がほとんどだからまあ、関係ないですね。
女性は胸式呼吸をしがちなので、辛くなったらおなかもちょっと膨らませて呼吸する癖をつけとくと回復が早くなるかも
…本題に入りましょう。
複式呼吸です。
昔、小学校でマラソンの時はこれで走るようにと指導されました。
吸って吸って、吐いて吐いて、です。
これを私は応用してます。
とにかく辛くなりそうな急登のとき、長丁場になるときに使います。
複式呼吸のいいところは?
それは、息を吐き終わったときの肺の残りの空気が少なくなることです。
水の入ったコップにジュースを入れることを考えてみましょう。
捨てた後にジュースを足すとすると、できるだけたくさん水を捨てた方がジュースが濃くなりますね。
空気でも同じ。新しい空気を取り込みたければたくさん捨てるに越したことはありません。
じゃあ、2回ずつ吸って吐いて?
いえいえ、重要なのはできるだけ吐くことにありますので、無駄を減らすために吸う時は意識しなくてもほとんど変わりません。苦しいときは勝手に思い切り吸い込んじゃいます。
なので、面倒だったら 吸うのはゆっくり1回、吐くのは2回で大丈夫。
足取りと合わせるとやりやすいですね。
さて、ここまではやっている方も多いでしょう。
私はこれにさらに一工夫。(まだやるか)
吸う時は、鼻から。
吐くときは口から、ですよ。
あ、今やろうとした方、気を付けて下さいね。
一生懸命やると過呼吸で手がしびれてきますよ
これのいいところは?
うふふ、皆さん各自で考えてね。
さらにさらに一工夫も含めて答えはまた今度。
**********************
呼吸は「鼻から吸って口から出しましょうね。」
その原理の答えの前に、
皆様、忍者が長〜い竹の筒をくわえて水中に潜むっていう図を想像してみてください。
あれ、現実には不可能なんです。
何ででしょう。
息を吐きますね。すると筒の中には肺から出てきた空気が残ります。
次に息を吸いますね。するとその残った空気を全て吸い込んでからようやく新鮮な空気を吸うことができるわけです。
もし、肺活量と同じだけの筒の中身だったら??
はい、新鮮な空気は一切吸えません。
辛いですねぇ。
ちなみに、こうして新しい空気を吸うことのできない空間を「死腔(しくう)」って言います。死んでいる空間ってことですね。
で、話は戻ります。
鼻から吸って、口から吐くと??
吸い込んだ後、鼻の中と空気の通り道には、肺に行かなかった新鮮な空気が残されます。
続いての吐いた息は口に行きますので、鼻の中の空気は新鮮な空気のまま。
もう一度吸い込むと?
早く新鮮な空気が肺に入ってくることになるんですね。
「死腔」が減るという効果です。
つまり、無駄になっていた忍者の筒が短くなったと言うわけです。
じゃあ〜、口から吸って鼻から吐いたら?
いいんですけど、猛烈に喉が渇きます。
鼻は加湿器みたいにひだがあるので一気に加湿して喉に空気が入った時にはほぼ100%の湿度となります。
口はのっぺりしてますので、結局喉の水分が奪われてしまいます。
まとめると、早く新鮮な空気を吸い始めることができるから、がその理由でした。
さてさて、
私はさらに工夫があります。
すでに前回の日記のコメで出てきちゃいましたが…
口をすぼめて息を吐く、です。
きつくないときは使いませんが、まずいっ となったら使い始めます。
理由は、
1. 努力して吐ききるので、肺の残りの空気が減って新鮮な空気が入るスペースが増えること。
2. 努力するので腹筋を使って吐くことが多くなり、次の呼吸が腹式呼吸になりやすい。
までは出てきました。
最後の理由を説明します。
風船を想像してみましょう。それも、ちょっと唾が入ってしまってぺたっとくっついた風船です。
膨らませるの、とっても辛そうですよね〜。
さて、これが少し空気が入った状態だとどうでしょ。
さっきより楽ですよね。
口をすぼめて息を吐いてみて下さい。
ほっぺが膨らみませんか?
それは、空気の通り道の空気圧が高くなっているから頬が内側から押されているんですね。
これが空気の通り道全体、肺の中でも起こっています。
つまり、通り道が広がっている訳ですね。
狭い道より、広い道の方が通りやすいわけで、効率的なのです。
ちなみに
これは「口すぼめ呼吸」といって、空気の通り道が狭くなってしまう病気の人に指導される方法です。ちなみにCOPD、慢性閉塞性肺疾患といいます。はい、ご想像の通りタバコが一番の原因です。
[追記]この病気だと、肺の風船を支える部分がヤワになっていてペチャンとつぶれてしまうんです。これを防ぐために「口すぼめ」をするんですね。
さて、これで終了かと思いきや、
じつはまだあるんですよ。
どこまで楽をしたいのかって?
もちろん、できるだけ。
これは、本当に辛くなったときでできるだけ早く回復させたい時にのみ使います。ちょっと安定しない場所で呼吸が荒くなってしまったときなどです。
息を思い切り吸い込んで、息を止めます。
すぐにちょっと息んで、はき出します。
これを数回。
激しい運動をしたときに、ちょっと軽く咳き込むようにすると楽になる、それと同じことを意識的にやります。
この原理は、肺の中の圧力を高めることで空気と肺の血管との交換効率を上げるということです。
ただ、胸の筋力を使いますのでその場しのぎで補助的に使っています。
逆にこんなこと考えるの面倒!
という向きは、是非とも持久力を〜
ちょっとはしょってる部分もありますので、正確とは言い難いんですが、使う分には原理はあまり関係なし!
ご自分にあった方法が一番です。
ちょっと工夫を凝らしています。
全くいままで呼吸などのことを考えたことがない人向けですので、理論派さん、ベテランさん向けではありませんのでご了承下さいね。
あ、もっといい方法知っている方いらしたら是非是非教えて下さいね。
「ふくしきこきゅう」のおはなしです。
腹式呼吸…変換するとこうなるのね。
ま、確かにこれも大切。
男性は元から腹式がほとんどだからまあ、関係ないですね。
女性は胸式呼吸をしがちなので、辛くなったらおなかもちょっと膨らませて呼吸する癖をつけとくと回復が早くなるかも
…本題に入りましょう。
複式呼吸です。
昔、小学校でマラソンの時はこれで走るようにと指導されました。
吸って吸って、吐いて吐いて、です。
これを私は応用してます。
とにかく辛くなりそうな急登のとき、長丁場になるときに使います。
複式呼吸のいいところは?
それは、息を吐き終わったときの肺の残りの空気が少なくなることです。
水の入ったコップにジュースを入れることを考えてみましょう。
捨てた後にジュースを足すとすると、できるだけたくさん水を捨てた方がジュースが濃くなりますね。
空気でも同じ。新しい空気を取り込みたければたくさん捨てるに越したことはありません。
じゃあ、2回ずつ吸って吐いて?
いえいえ、重要なのはできるだけ吐くことにありますので、無駄を減らすために吸う時は意識しなくてもほとんど変わりません。苦しいときは勝手に思い切り吸い込んじゃいます。
なので、面倒だったら 吸うのはゆっくり1回、吐くのは2回で大丈夫。
足取りと合わせるとやりやすいですね。
さて、ここまではやっている方も多いでしょう。
私はこれにさらに一工夫。(まだやるか)
吸う時は、鼻から。
吐くときは口から、ですよ。
あ、今やろうとした方、気を付けて下さいね。
一生懸命やると過呼吸で手がしびれてきますよ
これのいいところは?
うふふ、皆さん各自で考えてね。
さらにさらに一工夫も含めて答えはまた今度。
**********************
呼吸は「鼻から吸って口から出しましょうね。」
その原理の答えの前に、
皆様、忍者が長〜い竹の筒をくわえて水中に潜むっていう図を想像してみてください。
あれ、現実には不可能なんです。
何ででしょう。
息を吐きますね。すると筒の中には肺から出てきた空気が残ります。
次に息を吸いますね。するとその残った空気を全て吸い込んでからようやく新鮮な空気を吸うことができるわけです。
もし、肺活量と同じだけの筒の中身だったら??
はい、新鮮な空気は一切吸えません。
辛いですねぇ。
ちなみに、こうして新しい空気を吸うことのできない空間を「死腔(しくう)」って言います。死んでいる空間ってことですね。
で、話は戻ります。
鼻から吸って、口から吐くと??
吸い込んだ後、鼻の中と空気の通り道には、肺に行かなかった新鮮な空気が残されます。
続いての吐いた息は口に行きますので、鼻の中の空気は新鮮な空気のまま。
もう一度吸い込むと?
早く新鮮な空気が肺に入ってくることになるんですね。
「死腔」が減るという効果です。
つまり、無駄になっていた忍者の筒が短くなったと言うわけです。
じゃあ〜、口から吸って鼻から吐いたら?
いいんですけど、猛烈に喉が渇きます。
鼻は加湿器みたいにひだがあるので一気に加湿して喉に空気が入った時にはほぼ100%の湿度となります。
口はのっぺりしてますので、結局喉の水分が奪われてしまいます。
まとめると、早く新鮮な空気を吸い始めることができるから、がその理由でした。
さてさて、
私はさらに工夫があります。
すでに前回の日記のコメで出てきちゃいましたが…
口をすぼめて息を吐く、です。
きつくないときは使いませんが、まずいっ となったら使い始めます。
理由は、
1. 努力して吐ききるので、肺の残りの空気が減って新鮮な空気が入るスペースが増えること。
2. 努力するので腹筋を使って吐くことが多くなり、次の呼吸が腹式呼吸になりやすい。
までは出てきました。
最後の理由を説明します。
風船を想像してみましょう。それも、ちょっと唾が入ってしまってぺたっとくっついた風船です。
膨らませるの、とっても辛そうですよね〜。
さて、これが少し空気が入った状態だとどうでしょ。
さっきより楽ですよね。
口をすぼめて息を吐いてみて下さい。
ほっぺが膨らみませんか?
それは、空気の通り道の空気圧が高くなっているから頬が内側から押されているんですね。
これが空気の通り道全体、肺の中でも起こっています。
つまり、通り道が広がっている訳ですね。
狭い道より、広い道の方が通りやすいわけで、効率的なのです。
ちなみに
これは「口すぼめ呼吸」といって、空気の通り道が狭くなってしまう病気の人に指導される方法です。ちなみにCOPD、慢性閉塞性肺疾患といいます。はい、ご想像の通りタバコが一番の原因です。
[追記]この病気だと、肺の風船を支える部分がヤワになっていてペチャンとつぶれてしまうんです。これを防ぐために「口すぼめ」をするんですね。
さて、これで終了かと思いきや、
じつはまだあるんですよ。
どこまで楽をしたいのかって?
もちろん、できるだけ。
これは、本当に辛くなったときでできるだけ早く回復させたい時にのみ使います。ちょっと安定しない場所で呼吸が荒くなってしまったときなどです。
息を思い切り吸い込んで、息を止めます。
すぐにちょっと息んで、はき出します。
これを数回。
激しい運動をしたときに、ちょっと軽く咳き込むようにすると楽になる、それと同じことを意識的にやります。
この原理は、肺の中の圧力を高めることで空気と肺の血管との交換効率を上げるということです。
ただ、胸の筋力を使いますのでその場しのぎで補助的に使っています。
逆にこんなこと考えるの面倒!
という向きは、是非とも持久力を〜
ちょっとはしょってる部分もありますので、正確とは言い難いんですが、使う分には原理はあまり関係なし!
ご自分にあった方法が一番です。
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