凍傷になり易いところ
鼻と頬は凍傷率高し
売っている目出帽は、目と鼻、頬がひとつの大きな穴で見えています。ひどい向かい風の低温吹雪では、ここが凍傷になります。鼻と、頬のところはまだ隠せます。
凍傷は、一回やってしまうと、次回からやりやすくなってしまいますから、一生雪山で苦労します。
目出帽の裏面に、目穴、口穴をあけ、毛糸で縁取る。
これは初期の作品です。
大学の山岳部の教えでは、普通の目出帽の後頭部側に目と口の穴をハサミであけて、拡大しないように毛糸で縢っていました。これは1984年製ですが、2004年撮影です。20年持っていました。涙型なのは、穴を大きくあけてしまい、センパイに、もっと小さくせよと言われて無理矢理閉じた跡です。このときうっかり鼻の穴を開けてしまった者もいました。やり直しです。
目出帽は普段はこうしてたくし上げて使い、厳しくなれば表を使い、もっと厳しい風雪で裏を使う三段階でかぶります。
製作のコツは、穴を大きくあけすぎないよう注意する事です。
楽しい覆面作り
それほど風雪が厳しくない時は大穴のオモテ面で構いませんが、目も開けられない向かい風の風雪の時は、プロレスラーマスクに反転します。鼻や頬の凍傷を防ぎます。これにゴーグルを付ければ余裕が生まれます。但しゴーグルは曇るので、登りで汗をかくような時は付けない方がマシです。登りでそんな暴風雪なら、登るのはやめときましょう。
口穴は吐く息を逃がします。これがないと、あご部分に水分が溜まり、ガチガチに凍り付いてフルフェイスのヘルメットかマジンガーZのあごみたいになってしまいます。
耳や紋章はご自由に。輝く半月旗は刺繍で、耳は手編みです。妻が付けてくれました。頬のヒゲは、マジックペンで書きました。
目出帽は夏も使います
二代目月光クマ仮面の目出帽ももう10年使っています。以前に比べ目出帽はウスウス素材になりました。薄いのでポケットに入りますから、行動中はいつでもすぐ出せるところに入れます。
この目出帽、冬は勿論ですが、夏も標高の高い山に泊まる時や、沢登りでテント寝袋無し軽量山行する時には、防寒具として重宝です。就寝時にこれをかぶると、防寒着一枚分暖かいです。
最近はバラクラバなんて言うそうですね。コーカサスのゲリラが覆面していたのが語源だそうで。
かわいいとは言いがたいですが・・・
これ!最高です!
山でお会いしたいですね
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