背負いひもに付いている長さ調節部品、忘れていませんか?
この部品、ベルトの長さを片手で変えられるので便利なのですが、名前が不明です。ここでは「ひゅるひゅる」と呼びます。写真のように、人差し指の背中で押し上げると背負いひもが長く伸びます。右利きの私の場合、担ぐ時、肩に右から載せ、次に左手を背負いひもに通します。その時、背中に載ったザックから垂れる左のヒモが長いと、腕を通すのが楽です。腕時計がひっかかってなかなか腕が通らない事もあります。荷物が重いときほど苦労するのではないでしょうか。この段取り次第で、ザック背負うのに息切らす事もあります。
まずは荷物を降ろす時に、左を伸ばしてからザックを下ろす習慣にすると、背負う時、既に伸びているので楽です。
背負いひもの末端に、ツカミを付ける。
右から背負って左腕を通した後、背負いひも末端を引っ張って、左右同じ長さに戻しますが、この時、末端がいっぱいまでひゅるひゅるに近づいていると、冬の厚い手袋ごしではこれがなかなか掴めません。オーバーミトンしていても掴めるように、こんなふうに細いヒモでツカミ用のワッコを付けておくと簡単です。この例は少し大きすぎです。オーバー手の親指が一本入れば十分です。
反対側は付けなくても結構です。
こんな感じです。
ひゅるひゅるは80年代半ばに登場して、画期的だと思いました。それ以前は金属製のひゅるひゅるでしたので、プラスチックなんて日焼けして破損しないか?と疑いましたが、その後30年近く経った古いザックの部品でも、経年劣化で壊れた事はありません。大した発明品だと思います。金属の方は氷が付くし、サビはでるので、今では姿を消しました。
ひゅるひゅるは最大限利用しましょう。
町で使う小さいデイパックでも、この習慣にすると、ザックの上げ下ろしがとても洗練されます。お試しを。
わたしはヒモの末端をイモ結びして、グリップにしています。
毎度の動作なので長年月でひゅるひゅるを通るヒモが平滑になってしまい、
古いザックでは歩行の振動で徐々にゆるんでしまいますが…。
(アライのザックも古そうですがヒモは大丈夫ですか?)
おじさんになって肩などの柔軟性・可動域が落ちてきた昨今、
背負いヒモを調整する有効性が高まってます。
蛇足ですが、25年ほど使ったザックの雨蓋を止めるパッチンが、破断しました。
■返答いただいてからの追記■
なるほど。イモ結びとの違い、納得です。
イモ結びは短くなりそうな気がしました。ぐっと伸ばせるととても楽です。テープ平滑化は経験がないです。濡れたり乾いたりでケバケバ化しているのかもしれません。
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