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更新日:2026年05月22日 訪問者数:224
登山・ハイキング 技術・知識
登山での歩き方 その4〜足場を選ぶ
腹ぺこ丸
足場を選ぶ
 山を歩きにあたって大切なことの一つに、足場を選ぶということがあります。
 山道はデコボコしています。デコボコしている所を踏むと安定して立てず、バランス崩しに繋がります。そしてバランス崩しは転倒、転滑落に直結します。
 山道を歩く際は平らな場所を自分で探して踏む必要があります。

 普段の町での暮らしでは、足場を自分で探すという行為はほとんど必要がありません。どこを踏んでも平らで、むしろ平らでない所を踏むことができないとすら言えるからです。

 登山では足場を選ぶ。

 何を当たり前とお叱りを受けてしまいそうですが、意外と盲点になっていることがあるように思います。
どのように選ぶか
 実例を動画と写真で見てみましょう。
2026年5月17日 - YouTube
 動画では石を避け、平らな土の面を選んで踏んでいます。動画後半は撮影者目線で、踏んだ場所を挿入しました。
段差の間際まで寄ります。
遠いと安定しづらくなります。
石を避け平らな土を踏みます。
平らな土を狙い、段差の間際を踏みます。
次の足場を探しますが、近くは石です。
踏むとバランスを崩すかもしれません。
少し遠いですが、平らな土を選びました。
足運びの際に重心を動かさないようにしている様子を動画でご確認ください。
動作としては、片足立ちになり、体重をかけないように足だけを伸ばすような動作になります。

遠くの足場を狙う場合、重心を動かさずに足を置ける場所を選ぶことが重要です。
あまり遠くを欲張ると、片足立ちをしているバランスを崩しやすくなってしまいます。
撮影者視点での足下と選び方の動画になります。先ほどのものとは別の場所です。
 この動画でも極力、平らな土の面を選んでいます。やむを得ない場合は石を踏みますが、安定しそうな場所を選びます。
 「安定しそうな場所」とはいうものの、説明が難しいです。平らな面があればもちろんそこを選びますが、石の場合は必ずしも平ら面があるとは限りません。そういう場合は、支えになる箇所が一つでも多い場所を選ぶことになります。
岩場での選び方 実例
 岩場はデコボコしています。そのため、土を踏んだ時よりもバランスを崩しやすくなります。あまり遠くを狙わず、バランスを崩さない範囲内で平らな面を狙います。
 写真は実際に岩場を通過した際の選び方の例になります。

 動画を撮れたらわかりやすくて良かったのですが、残念ながらそこまで手が回りませんでした。写真でのご紹介となること、ご容赦ください。
この岩場を通過します
青印の箇所を踏んで通過しました。
以下、撮影者視点での足場写真になります。
まずは間際まで寄ります。
以降、青印は次に踏む場所を示します。

次は、靴1足分が入りそうな隙間の土を狙います。
次は岩の平らな面を狙います。
次の青印に右足を置こうとしたところで、足が交差してしまうことに気づきました。
足が交差してしまうとバランスを崩しやすくなるため避けたほうがよい姿勢です。
左足の向きを直してから右足を青印へ。
最後の一歩が少し遠かったので、バランスを崩さないよう、後足に重心を残したまま前足を伸ばします。
終了。
 ゴーロ帯のような大きな岩の通過例です。
一見すると険しい難所ですが、平らで踏める面がたくさんあります。
赤印を踏んで通過しました。
「安定しない」=「後足の重心が動いてしまうような大股にならないと届かない」場所は狙わない、できるだけ平らな面を狙う。この2つを心がけます。
次の赤印で足を踏み変えることを考えます。
左足を踏み出したところ。
次で右足をおっつけて向きを調整し、
おっつけたので、次の赤印へ左足を継脚で。
選択肢が限られる場所では足を交互に出すことに拘る必要はありません。
バランスを崩しやすい姿勢を取らないことを優先します。
右足をいったん置いてバランスを保ち、
バランスを保ってから改めて右足を踏み出します。
 足場が狭い、悪いなどでバランスを保つのが難しい場合、手で補助します。軽く掴むだけでも安定します。立つのはあくまでも足、進むのも足です。

 最後に実際の通過を動画で見てみます。
 映像で見るともたついていたり思ったよりドスッとしていたり、公開を躊躇うところがあります。あまりうまくはありませんが、岩場を歩いている例として、また手を補助として使う例としてご覧ください。
 奇しくも当日、この岩場で転倒した方とお話しました。大事に至らなくて何よりでした。

 足の置き場を誤ったと仰っていたことが記憶に残ります。

 岩場に限らず、足の置き場を選ぶことはとても大切です。

 踏んでも大丈夫なもの、踏むとよろけそうなものの具体的な見分け方はうまく説明ができません。色んな物を踏んだり蹴ったりして、バランスの動揺に敏感になることがいちばんの近道かもしれません。
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