足利・仙人ヶ岳(岩切登山口〜仙人ヶ岳〜猪子峠周回:前職場「山と秘湯の会」ツアー)
- GPS
- 06:21
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 714m
- 下り
- 704m
コースタイム
- 山行
- 4:56
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 6:12
天候 | 晴れ後時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
(復路)岩切登山口から日帰り温泉・東葉館までタクシー(3,300円)。プチ宴会後、東葉館より旅館側サービスにてJR小俣駅まで無料送迎。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
仙人ヶ岳からの下山・縦走路、特に犬帰り先の岩峰クサリ場は下降注意(犬帰りより左下方に巻き道あり)。その先も、小ピーク・猪子山付近までヤセ尾根の細かいアップダウンが続き、意外に体力・気力消耗します。 |
その他周辺情報 | 小俣駅から約1km、日帰り温泉「東葉館」あり。団体割引で大人550円、休憩・食事・宴会(+希望者は宿泊)OK。宴会後は、同館のマイクロバスでJR小俣駅まで無料送迎あり(要相談)。 |
写真
装備
備考 | 消費水分:ペットボトル500ml×1本、ゼリードリンク1本、水100cc. |
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感想
大震災から6年、鎮魂の想いを胸に秘め、今週は久々に前職場の「山と秘湯の会」ツアーに参加。目的地は栃木・群馬県境、足利市最高点の仙人ヶ岳です。集合はJR両毛線・小俣駅ですが、交通費節減のため、チケット屋で調達の東武全線乗車券をフル活用、新桐生駅から2.5km徒歩移動、桐生駅から集合場所へ向かいます。小俣駅からは総勢15名がタクシー3台に分乗、運転手さんに「ここは何県?」(A.群馬県との県境、栃木県足利市です)などと惚けた質問をしながら、岩切登山口にあっさり到着。
天気は快晴、最初は快適な沢沿いの道ながら、生不動尊を過ぎるとつづら折りの急登となり、「ハイキングコース」のカンバンに似つかわしくないロープ・クサリ交じりの斜面に喘ぎながら、尾根道との合流点・熊ノ分岐到着。ここからは、木の間越しに残雪の袈裟丸〜皇海山〜日光連山や赤城の展望を楽しみながら、痩せた尾根道を進みます。「偽ピーク」に何度かぬか喜びしつつ、程なく仙人ヶ岳山頂着。ここまで登山口から約2時間弱、ほぼコースタイム通りで皆ホッと一息。ちょうど2週間後にトレランの大会があるらしく、予行練習?兼ねたトレランナーが結構な数やって来ます。
思い思いの昼食を賑やかに済ませ、後は楽しい尾根歩きで下るだけ、と元気に出発しますが、本日の核心部は熊ノ分岐先のルートでした。切り立ったヤセ尾根に歩きにくい岩と砂交じりの道、加えてこれでもか、と次々現れる小ピークのアップダウンに一行すっかり消耗、極めつけは「犬帰り」分岐先の外傾気味の6mクサリ降下ポイント。一人一人慎重に下りますが、不安の強いシニアメンバーや女性1名は小生の誘導で左の巻き道へ。こちらも結構な木段の急な上り下りで、男性陣数名は足が攣る事態に。リーダーの湿布治療のお陰で何とか歩行再開しますが、ここで大幅ペースダウン、比較的元気な前方組8名と後半7名の「分裂」状態に。
その後も尾根のアップダウンで悪戦苦闘するうち、午後2時46分を迎えますが、少し遅れて東方の眺望が開けた小ピークにて、被災地方向に向かい短時間ながら合掌。やっとの思いで猪子山に辿り着く頃には、既に下山開始から3時間経過、コースタイム大幅オーバー。1ピーク先まで進んでいる先行組との携帯通話も途切れがちで、山びこ風に「今行くぞ〜」「待ってるよー」と“オフライン”で声を掛け合います。タクシー手配の都合もあり、小生がバテ気味のメンバーの荷物を一部分担、「伝令役」として先行組に追い付くべくダッシュをかけます。もう一人の斥候役の方と共に猪子峠でようやく先発組に合流、まずは10人で先に下山、タクシーを2台呼んで日帰り温泉に向かい、うち1台に再度後発組を迎えに行ってもらう作戦に。
結局、帰路は往路の倍、4時間近くかかり岩切登山口に帰着。小俣駅近くの温泉旅館・東葉館で無事後発組とも合流でき、露天風呂でホッコリ入浴後、お待ち兼ねのプチ宴会。宿のマイクロでJRの時間に合わせ、駅まで送っていただける段取りも付き、安心して出発時間ギリギリまで本日の反省兼ね、賑やかに夕食・歓談。終盤は「どうせ家に帰っても誰も待つ家族はいないし、明日も休みだからこのまま泊まってくか」と沈没寸前のメンバーも現れ、若干ハラハラしますが、宿のスタッフ各位の見送りも頂き、無事小俣駅に移動。ほとんどのメンバーは両毛線で小山へ、そのままJRで帰途に付かれますが、小生は帰路も交通費節約で足利駅にて下車。一行に別れを告げ、酔い醒ましの風を感じながら朝渡った渡良瀬川を再び越え、約1km先の東武足利市から各駅停車で帰途につきました。
このところ孤独な足跡繋ぎの山旅が続いていましたが、今回は久々のグループ山行、標高500-600m前後の低山の割には高度感あるヤセ尾根の登降と好展望を楽しむことができ、大いに満足でした。タクシー相乗りや昼食時のおかずや・デザートのおすそ分け、下山後の宴会など、グループツアーならではのメリット・お楽しみも十分で、たまにはこうした賑やかなハイキングも悪くない、と感じた次第です。
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