白山(GW近畿北陸山行6/7)


- GPS
- 34:45
- 距離
- 52.0km
- 登り
- 3,350m
- 下り
- 3,353m
コースタイム
- 山行
- 10:17
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 12:11
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 6:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
県道33号線 途中落石有 別当出合手前1kmあたりから残雪 別当谷の吊り橋は踏み板が外されている。 アイゼンは使用せず |
写真
感想
今回山行の最大のヤマ場。白山。この時期の白山は雪たっぷりで、山スキーが楽
しめるらしいという情報だが、問題はアプローチで、夏場は市ノ瀬か、別当出合
まで入れるのに、まだ除雪が進まないのと、落石等で道路が荒れているので、通
行止めになっている。
しかし、ここを自転車で走破して日帰りでスキーをしてしまうというのを見て、
もしかしたらやれるかもと思ってしまったのが運のつきだった。震災後、自転車
が欲しいと思っていたので、これ幸いと折り畳みのMTBもどきを注文、車中泊
のスペースを削って、ずっと窮屈な思いをしながらここまで運んできたのはこの
日のためだった。
白峰温泉のゲートの近くの駐車スペースに停めて、自転車を組立て早寝。早朝3
時、スキーを自転車にセットして出発。ところが、しばらく走って忘れ物に気が
付いて慌てて戻る。今度こそと出発するも、またまた忘れ物。仕方なく戻って、
3度目の正直でようやく出発。1時間もロスしてしまった。
自転車が届いたのがGW直前だったので、変速機とブレーキの調整しかできず、
乗り回す暇もなかったのも誤算だった。サドルが固くて、段々とペダルをこぐの
が苦痛になったきた。さらに、この道は結構登りがきついところがあり、何度も
下りて押す羽目に。
それでも何とか市ノ瀬まで到着。ここで朝食のおにぎりを頬張る。さらに、ここ
からの急坂を別当出合に向けて自転車を押して行くと、とうとう道路を覆う雪に
進路を阻まれた。その付近にはすでに自転車数台がデポされている。スキーを下
して兼用靴に履き替え、スニーカーをビニール袋に入れて自転車をロック。
シールを装着しようかと思ったが、ザックにセットして歩き出す。そんなわけで
別当出合には、予定より大幅に遅れて到着。さらに、ここでも誤算。プラティパ
スのリザーバも忘れていて、さらにハイドレーションパックの残りも少なくなっ
ていた。休憩所の中を探すとアクエリアスの空のペットボトル。
仕方がないのでこれに雪解け水をくんで水補給。それと、念のために持ってきた
アイゼンとピッケルだが、使う場面がなさそうなので軽量化のためにデポしてい
くことにして、ようやく砂防新道に向けて出発。
最初の難所の吊り橋。情報通り、踏み板が外してあるが、ワイヤーロープをしっ
かり掴んで、本体の骨組みを慎重に渡る。ここから岩場の急登を登りきると、後
は緩斜面の登りが続く。シール登高をするが、途中の急登で登りきれずに担ぐ。
日差しが強くて木陰が恋しい。全くペースが上がらない。
それでも何とか室堂平に上がって山頂が見えてきたが、すでに15時を回ってお
り、山頂まで行って滑っておりたら夜になるのは確実だし、何よりも体力が限界
に近かった。そこで、日帰りは諦めて室堂に泊まることにしてチェックイン。
夜になるとかなり冷えてきたが、アルファ米の夕食と焼酎のワンカップで朝まで
ぐっすりだった。翌朝はさらに寒かったが、カップラーメンと雑炊で温まって、
ゆっくり準備をして、山頂へ。御前峰へ直登するルートはきつそうだったので、
回り込んで、スキーをデポして御前峰へ。
スキーヤーが一人上がってきたが、すぐに滑って行ってしまった。後から考えた
ら、あのyasuhiroさんだったような。特徴的なノーズガードのサングラスをかけ
ていたので、たぶん間違いないと思うのだが。
スキーまで戻って、いよいよ滑降開始。硬めの斜面を慎重に下って室堂へ。その
まま、砂防新道のルートに沿って気持ちよく滑降していく。あっという間に別当
谷まで戻って吊り橋を渡り、デポ品を回収して、お世話になったペットボトルを
返して、片シールでやっと自転車まで戻る。自転車は無事だった。
市ノ瀬までは気持ちの良いダウンヒル。その後も快調に飛ばして白峰のゲートに
到着して、長かった山行終了。
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