朝日連峰 2017年 紅葉祭り開幕
- GPS
- 80:00
- 距離
- 52.0km
- 登り
- 4,101m
- 下り
- 4,357m
コースタイム
- 山行
- 9:50
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 10:10
- 山行
- 3:10
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 3:30
- 山行
- 8:30
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 9:20
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 9:50
私の持っている山と高原地図2011年版には登山道が書かれていませんが、最近の山と高原地図には破線でルートが書かれてありました。
晴れていれば、違った角度からの展望を楽しみことが出来る良い山だと思います。
私の個人的な感想ですが、朝日鉱泉からのピストンがおすすめです。
黒鴨温泉からかなり荒れた林道を車で入ることが出来れば山頂から約1時間30分。
歩きの場合は、登山道を歩いている時間より林道歩きのほうが長くなってしまいます。
そんな理由から朝日鉱泉からが良いと思いました。
天候 | 1日目 曇り 2日目 雨 3日目 快晴 4日目 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
東京から夜行バスで寒河江営業所。そこから天狗登山口(南俣沢)までタクシー約1時間(13470円) 帰り 黒鴨温泉からタクシーで長井線荒砥駅まで(約15分 約2500円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・二ッ石尾根は痩せた尾根の部分もあるので注意 ・頭殿山からの下山の林道で苔むした路面は滑るので危険 |
その他周辺情報 | 鳥原小屋の管理人さんやタクシーの運転手さんの話しでは、黒鴨温泉は民宿のような小さな温泉なので、事前に電話で入浴できるか確認したほうが良いとのことです。(温泉自体は入っていないので情報なし) |
写真
感想
1日目
東京から夜行バスとタクシーを利用して天狗登山口まで入りました。
当初の計画ではのんびり、初日は天狗小屋に泊まり2日目は二ツ石尾根をのんびり登り狐穴小屋宿泊の予定でした。
しかし、天気予報では10月7日は天候が悪いということなので初日に狐穴小屋まで足を伸ばすことになりました。
狐穴小屋は貸し切りかと思われましたが、宿泊者は13名ほどでした。1Fに寝床を確保して20時頃就寝。
2日目
朝起きるとシトシト雨が降っています。出発組と停滞組とそれぞれの目的地へ向かいます。
新築された以東小屋がどうしても気になるので、モコモコさんを置いて一人で雨が弱くなった隙に以東岳へ行きました。以東小屋では管理人さんに小屋の説明を20分ほどお聞きすることができました。ありがとうございました。
帰りも一人です。誰にも会いません。小屋に戻ると管理人の安達さんがいらっしゃいました。5月のお礼を申し上げることができました。
16時頃女性2Pと男性2Pが到着して本日は打ち止め。結局宿泊者は9名。
皆さんで居酒屋のような状態になり色々話し込んで夜は更けていきました。
御一緒方、ありがとうございます。
3日目
朝起きると少しがガスっていましたが、快晴になりました。
名残惜しいですが、安達さんとお別れです。また5月の再会を祈って。お世話になりました。ありがとうございます。
次なる目的地、竜門小屋を目指します。途中の寒江山の登りでうれしい再会がありました。
snafkinさんを先頭に、山楽番さん御夫妻、パノラマ写真で見る日本百名山のfukaさん。聞きたいことやお話したいことがたくさんあったのですが、またの再会を楽しみにお別れです。
気持ちも嬉しくなり、足取り軽く竜門小屋に到着です。ここでは管理人の石川さんとmaki2015さんに再会することができました。大変貴重なお話をお聞きし、驚愕と感動の嵐です。ジックリ休憩することが出来ました。頭殿山の情報助かりました。
さて元気をもらって、紅葉街道朝日連峰をグイグイと進んで大朝日小屋に到着。
大賑わいの大朝日小屋はスルーして、銀玉水で冷たい水を補給してゆっくり休憩
をとって小朝日岳の登りに備えます。この間も大朝日小屋へ宿泊するであろう人が続々と登ってきます。
小朝日岳の登りは憎たらしい登りですが、紅葉はとても絵になります。
やっとのことで小朝日岳に到着。一気に急斜面を下って、たまにロープを掴んでグイグイと下ればなだらかな道になり、紅葉ロードを緩やかに上れば鳥原山に到着。
そこから30分ほど懸けてようやく鳥原小屋に到着。管理人さんにご挨拶。若い管理人さんMさんとKさんのお二人で管理しているようです。
この日の鳥原小屋は宿泊者10名ほど。稜線の小屋は大混雑と思われるので、天と地の違いでしょうか。
鳥原小屋は、管理人さんが居るときは自家発電で小屋に明りが着き、小屋前の水場(ポンプアップ)が利用できます。(実際の水場も歩いて3〜4分ほどかな。)
狐穴小屋で一緒だった、Yさんと3人で夕食を囲み朝日連峰最後の夜は更けていきました。
4日目
鳥原小屋から朝日鉱泉へのルートは初めてです。小屋の近くの池塘と紅葉がマッチして素晴らしいです。
途中の渡渉点までは歩きやすい下り、そこから尾根を登り返して伸びやかな尾根歩きが長く感じました。沢音が聞こえる頃、急な下りを終えれば中ツル尾根の分岐に到着。
吊り橋までの途中に弘法の水場があり生き返ります。吊り橋を渡って、ちょいと登れば朝日鉱泉。ちょうど管理人さんがいらしたので頭殿山の登山口を聞くことができました。朝日鉱泉から林道を400m先に進んだところに登山口がありました。
最初は杉の植林地のブル道をジグザクに上り、標高700m辺りから本格的な登りに入りました。ブナ林の中を登ると途中沢を横切るので、水を得ることができました。水場から20分ほどで朝日町と白鷹町の稜線に到着。ちょうど刈り払いされて、そこが展望台となっていました。
緩やかな稜線を登ると頭殿山に到着。上部はガスに覆われており、残念ながら大朝日岳は見られません。天候の良いときは素晴らしい眺めになることは間違いなしです。良い山でした。
山頂を去り、黒鴨温泉へ向けての下りに入ります。最初は急で尻餅をついてしまいました。一気に下り痩せ気味の尾根道を通過すると、延々とトラバースの道となります。道は全体的にはっきりしていました。鳥取場と名のついた尖山との分岐から緩やかな下りで樹林帯を進むと林道終点。山頂から林道終点までは1時間20ほど。
林道の舗装されている部分はとても滑るので注意が必要。何度もすっ転びそうになりました。
我慢の下りでやっとのこと黒鴨温泉に着きました。
今シーズン3度目となる朝日連峰でしたが、何度通っても飽きることはありません。
素晴らしい紅葉と、出会いと再会、新たなルートの発見とてんこ盛りの山旅でした。
出会った皆様に感謝、小屋を管理している方々にありがとうございました。
コメント
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yamamokomokoさん、お疲れさまでした
寒江山下でスライドした際、その日は鳥原小屋泊と伺って、混雑を避けた賢明な計画と思ったのですが、そこから朝陽鉱泉に下山したら、、、ん?普通のルートだなぁ?
お二人がそんな普通のルートで終わる訳が無い
と思ったら、頭殿山を超えて白鷹へ抜けられたのですね! こんな道があるなんて、MK2さんは知ってたそうですが、私はまったく知りませんでした!でも、私は行きませんよ、950m急降下なんて
で、なんて読むんでしょうか? ずでんやま、じゃないですよね、きっと
snafkin さん、こんばんは!
「頭殿山」は「とうどのやま」と読むそうです。
私も無積雪期に登れる山だとは知りませんでした。
モコモコさんが研究熱心というか仕事?プランナーなので探し出してくれました。
>私は行きませんよ、950m急降下なんて
標高差500mほどは林道なのですが、ただの林道ではなく苔むしたツルツル路面の罠があり、何度も奇声を上げて下りました。
粟畑手前(直下)の石畳を彷彿とさせます。
maki2015さんは、さすがですね。
今回ガスで拝めなかった大朝日岳の展望が良いというので是非、山モコの無念を晴らしてください。
yamamokomokoさん お久しぶりでした。
小屋でお話が出来て嬉しかったです。
snafkinさんの言う「ずでんやま」
山頂から大朝日が見れなくてちょっぴり残念でしたね。
今回歩かれた朝日鉱泉から黒鴨温泉の道は、
自動車が一般的になるまでは、
朝日連峰登山のメインルートだったと聞いています。
maki2015さん、こんばんは!
こちらこそ、楽しい貴重なお話を聞くことが出来て
とても良き時間を過ごさせていただきました。
maki2015さんは「とうどのやま」ご存じだったのですね。
さすがです。
我々はただ山に登っただけで歴史は背景が全く知りませんでした。
帰宅してから、本棚をふと見ると「山形県の山」という古い本がありましたので開いてみましたら「とうどのやま」が歴史ある山だと知りました。
>自動車が一般的になるまでは、
朝日連峰登山のメインルートだったと聞いています。
下山途中に石仏、草木塔などがあり、その理由がようやく合点しました。
ますます朝日連峰が好きになりそうです。
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