孤独の稲含山☆野上ルートから黒内山経由
- GPS
- 06:20
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,558m
- 下り
- 1,548m
コースタイム
- 山行
- 5:13
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 6:21
天候 | 快晴、気温高し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下仁田CCの方へ。細い路地を抜けて、県道193号線に出て右折。 野上チップ工業の看板の脇に「稲含山登山口」の擦り切れた看板あり。 案内の指示する方へ。野上チップ工業を過ぎると、ダート林道。 未舗装とはいえ、よく整備されている。枝の張り出しや深い溝なし。 林道終点が登山口。広場になってるので、数台程度なら止められる。 正式に駐車場かどうかは不明。トイレなど一切なし。 稲含山の正式な駐車場は、野上チップ工業の300mくらい手前に、 「稲含山臨時駐車場」というのがあったけども、枯れ草ボーボーで、とても車を止められる状況ではない。掲載の写真参照。 今回、立沢川ダムの前にある緑地駐車場から歩いたけども、林道終点に止めたほうがよいと思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道終点からの野上ルートは、手持ちの高原地図には、記載がありません。 手書きの看板は随所に出てくるし、登山道は西上州エリアでは、実線ルートで表記してもよいような感じがしなくもないですが、なんの案内もない分岐や林業作業道が交錯し、どこへ続いているのか知れない薄い踏み跡、縦横に走るケモノ道、聞いたこともない峠、あさってのほうについているテープも散見されます。まあ、総合的に判断して、やっぱり破線ルートですね。テープは何かの作業用と思いますので、藪に深入りしすぎないように注意が必要です。 登りで通っている黒内山への登路はバリエーションルートです。左手に見える車道に下りずに、尾根を直登しますが、山頂付近は急斜面の藪。山頂から先も整備された登山道はありませんが、ピンクテープが出てきます。 駐車場が見えたら、あとはハイキングコースです。特に山頂周辺は、ここが西上州であることを忘れそうになるくらいに、崖にはことごとくフェンスが設置され、誰が掴むのかと思うようなところに鎖が設置されていました。ただし、神の池に下りていく道は、一部、西上州らしさを味わわせてくれる素晴らしい道でした。つまり、少々、危ない。 |
その他周辺情報 | ▼食事 ○一番 11.30-14.00 17.00-19.30 無休?不定休? Pなし 群馬県甘楽郡下仁田町下仁田362 0274-82-2594 ※駐車場無いので、近くの観光駐車場(無料)に止める。 ○すき焼きコロムビア(参考)一番の隣、Pなし 12.00-14.00 17.00-20.00 だいたい月休と店主に確認済み 群馬県甘楽郡下仁田町下仁田362 0274-82-3128 ▼稲含山バッジ ネット以外で販売している店舗は見つからず。 |
写真
装備
個人装備 |
水650ml
食料
行動食
非常食
防寒着
カッパ
滑り止め付軍手
ワークマンパンツ
ヘッドライト
懐中電灯
医薬品
他
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感想
稲含山(いなふくみやま)は、関東百名山、日本百低山、ぐんま百名山に選出されています。山頂からの眺望に優れ、360度、視界を遮るものがありません。しかし、山頂近くまで伸びた林道がアクセスを容易にしてしまっており、駐車場から1時間足らずで山頂に立ててしまうお気軽な山。なので、今の今まで興味が掻き立てられることなく、登らずにいました。しかし。なにげなくヤマプラを眺めていたら、野上ルートなる魅惑の登山道があることを知る。破線ルートで表示されていた。ヤマレコで検索しても野上ルートを通る過去レコは調べた限りは3件のみ。これだけ毎日、膨大なレコが公開されるヤマレコ15周年を経ても3件。1日に同じ山のレコが何件も公開されるというに。15年間でたったの3件。これで、やっと稲含山に登りたいと思うことができた。先人のレコを参考にさせていただき、野上ルートから稲含山に登ることにしました。野上ルートはだいぶ孤独ですけども、山頂周辺はかなり孤独ではありません。
どこに車を止めるか悩みましたけども、結論として林道終点に置けばよかったです。あんなに立派な広場なら。で。その先、比較的、登山道はしっかりしているものの、分岐が多い。しかも、案内無しの。右手にネットがあるところは、草ぼーぼー。踏み跡は比較的明瞭でテープもある。一か所、行く手に巨大な崩壊地があるので、山側にう回路が付けられている。
この辺りで、動物の白骨を2体見る。1体は小型で骨がばらばらに散乱。もう1体は中型で頭部と背骨のみ。四肢は見当たらなかった。いずれも、何の動物だったのかは分からない。ネットに絡まって身動きがとれなくなり、ここで命が無くなるまで時を過ごしたのだろう。有害鳥獣の侵入を防ぐためのモノなのだろうけども、ナイロンネットの一部が咬み切られた痕を見ると、渾身の力で脱出を試みたけどもダメだったのか。気の毒な気がしないでもない。薄れゆく意識の中で何を思ったんだろうなあ。ニンゲンとて山中で身動きが取れなくなったら、同じ運命となる可能性は十分にある。まして、バリエーションルートであるなら、なおさらのこと。身が引き締まる思いだった。
枯草地帯を抜けると、杉木立の中の踏み跡をたどる。横見峠への分岐を見送って尾根に出て、快適な尾根歩き。無名の四等三角点峰の直下を通り、車道に下りずに尾根を進み、黒内山を目指す。岩にマーキングがあるようなないような。何のマーキングだか。ほぼ藪状態。最初、薄いけど、山頂近くなると濃くなる。この時期、葉っぱが落ちてるから、まだよかったけど。黒内山からは、このエリア特有の怪しげなテープが出てきて、駐車場に止まってる車が見えたら、あとは一般登山道。西上州であることをわすれてしまいそうになるくらいに、フェンスや鎖、階段が過剰に設置されている。山頂は360度の大展望だった。このところ、登山中に他の登山者を見かけることがなかったが、駐車場から山頂までの間で7人くらい見た。くだりは神の池園地を経由して、林道を少々歩き、宮城の看板に従って、野上ルートに戻りました。
下山後は。近くの温泉は全て入ってしまったので、温泉はなし。食事だけして帰ります。道の駅で、しもねぎ1.5kg、こんにゃくを5.5kgを購入し、さらに、Aコープしもにたで、しもねぎ等下仁田の名産品をこれでもかと買い込み、いざ、すき焼きコロムビアへ。そう、当初はコロムビアへ行く予定だった。すき焼きコロムビア。なんちゅうネーミングだ。下仁田特産の葱とこんにゃくが入り、この辺りでは、すき焼きに豚肉を入れるのが一般的という。実にそそるじゃないか。しかし、休みだった。主人らしき人に訊いたら、だいたい月休らしい。日曜日は遅くまで営業しているから、月曜日が休みになることが多いと。ま、次回にでも。
というわけで。コロムビアのすぐ隣にある一番に行くことにした。元々そういう予定だった。どちらかにと。コロムビアも一番もテレビドラマ「孤独のグルメ」に出てきた店。いつか両方とも行くつもりだった。で。この日は一番。すっげ、裏路地にありました。ダシがとれそうな渋い色合いの暖簾に、これでもかと営業中をアピールしたどでかい板看板。煌びやかさとは無縁の電飾看板に、入口脇の目障りな電柱。室外機の横に無造作に置かれた配達用のスーパーカブはキャブレター仕様か。何年、乗ってるのか、ちょっとうかがい知れない。ドラマのセットそのものか。わざと昭和感を出しているのか、いつものままなのか。この雰囲気を人工的に作り出そうものなら、それはアートだ。まるで平成という時代が無かったかのように、無修正の昭和カタルシスがブツ切りにされて押し並べられている(←褒めてます)。
17時の営業開始に行って一番乗り。店内の雰囲気も外観から推測できるそのもの。いやあ、いいね。換気のために開け放たれた窓から寒気が入ってきて寒かったけど。劇中で井之頭五郎氏が注文したのと同じ、タンメンと餃子を注文。けっこう、ミーハーな私。しかし、この店の代表料理はタンメンと餃子。餃子は下仁田ねぎが入ってるらしい。にんにくの味のほうが強くて、しもねぎ感はあまり感じなかったけど。タンメン大盛りを頼んだら、すげぇボリューム。いろんな味の沁み込んだフライパンできっちり炒めた中華大衆食堂の味がする野菜がこれでもかとてんこ盛り。餃子と合わせて¥1200。わざとらしい食レポはうまくできないので、一言。タンメンと餃子の形をしたシアワセに、胃袋が癒されました。餃子はサプリメントだ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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ネギ買いたいわ〜ネギ買いに行こうかなーあーでも下仁田ネギとか買って帰ったら、群馬に行った事がバレるよねー(行ってないけど。)あーでも下仁田ネギですき焼きしたいなーwww
yoko13さん、コメントありがとうございました。
いたか。シモネギのトリコ。
一度食べたら病みつきになります。でも、値上げしたっぽい。
今度は、JAの特産館にでも行ってみることにするかな。
シモネギで、すき焼きは贅沢の極みですなあ。
今度、やってみよ。へへへ。なにしろ、たっぷりあるから。
ごろ〜♪ごろ〜♪
い・の・が・し・ら フー
孤独のグルメファンとしては見逃せないレコではないですか?
深夜放送なので録画で拝見し、その両店ともに知っていました。
毎回、松重豊さんが美味しそうに食べられるので気持ちが満たされるのですよ。
そして役者の力量を改めて感じるのです。
さぞ美味しかったことでしょう。
そうだと思います。
餃子を頬張る、タンメンをはふはふするmogさんが羨ましいです。
mermaidさん、コメントありがとうございました。
いたか。コドグルのトリコ。
東京テレビなのに、そちらでもやってるんですねえ。
しかも、両店ともご存じとは。相当、見てますね。
ほんと、うまそうに食べますよね。この方。
一番の回では、餃子を酢多めで食べてました。
自分も同じようにすればよかった。
さらには、カウンターの同じ場所に座ればよかったと、後で後悔してます。
セリフもいいです。毎回、うまいの一言。
味がどうのなんて、言葉で説明するのは、限界があります。
博識の舌先で御託や蘊蓄を並べられても、全く味が伝わってきませんし、うまそうにも見えないし、食べたくもならない。
表現者の人間力によるところが大きいというのが、このドラマを見ていると感じます。
値段の高いモノはおいしくて当たり前。
安くておいしいものをたくさん食べる。
テーマがはっきりしてて、好感持てます。
高級な店で高級なものを食べて、おいしい。面白くもなんともないですね。
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