台風一過後の快晴!北穂高岳×2と北穂〜涸沢岳(まったりテン泊)
- GPS
- --:--
- 距離
- 35.6km
- 登り
- 2,543m
- 下り
- 2,539m
コースタイム
天候 | 9/22(木)霧一時雨、9/23(金)晴のち小雨一時霰、9/24(土)快晴、9/25(日)晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
「北穂高岳〜涸沢岳」以外は危険箇所なし。 「北穂高岳〜涸沢岳」間は、一部高度感ある岩場&鎖&ハシゴ。涸沢槍付近の岩が脆い。 |
写真
感想
9月の2回の3連休に繋げて有休を取ろうと思ったが、
妻と予定の合うのが22日しかなく、そこで2人とも申請していたところ、
なんと台風が!
前日21日は台風が直撃し、東京は震災以来の電車が不通状態で妻は会社から帰ってこられず、ようやっと深夜に帰宅。
台風が過ぎ去ったとしても登山道とかアクセスにも影響があるだろうし、もう明日は有休返上して普通に出社するかと思い、寝るが、朝、やはり晴れ渡っている〜。
とりあえず会社は予定どおり休み、情報収集。
大体、東名は通行止だし、南アはアクセスだめそう。
中房線も上高地線も通行止だったが、解除された。
元々テン泊の準備していたし、いつも土日で駆け足登山している槍穂に
テン泊でゆっくりのんびりしてくるか。台風の影響も少なそうだし。
もう20回は行っているところだけど、ま、それも良し。
ところが、中央道を走っているときに妻が「ニットキャップ忘れた!」と宣う。
この時期、アルプスのテン泊では必須。幸い、いつもと違って真昼間でお店が開いている時間に松本を通るので、カモシカスポーツに寄り道してニットキャップ購入。
そんなこんなで上高地に着いたのは14時過ぎ。しかも、また雨降り出した〜。
徳沢あるいは横尾までだな、今日は。
ということで、横尾にテントを張る。皆さん梓川の増水を懸念して、川から一番離れた小屋側にたくさん張られていた。(それでも、合計20張程度?と少なかった)夜はめちゃくちゃ冷え込んだ。横尾でこんなに冷えたなら上はもう冬の気温だろう。
翌朝、凍りついたテントの撤収が寒い。まだ行き先を迷うが、(妻は久しぶりの槍穂縦走したいといっていたが)とりあえず涸沢に向かうことに。
涸沢は晴れ渡っていた。さあ、ここからどうする?上でテン泊しようと思っていたが、昨日の横尾の冷え具合からすると、稜線上に張るより涸沢で張りたい。ということでさっき横尾で撤収したばかりのテントを張り、北穂〜奥穂を回ることにする。
なんだかんだでしょっちゅうテン泊している涸沢であるが、前回から3年位ここに
テント張っていないな〜。最近、ここは人が増えすぎたので敬遠していたし。
さて、テント張ったし、北穂へ向かう。北穂も、もう10回目であるが、無雪期であれば涸沢から1時間半がいつものタイム。今日は人が全然いないので気分よく登頂。いつも通り1時間半で登る。
残念ながら飛騨側からガスが上がってきてしまったが、槍方面は辛うじて望める。
まだ10時半だからランチはやっていないと思ったが、連休初日だからか?もうやっていた。ここで食べたカルビ丼(800円)はとても美味しかった。
さて、時間もあるから奥穂方面へ向かいますか。岩場・鎖のルート。ここも何度も通っているが、今日は人が少なく、落石の心配も少ないので気持ちよく歩けた。
しかし、それでも涸沢槍から下りてきた人が、「上から下りてくる人が二度も落石をしてきて危うく避けたので気をつけた方がいいですよ」とおっしゃるし、この先のところはどのみちすれ違いは出来ないところなので、くだんの落石させた?男性が通過してくるのを待ってから登る。ここは岩が脆いから。涸沢岳の上はもうガスに巻かれており真っ白。しかし、ここの梯子、新しくなったな。年々整備が進んでいると思う。鎖も新しいものに架け変わっていた。
穂高岳山荘に下り、ホットカルピスを飲む。しかし、物凄い人が!
さらに下からどんどんと途切れなく登ってくる。今日は混むんだろうなあ・・。
涸沢に下りるが、登ってくる人が多すぎて全然進めない。
いつものとおり涸沢小屋でソフトを食べる。ドジ妻が、一口食べたところで落としたが、小屋の方が新しいものを持ってきてくれた。スミマセン!
テントに戻るが、さらに冷えてきた。
数年前、体育の日の連休にここでテント張ってものすごい雪となったが、あの再来か?霰や雪も降ってきた。テントもものすごい数に増えていた。
防寒対策バッチリとして寝る。
しかし、ペラペラのツェルトのみ(しかも立てずに布を被っているだけ)の人もいて、大丈夫かとひとごとながら心配。
朝、起きてみたらテントはバリバリに凍っていた。
しかし、良い天気!
本当はこのまま下山するかと思っていたが、この快晴の天気でまだ1日予備日もあるし、ということ、妻が再度「北穂行って来ようか!」と提案。
えっ、昨日行ったばかりじゃと思ったが、まあ1時間半あれば登れるし、帰ろうと思えばその後帰れるけど、無理せず久しぶりに徳澤にテント張って、明日朝帰ってもいいし、そっちの方が渋滞に遭わないであろうとそうすることに。
そう決めたので、朝ごはんをゆっくりテントで食べて、輝く峰峰を見ながら登る。
案の定、今日の北穂は快晴!
こんな快晴の北穂は、10回登頂しているがこれまでで一番かな?晴れているときは3〜4回あったが、曇天率高かった。
今日は、昨日とは違い、白山から北ア、南ア、富士山、等々、360度の大パノラマ。どこを歩いている人も皆、大満足に違いない。何度見てもよい景色。
コーヒーを飲んでまったりと景色を満喫し、ものすごい数の登山者を待ちながらゆっくり下山にかかる。それにしても途切れ目なく登ってくるな〜。大人気だなこりゃ。
涸沢に下り、人が多いからパノラマコースから下りたいと妻は言っていたが、ここも何回か行っているが屏風のコルまでが登りになるし、徳澤に下りる道も滑りやすい石ゴロがあり、まだ全然紅葉もしていないので、却下。普通に本谷に下りる。
徳澤は、元牧場跡地という広いところ。いつも通過してしまうからここに張るのは久しぶり。まったりしたリゾート気分が味わえる。
テント受付に行った妻が、徳澤園の「岩魚定食(1500円)」を食べたいといっていたので、注文することに。(完全予約制です)
岩魚は小ぶりだったが美味しかった。
それにしても、日が沈んで真っ暗になってからも続々と下山者が上高地方面へ向かっていったのには驚き。
翌朝もやはり寒かったが、朝の景色を満喫しながら帰宅。
もうあきれるほど何度も来ている場所であるが、天気に恵まれればやはり良いところ。いつも土日の2日間で駆け足登山しているところを、今回は超のんびりしてみた。(2日連続で涸沢〜北穂を登る人もあまりいないと思うが・・・)
たまにはまったり登山もいいものだ。
いや〜、北穂をダブルでやっちゃいましたか!
横尾・徳沢でのテント泊も交えるとまったり登山って聞こえますが、
北穂連荘も含めると決してまったりではございません。
それに幾ら軽い装備と云っても、
涸沢〜北穂1時間半ってかなり早いんじゃないですか?
台風通過翌朝に出かけられたのは立派です。
もっともちゃんと調べから出かけられたのですから無茶はないですね。
それにしても寒かったですね、あっと云う間に冬が近づいたって感じです。
私も今季初めてウールの手袋をはめて歩き出した程でした。
北ア・南アもあと僅かでクローズ、その後はどちらに行かれますか?
素早いコメ、ありがとうございます
今回は、珍しくレポアップが遅くなりました。
妻が帰宅翌日から関西出張してしまっていたもんですから、なにかと片付け等があり・・・
本当に一気に冬ですね。
我々は、アルプスシーズンが終わると八ツや奥多摩・奥秩父に移行するのが常です。
同じとこばっかり何度も行ってしまうので、特に最近は新規開拓してないことおびただしくなってます。(何しろ、今年に入ってからほぼ毎週山に行っているにも拘わらず、新規は、餓鬼・唐沢のみという・・)
意外に中央線沿線の山はそんなに行っていないので、行ってみようかな?雁が腹摺山とか?
どこか良いところがありましたら、ぜひ教えていただければと思います
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