高洞山 −駅前登山−

2018年02月03日(土) [日帰り]

• GPS: 02:15
• 距離: 4.3km
• 登り: 328m
• 下り: 327m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:50
• 休憩: 0:23
• 合計: 2:13

11:42 上米内駅
12:53 13:15 高洞山
13:53 13:54 上米内駅
13:55 ゴール地点

天候

曇りのち雪

アクセス

利用交通機関：

自家用車

山田線上米内駅のすぐそばに登山口があります。自家用車の場合、駅の駐車場をお借りする形になりますが利用者の邪魔にならないように注意。
本数が少ないのが難点ですが、東北では珍しく鉄道でアクセスできる山でもあります。

コース状況／危険箇所等

危険箇所はありませんが、駅から登山口へ行くために線路を渡る必要があります。以前は駅員さんに断って駅の場内踏切を渡っていたようなのですが、この踏切が廃止（休止？）されたようで、JR側の態度が「許可」から「黙認」に変わったようです。安全をよく確認のうえ自己責任で線路を渡りましょう。

その他周辺情報

盛岡市内まで出れば日帰り入浴施設があります。

写真

民家の脇にある登山道。駅から徒歩30秒！
一部で有名な番犬君がお出迎えしてくれます。噂に違わず思いっきり吠えられました（笑

始めは林道歩きになります。雪の上に一対のトラックが刻まれています。降雪後に車で乗り入れた模様。チャレンジャーだなぁ。

しばらく行くと林道は二股に分かれます。どちらへ行っても再び合流するのでお好みでどうぞ。私は今回は左側へ行ってみることにします。

林道は再び分岐しますが、道標が設置してあります。ここは右へ。

林道を道なりに詰めて行くと、やがて終点になります。
車の轍はここまで続いていました。転回できるのはせいぜい1台。

林道終点から先は一筋の頼りない山道となります。随所にピンクテープがありますが、一部山頂ではない方向へ誘導するものもあるので注意が必要。

いずれ中居沢を詰め上げるのが正しいコースなので、沢筋から離れる方向へ誘導するテープはまやかしです。
本日の核心部は沢底の倒木を越えて行くことでした。跨ぐに高く、くぐるに低いというね。

わずかですが水の流れがあります。

水場？
浄水場があるような場所にある水ですから美味しいのかも。飲みませんでしたが…。

沢の源頭部をよじ登っていきます。結構な急斜面。
こわ坂という名札がかかっていますね。

ところどころにロープが設置されています。今日は積もった雪を足がかりに登っているのでロープは必要ありませんでした。

登山道とけもの道が交差しています。一匹、二匹が歩いた感じじゃない、とても明瞭なけもの道が着いていました。ここは獣たちのメインストリートなんですね。

「熊の爪痕」と書かれた標識が…。他にも「熊に注意」とか「熊多し」とか、あちこちに注意喚起のプレートが立っています。ま、岩手県内どこへ行ってもクマだらけなので別段驚きませんが、人里に近いだけに人馴れしたクマと遭遇する危険性があります。

沢の源頭部を登り詰めるとなめこ平という鞍部に出ます。
ここはちょっとした広場になっていますが特に眺望などはありません。

なめこ平から山頂までは「ざんげ坂」と名の付いた急な坂道を登って行きます。里山らしくダイレクトな直登登山道となっています。

木の根や笹の葉の上にさっくりと雪が積もっています。登りは良かったんですが、下りではコレがトラップとなって発動。盛大にコケました…。

ざんげ坂を登り切ると山頂です。なめこ平から20分。すぐそこに見えていたのに意外と時間がかかりました。なかなか侮れない急坂でした。
山頂は岩手山の好展望地…だったはずなのですが、残念ながら我々が着いた時には岩手山は上半分が雲の中。
休憩している間に雪が降り始め、あっという間に何にも見えなくなってしまいました。

感想

ちゃってぃ

高洞山、初めて登ってきました。上米内駅の前をよく通るので眺めてはいましたが登る機会のなかった山です。
今年は盛岡も雪が多いので準備万端整えて登ったのですが、ここは山でもあまり雪が降らないのか終始ツボ足で歩く事ができ、持って行った装備はただのデットウェイトになりました(^^;
ま、訓練という事でね。
往復で2時間半程度で登ることができる小粒な山ですが、林道終点からは急登に次ぐ急登。なかなかあなどれません。駅直近の里山ですが、今まで見たことの無いような明瞭なけもの道が何本も走っているなど自然の豊かさが感じられます。
ずっと沢沿いを歩くので夏では虫が多そうかなとは思いますが、晩秋から初春にかけて、のんびり散策するのに良い山なのではないでしょうか。
コース中には要所要所に看板などが設置されピンクテープなども必要十分に設置されています。マイナーな山だけにもっと荒れた感じかなと思っていましたが整備されている方々に感謝です。「ゆいっこ上米内」の方々が整備されているようですね。