旭山から富士ノ塔へ

- GPS
- 04:25
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,529m
- 下り
- 1,525m
コースタイム
10:05朝日山観世音10:10
10:40旭山展望台10:45
12:40富士ノ塔12:50
14:10朝日山観世音
14:20平柴神社
歩行時間4時間15分
| 天候 | 薄曇り後晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
裾花川にかかる「相生橋」を渡り 平柴集落へ(途中に幾つか「朝日山観世音」の標識あり) 道細く、急勾配なので注意 集落のはずれに神社があり、脇に車が数台置けます 朝日山観世音の前にも数台の駐車余地あり ここまで車で入れます(雪道なので、冬用タイヤの車なら) |
| コース状況/ 危険箇所等 |
平柴神社から朝日山観世音まで車道とは別に 登山道あり、時間短縮できます 雪道で急坂(凍結している場合はアイゼンを着けた方が安全) この日は気温が上がったのでアイゼン不用でした 朝日山観世音の裏手から旭山まで積雪10僂ら15冂度 凍結個所なくアイゼンなしで大丈夫でした 富士ノ塔の真下まで車道がありますが 朝日山観世音の先で通行止めになっています 車道には車の通行した跡があり、途中まで除雪されていました 付近に住んでいる方が通行しているようです 熊の捕獲檻のある辺りから除雪されていず、積雪20〜30 峠まで車道を汗だくだくでひたすらラッセル 峠からほんの一息、雪に埋もれた石段を上がるとすぐに山頂 危険個所はありませんが、ラッセル交代要員がいた方が疲れないでしょう |
写真
感想
数日前から考えていた今日のテーマ
1 新年早々慌ただしく過ごしてしまったので、改めて朝日山観世音にお参りをすること
2 朝日山観世音から富士ノ塔には車で行けてしまうのですが、
この季節、車の通行に関係なく山歩きが楽しめそう
3 旭山からの市街地、根子岳の冬景色
予報では午後の方が晴れる確率が高いようです。
その晴れ間に期待して薄曇りの平柴神社から出発。
この神社を取り囲む大きな欅の木は、夏は涼しい木陰を作ります。
今はすっかり葉を落とし、薄暗かった境内は陽だまりの中にありました。
朝日山観世音は受験の神様、お参りする方が増える時期です。
今は亡き母も私の高校受験の折にはお参りしてくれたことを忘れることはできません。
母親の愛情を亡くなった今も、身近に感じます。
観音様に御無沙汰をお詫びし、無事を感謝しました。
お堂にはノートが備え付けられていて
参拝者がお願い事などを自由にノートに書き込んでいます。
随分遠方からお参りに来る方もいるようです。
知る人ぞ知る観音様なのですね。
清々しい気持ちで旭山山頂に立ちました。
足元に市街地を眺めるのは何度来ても嬉しいものです。
子供の小さな頃一緒に来た思い出もよみがえってきます。
思い出は常に共にあるものです。
写真を撮る方でしょうか、三脚を担いだ方が二人、
行き会ったのはそれだけでした。
山頂付近に新しい靴跡はなく
旭山、富士ノ塔の今日の訪問者は私一人だけだったかもしれません。
小鳥の沢山いる山です。
小鳥のさえずりがいつもとても賑やかなのも気に入っています。
快適な山歩きを期待して通行止めのロープを潜り抜け車道を歩きだします。
私のあてどない物思いが同時に始まります。
願うことは誰にも数え切れないほどにあるものなのだろうけれど
はたしてどれだけの願い事が叶えられるのでしょうか?
叶えられない願い事の方が多い人生を過ごしてきたものの
いつまでたっても願い事を絶つことはできないものです。
願うより、今の幸せに感謝すべきなのでしょうけれど。
次第に道路の雪が増えていきます。
遂に除雪の終点に来てしまいました。
引き返す気持ちは毛頭なく勇猛果敢に進みますが
交代要員のいないラッセルは疲れます。
カモシカさんのラッセルを利用しますが
なかなか思い通りに歩いてくれていません。
峠の東屋が視界に入ってきてからが長く辛いラッセルになりました。
汗を振り撒きながらの大苦戦ですが、
車道のラッセルに泣き言を言ってはいられません。
ようやくカーブミラーのある分岐です。
このまま車道を進んでも良かったのですが、
「平林」集落からの登山道が合流すると踏み跡があるかもしれないと思い
左に行きます。
思った通り、踏み跡がありました。
それを辿って山頂に着きましたが、思いの外時間がかかっていました。
それにしてもここからの眺望は素晴らしいものです。
西側に杉林があるので残念ながら北アルプスの眺望はないのですが
南と北に見渡せる山々は心をときめかせるのに十分です。
雪のない時期なら山頂まで五分足らず、
簡単に登れてしまって惜しい程の、隠れた展望の山です。
ずっと無風状態だったのですが、冷たい午後の風が吹き始めました。
晴れ間は徐々に広がり、天気は上り坂のようなのですが。
「登山は自分との戦い」本当にそう思います。
挫けそうになる自分と闘いながらなんとか山頂までラッセルしました。
自分のラッセルを頼りに帰途に着くのは気持ちの良いものです。
登山道や急斜面のラッセルならともかく
殆ど困難のない車道で嫌になっているなんて、ちょっと修行不足。
ですが大汗をかきましたので、定番の「湯―ぱれあ」に寄りました。
さっぱりしました。
来週も雪山で修行!?
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する

















富士ノ塔は小学校の遠足で、旭山は高校の合格発表の時に登りました。その時の険しい道は廃道になったようですね。
1枚目の写真を見て昭和通の交差点からビルの上にいつも見えていた旭山を思い出してしまいました。大学で長野を離れてからずっと愛知に住み、3年前に片親となった母を迎え帰省する家がなくなってしまいました。私の子の受験時も遠く離れた地からいつも母はお参りしていたようですから、長野ではこの時期に登る人が多いのでしょうね。
はじめまして、コメント有難うございます。
お読みいただいて嬉しいです。
地元におりますと、近すぎてなかなか登る機会がないのですが、ふっと気が向いた時、とても心の休まる山が身近にあることを最近恵まれていると思うようになりました。
cafemonさんは、子供の頃から旭山を眺めていらしたのですね。啄木の「故郷の山に向かいて言うことなし」の心境に浸られることがおありでしょうね。
お母様と一緒に温泉にでもいらした折には、近くの里山ですから、是非お立ち寄りください
昔の観音様への参道は崩れてしまい、随分前から通行できないようです。私も通ったことがありませんが、私の母はその道を通ってお参りをしてくれたようです。
時代が変わっても子を思う親の気持ちは変わらないものですね。
今年(2016)の冬は、
蚊里田温泉まで、つないでみたいと思いまーす。Ψ( ̄∇ ̄)Ψ
熊くん、寝てろぉ~♪
歩いた事がなく、立派な踏み跡があるのか興味津々
でも、熊さんを捕まえる檻が富士の塔に向かう林道脇のあちこちにあり、
相当数いるのかなと思うと、怖くて行かれません
先日の摺鉢山直下の藪漕ぎで、頼りの熊鈴もなくしてしまいましたし
情報お待ちしてます
そうそう
まだ行ってないんです
いつでも行けるというのが仇
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する