中山道（美濃赤坂-垂井）と文化遺産巡り

2018年11月18日(日) [日帰り]

• GPS: 08:30
• 距離: 26.9km
• 登り: 261m
• 下り: 236m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:31
• 休憩: 0:00
• 合計: 8:31

距離 26.9km 登り 261m 下り 249m

8:52 スタート地点
17:23 ゴール地点

08：52　美濃赤坂駅
10：20　金生山化石館
10：50　昼飯大塚古墳
12：30　美濃国分寺
14：20　垂井の道標
15：30　竹中氏陣屋
17：20　垂井駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

出発：JR美濃赤坂駅
到着：JR垂井駅

写真

11/18 8:40

JR岐阜駅から乗り大垣駅で下車する。
次に乗る美濃赤坂行きは3番ホーム…でも案内板が見当たらない。

11/18 8:39

駅員さんに聞こうとしたら、はるか向こうに電車が見えた。
今電車を降りたホームの一番端っこに美濃赤坂行きがポツンと止まっていた。

11/18 8:55

発車から6分で終点美濃赤坂駅に到着。
赤坂で産出される石灰石や大理石を運ぶ貨物線を利用したもの。この辺りは貨物駅の名残かな。
ここから赤坂宿へ。

11/18 9:01

御茶屋屋敷跡。中山道を通る将軍や大名をもてなした屋敷。
先日ネットで「文化遺産カード」の存在を知る。指定された文化遺産で写真を撮り、それを配布場所で見せるとカードが貰えるとのこと。ここがその一つなので写真をパチリ。

11/18 9:12

大垣市赤坂町。約半年前に訪れた谷汲巡礼街道との分岐点。ここから西へ向う。

11/18 9:13

矢橋家住宅。江戸末期に建築された町屋。「文化遺産カード」指定場所。
のちに大理石王として名をはせた矢橋家。この街道沿いで一番目立つ建物だった。

11/18 9:25

一旦、中山道をあとにして北の金生山にある明星輪寺へ向かう。「濃飛八景　金生山」という碑が立つ。

11/18 9:33

なかなか急な坂道をいく。ウォーキングをしている人が結構いた。快晴でお散歩日和。

11/18 9:34

途中で東を見ると濃尾平野が一望。遠くに金華山が見えた。

11/18 9:36

西側を見るとこちらは一転して石灰の採掘場。これはこれで迫力あり。右奥には伊吹山がみえた。

11/18 9:45

まずまずな急坂を登りきると明星輪寺に到着。ここも「文化遺産カード」指定場所。
「虚空蔵さん」として親しまれている。

11/18 9:53

岩壁には大きな虎が彫られていた。麓に住む人が毎日ここまで虎を彫りに登り、7年間かけて完成させたという。

11/18 10:02

来た道を下る。なかなかの勾配だけれど景色が気持ちよい。

11/18 9:32

山腹にある「金生山化石館」。
ここが文化遺産カードの配布場所になっており、先ほど撮影した写真を見せると3枚頂けた。

11/18 10:26

館内を見学。たくさんの化石が展示説明してある。
一つの石にこれほど大量の化石が出てくるとは驚きだった。地層のことや化石ができるメカニズムなど全く知らない分野だったので大変勉強になった。ある意味「文化遺産カード」のおかげかも。

11/18 10:41

中山道に戻って西へ向かう。
途中にあった踏切のあと。これも石灰を運んだ貨物線だったようだ。

11/18 10:51

「昼飯大塚遺跡」
街道から少しはなれた所にある「文化遺産カード」指定場所。

11/18 10:49

古墳のミニチュア

11/18 10:52

墳丘の中段には円筒埴輪が並んでいる。

11/18 10:53

後円部に登る。なんか古代の王様になった気分。
昔から思ってるけど「前方後円墳」ってどうしても円の方が前のような気がしてならない。。

11/18 11:09

「車塚古墳」
「文化遺産カード」指定場所。住宅地の小さな公園にあった。

11/18 11:26

「昼飯」（ひるい）。珍しい地名。
たしか以前にNHKのサラメシって番組で「昼飯で昼飯を食う」というのをやってた。

11/18 11:34

青墓にある「粉糠山古墳」。
古墳の上が墓地になっているというシュールな場所。

11/18 11:37

「国宝観音世菩薩　圓興寺」の標。
寄付人は伊藤萬蔵。久しぶりに萬蔵さんの石碑に出会って気分上々。

11/18 11:53

青野で中山道はバイパスを横断する。
前にあるコンビニで休憩。

11/18 12:30

「美濃国分寺跡」へ。
「文化遺産カード」指定場所。周囲200m四方が国分寺跡として整備されている。昭和49年から発掘調査が行われる以前までは一面の田んぼだったことに驚き。

11/18 12:40

現在の「国分寺」。国分寺跡のすぐ北にある。
江戸時代に国分寺跡から大きな薬師如来が見つかり、それを本尊として再興された。

11/18 13:52

中山道へ戻る。
灯篭には「国分寺道／薬師如来御寶前」。

11/18 13:58

青野の一里塚跡

11/18 14:05

これより垂井町に入る

11/18 14:07

平尾にある道標。
【平尾御坊道】
この北にある平尾御坊（願證寺）への標。

11/18 14:20

美濃路と合流する場所にある垂井追分の道標。

11/18 14:20

【是より右東海道大垣みち　左木曽海道たにぐみみち】　

11/18 14:20

【宝永六年己丑十月　願主奥山氏末平】

11/18 14:20

大きな道標も見たかったな。

11/18 14:23

相川を渡ると垂井宿に入る

11/18 14:29

垂井駅前にある竹中半兵衛像。
後ろにある垂井町観光案内所へ立ち寄る。所員の方は大変親切で街道の説明をしてもらい、さらにパンフレットやら「自然公園カード」、垂井町限定の「関ケ原合戦武将カード」というものまで下さった。

11/18 14:45

中山道を離れて竹中氏陣屋へ向かう。
相川は桜並木の名所。5月になると鯉のぼりがずらりと並ぶ。

11/18 15:07

岩手下町の常夜灯。
下には小さな道標がある。

11/18 15:07

「左　岩手かす川道／右　うるし原大石道」
垂井町内の大字名が書かれている

11/18 15:13

岩手のヤマモモのある神社の下にも道標がある

11/18 15:14

「左　垂井」「右　春日」

11/18 15:16

少し離れたみさ美容室前の道標
「左　山」「右　垂井」

11/18 15:31

岩手にある菁莪記念館。
旗本竹中氏が創立した藩校。竹中半兵衛の子孫が代々旗本としてこの地を治めた。現在も子孫がご健在とのこと。

11/18 15:34

竹中氏陣屋門。
前には竹中半兵衛の銅像がある。明治維新の廃城令の時に取り壊しを命じられるも、「これは城門ではなく校門である」と言い張り、取り壊されずに済んだという。

11/18 15:36

石垣の上に登ってみる。

11/18 15:44

菁莪記念館を見学する。
竹中氏が治めた岩手村のジオラマ。

11/18 15:50

菩提山城のジオラマ
竹中氏の先祖はここを居城としていた。陣屋門から見える奥の山の上にあるようだ。機会があったら行ってみたい。

11/18 15:56

陣屋門から東に行った所にも道標がある。
この辺りはえらい多くの道標が存在する。それだけ通行する人の数が多かったのだろうか。

11/18 15:56

「左府中道」「右垂井道」

11/18 16:10

少し離れた所にある公民館の角にも道標があった。
ここで少し休憩。足がむくんできたので靴下を交換し裸足でしばらく腰掛ける。

11/18 16:08

「右　伊吹関が原道」「左　春日大石／右　垂井道」

11/18 16:09

「右　府中道」「御大典記念」

11/18 16:12

休んでいたら公民館へ地元の女性が来られた。妙な裸足の男が座ってるので、相当怪しかったと思う。。訳を話したら、竹中半兵衛や菩提山のことを色々説明して下さった。帰りがけにはどら焼きまで差し入れてくれた。親切に心を打たれ、感謝しつつどら焼きを頬張る。

11/18 14:29

50分ほど歩いて垂井駅に到着。今回はここで終了。
また来るよ！

撮影機器：

FinePix T500 FUJIFILM

感想

KBZ0126

　中山道歩きと文化財めぐりをかねて歩いてみた。金生山の石灰採掘場を下から見ることはあっても上から見ることは初めてで、岐阜県内最大級の古墳や、広大な国分寺跡、秀吉の軍師・竹中半兵衛ゆかりの地を訪ねるなど中山道歩きのプラスアルファを楽しめることができた。
　何より道中で色々な方から親切にしていただけたのは何よりの宝。特に見ず知らずの怪しい者にも関わらず、どら焼きまで下さったお母さんの優しさには本当に感謝。大変心が温まる良き日になりました。