雪の八ヶ岳横断歩道 (天女山までは遠く及ばず)
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 860m
- 下り
- 711m
コースタイム
→三味線滝12:35-46→三ツ頭登山口13:31→三分一湧水14:00-06→甲斐小泉駅14:13
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り 小海線甲斐小泉駅 (青春18切符利用、1日2300円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【小淵沢駅→大曲り】 大曲りは甲斐駒と高原列車の撮影名所。小淵沢駅から徒歩25分、 ICから徒歩10分、IC付近には駐車スペース有。 小淵沢ICの近くから狭い農道を行く。現地は駐車スペース少なく、 これからの時期は農作業の邪魔になるので車での進入は控えた方が良いと思います。 【大曲り→道の駅小淵沢】 小海線の下をくぐり線路沿いに農道を北上し中央道をくぐる。 道なりに行くとホテル「風か」入口手前に出る。 ホテル入口から道の駅まで500m以上あるので、ルートファインディングしながら 森の中をショーカットしたがあまり時間短縮ならず。 道なりに行く方がいいかもしれない。 【道の駅小淵沢→観音平入口ゲート】 日陰の歩道は凍結で歩きにくい。棒道歩道と交差するあたりから雪道(0〜10)。 【観音平入口ゲート→観音平】 自然歩道入口までの車道はほぼ雪は解けている。 自然歩道は南面ながら5〜20僂寮稙察4儔司芯床爾竜淌个論兩20僂阿蕕ぁ 【観音平→三味線滝】 観音平で積雪20〜30僉∧坡淹海悗離襦璽箸藁匹踏まれて雪は少なく見えた。 横断歩道は20〜30僂妊肇譟璽耕気掘⊃佑歩いた形跡なし。 観音平から大きく下る斜面はトレース無いとわかりにくいが、 注意深く見るとルートを判別できる。 「歩道」という割には尾根を巻きながらアップダウンが多く、 1/5万地図では道の状況を判別できない。 この付近の1/2.5万地形図は平成10年以降更新されず、 平成14年完成の八ヶ岳横断歩道は表示されていない。 【三味線滝→甲斐小泉駅】 滝から10分ほどで林道に降りることができる。雪の林道下りが長い。 八ヶ岳高原ラインを渡ると雪無し。その後も駅まで延々と車道は続く。 |
写真
感想
以前より小淵沢駅を始点に観音平から天女山、あわよくば美しの森まで縦走してみたいと思っていた。
最初はお気楽モードで歩けると思っていましたが、ヤマレコの記録を見ていると
近郊の山でも1000mを超えると雪深いようです。
ということは、1500〜1800mの八ヶ岳横断歩道はラッセル?
急遽、足回りは防水のハイキングシューズにロングスパッツ、そしてストック。
それでも、お気楽路線は外したくないので、
地図で甲斐小泉駅へのエスケープルートもしっかり確認したのでした。
(実際、その通りになってしまった)。
以下 行程概略
快晴の小淵沢駅を出発すると、早くも道路から甲斐駒、八ヶ岳の絶景が広がり最高の気分。
今日はよく旅雑誌などのグラビアを飾る甲斐駒と高原列車の撮影名所「大曲り」に寄り道します。
観音平に着くころには逆光になってしまうので早い時間に甲斐駒の絶景を楽しもうという作戦です。
大曲りではかろうじて撮れましたが、普段シャッター押すだけの
写真に慣れているのがたたってしまった。
いざとなるとダメですね。カメラテクニック練習の必要性を痛感。
さあ、寄り道してしまったので早々に出発、小淵沢ICまで戻るのも効率悪いので
地形図で予習した通り、ショートカットで道の駅小淵沢をめざし
ハイキングルートに戻ります。
しかし、道なき森の中の道なので思うようにはいかず、
結局、あまり時間短縮はできませんでした。
普段は車でエンジン全開ですっ飛ばす長〜い上り坂を
今日はテクテク駅から歩きます。さすがに平日でハイカーは居ない。
雪が凍って歩きにくい歩道から、途中で並行する脇道を行く。
信玄棒道と交差する小淵沢カントリークラブ付近からは早くも雪道になりました。
観音平入口ゲートまでにスピード出して時間を稼ごうと思いましたが、
緩いとはいえ上りの雪道はペースダウンです。
寄り道の時間ロスもあって、早くも天女山までの縦走には黄色信号。
観音平ゲートの狭いスペースには車が三台。編笠山に登ってるのでしょうか。
最初は電車で来て小淵沢駅から歩いても編笠山行けちゃいそう、
なんて思っていましたが、それはただのアホだと思いました。
この道、上りで使うと予想以上に大変です。
車両通行止めの車道を独り占めで歩くのは楽しいものです。
ゆるくカーブすると自然歩道の分岐になり広い防火帯のような道を行きます。
草原で陽当たりが良いにもかかわらず雪は多いです。
ここからスパッツ装着してストックを持ちます。
一直線の防火帯の先には真っ白な権現岳がまぶしい。
振り返れば鳳凰三山から甲斐駒、その向こうには北岳も顔を出しています。
絶景の雪道を登ります。踏み跡は多数。ワカンの跡もありました。
雪は比較的硬くツボ足で歩きやすいです。
背中に太陽を受け、汗びしょびしょ。 防火帯の上部に着き見下ろすと、
まるでスキーのゲレンデのようです。
降雪直後、山スキーかテレマークで来れば最高でしょうね。
最後の短い急登を越えると見慣れた景色の観音平駐車場。雪に埋もれています。
見上げれば大きな編笠山、そして真っ白な権現岳。
南アルプスも絶景ですが、ひと昔前に比べて木が育ち展望が悪くなってしまいました。
小休止のあと、いよいよ八ヶ岳の中腹を天女山に向けて横断です、
と言いたいところですが、予定より1時間オーバー。
青春18切符のため「あずさ」は使えないので、
何としても甲斐大泉15:41の列車に乗りたい。それを逃すと17時過ぎ。
お気楽路線は外したくないので、あっけなく万が一のエスケープルート
「三味線滝→甲斐小泉駅」に変更です。
ホントにお気楽になったとこで、観音平から一気に下って行きますが、
雪が多くしかもトレース無し。
ルートが不明瞭ですが、さすが横断歩道です。
道が広くとってあるので注意深く見ると何となく判別できます。
雪の斜面にあるのは鹿の足跡だけ、黒い鹿、茶色い鹿、群れをなして駆け回っています。
概ね、陽当たりが良い南斜面なので、雪がゆるんで踏み抜きます。
幾つもの尾根を回り込んだり越えたりでアップダウンが激しいです。
車道歩きが多いのでハイキングシューズにしたが足が冷たくなってしまった。
しっかりした登山靴の方が良さそう。
歩道と言えるのは三味線滝付近までで、つばめ岩付近から先はかなりハードになるようです。
この積雪では天女山まで行ってしまったら甲斐大泉駅到着は日没後になりそうです。
青い空と冬枯れ、まぶしい雪の斜面を堪能しながら権現岳分岐を通過、
権現岳ルートは上も下も全く踏み跡はありません。
このルートを積雪期に歩く人は居ないようですね。
ほどなく三味線滝に到着。
やはり南向きで陽当たりが良いので全面凍結していません。小さな可愛らしい滝でした。
この先、つばめ岩まで行こうか迷いましたが、
ここから先に進むとエスケープの距離が長くなるのであきらめます。
雪があっても下りの歩道は楽です。ほどなく林道に出て、長〜い林道下りが始まります。
八ヶ岳高原ライン付近から雪も無くなり、別荘街を抜け甲斐小泉に降りた。
下りは快調に進みギリギリ一本早い小海線に乗れた。ラッキー!
マイカー登山自粛のため青春18切符を利用したが、
八ヶ岳方面を楽しむにはやはり車を使わないと厳しいなぁ。
というか、日帰りは車でないと不可能ですね。
コメント
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yamaheroさん、こんばんは。
yamaheroさんのレコ、いつも楽しく読ませて
頂いています。
車両通行止めの車道独り占め、いいですよね。
私はそういう時は道路のど真ん中歩いています。
yamaheroさんは、出没範囲が広いのでうらやましい
です。
次も楽しみにしています。
millionさん、毎度コメントありがとうございます。
今回は天女山まで行けなかったのは残念ですが、
中腹とはいえ八ヶ岳はダイナミックな眺めでした。
最近、millionさんの影響なのか車道歩きに凝ってきました。
まさに冬季閉鎖中の車道は狙い目ですね。独り占めで道路の真ん中歩けますもんね。最高です!
まだ幾つか閉鎖中の林道で狙っている所あるんですけど
果たして今季中に行けるかどうか…
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