残雪と新緑の鍋倉山(おまけで沼の原湿原・袴岳・高社山)
- GPS
- 06:19
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,522m
- 下り
- 1,764m
コースタイム
- 山行
- 6:03
- 休憩
- 3:14
- 合計
- 9:17
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
■北信へ
南から高気圧辺縁流が流れ込むので、日本海側はフェーンで晴れで気温上昇。ということで、雲が多めの太平洋側を離れて、北信に向かいます。
鍋倉山。信越トレイルの主峰とも言っても良い山で、秋の紅葉の頃の計画を考えていましたが、残雪と新緑の頃もよさそうだということで、行くこととしました。(信越トレイルの未踏の区間が残るので、そこは改めて秋に行く予定です)
また、鍋倉山だけだと早く下山しそうなので、沼の原湿原や高社山などのサブプランも用意してでかけます。
■鍋倉山
チェーン着脱所から先は道路が閉鎖されています。すぐに取り付き、沢の左岸を進みます。スノーブリッジが怖いので、高巻き気味に上りつつ、適当なところで右岸に渡りました。小さな沢もあるのでリアルに緊張します。
残雪と新緑の世界は美しく、豪雪地帯ならではの組合わせは素晴らしいものがあります。ひと登りで稜線に達します。やや霞んでいて遠望はききませんが、苗場山や鳥甲山などが見られました。
山頂付近からは、妙高山、火打山などが見られ、頸城平野も美しく広がっていました。信越トレイルは、あまり展望がないルートでしたが、残雪期のほうがよいのかもしれません。
関田峠までも、雪のリッジを進みますが、とても歩きやすい。茶屋池は一部で雪どけがはじまり、とても美しい青でした。
■沼の原湿原・袴岳
早く下山したので、斑尾の沼の原に向かいます。水芭蕉は苞が痛み始めており、ピークは過ぎていました。黄色いリュウキンカは満開。水芭蕉とリュウキンカのコラボが見たかったです(先週がよかったかな)。他にスモモ、カタバミ、桜、キクザキイチゲなどの花が見られました。
万坂峠に移動し、袴岳も登ります(あとで考えると、沼の原から袴岳に直接行ってしまった方がよかったなぁと思いました)。袴岳は、噂通りの好展望の山頂で、妙高や火打が素晴らしくよくみえます。袴岳では、登山道途中にキクザキイチゲが群生していて見ごろでした。
■高社山
まだまだ時間があるので、高社山です。木島平スキー場のリフトが動いているらしく、お手軽な山歩きです。動いているのは第3リフト1本のみで、リフト乗り場までは車で送迎してもらうことができます。(ただし、リフト運行は毎週土日ではなく不規則ですので、運行情報に注意です。駐車場やスキーセンターにも何の表示もなく、観光客が来ている気配が全くないので、危うくあきらめて帰るところでした。パノラマランド木島平というホテルのフロントに聞いてみたら送迎車を呼んで頂きました。せっかく運行していて、こんなに展望も良いのに、もったいないと思いました。)
なお、木島平スキー場はたぶん15日くらい滑走していますが、この木島平第3リフトには乗ったことがありません。急斜面のため雪付きが悪くクローズの日が多いこともありますが、何より、パイオニアコースはとても怖いコースです。斜度が急なことに加え、その長さが長いという点で、日本一の難コースだと思います。
リフト上駅から高社山の山頂はすぐです。ムラサキヤシオはつぼみがあったので、まもなく見ごろになるでしょう。イワカガミ、カタクリ、タムシバがたくさん咲いています。帰りは、リフトではなく、歩いて下りました。
コメント
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お花も満載で素敵なレコですねー
スキー場ってお山の斜面にあったんだ〜
と当たり前のことに最近気づいて
昔スキーしてた時には山のことなんか見てなかったな〜
ちょっともったいなかったな〜と今感じてます(笑)
cyberdocさん、こんばんは。
残雪と新緑の組合わせはいいですね。
信越トレイルの新しい魅力、発見です。
高社山は、まさか、リフトが動いているとは思わず、
ネットの情報で見ても、本当に動いているか半信半疑でした。
竜王の夏山ゴンドラや、斑尾の夏山リフトの真似をしたのかもしれません。
しかし、あまりにお客さんが乗っていない。
行くなら早いほうがいいと思います。
satfourさん、こんばんは
さすが天気の読みがズバリですね。
行ったばかりのエリアなので記憶も鮮明ですが、
紅葉時期とは全く違って、これまた美しい景色です。
残雪と新緑の組合せが見事ですね。
鍋倉山でどれぐらいの雪が積もっているか不明ですが、
秋の山頂はかなり狭かった印象です。
雪でかさ上げされて開放的、別の山みたいです。
hirokさん、こんばんは。
信越トレイルは、あまり展望がないイメージですが、
残雪期は、山頂だけでなく、稜線からも、予想外に好展望でした。
広い山頂も、たぶん、ヤブの上に雪が積もっていて広いのだと思います。
鍋倉山は、山スキーの方が多いので、hirokさん、スキーでどうでしょう?
とてもきもちよさそうな斜面に見えました。
ブナ林が美しいと聞き、鍋倉山にも1号隊員を連れてピークハントしに行きました。
大した距離は歩いていませんが、そのうち信越トレイル全線を…と思っただけで、もう10年以上が経ってしまいました。
また高社山は信州中野市民の山。
日経新聞土曜版に連載されていたふるさと富士の一つに選ばれたので知ることになりましたが、市街地から見上げると優雅に裾野を広げています。
ここもそんなに標高は高くないし、道はいいので、登りやすい(親しみを持たれる)山なのですね。
隊長
yamabeeryuさん、こんばんは。
レコ見てみましたが、秋の写真をみても、全然別の場所のような感じです。
秋だと信越トレイル、そのものの感じがします。
雪がつもると、下のほうの木々は雪の下になってしまうようです。
すごい豪雪地帯なのですね。
高社山、いいですよ。
この日はかなり霞んでいましたが、展望のよい山です。
富士といわれるだけあって形がいいので、
山麓は5つのスキー場にぐるりと囲まれています。
リフトが使えると、ほんと、楽ですね。
satfourさん、こんにちは。
出だしの数行、北信へ向かう判断の過程が
カッコイイですねえ。そしてズバリ的中、
雪の中の新緑が美しいこと、池&新緑&残雪の
写真も素晴らしいです!
高社山は一度東側のスキー場から登るルート
を検討しましたが、北側が木島平スキー場だった
ことになぜか気が付きませんでした。
山には登っていなかったはるか昔にスキーに
行ったことがあるはずなのですが。。
沼の原湿原、何度か行くチャンスがあったのですが
実現していません。いい感じですね。
youtaro さん、こんばんは。
ほめていただき、ありがとうございます。
今回は固めの予報だったので、安心して遠征できました。
木島平の第3ペアリフト(パイオニアコース)は、
雪付きがわるくて閉鎖されていることが多かった記憶があります。
パイオニアは、一般のスキーヤーには難易度が高すぎるので、
いつ廃止されてもおかしくないと、心配しています。
黒姫、飯綱、戸狩。いずれも最上部のリフトが廃止されていますし。
沼の原湿原、散歩されている方も多く、
手軽に行けるというところがいいのかもしれません。
信越トレイルの本線からは外れているのですが、もったいないですね。
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