【ハレ作戦】大空山〜富栄山〜乗幸山【丁27.1】
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- GPS
- 04:36
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,045m
- 下り
- 1,032m
コースタイム
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 4:35
天候 | 晴れ、と言いたいところだが、曇り時々晴れ間 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
稜線までは5,6か所急登あり。稜線上若干藪あり。 縦走ではアップダウンあるが、稜線美を堪能しながら歩けば苦にならない、はず。 |
その他周辺情報 | のとろ温泉天空の湯700円 |
写真
感想
大空の安寧と、人々の富み栄えることを祈り、幸に乗る。
【肝心の山の話】
(山行前〜大空山)
山行は早朝一番に限る、というのは通常の話。しかし、朝一番は青空もあるものの、ドンドン黒みを帯びた雲が流れてきて、時折、パラパラっと雨粒が落ちる。
tenki.jpの天気予想を見直して一旦麓のコンビニに買い出しに行く。その道中晴れ間が広がって機も熟したかと思われたが、再度訪れた登山口では相変わらず雲が多い。
仕方がない、稜線に到達する頃に晴れるよう願おう。
山道は、まず、やや急な段々の道。いったん下り、清冽で丸木橋も趣のある沢を渡渉してから何連続もする急登へ。そして、小さな沢を跨いだ後、ジグザグの登りを経て稜線に至る。
道中雲が増えつつあったが、山頂に着く頃には日が射して影も濃くなる。わざわざ岡山まで訪れたことへの、せめてもの報いだろうと感謝することしきり。山頂からさらに南に進んだ所に展望の開けた箇所があり、そこから中国山地を暫く眺める。
(富栄山縦走路)
富栄山というのは山名がついたのが僅か30年前だそうだ。バブル絶頂期ならではの山名ではあるが、その名に相応しい稜線美と展望。低山にして稜線に木が生えていないのは北国だけかと思っていたが、岡山でも笹薮のみの展望の良い稜線があって、先が望めるだけに、ずっと歩いて行きたいような気持ちにさせる。
あまりにも気持ちの良い稜線なので、富栄山からさらに足を伸ばして乗幸山まで行くことにする。これも山名が縁起良さそう。既に紅葉の色づきもあり、完全快晴ならさらにカラフルな稜線だったと思われるが、今回は日が射してくれただけでも有難い。まずはこれで良い。今回は一筋の光明でも、いずれ千丈の光となって、我が進む先を照らしてくれると信じている。それが令和だ。
【各天気予想の評価】
事前に中国地方の晴天は堅いとみて、天気予報の詳細はチェックせず、前日ラジオの天気予報でも「おおむね晴れ」、深夜には星月夜となっていて安心していたのだが、いざ夜が明けてみると、雲が多く、明け方には小雨もぱらつく一日となった。
なんじゃこれ、と思いながらスマホを見ると、携帯電波の圏内だったので、いくつかの天気予想の変化をその後随時チェックすることにした。
なお、稜線上からは周囲の空を広範囲に見渡せたので、「街と山では天気が違う」などという言い訳は通じない。
ただ、これは今の気象が当日の天気であっても予想が難しいということなのだろう。天気予想は過去データを基にするので、人知を超える新たな局面に対応できないのも仕方がない。残念ではあるが。自然は人知人為でどうにかなるものでもない。
〇グーグル
グーグル「鏡野町ノ天気ハ、“快晴”デス」
私「はぁ?快晴の意味わかってんのか?」
午前7時頃までは曇りマークだったが、以降の時間帯はずっと晴れマークが並んだ。
〇tenki.jp
前もって確認した天気予想では、岡山全体が快晴。未明から晴れとなっていた。
それが当日朝確認したところでは「9時まで曇りで10時から晴れ」。この予想を踏まえて麓のコンビニに買い出しに行って時間調整をする。
10時を過ぎても晴れわたる気配が無いので改めて確認すると「10時まで曇りで11時から晴れ」に変わっていた。昼になっても雲が多いのでまた確認すると今度は「15時まで曇りで16時から晴れ」。ダメだこりゃ。
〇てんきとくらす
今回チェックした天気予想の中で、唯一、午前中曇りと予想。昼過ぎから晴れ予想となっていたのでそれに期待していたが、結局、昼も曇りがちの天気となった。そこで改めて確認してみると、午後の晴れマークは消えていた。
【総括】
今回、晴れの国岡山での山行に対する天空の回答は微妙。スッキリとした晴れは無し。しかし、雲を時折破る日の光は一筋の光明に見えて今後に希望を抱かしめた。
思えば、天地に多くを望み過ぎているのかもしれない。ただ、過ぎたるは及ばざるがごとし。「晴れの日がずっと続きますように」などといった過度な望みは捨て去って、ひたすら荒ぶる天地の鎮め、天気の安定、国土安穏を祈る。極端でなければそれだけでも有難い。
さて、今回、私は雲の多い空の中にも光を見出したわけだが、ともすると、今この時というのは自然災害の多かった時代と言われる平成の空気が引き続き残っているのではないか。いつの世も時代時代でピシッと明確に空気が変わるということはない。しかし、令和の時代に入ってもう半年。いよいよ即位の大礼もあり、この先、風が、空気が、ガラッと変わるのではないか。そういう期待を抱いている。
新しい令和の時代に新しい風が吹いて、天地も人々も一転落ち着きを取り戻すことを切に願いながら、当面は空の安寧を祈る山行を続けたいと思っている。
〜おしまい〜
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