記録ID: 21282
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積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊
谷川嶽・西黒尾根往復
1996年05月10日(金) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 1,175m
- 下り
- 1,158m
コースタイム
5月10日長野自宅(5:40)→谷川岳ロープウエイ口(9:20〜10:00)→谷川岳山頂(14:40〜15:00)→西黒尾根末端(17:00)
天候 | 晴れ→ガス雷霙 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
すばらしい自然現象と計画未遂。しかしやっと谷川岳山頂を踏んだ。西黒尾根からシートラのっこし、芝倉沢滑降の計画で取り付く。毎度ながら長野から谷川は遠い。それでも数年前谷川に通っていたころに比べて今や高速道路は小諸までのびてきた。 天神平スキー場のロープウエイは営業していて、スノーボーダーが結構来ている。西黒尾根は嬉しいことに末端から雪。今年は例年の2倍の残雪でまだまだ楽しめそうだ。さて、結構良い天気だったのだが、新潟方面の空は暗雲たれ込めている。そうこうするうち一の倉沢のむこうにまっくろな雲が流れてきて、その下に滝のような雨がカーテンのように中空を流れ落ちているのを目撃、湯桧曾川の谷をゆっくり東へ飛んでいく。白毛門から派生する尾根上で一発でかい雷をおっことした。まさに天地開闢のシーンと、立ち止まって見とれる。正面、マチガ沢の最上部の稜線からでっかい雪庇が落ち、みるみる大雪崩を引き起こして本流の谷を流れ下る。標高差5〜600m流れても止まらない。こりゃー芝倉沢も結構ヤバいなあとやっぱりビビる。 黒い雲はやがて行く手の稜線をも覆い始める。1500mポコを越えるあたりから雲の中に突入。霰がばらばら降る。久しぶりのホワイトアウトになった。そういえば最近悪い天気で行動していないなあ。結構風があり、寒い。五月だけれどオーバーズボンと毛の帽子、オーバー手をマジに着て、やっぱり落ちつくなあ。所々に罠をかけて待っているヒドゥンクレバス、右はマチガ沢なだけに白い闇の中多少緊張してピークを目指す。ほとんど手探りレベルのホワイトアウトの中を山頂へ。気の利かないこの二人パーティーが珍しく用意した山頂缶ビールを飲んで、もと来た西黒尾根を下る。 1300mあたりの落葉樹林帯からスキーをはく。やっぱこれだぜ。枯れ枝、木の実が散らばる水気のある雪面、自在にターンしてあっと言う間に麓まで。芝倉沢滑降はならなかったが、3度目の谷川岳、やっとピークを踏めたし、最後のスキーもおもしろかったので一応満足。 |
写真
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