羅臼岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,457m
- 下り
- 1,445m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2004年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 岩尾別温泉 |
写真
感想
北海道四連戦の第二戦目は今回の目玉?の羅臼岳、アイヌ語で”チャチャ・ヌプリ”(親父・山)である。
5時20分頃に岩尾別温泉に到着したのだが、駐車場は既に一杯で置くことのできないクルマが道沿いにズラッと並んでいた。その最後尾にクルマを停めて登山口に向かう。
木下小屋横の登山口を5時45分にスタートする。この日も雨こそ降ってはいないもののすっきりとしない天候である。20分ほど登ると”ここから650M地点まで熊の出没多発地帯”との看板がある。オイラは熊避けの鈴をチャリチャリ鳴らしながら登る。熊に遭遇することなく”出没多発地帯”を15分ほどでクリアする。”出没多発地帯”をクリアすると一帯にかかっていた雲も退き始めオホーツク海に伸びる尾根道になり見晴らしも良くなり、緑の平地に知床五湖が浮かぶ。
チョっと行くと弥三吉水という沢にでる。ここの水は冷たく、とても美味しい。この先にも銀冷水という沢があり、水場は多い。弥三吉水をでた辺りからポツポツと雨が降り始める。銀冷水を過ぎ大沢入口にでる。この頃になると雨は上がり更に天候が良くなった・大沢入口から羅臼平の下まで1.5kmほどの雪渓を行く。この雪渓は大沢入口から下にも1km以上続いており、全長3km近く幅も広い所で60m位ある大雪渓である。この大雪渓は上部から見ると真っ直ぐ伸びておりオホーツク海にも達しているように見える。
雪渓上部からのハイマツ林を数分行くと羅臼平という木下弥三吉さんのレリーフのある広場にでる。ここは羅臼からの登山道と硫黄山からの出合いとなっている。羅臼平から羅臼岳山頂まではハイマツ林と岩稜帯を1時間で、山頂には9時40分に到着した。
羅臼岳山頂からは知床半島突端に向かう知床連山が見え、黄土色の硫黄山が見えた。また、東に目を転じると北方四島の国後島・択捉島がはっきりと見えた。南は根室への海岸線や羅臼湖・知西別岳・遠音別岳、遠くには斜里岳が望める。そして西にはオホーツクの海岸線が広がる。
帰りは来た道を岩尾別温泉目指して下る。羅臼平に向かう途中で愛知から来たというオジサンと出会う。このオジサンは百名山踏破を目指していて、既に80峰近く登頂を済ませたとのこと。このオジサンの花の解説などを聴きながらゆっくりと下る。
羅臼平でこのオジサンと別れ気合を入れて下山する。雪渓をチョイとスキーのような要領で滑るように降りる。この頃には陽も射し始め暑くなり出す。尾根道をガーっと降りて登山口の岩尾別温泉にたどり着いたのは13時少し前だった。
下山後、岩尾別温泉の露天温泉に浸かり汗を流した。この露天温泉は岩尾別温泉にあるホテル”地の涯(ちのはて)”が管理しており無料で入れる。但し、小屋掛けなどは一切しておらず外からは丸見えの露天風呂である。
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