小河内岳 改め 烏帽子岳
- GPS
- 09:27
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,275m
- 下り
- 1,308m
コースタイム
- 山行
- 3:41
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 4:09
- 山行
- 4:56
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 5:18
天候 | 14日:快晴→荒天 15日:高曇り→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
行き帰りとも15台ほど |
コース状況/ 危険箇所等 |
豊口山のコルを越えてしばらくすると雪・凍結が現れる。 降雪は1週間ほどないようだが、ずっと気温が低いままだったのか、軒下に氷柱はなく、サラサラドライな雪質だった。 |
その他周辺情報 | 昼食:道の駅 歌舞伎の里大鹿 温泉:信州まつかわ温泉清流苑 |
写真
感想
もともとは常念岳の東尾根を予定していたけれど、前週の西穂山荘で雪不足を感じ、南アルプスの小河内岳へ転進。3年連続でこの時期にこの山域へ行くことに。
2年前の記録→https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1326734.html
昨年の記録→https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1679109.html
結局、土曜日の天気が思わしくなく三伏峠で行動打ち切り、日曜に烏帽子岳まで行くのみとなった。
土曜夜がふたご座流星群の極大日。行きの車中で流れ星を見ることができ、幸先が良いような気になる。
しかし、ヤマテンの予報では土曜日午後は荒れ模様の天候になるとのこと。稜線歩きが長くなるため、予報を受けてたぶん小河内岳は無理かなと思いつつ、林道ゲート到着。
冷えるもののカラッと快晴の空のもと出発。ここから急変するという予報が信じられない中、だるーい林道歩きをこなす。
脇の小滝は凍結が始まっていた。林道は最後までドライ。
登山口からはいつもの急登。1/10のプレートにげんなりしつつ、冬枯れた唐松の明るい林を歩き、豊口山のコルへ。ここまで雪や凍結無し。コルからの北側斜面へ入ると、徐々に雪と凍結が出てくる。その先のコルを過ぎて水場のあたりから雪が続くようになり、ルンゼのあたりからアイゼンを着用した。この頃から急激に空はかき曇り、気温も下がってきた。風はあまりないものの、足早に通り過ぎていく雲から、上空の風は強いようだ。
水場は凍っていることを想定して、各自2L以上水を担いだものの、水はチョロチョロ出ていた。オーバーパンツが裂けたり急にシャリバテに陥ったりしながらも、三伏峠に到着。200歩の看板は新しくなっていたようだ。予報通り天気は荒れ模様になってきたので前進は打ち切り、三伏峠でテン泊することに。ちらちら雪が降り始め、張り終わった頃の気温は-7℃。寒気が入ってきているようだ。
テントに潜り込み、あとは昼寝したりホットワインで温まったりしながらだらだら。夕飯はつみれと豚肉のお鍋。食べきれるかちょっと不安になるくらいの豪勢さ。この時期恒例(?)となったシュトーレンも登場して、意外にあっという間に時間は過ぎていった。
時折吹雪いていたけれど夜には天候は落ち着き、薄曇りながら星も見えるようになった。しかし月が明るすぎるのか、流れ星は見られなかった。
翌朝、具沢山なサッポロ一番味噌ラーメンをいただき、6時過ぎにテン場を出発。烏帽子岳へ向かう。トレースはばっちりで、踏み抜くこともなく快適に登る。風もない。
烏帽子岳の直下にきたころに振り返ると、遠く北アルプスが赤く染まっていた。昇り始めた太陽と富士山も見え始め、最高のタイミングで上がってくることができた。
一頻り朝焼けを楽しみ、烏帽子岳の山頂へ到着。10人ほども人がいて驚く。山頂横に張っているパーティもいた。大きく見える富士山、どっしり構える塩見岳、長く伸びる稜線の先にある小河内岳と荒川岳を眺め、今年最後の山行がいい形で締めくくれそうな安堵感に浸った。
サクサク下って三伏峠へ。テントを回収して下山にかかり、12時前には駐車場に下りてくることができた。
年末年始は海外逃亡予定なので、今年最後の山行。小河内岳へ行くことはできなかったものの、烏帽子岳からの展望は十分満足できるものだった。無雪期にもいろいろ歩きたいルートも見つかり、また来年が楽しみになった。
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