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シャリバテ(しゃりばて) / ハンガーノック

最終更新:2023-01-04 07:08 - pipiy
基本情報
シャリ=飯が足りずにバテること。

医学的には血糖値が下がって力が入らなくなることを指す。
自覚症状としては、強度の脱力感を伴う疲労感、ふらつき、足がつる、のぼせ、立ちくらみ、頭痛など。
頭脳(意識、思考力)は明晰だが、体が全くいうことをきかない、という状態に陥る。

尚、修験道の山駈け修行を行う山伏(行者)の俗語のなかに、思うように足が上がらなくなったり、身体に力が入らなくなる「ひだる神が憑いた」という現象があるが、文献に記された諸症状から、この「シャリバテ」に陥ったことを指していると推察される。

朝食抜きで登山を開始したり、ダイエットや食料切れなどで、空腹を我慢して体力を要する行動を続けているような場合に発症しやすい。

シャリバテになってしまったときは、他の傷病を併発していなければ、食事をしたり、氷砂糖などで糖質を補給のうえで休憩すれば、多くの場合とりあえずは回復する。

予防策としては、たとえ行動食や簡易食であったとしても、できるだけ3食をきちんと摂るように心がけることと、何らかの事情で空腹を我慢したり、次の食事まで時間が空きそうであれば、ブドウ糖タブレットやアメ、氷砂糖などで、適度に糖分補給を行うことが望まれる。

山の解説 - [出典:Wikipedia]

ハンガーノック(、)は、激しく長時間に渡るスポーツの最中、極度の低血糖状態に陥ること。日常生活中に発生することは稀である。
自動車に例えるならば走行中のガス欠(燃料切れ)であり、肉体がエネルギーを失った状態を意味する。この時、自らの意志とは関係なく、体は動きを停止する。脳へのエネルギー供給量も減少するため、意識の低下や思考の鈍化を生じる。
休息を取ることで、脂肪など分解に時間がかかるエネルギーが供給されて回復する。より早い回復には、ブドウ糖・果糖などの糖質補給が有効である。緊急時には、点滴を打つなどして血糖量を直接回復させることもある。
予防策として、耐久競技など長時間に渡るスポーツにおいて、競技中に適度な補給食をこまめに摂取することが行われる。
日本においては、マラソン、登山、ロードレース、トライアスロン、クロスカントリースキーなど耐久競技の分野で「ハンガーノック」という言葉が定着しているが、これは1960年代の南アフリカの自転車選手が使用した""、""、""という言葉に由来している。英語圏では""もしくは""という表現が一般的に用いられている。

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